国政だよりNO.216

2015 年 3 月 31 日
No.216
又市征治
又市征治事務所
国政だより
富 山 市 下 新 町 8-16
発行責任者
東
篤
TEL 076-441-0800
HP: www.s-mataichi.com
3月 24日 、総 務 委 員 会 において、今 国 会 での総 務 大 臣 の所 信 に対 する質 疑 が行 われま
した。又 市 征 治 議 員 は、東 大 日 本 被 災 地 における職 員 不 足 の問 題 等 を取 り上 げました。
解消されていない職員不足
冒 頭 、又 市 議 員 は今 年 度 の職 員 不 足 の状 況 を指 摘 し、来 年 度 の職 員 の充 足 状 況 を質
しましたが、 総 務 省 からは 調 整 中 と の こと で、 解 消 さ れ ると の見 通 しは 示 さ れ ませんでした。
又 市 議 員 はさらに全 国 市 長 会 、町 村 会 長 会 ルート以 外 の職 員 の派 遣 ルートがどうなってい
るか、さらに総 務 省 は任 期 付 き職 員 の採 用 を奨 励 しているが、被 災 地 での募 集 状 況 、応 募
状 況 について調 査 していない点 を指 摘 し、職 員 不 足 のリアルな状 況 を掌 握 する必 要 性 を強
調 しました。
これに対 し高 市 大 臣 は、任 期 付 き職 員 の募 集 状 況 、応 募 状 況 は被 災 地 の負 担 を考 えて
調 査 していないが、募 集 情 報 を広 めて支 援 を行 っているとの答 弁 にとどまりました。
又 市 議 員 はさらに今 後 、復 興 が進 めば職 員 の不 足 がさらに進
むことや、建 設 関 係 技 術 者 の不 足 が予 想 される中 、国 として責
任 をもってその解 消 に努 めるように強 く求 めました。また又 市 議
員 は、災 害 時 に備 えるためにも平 時 における消 防 職 員 の充 足 が
必 要 だが、現 状 では75%強 の充 足 にとどまっていることを指 摘
し、今 後 、どのように充 足 率 をアップしていくのかを消 防 庁 長 官 に
質 しました。
しかし坂 本 長 官 は、又 市 議 員 の指 摘 を認 めつつも、前 回 調 査
より0.6%増 大 したなどと強 弁 し、まったく危 機 感 を持 たない無
責 任 な答 弁 に終 始 しました。
NHKの海外放送は、国の宣伝機関であってはならない
最 後 に又 市 議 員 は、昨 年 設 置 され今 年 1月 に中 間 報 告 を出 した「NHK海 外 情 報 発 信
強 化 に関 する検 討 会 」について取 り上 げました。又 市 議 員 は、検 討 会 の文 書 の目 的 等 に
は、「日 本 のプレゼンスを高 め、その魅 力 や考 え方 を広 めて日 本 を好 きになってもらう観 点 か
ら」という一 節 があることを指 摘 し、そのような言 葉 は海 外 放 送 の役 割 を規 定 した放 送 法 には
見 当 たらない、この「考 え」とは誰 の、何 についての「考 え」なのか、大 臣 の見 解 を質 しまし
た。
これに対 し高 市 大 臣 は、NHK の国 際 放 送 基 準 に ある、我 が 国 の重 要 な政 策 及 び国 際
問 題 に関 する公 的 見 解 、我 が国 の世 論 の動 向 であると弁 解 しました。そこで又 市 議 員 は、
「中 間 報 告 」には 、 「放 送 を我 が国 から世 界 に 対 する情 報 発 信 の 有 効 かつ 重 要 なツ ールと
改 めて捉 え、放 送 コンテンツの国 際 展 開 を含 め、いわば国 家 戦 略 の一 環 として、これを最
大 限 活 用 することが重 要 である」といった意 見 が記 述 をされていることを指 摘 し、この検 討 会
にはNHKを国 営 放 送 にしようという意 図 が見 え隠 れしていると批 判 しました。
この指 摘 に高 市 大 臣 は、検 討 会 での議 論 は「放 送 番 組 編 集 の自 由 を前 提 として議 論 し
ている」と、答 弁 するしかありませんでした。