-1- 周南市家庭用燃料電池システム設置費補助金交付要綱 (趣旨) 第1

周南市家庭用燃料電池システム設置費補助金交付要綱
(趣旨)
第1条 この要綱は、新エネルギーの利用を促進することにより、地球温暖化対策を
推進するため、家庭用燃料電池システム(エネファーム)を設置する者に対して予
算の範囲内において周南市家庭用燃料電池システム設置費補助金(以下「補助金」
という。)を交付することについて、周南市補助金等交付規則(平成15年周南市規
則第46号)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。
(定義)
第2条 この要綱において、「市内業者」とは、本市に所在地を置く事業所で、本店、
支店、営業所等の名義で見積書及び領収書を発行し、契約を締結することができる
ものをいう。
(補助対象システム)
第3条 補助金の交付の対象となる家庭用燃料電池システム(以下「対象システム」
という。)は、次の各号に掲げる要件を満たすものとする。
(1) 未使用品であること。
(2) 総合効率が低位発熱量基準で80%以上であること。
(3) 発電ユニットの排熱を回収する貯湯ユニットの貯湯タンクの容量が50リット
ル以上であること。
(補助対象者)
第4条 補助金の交付対象となる者は、次に掲げる要件の全てを満たす者とする。
(1) 自己の居住の用に供する市内の住宅(延べ床面積の2分の1以上を居住の用
に供する併用住宅を含む。以下同じ。)に対象システムを設置する者(賃貸人の
同意を得た借家人を含む。)又は建売住宅供給者等から市内の対象システム付住
宅を購入すること。
(2) 市内業者に対象システムを設置させること。
(3) 市税の滞納がないこと。
(4) 対象システムの設置において、本市で実施している他の補助等を受けていな
いこと。
(補助金の額)
第5条 補助金の額は、対象システムの設置に要する費用に相当する額の範囲内とし、
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限度額を100,000円とする。
(補助金の交付申請)
第6条 補助金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、対象シス
テムの設置工事に着工する日(建売住宅を購入する場合は、当該住宅の引渡日)の
前日までに、周南市家庭用燃料電池システム設置費補助金交付申請書(別記様式第
1号。次条において「補助金交付申請書」という。)に次に掲げる書類を添えて、
市長に提出しなければならない。
(1) 設置場所及び付近の見取図
(2) 工事請負契約書の写し又は建売住宅の売買契約書の写し
(3) 周南市家庭用燃料電池システム設置経費内訳書(別記様式第2号)
(4) 対象システムを設置しようとする場所の設置前の現況の写真
(5) 対象システムの規格等が確認できる仕様書、カタログ等の書類
(6) 市税の滞納のないことの証明書
(7) 前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認める書類
2 補助金の交付は、1住宅につき1回限りとする。
3 申請の受付は、予算の範囲内で先着順とする。
(交付決定)
第7条 市長は、補助金交付申請書の提出があったときは、速やかにその内容を審査
し、補助金を交付する決定をしたときは周南市家庭用燃料電池システム設置費補助
金交付決定通知書(別記様式第3号)により、補助金を交付しない決定をしたとき
は周南市家庭用燃料電池システム設置費補助金不交付決定通知書(別記様式第4
号)により申請者に通知するものとする。
(変更承認申請等)
第8条 前条の規定により、補助金の交付決定の通知を受けた者(以下「補助金交付
決定者」という。)が補助金の申請内容を変更しようとするとき又は中止しようと
するときは、周南市家庭用燃料電池システム設置計画変更(中止)承認申請書(別
記様式第5号)を市長に提出し、その承認を受けなければならない。
2 市長は、前項の規定による申請があったときは、速やかにこれを審査し、承認の
可否を決定し、周南市家庭用燃料電池システム設置計画変更(中止)承認通知書
(別記様式第6号)により、補助金交付決定者に通知するものとする。
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(実績報告)
第9条 補助金交付決定者は、補助金に係る対象システム設置工事が完了した日から
起算して30日以内又は当該年度の末日のいずれか早い日までに、周南市家庭用燃料
電池設システム置費補助金実績報告書(別記様式第7号。次条において「実績報告
書」という。)に次に掲げる書類を添えて、市長に提出しなければならない。
(1) 対象システム設置費に係る領収書の写し
(2) 対象システムの保証書の写し
(3) 対象システムの設置状況等を示す写真
(4) 誓約書(別記様式第8号)
(5) 前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認める書類
(交付額の確定)
第10条 市長は実績報告書を審査し、対象システム設置工事の成果が、補助金の交付
の決定の内容及びこれに付した条件に適合すると認めるときは、補助金の交付額を
確定したときは、周南市家庭用燃料電池システム設置費補助金交付額確定通知書
(別記様式第9号)により速やかに補助金交付決定者に通知する。
(補助金の請求)
第11条 前条の規定による通知を受けた補助金交付決定者は、速やかに周南市家庭用
燃料電池システム設置費補助金交付請求書(別記様式第10号)を市長に提出しなけ
ればならない。
(補助金の交付)
第12条 市長は、前条の規定により、適正な補助金の交付請求があった場合は、補助
金を交付する。
(現地調査)
第13条 市は、補助金交付業務を適正に執行するため、必要に応じて現地調査を行う
ことができる。
(取得財産の管理及び処分の制限)
第14条
補助金の交付を受けて対象システムを設置した者(以下「設置者」とい
う。)は、対象システムをその法定耐用年数の期間、善良な管理者の注意をもって
管理するとともに、補助金の交付の趣旨に従ってその適正な運用を図らなければな
らない。
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2 設置者は、天災地変その他の当該設置者の責に帰することのできない理由により、
発電システムが毀損し、又は滅失したときは、その旨を市長に届け出なければなら
ない。
3 設置者は、対象システムの法定耐用年数の期間を経過するまでは、市長の承認を
受けないで補助金の交付の目的に反して使用し、譲渡し、交換し、貸し付け、又は
担保に供するなどの処分をしてはならない。
(交付決定の取消し及び補助金の返還)
第15条 市長は、設置者が次の各号のいずれかに該当するときは、補助金の交付の全
部又は一部を取り消すことができる。
(1) 偽りその他不正の手段により補助金の交付を受けたとき。
(2) 補助金を他の用途に使用したとき。
(3) 補助金の交付の決定の内容又はこれに付した条件に違反したとき。
(4) この要綱の規定に違反したとき。
(5) 前各号に掲げるもののほか、補助金の使途が不適当と認められたとき。
2 市長は、前項の規定により補助金の交付を取り消した場合において、当該取消し
に係る部分について、既に補助金を交付しているときは、期限を定めてその返還を
命ずるものとする。
(協力)
第16条 市長は、設置者に対し、定期的な電気、ガス等の使用量、使用料金等の対象
システムの使用状況に関するデータの提供その他の市の環境施策への協力を求める
ことができる。この場合において、当該設置者は正当な理由がある場合を除くほか
その求めに応じるよう努めなければならない。
(その他)
第17条 この要綱に定めるもののほか、補助金の交付に必要な事項は、市長が別に定
める。
附 則
(施行期日)
1 この要綱は、平成27年4月1日から施行する。
(有効期限)
2 この要綱は、平成30年3月31日限り、その効力を失う。
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