桐生市 報 道 発 表 資 料 平成27年4月1日 産業経済部林業振興課 桐生市林野火災跡地復旧事業締結 桐生市菱町二丁目の林野火災跡地の森林再生に向けて 水源林造林事業による100年の分収造林契約を締結 しました。 桐生市、桐生広域森林組合、森林整備センター 桐生山火事跡地の森林再生について ~豊かな水をはぐくむ100 年の森づくりに向けて~ 1 概要 桐生市の山火事跡地において、発生後1年を前に、桐生市と桐生広域森林組合、森林 整備センター(国立研究開発法人森林総合研究所)は、共同して、水源林としての機能 回復のための森林造成を進める100 年間の契約を締結した。 2 内容 (1) 平成26 年4 月に桐生市菱町を中心に発生した大規模山火事は、渡良瀬川上流の水 源かん養保安林に甚大な被害を及ぼした。 (2) 1週間以上にわたって続いた火災のため、樹木は広域にわたって立ち枯れ、地表の 植生や土壌の表層部分も消失したことから、森林保水力が低下し、降雨の際に斜面崩 壊等の二次災害が発生するおそれもある。 (3) 既に県が防災のための治山ダムの設置を開始しているが、消失した森林の中核を占 める市有林の再生を図るため、関係機関が共同して森林づくりを進めることとした。 (4) 具体的には、樹木が消失した市有林90 ヘクタールを対象に、水源かん養機能の高 い森林を造成するため、平成33 年度までに段階的に植栽を行い、下刈りや間伐など の育成と管理を行っていくこととするもので、契約期間は100 年間としている。 (5) 市は既に管理用道路の整備や被害木の処理を進めているほか、山火事防止のための 監視カメラも設置した。 (6) 今後、植栽や保育と合わせて、シカによる苗木の食害防止対策、一部に焼け残った 広葉樹の育成、防火帯の設置など、息の長い取り組みを進めていく予定である。 3 参考 森林整備センターは、昭和36 年に設立された森林開発公団を前身とする国の機関で あり、奥地水源地域における森林の整備(水源林造成事業)を進めており、これまでに 全国で47 万ヘクタールの実績がある。水源林造成事業の実施に当たっては、森林の土 地の所有者、植栽や管理等の現場作業を担う事業者、費用の負担と技術指導を行う森林 整備センターが整備の方針を協議し、将来、育った樹木の販売収入をこれらの者で分け 合うことを内容とする「分収造林契約」を締結している。 (問い合わせ先) 桐生市産業経済部林業振興課電話0277-46-1111 森林整備センター関東整備局前橋水源林整備事務所電話027-254-5177 (又は関東整備局水源林業務課電話044-542-5545) 追伸:山火事防止キャンペーンとして、山火事に関する写真・ポスターの展示を下記の とおり、実施しています。 記 展示内容:山火事に関する写真・ポスターの展示による一般市民への啓発 展示期間:3月30日(月)~4月3日(金)15:00まで 展示場所:桐生市市民文化会館「展示室」(高窓部分のみ) 主催: 桐生森林事務所 共催: 桐生市・桐生市消防本部 問い合わせ 産業経済部林業振興課 林業振興係 担当 TEL 増田 0277-46-1111(内線568)
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