大分県・灯油「配置販売」の概要

 資料 5 大分県・灯油「配置販売」の概要
全国石油業共済協同組合連合会
全国石油商業組合連合会
大分県杵築市大田地区の状況
※従来
世帯数:723
SS数:1軒(小関石油)←5軒
灯油販売:SSに買いに行く
全国石油業共済協同組合連合会
全国石油商業組合連合会
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灯油「配置販売」方式導入の経緯
相談
• 特約店(大分石油)と販売店(小関石油)で問題意識が共有された
• 特約店が県の幹部に相談。「過疎地域で灯油購入に困る住民多い。県で支援でき
ないか」(2013年・夏)
• 県は「買い物弱者支援事業」への組み入れを決定
支援決定 • 関係者(大分石油・県担当・市担当・おおた青年会)による協議開始
協議開始
課題
• 注文ごとの配達ではSS側の負担が大きい
• 家庭によって使用量が異なるため、効率良く回るコースを決めにくい
• ホームタンク配置方式とし、小関石油が巡回配送する方針を決定
• おおた青年会が全世帯にアンケートおよび希望者募集
ニーズ調査
⇒約100世帯から申し込みがあり、2014年12月、事業開始
事業開始
全国石油業共済協同組合連合会
全国石油商業組合連合会
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灯油「配置販売」方式の仕組み①
県の「買い物弱者支援事業」
大分県
杵築市
8分の6
補助
8分の1
補助
90㍑ホームタンク
希望世帯
約100戸分購入
当該事業者(小関石油)
8分の1負担
※ タ ン ク 内 は 90 ㍑
満タンにしておく
全国石油業共済協同組合連合会
全国石油商業組合連合会
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灯油「配置販売」方式の仕組み②
特約店・大分石油
給油
(40㍑)
住民の灯油購入支援
• コースを決めて1日5~10戸巡回
• 使用量に応じて月1~3回配送
• 使用量分を給油して、請求
(富山の置き薬方式)
給油
(18㍑)
給油
(20㍑)
販売店をバックアップ
・初期在庫(90㍑分)
・配送サポート
「見守りパトロール」の役割
• 高齢者増加=様々な心配増加。
住民の異変を早く見つけられる
小関石油
全国石油業共済協同組合連合会
全国石油商業組合連合会
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事業メリットと今後について
事業実施のメリット
• 利用者は常に灯油の在庫があるため、安心感がある。
• SSは効率的に巡回することができる。
大分県
• 今回の買い物弱者支援事業は今年度で終わるが、住民から
の要望も強いため、新年度からも引き続き事業継続する方針。
杵築市
• おおた青年会が実施したアンケートでは250戸余りが配達を
希望。現在、そのうち100戸が小関石油と契約して事業を利
用している。杵築市では追加募集のチラシを配っている。
全国石油業共済協同組合連合会
全国石油商業組合連合会
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