<遊びの中から学ぶ保育> 子どもたちは日々遊びこむことで、様々な「学び」をし、生きる力の基礎を育んでいます。 竜西保育園の年長さんは、ケーブルドラム、細長い板、タイヤなどを組み合わせてだんだん大きな アスレチックを作ることを楽しんでいます。 アスレチックは子どもたちが材料の組み合わせを自由に変 化させながら毎日飽きることなくよく遊んでいます。年長 児の様子を見て興味をもった小さいクラスの子ども達も、 その遊びに入れてもらってみんなで楽しめました。さんざ ん遊んだあと、板やケーブルドラムの組み合わせをまた更 に変えて、工夫しながら遊びます。 常に子どもは、もっと楽しみたい、もっと面白くしたい と、頭と体を使って考え工夫し、試してみます。 年長児が細長い板の上でスクーター乗りに挑戦し始めました。年少児も真似して、自分たちでケー ブルドラムやビールケース、スチール管を組み合わせて、自分たちのミニアスレチックを作り始めま した。年長児が中心になって作ったアスレチックの楽しさが小さな子たちへ伝わって、 「自分たちも作 りたい!」という意欲や挑戦心が芽生えて発展していきました。 細長い板は固定遊具と合わせて遊ぶことが楽しく、ジャングルジムや太鼓橋にも取り入れておうち ごっこやお店屋さんごっこも考え出しました。板を渡したり、立てかけたりするだけであそび空間が 変化し、あそびが楽しく展開していきます。 このように、遊びの中には、考える、試す、創造する、工夫する、数、長さ、重さなどの知的面、 感情や情緒面、運動面など、たくさんの学びがあり、その様々な学びが、遊びという楽しい行為の中 で、知らず知らずのうちにその子の力になっていきます。そんな遊び込む保育に、今後も力を入れて いきます。
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