現 行 改正後

唐津市行政手続条例の改正(案)の概要について
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行政手続条例とは
市が行う処分、行政指導及び届出に関する手続に関し、共通する事項を定めることによって、行政
運営における公正の確保と透明性の向上を図り、もって市民の権利利益の保護に資することを目的と
している条例です。
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改正の理由
国において、行政不服審査制度を公平性の向上、使いやすさの向上及び国民の救済手段の充実・拡
充の観点から、時代に即した抜本的な見直しがなされ、その一環として行政手続法が改正されました。
この改正を踏まえ、唐津市においても、市民の権利利益の保護を充実されるため唐津市行政手続条
例を改正するものです。
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改正の概要
(1) 行政指導の根拠等の提示の義務化
行政指導に携わる者は、当該行政指導をする際に、市長、教育委員会等が許認可等をする権限又
は許認可等に基づく処分をする権限を行使し得る旨を示すときは、その相手方に対して、当該権限
を行使し得る根拠を示さなければならないこととします。
示すべき根拠
①
当該権限を行使し得る根拠となる法令の条項
②
①の条項に規定する要件
③
当該権限の行使が②の要件に適合する理由
(2) 行政指導の中止等の求め
事業者が、市長又は教育委員会等から法律又は条例の要件に適合しない行政指導を受けたと思う
場合に、中止を含めた措置を当該行政庁に求めることができることとします。
現
行
改正後
行政庁
行政庁
(市長又は教育委員会等)
(市長又は教育委員会等)
法律又は条例に基づく
法律又は条例に基づく
行政指導(法令違反の
行政指導(法令違反の
是正を求めるもの)
是正を求めるもの)
事業者
中止等の求め
事業者
適合しないと思料
(3) 処分等の求め
市民が、法令に違反する事実があり、その違反に対し行政庁が適正な処分又は行政指導をしてい
ないと思う場合は、当該処分又は行政指導をする権限を有する市長又は教育委員会等に対し、適
正な処分等をするよう申し出ることができることとします。
行政庁
(市長又は教育委員会等)
現
行
処分
聴聞・弁明
事業者
(法令違反行為)
行政庁
(市長又は教育委員会等)
処分
処分の求め
改正後
聴聞・弁明
事業者
申出人
(法令違反行為)
(市民)
法令違反の
事実発見
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施行日
行政手続法改正の施行日と同じ平成27年4月1日から施行します。