児童手当・こども医療費等事務委託準備調査業務 仕様書

児童手当・こども医療費等事務委託準備調査業務委託 仕様書
1 件名
児童手当・こども医療費等事務委託準備調査業務委託
2 目的
児童手当・こども医療費助成等の事務について、市民サービスの向上や安定的で効率的な運
営を図るため、民間事業者が有する専門性・ノウハウを活用した包括業務委託を実施するに当
たり、民間事業者が独立して業務運営を行う体制を確立する必要があることから、当該事務の
分析やマニュアル整備等の委託準備調査を行う。
3 委託期間
契約締結日から平成28年3月31日(木)まで
4 基本的要件
⑴ 委託準備業務(労働者派遣契約)
① 契約期間
ア 児童手当現況届等事務
平成27年 6月1日(月)∼ 平成27年 8月31日(月)
イ 児童手当・こども医療費等事務
平成27年10月1日(木)∼ 平成28年 3月31日(木)
② 業務内容
下記4⑵委託調査業務(業務分析等)の円滑かつ効果的な実施を図るため、上記期間中
に、実際に事務を行う従事者を派遣し、本市の指揮命令により直接実務を行う中で、本市
独自の事業や業務処理手法を把握する。
なお、労働者派遣の具体的な内容については、
別途労働者派遣契約で定めるものとする。
③ 人員配置
ア 児童手当現況届等事務
5名(原則的に契約期間内同一の者とする。
)
イ 児童手当・こども医療費等事務
3名(原則的に契約期間内同一の者とする。
)
④ 従事日等
草加市の休日を定める条例(平成4年条例第16号)第1条に規定する日を除き、午前
8時30分から午後5時までとし、休憩時間1時間を除き、従事する時間は7時間30分
とする。
なお、児童手当・こども医療費等事務に従事する3名について、水曜日夜間窓口に従事
する場合は、午後0時30分から午後9時まで(午後4時から午後5時までは休憩時間)
とし、日曜日窓口に従事する場合は、午前9時から午後0時30分までとする。
従事日については、水曜日夜間窓口が6日間及び日曜日窓口が6日間とし、市と受託者
が協議の上決定する。
⑤ 履行場所
草加市高砂一丁目1番1号
草加市役所本庁舎西棟2階 子育て支援課及び市の指定する場所
1 / 6
⑵ 委託調査業務(業務委託契約)
① 契約期間
平成27年10月1日(木)∼ 平成28年3月31日(木)
② 業務内容
包括業務委託を行うことが可能な業務範囲設定のための業務分析や、現状の業務フロー
の調査・分析を行い、受託業務一覧、業務マニュアル、業務委託した場合の見積書、その
他業務詳細資料を作成する。
5 支払方法
派遣料金は、計算期間を月1回1日から末日とし、時間単価に就業実績を乗じて算出し、受
託者の請求に基づき、市から受託者へ支払う(各月払い)ものとする。
業務委託料は業務完了払いとする。
6 業務の概要
業務の概要は次のとおりとする。
なお、その他詳細な事務については、市と受託者が協議の上決定するものとする。
⑴ 委託準備業務(労働者派遣契約)
① 児童手当現況届等事務
・郵送分の現況届の開封、仕分け
・入力後の現況届の整理
・現況届の確認、入力
・現況届の入力のチェック
・チェック後の申請書や現況届の整理
・現況届に伴う不足書類の案内(対象者抽出、チェック、通知発送)
・現況届の再送(〃)
・現況届に伴う受給者変更の案内、督促(〃)
・現況届に伴う時効のお知らせ(〃)
② 児童手当・こども医療費等事務
ア 児童手当事務
・受付処理簿の作成
・申請書の確認、入力、入力のチェック
⇒消滅日の確認・受給状況等市区町村に電話照会する。
・申請書等の印刷
・8号様式(同居優先)
、DV様式の作成
・施設入所、退所者のチェック(県通知)
