大阪市立大学大学院 生活科学研究科 臨床心理学コース 3ポリシー 【ディプロマポリシー(学位授与の方針)】 1.前期博士課程(修士課程)にあっては2年以上在学し、基礎科目、専門科目(30 単位 以上) 、かつ研究指導を受けたうえ、修士論文の審査を受け、合格することが前期博士 課程学位授与の要件である。また、当コースは公益財団法人日本臨床心理士資格認定 協会より、臨床心理士受験資格に関する第 1 種大学院コースの認定を受け、臨床心理 士養成も担っている。協会が指定している講義科目、学内・学外の臨床実習要件等々 の必要単位数以上を修得し、申請すると「臨床心理士受験資格」を得ることが出来る。 2.修士課程においては幅広く、深い知識を習得し、高度な専門性を必要とする職業を担 うための研鑽と実践を持続できる能力を身につけていることが課程修了の基準である。 3.後期博士課程では 3 年以上在学し、研究者として自立的研究活動を行い、また高度な 専門業務に従事するために必要な学識と能力を身につけ、継続的な研究、実践に携わ ることのできる感性と知性を涵養し、次世代の担い手であることが、課程修了にとり 必要な要件である。 【カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)】 1.文理融合の学際的な人間理解が可能な研究科において、当コースも臨床心理学に関す る学際的なカリキュラム構成を行っている。 構成は臨床心理学基礎理論、臨床心理実践の基礎理論と実習、心理査定を必修とし、 医学・保健学・精神医学などの医学系、家族・社会病理などの社会学系、教育学、発 達学など広範な専門分野から選択科目を構成している。これは当臨床心理学コースが 生涯発達に基づいた人への支援に関する多様な知識の習得と感受性や思考力の育成を 目指すための工夫である。 2.広範囲な領域における学内外の実習において臨床心理支援への有意義な参加と研修を 可能にするために、カリキュラムの進行が工夫なされている。 【アドミッションポリシー(入学者受入の方針)】 1.学部で修得した心理学に関する広範な知識をもとに臨床心理学に関する実践的な能力 と資質を有している人。 2.心理学系以外の学部卒業者も含め、臨床心理学に対する強い関心と実践的な知識と技 能を修得し、医療・福祉・教育、司法等々の分野で社会に貢献したいと考えている人。 3.後期博士課程においてはすでに臨床心理士の資格を取得している人や将来、研究職を 目指し、人の心に寄り添うためのミクロな視点とグローバルな視点をもち、積極的に 高度な臨床心理学の研究と実践に取り組み、発信していくことのできる人。
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