≪生活≫ 小学校生活への適応を促す

≪生活≫
小学校生活への適応を促す
単元名 がっこうだいすき(第1学年)
ねらい
○友達や先生と親しく関わったり、学校探検で学校の施設を調べたりする活動を通して、安
全に気を付けて楽しく学校生活を送ることができる。
○学校にはいろいろな施設やきまりがあることや、学校生活は多くの人々に支えられている
ことに気付くことができる。
本実践とキャリア教育
本実践は、学校で様々な人々との関わりを深めながら、学校生活を豊かに広げ、楽しく安
心して遊びや生活ができるようにすることを目指しています。児童が義務教育の始まりにス
ムーズに適応していけるよう、生活科を核としたスタートカリキュラムの単元を構成し、合
科的・関連的な指導の充実を図ります。
学校生活において児童が親しみをもって接する人々を増やしたり、自分の好きな場所を見
付けたりして活動範囲を広げ、自信をもって生活できるようにしていきましょう。また、学
校にはいろいろな仕事があることや、たくさんの人々に支えられて生活していることに気付
かせます。このことが身の回りの様々な人々や仕事に目を向け、人と関わる力を高めていく
契機となっていきます。
≪本時のねらい≫
・学校を探索し様々な施設や職員に関心をもち関わることができるとともに、安全に生活す
るためのきまりやマナーに気付くことができる。
≪展 開≫
過
学習活動と内容
程
1
入
音楽室、理科室、パソコン室、他学年の教室
ある様々な施設を想起させる。
がっこうをたんけんし、いろんなひととなかよく
2
学校の中の他の場所を見に行こう。
3
挨拶や話の聞き方、質問の仕方を確認する。
・元気よくあいさつしよう。
○事前に養護教諭、司書員、校務員と話の内
容を打ち合わせておく。
・手を挙げて、名前を呼ばれたら返事をして、それ ○挨拶をしたり、マナーに気を付けて話をし
展
全体構想
からお話ししよう。
たり聞いたりたりしている姿を価値付け
4
保健室、図書室、職員室、給食室などに移動する。
る。
5
養護教諭や司書員、校務員に挨拶をし、学校の使 ◎挨拶や話すときのマナーに気を付けて、話
い方について話を聞いたり、質問したりする。
を聞いたり質問したりできるようにする。
(人間関係形成・社会形成能力)
スタートカリキュラム
☆学校の施設や職員に関わることができる。
がっこうだいすき(31時間)
時数
生活 2.5
体育 0.5
・みんなでがっこうのなかをある
算数 0.5
いてみよう
特活 0.5
道徳 1
生活 1.5
・がっこうをたんけんしよう
国語 2.5
道徳 1
生活 2.5
・がっこうのことがしりたいな
生活 1
・がっこうじゅうのひととなかよ 国語 1
くなろう《本時》
音楽 0.5
・ともだちといっしょにからだを
体育 1
道徳 1
つかってあそぼう
生活 5
・こうしゃのそとをたんけんしよ 体育 1
う
図工 1
特活 1
・がっこうでみつけたことをはな 生活 1
そう
国語 2
・がっこうのまわりのつうがくろ 生活 2
をあるこう
道徳 1
・ボランティアのひととなかよく 生活 1
なろう
国語 1
※活動を振り返って表現し、伝え合いながら繰り返し行う。
活動名
時数
・せんせいやともだちのなまえを 国語 0.5
おぼえよう
音楽 0.5
国語 1
・じぶんのなまえをかこう
図工 1
生活 0.5
・なかよくなりたいな
特活 0.5
・がっこうにいこう
生活 1
○前時に使用した写真を黒板に貼り、学校に
なろう。
開
わくわく1ねんせい(7時間)
○配慮事項 ◎キャリア教育の視点 ☆評価
前に学校を歩いた時にはどんな場所があったか
思い出す。
導
指導上の配慮事項と評価
活動名
ま
6
見つけたことや教えてもらったことを伝え合う。 ◎いろんな人と仲良くなるために進んで関
わることができた自分に気付くことがで
と
きるようにする。
め
(自己理解・自己管理能力)
実践のポイント
基本的な生活習慣や社会生活上のきまりについて、繰り返し指導しましょう。
基本的な生活習慣を身に付けることや、社会生活上のきまりを理解することは、この時期の最も大切な
ことです。家庭との連携を密にして、日常の体験の中で繰り返し、指導しましょう。
児童の実態に応じて柔軟な展開を工夫しましょう。
具体的な体験や活動を通して楽しく展開していくことが大切です。また、1単位時間を45分ではなく、
15分くらいの活動のまとまりで考え、児童の様子を見ながら活動意欲を持続させることが大切です。
学校全体の協力体制を整えておきましょう。
学校探検に当たっては、学校全体で共通理解を図り、教職員や上級生から積極的に話かけるなどの協力
が得られるようにしておきましょう。