仕様書 - 日本郵政

仕 様 書
1
件名
エネルギー使用実績データの取りまとめ等の委託
2
委託内容
(1) 2014年度エネルギー使用実績データの取りまとめ
日本郵便株式会社(以下「日本郵便」という。)が管理する事業所(郵便局20,7
00か所程度、支社13か所、研修センター11か所等)を対象に、日本郵便株式会
社総務・人事部環境・社会貢献室(以下「主管担当」という。)から提供する下記ア、
イ及びウのデータを使用し、2014年度のエネルギー使用実績データを各報告(届
出)別に定められた様式により取りまとめること。取りまとめた内容について、委託
期間中、日本郵便各支社からの問合せに対応する体制を準備すること。
下記ア、イ及びウのデータを精査し、異常値が発見された場合は、迅速かつ確実に
データの修正等を行い、各種実績データの集計に当たっては、修正後のデータを使用
すること。また、データが欠落(データの漏れ又は抜け)している場合は、受託者に
おいて欠落データの調査・分析を行い、適正な数値を作成し、採用すること。
なお、環境システムデータについては、報告漏れ、数値の入力間違い等により約1
0%のデータに異常値又は欠落が含まれることが想定される。
おって、適正な数値を作成する場合は、電気、ガス等のエネルギー種別ごとに欠落
データの調査・分析方法等をあらかじめ主管担当に説明し、承認を得ること。
ア
社屋管理会社が日本郵便である事業所のデータ
(ア) 環境システムデータ
日本郵便で構築している環境システムにより、各事業所から電力、ガス、燃料
及び上水道の使用実績について報告されたマイクロソフト社製ソフトウェア「E
xcel」で作成されたデータ(以下「エクセルデータ」という。)を主管担当
から交付するので、同データを精査し、使用すること。
なお、受託者は、データが未入力の郵便局を検出し、主管担当に報告すること。
(イ) ビリングサービスデータ
上記(ア)で把握できない電力、ガス、燃料及び上水道の使用実績については、主
管担当から交付するビリングサービスデータ(エクセルデータ)を精査し、使用
すること。
イ
上記ア以外の事業所のデータ
主管担当から交付する各種エネルギー使用実績データ(エクセルデータ)を精査
し、使用すること。
ウ
車両システムデータ
主管担当より交付する日本郵便が保有している自動車に関するデータを精査し、
使用すること。精査する際には、地方公共団体ごと、自動車種別ごとに自動車に関
するデータを分類すること。
なお、対象となる自動車の台数は40,000台程度(2014年12月時点)。
(2) エネルギーの使用の合理化等に関する法律に基づき提出する報告書の原案の作成等
日本郵便がエネルギーの使用の合理化等に関する法律(以下「省エネ法」という。)
に基づき提出する定期報告書の原案の作成及び中長期計画書の作成の支援を行うこと。
なお、中長期計画書の作成の支援に当たっては、エネルギー管理士資格を有する者
により、中長期計画書の内容が適切であるか確認すること。
(3) 条例に基づき提出する報告書等の原案の作成
日本郵便が2015年4月1日(水)現在で適用を受ける都道府県その他の地方公
共団体(以下「地方公共団体」という。)のエネルギー使用量又は温室効果ガス排出
量の削減等、地球温暖化対策に関する条例を調査し、主管担当から別途交付する20
15年3月31日(火)現在の同条例一覧に追加・削除した上で、提出が必要となる
エネルギー使用実績等の報告書等の原案を作成すること。また、主管担当が、委託期
間中に新たに制定される条例について、日本郵便に対する適用の有無及び報告内容の
詳細の調査を依頼した場合は、速やかに対応し、調査の結果、日本郵便が適用を受け
ることが判明した場合は、提出が必要となるエネルギー使用実績等の報告書等の原案
を作成すること。
なお、2014年度に適用を受けていた条例は別紙「2014年度地方条例対応一
覧」のとおり
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委託期間
契約締結日から2016年3月31日(木)まで
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本件作業の実施に当たっての留意事項
(1) 日本郵便の事業所は所有建物、テナントビルなど、入居形態が異なっているため、
この点を踏まえてエネルギー使用実績を集約すること。
(2) 日本郵便各事業所の事業、規模、形態、保有する施設・設備等をあらかじめ理解し、
業務に当たること。
(3) 温室効果ガス排出量の算定に当たっては、経済産業省及び環境省が作成した「温室
効果ガス排出量算定・報告マニュアル」を参考にすること。
(4) 納入成果物は、主管担当と打合せの上作成するものとし、内容等について説明を求
められた場合は、速やかに対応すること。
(5) 本件作業の履行は、郵便局等の業務遂行に支障を与えることなく、かつ、郵便局等
への負荷を極小化する作業設計とすること。
5
納入成果物
(1) 納入成果物及び納入期限
ア
2014年度エネルギー使用実績データの取りまとめに関する作業報告書
2015年7月3日(金)
なお、日本郵政グループ他社が入居する日本郵便所有施設(2,500か所程度)
のエネルギー使用実績データについては、主管担当が指示する日から起算して5営
業日(この仕様書において「営業日」は、行政機関の休日に関する法律に定める行
