(以下「甲」という。)とし、受 託者

業務仕様書
公 立 大 学 法 人 和 歌 山 県 立 医 科 大 学 を 委 託 者 ( 以 下 「 甲 」 と い う 。) と し 、 受
託 者 ( 以 下 「 乙 」 と い う 。) と の 仕 様 書 を 定 め る 。
1
業務名
平成27、28年度医療材料、医薬品、医療機器関連コンサルテ
ィング業務
2
委託業務期間
平成27年4月1日~平成28年9月30日(1年6ヶ月間)
3
業務対象物品
医 療 材 料 ( 検 査 試 薬 を 含 む 。)、 医 薬 品 、 医 療 機 器
4
履行場所
和歌山市紀三井寺811番地1
和歌山県立医科大学事務局経理課(附属病院中央棟3階)
5
業務内容
乙 は 下 記 の 業 務 を 行 う た め 、月 2 回 以 上 履 行 場 所 で 業 務 を 行 う こ と 。ま た 、
主担当1名、副担当1名を選任し甲に届けること。
(1)医療材料関連コンサルティング業務
①
月次、半期、年次データの作成と提供
・
毎月度、半期及び年次毎に部署別・分類別・診療科別の消費実績作
成 を 行 い 、前 年 同 月 、前 年 同 半 期 及 び 前 年 と 比 較 分 析 し 報 告 す る こ と 。
②
医事整合チェック業務
・
毎月度、消費実績と医事請求の整合チェックを行い提出すること。
・
物流マスタ、医事マスタの整備支援ができること。
・
差異の追跡調査のサポートができること。
・
整合の仕組み改善提案の実施ができること。
③
標準化支援業務の実施
・
現在使用中の医療材料について集約及び同等品への置き換え提案が
できること。
④
その他コンサルティング業務
・
甲の指示により、部署別・分類別・診療科別・商品別の消費比較分
析資料の作成を行い提出できること。
・
術式別の消費分析が行えること。
・
必要に応じて効率的な医療材料管理を実現するための各種情報提供
ができること。
(2)医療材料の単価契約締結のための実務支援
①
対象:平成27~28年度の単価契約品
( 平 成 2 7 年 度 に つ い て は 業 者 確 定 後 、 別 途 打 ち 合 わ せ と す る 。)
②
支援内容:入札及び見積合わせの各種資料、データの作成、結果分析
ができること。
・
入札リスト及び見積合わせリストの作成・集計・結果分析
・
予定価設定のための他施設価格情報の提供
・
不落品についての価格交渉
・
業者との契約に関する資料の作成
・
SPDコンバートデータの作成
・
入札及び見積合わせの結果に基づいて業者毎の効果予測を作成、提
出すること。
(3)医薬品の単価契約締結のための実務支援
①
対象:平成27~28年度の単価契約品
( 平 成 2 7 年 度 に つ い て は 業 者 確 定 後 、 別 途 打 ち 合 わ せ と す る 。)
②
支援内容:入札及び見積合わせのための各種資料、データの作成、結
果分析ができること。
・
入札リスト及び見積合わせリストの作成・集計・結果分析
・
予定価設定のための他施設価格情報の提供
・
業者との契約に関する資料の作成
・
SPDコンバートデータの作成
・
入札及び見積合わせの結果に基づいて仮想値引率資料及び実購入加
重平均値の算出資料を作成、提出すること。
・
他の国公立大学病院及び同規模他施設価格の情報提供と資料作成等
の支援ができること。
(4)医療材料価格交渉支援業務
①
新規材料購入時の価格・仕入れ先に関する情報提供
ア
材料委員会への参画
・
材料委員会開催のための業務支援と委員会への出席を行うこと。
・
新規採用後の価格変動と実績数量のチェックを行うこと。
イ
臨時購入品の価格チェック
・
院内同等品及び他施設価格と比較、分析を行い適正価のアドバイ
スを行うこと。
ウ
平成27、28年度に購入する医療材料の価格交渉
・
市況等に応じた分析を行い、適時、情報及び資料提供等を行うこ
と。
エ
交渉戦略
・
他の国公立大学病院や同規模他施設の情報提供と価格交渉におけ
るアドバイス及び資料作成等の支援を行うこと。また、各部署への
説明に同席できること
(5)WEBベンチマークの提供
医療材料、医薬品、医療機器について、甲が保有するPC環境で乙が保
有する他施設の全品目のデータを、JANコードを主キーとする商品マス
タで購入価格情報等を提供すること。
①
用語の定義
・
ベンチマークとは自施設と他施設の購入価格を客観的に比較するための指
標のことをいう。
・
商品マスタとは医療材料等に関する各種データ(メーカー名・商品名・規
格・償還価格・償還分類名・購入価格情報等)のことをいう。
②
商品マスタの整備と管理・維持
・
商品マスタは、乙によって整備され、常に最新の情報で管理・維
持されること。また、整備された商品マスタは、乙の管理システム
により、24時間365日インターネットのWeb上にて利用でき
る こ と ( た だ し 、 サ ー バ ー の 保 守 作 業 時 間 は 除 く )。
③
商品マスタの必要項目
・
主コードはJANコードを採用すること。JANコードがない材
料については、キーコードとなるユニーク採番に基づく13桁の商
品コードを有すること。
・
商品名、規格、製品番号については、発売メーカーの商品カタロ
グ・価格表に準拠した表記であること。
・
販売元名と製造元名を区分して項目をもたせること。
・
包装入数、梱包入数、単位名、保険区分、課税区分の項目をもた
せること。
・
償還価格は商品包装単位と医事請求単位の価格を有し、定価・償
還価格とも現在価格と旧価格を有すること。また、価格変更時の適
用日も有すること。
・
JMDNコードから一般名称がわかること。さらに、生物由来製
品分類、クラス分類、保守管理分類がわかること。
・
9桁の基金コードから保険請求名がわかること。
・
販売中止がわかること。後継商品がある場合、そのJANコード
がわかること。
・
統計分析用の商品分類を50分類以上有すること。
・
医事コードや勘定科目コード・SPDコード等、甲の任意のコー
ドを3つ以上登録できること。
・
薬事承認・許可・届出番号があるものは、そのどれかを有するこ
と。
④
WEBベンチマークへの登録アイテム数
・
⑤
10,000品目(医療材料のみ)まで登録できること。
医療材料、医薬品のベンチマークの提供の仕様明細
・
甲の購入実績のある単価契約品の全医療材料、全医薬品を対象と
し、最新情報を提供すること。
・
JANコードを主体とする標準マスタ情報も添付すること。
・
甲の価格と比較しやすいよう、単位変換したベンチマークとする
こと。
⑥
医薬品購入価格の公表
・
乙は、甲の医薬品購入価格について、ベンチマークとして公表及
び他施設等に情報提供しないこと。
6
その他
(1)
契約期間の終了又は契約解除等で受託者が交代する際には、業務開始
日までに、新旧受託者は相互に協力し、業務の引継ぎを適切に行い円滑
な運用ができるようにすること。
(2)
本業務で納品する成果物の著作権は甲に属する。