評価基準説明資料(PDF文書)

資料2
比較表項目説明資料
項目
細目
比較指標
説明
総合計画に定める「拠点整備地区への公
市の上位計画である『総合計画』と整合が図れている
共機能・都市機能の集積により、都市機
かどうかを評価します。
能の充実を図ります」との関係。
P6
都市計画マスタープランに定める「都市拠
市の上位計画である『都市計画マスタープラン』と整
点」=大規模集客施設の立地ビジョンに
合が図れているかどうかを評価します。
定める広域拠点との関係。
P7
②
国土利用計画に定める「中心市街地」「市
市の上位計画である『国土利用計画』と整合が図れて
街地ゾーン」との関係=新市建設計画に
いるかどうかを評価します。
おける計画的な土地利用との関係。
P8
P9
①
周囲に民間開発等による発展可能性の
余地はあるか。
―
②
『中心市街地の活性化に関する法律』第2条の定義を
中心市街地の視点から公共投資がのぞ
踏まえた『中心市街地』に該当する範囲かどうかを評価
まれているか、期待されているか。
します。
①
1.まちづくりの
方向性と関係
Ⅰ
ま
ち
づ
く
り
『中心市街地』として発展、賑わいが発生する可能性
があるかどうかを評価します。(周辺土地利用状況)
2.まちづくりの
発展性
P8
P9
1
項目
細目
3.住環境への
影響
4.都市基盤の
整備状況
Ⅰ
ま
ち
づ
く
り
5.都市機能の
集積
比較指標
説明
①
新庁舎が建設されることにより、生活環境(日影、プラ
地域住民の生活環境に影響する恐れは
イバシー等)に影響を及ぼす恐れのある住宅地が、近
ないか。
接していないかどうかで評価します。
①
インフラ(上下水道)の整備は不要か。
新庁舎に必要なインフラ(上下水道・道路等)が整備
されているかどうかを評価します。
整備されていない場合は、整備が必要となり、事業費
が増えます。
P10
①
他の官公署との立地関係。
市民の利便性を考慮し、周辺の他の官公署との距離
や施設数から評価します。
例)朝倉警察署:0.5km等
―
②
他の公共施設との立地関係。
市民の利便性を考慮し、図書館や、体育館、公民館と
の距離や施設数から評価します。
例)朝倉市中央図書館:0.5km等
―
③
金融機関・商業施設との立地関係。
市民の利便性を考慮し、周辺の金融機関や商業施設
等との距離や施設数から評価します。
例)郵便局:0.5km等
―
―
2
項目
Ⅱ
利
便
性
細目
1.アクセスの
利便性
2.周辺交通へ
の影響
比較指標
説明
①
バス停・駅など公共交通機関の利便性
(コミュニティバスを除く※1)
公共交通機関での来庁を想定し、周辺のバス停や駅
など公共交通機関との距離や数から評価します。
例)甘木鉄道 甘木駅:0.5km等
P11
②
自動車の利便性(道路網)
自動車での来庁を想定し、敷地が面している道路の
状況、国道や県道などの主要幹線への接続性などを
評価します。
P12
③
徒歩(自転車)での来庁を想定し、直近の公共交通機
自転車・歩行者の利便性(歩道など交通
関からの敷地周辺の歩道の状況(有無、勾配等)を評
弱者に対する配慮)
価します。
④
自動車の利便性(混雑見込み)
現状の周辺道路の渋滞状況から影響(渋滞発生や駐
車場入場待ち等)の有無・程度を想定し、評価します。
―
P12
※1 庁舎位置を変更した場合は、コミュニティバスのルートも新庁舎に合わせて見直すため除いています。
3
項目
細目
比較指標
①
災害時に市内外との連絡網は確保しや
すいか(輸送面の機能性)
説明
災害発生後における輸送面の機能性を評価します。
・緊急輸送道路に接しているか
―
―
1.災害時の機
能維持性
Ⅲ
安
全
性
2.防災拠点と
しての安全性
②
災害時の他の機関との連携確保
災害発生後における他の機関との連携の確保を評価
します。
・消防署、警察署等との距離
③
浸水に対する安全性があるか。
庁舎の災害に対する安全性(浸水)に問題がないか
を評価します。
・浸水想定
P13
④
地震に対する安全性があるか。