政機関の休日以外の日とする。)後とする。
イ
省エネ法に基づき提出する定期報告書及び中長期計画書の原案
2015年7月3日(金)
ウ
条例に基づき提出する報告書等の原案
条例に基づき提出する報告書等の提出期限の前日から起算して10営業日前の日
なお、上記アからウまでの納入成果物については、関係当局への提出書類等に準拠
したものとすること。
(2) 提出数
6
ア
A4判・再生紙使用・両面印刷 各1部
イ
各データを格納したCD−R 各1個
納入場所
〒100-8798 東京都千代田区霞が関1−3−2
主管担当
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業務の再委託
(1) 本件業務全部の再委託は禁止する。本件業務の一部を第三者に再委託する場合は、
再委託業務の内容、再委託先の担当者氏名その他再委託に係る契約の概要について、
書面で日本郵便株式会社に通知し、日本郵便株式会社の書面による承諾を事前に得な
ければならない。
なお、本件業務の再々委託は、全部又は一部を問わず禁止する。
(2) 受託者は、本件業務の一部を第三者に再委託する場合は、再受託業者に対して遵守
すべき事項を再委託の条件として示し、日本郵便株式会社と受託者の間の守秘義務と
同等の守秘義務契約を締結しなければならない。また、再受託業者に対しては、再委
託業務に必要な情報に限り開示することができるものとし、再受託業者に開示した情
報については、再受託業者に対し、再委託された目的以外に使用し、又は受託者及び
再受託業者以外の第三者に開示し、若しくは漏えいしてはならない義務を課さなけれ
ばならない。
(3) 受託者は、下請代金支払遅延等防止法を遵守し、下請業者に対する優越的地位の濫
用を防止すること。
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守秘義務
(1) 受託者は、この契約に関して日本郵便が秘密であることを示して開示した情報等及
び契約履行過程で生じた納入成果物等に関する情報(以下「秘密情報」という。)を
この契約の目的以外に使用し、又は第三者に開示し、若しくは漏えいしてはならない
ものとし、そのために必要な措置を講じること。
(2) 秘密情報をこの契約以外の目的に使用し、又は第三者に開示する必要がある場合は、
事前に主管担当の承認を得ること。
(3) 日本郵便は、受託者に対し秘密情報について上記(1)及び(2)に定める守秘義務を負
わせるものとし、受託者がその責めに帰すべき事由により当該守秘義務に違反した場
合は、日本郵便は、受託者に対し損害賠償を請求することができるものとする。ただ
し、下記アからウまでの情報に該当する場合は、受託者は、当該情報について守秘義
務を負わない。
ア
主管担当から開示を受ける以前に既に受託者が保有していた情報
イ
主管担当から開示を受ける以前に既に公知であったか、又は開示された後公知と
なった情報
ウ
法令の定めに基づき、権限のある官公署から開示を要求された情報
(4) 守秘義務については、本件業務完了後も存続するものとする。
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その他
(1) 集計結果の不備等を主管担当から指摘された場合は、主管担当の指示に従い修正す
ること。
(2) 主管担当から受託者に作業体制を確認できる作業計画書の提出を指示することがあ
る。その場合の作業計画書は、指示があった日の翌日から起算して5営業日以内に主
管担当に提出し、主管担当の了承を得ること。
(3) 作業完了届等の履行を確認する書類は、本件履行に伴い、履行完了日の翌日から起
算して3営業日までに主管担当へ提出すること。
(4) 詳細については、主管担当(TEL:03-3504-4401)の指示を受けること。
別紙
2014年度地方条例対応一覧
自治体
名称
北海道
岩手県
秋田県
群馬県
埼玉県
東京都
神奈川県
山梨県
長野県
愛知県
京都府
大阪府
兵庫県
和歌山県
鳥取県
岡山県
徳島県
長崎県
熊本県
宮崎県
鹿児島県
札幌市
さいたま市
川崎市
横浜市
名古屋市
京都市
広島市
名称
北海道地球温暖化防止対策条例
県民の健康で快適な生活を確保するための環境の保全に関する条例
秋田県地球温暖化対策推進条例
群馬県地球温暖化防止条例
埼玉県地球温暖化対策推進条例
都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(中小規模及び大規模4事業所)
神奈川県地球温暖化対策推進条例
山梨県地球温暖化対策条例
長野県地球温暖化対策条例
県民の生活環境の保全等に関する条例
京都府地球温暖化対策条例
大阪府温暖化の防止等に関する条例
環境の保全と創造に関する条例
和歌山県地球温暖化対策条例
鳥取県地球温暖化対策条例
岡山県環境への負荷の低減に関する条例
徳島県地球温暖化対策推進条例
長崎県未来につながる環境を守り育てる条例
熊本県地球温暖化の防止に関する条例
みやざき県民の住みよい環境の保全等に関する条例
鹿児島県地球温暖化対策推進条例
札幌市生活環境の確保に関する条例
さいたま市生活環境の保全に関する条例
川崎市地球温暖化対策の推進に関する条例
横浜市生活環境の保全等に関する条例
市民の健康と安全を確保する環境の保全に関する条例
京都市地球温暖化対策条例
広島市地球温暖化対策等の推進に関する条例