庁舎の災害に対する安全性(地震)に問題がないか
を評価します。
・断層位置など
P14
⑤
その他の自然災害に対する安全性があ
るか。
庁舎の災害に対する安全性(土砂災害など)に問題
がないかを評価します。
・土砂災害警戒区域など
P13
4
項目
Ⅳ
実
現
性
・
経
済
性
細目
比較指標
説明
1.敷地面積
①
敷地は十分か
最低6,000㎡
2.土地利用上
の規制
①
都市計画との適合性はあるか
3.用地買収の
難易度
①
用地買収は容易か
公有地かどうか、公有地でない場合は、地権者数な
どから用地取得の確実性を評価します。
―
4.用地買収の
経済性
①
用地買収は経済的か
(金額は路線価で試算)
公有地でない場合は、用地の路線価から用地取得費
用を算出して評価します。
―
5.工事の実現
性
①
H28~29基本設計・実施設計、
H30~31建築工事が可能か
予定期間内での整備に支障がある事項があるかどう
かで評価します。(用地取得は除く)
・都市計画の変更(期間)、造成等
―
総事業費見込みは適当か。
建設費以外にかかる費用を算出して、トータルコスト
について評価します。
・用地取得費、造成費なども含めての総事業費での
比較
―
6.トータルコス
ト
①
新庁舎の整備面積および駐車台数を確保できる敷地
面積を確保しているかどうかを評価します。
―
都市計画法上の規制などは問題ないかを評価します。
P15
都市計画の変更が可能かも考慮します。
P16
例)用途地域や建ぺい率、容積率など
5
評価用資料編
6
評価用資料編
7
評価用資料編
8
評価用資料編
9
評価用資料編
■下水道の整備状況
10
評価用資料編
■バス路線網図
11
評価用資料編
■交通網図及び道路交通量(平成17年)
12
評価用資料編
13
評価用資料編
■断層位置図
出典:活断層データベース/産業総合研究所より
14
評価用資料編
用途地域
法律に基づき指定された、建物の用途を制限する地
域。都市計画法は12種類の用途地域を定め、建築
基準法はそれぞれの用途地域で建築できる建築物と
できない建築物を定めている。
第1種住居地域は、住環境を保護するための地域で
あり、一定規模以上の事務所(庁舎)の建築は認
められない。(建築基準法第48条)
ただし、公開による意見の聴取を行い、かつ、建築審
査会の同意を得て、特定行政庁が認めて許可した場
合は、この限りではない。(建築基準法第48条第14
項)
市街化区域 市街地として積極的に整備する区域で、用途地域等
を指定し、道路や公園、下水道等の整備を行い、住
宅や店舗、工場など、計画的な市街化を図る区域。
市街化を抑制し、優れた自然環境等を守る区域とし
市街化
調整区域 て、開発や建築が制限されている区域。
基本的には事務所(庁舎)の建築は認められない。
建築するには、都市計画法上の協議(第43条又は、
29条協議)を要するが、該当する許可基準がないた
め、都市計画法第34条第14号の本文案件として、
開発区域の周辺における市街化を促進するおそれが
なく、かつ、市街化区域内において行うことが困難また
は著しく不適当と認める開発行為として協議が整い、
知事が許可した場合は、この限りでない。
都市計画区域外
都市計画区域内
市街化区域
市街化調整区域
15
評価用資料編
■用途地域図
建ぺい率
敷地面積に対する建築面積の割合
容積率
敷地面積に対する建築物の延床面積の割合
A(㎡)
3階
3階 c(㎡)
B(㎡)
2階
1階
2階 b(㎡)
1階 a(㎡)
敷地
敷地
建築面積:A+B(㎡):上空から見たときの建物の水平投影面積
建ぺい率:建築面積(A+B)÷ 敷地面積 × 100
延床面積:a+b+c(㎡):各階の床面積の合計
容積率:延床面積(a+b+c)÷ 敷地面積 × 100
例えば、建ぺい率が70%の敷地では、
上記の計算結果が、70%を超えることができない。
例えば、容積率が200%の敷地では、上記の計算結果が、200%を超
えることができない。(敷地面積の200%(200%)まで建設できる。)
16