・月次処理(現況判定、年齢到達、自動消滅、通知作成)
・月次処理後のチェック、起案、通知発送
・支給計算処理、振込処理
・支給計算処理前のチェック(差止者、保留者、配偶者所得超過、税更正等)
・振込不能分のチェック
・支給記録の作成
・支給証明書の発行
・伝票関係
2 / 6
・口座照会、結果のチェック(定例払前)
・差止通知、支払通知の発送(〃)
・配偶者公務員の重複調査
・福祉世帯情報の入力チェック
・パンフレット等印刷
・申請書等のファイリング
イ こども医療費事務
・各申請書の内容を精査しシステム入力・チェック
・受給者証を発行し、確認、郵送する
・「こども医療費支給申請書」計算・入力・確認・支払処理
⇒月末の医療費の支払に向けた支給計算エラーチェック・確認
・接骨院、整骨院等から提出された医療費請求書・明細書の確認・支払処理
・レセプトの請求内容のエラーチェック・確認・返戻処理
・高額療養費・附加給付金の確認・処理
・各種届出書及びパンフレットの印刷
・申請書等のファイリング
ウ 受付業務
・子育て支援課の窓口業務
⇒こども医療費、児童手当、ひとり親家庭等医療費、児童扶養手当に関する申請
受付及び諸手続きの説明
・電話問い合わせへの対応
⑵ 委託調査業務(業務委託契約)
上記6⑴の業務について、包括業務委託を行うことが可能な業務範囲設定のための業務分
析や、現状の業務フローの調査・分析を行い、業務マニュアル及び業務詳細資料を作成する。
7 業務処理体制
⑴ 派遣従事者の要件
① 派遣先の業務の目的、性質等を十分理解し、業務を円滑に行うことが出来る者。
② パーソナルコンピューターの基本的な知識及び操作する能力を有する者。
⑵ 業務責任者
受託者は、業務従事者の中から業務に関する責任者を選任し、市との連絡・調整及び派遣
従事者の勤怠管理補助等に従事させるものとする。
なお、業務責任者を変更する場合は、市に書面にて通知するものとする。
⑶ 派遣従事者名簿の提出及び名札の着用
市は受託者にシステムIDを貸与する。受託者は、市からシステムIDの貸与を受けるに
当たり、業務実施に先立ち、派遣従事者の氏名その他市が定める事項を記載した名簿を市に
提出しなければならない。また、名簿の記載内容に変更がある場合は、市に届け出なければ
ならない。
また、派遣従事者は、必ず市が用意する名札を着用すること。
⑷ その他
市及び受託者は、業務管理上必要があると認められたときは、互いに対して打合せを行う
ことを求めることができる。
3 / 6
8 成果物
受託者は、委託調査業務で作成した受託業務一覧、業務マニュアル、業務委託した場合の見
積書、その他業務詳細資料を市と受託者で取り決めた期日までに市へ納入する。なお、本業務
結果をもとに、平成28年4月1日以降、包括業務委託を予定していることから、中間報告と
して平成28年1月10日までに、包括業務委託に係る予算編成等に必要な資料を提出するも
のとする。また、納入した成果物に対する一切の権利は、納入と同時に市へ帰属するものとす
る。
9 受託者の業務上の責務
⑴ 業務計画の作成
本業務の具体的な計画等を定めた業務計画書等を作成し、市に報告し、必要がある場合は、
協議すること。
⑵ 業務報告書の提出及び打ち合わせ
① 業務報告書
業務責任者は、業務処理進捗状況を常に把握し、逐次その報告を市に行うとともに、受
託者は業務に関する処理件数や進捗状況等について業務報告書を作成し、業務の状況を市
に報告すること。
また、仕様書に定めるもののほか、市から報告を求められたときは、受託者は、受託業
務について報告を行わなければならない。様式については市と協議すること。
② 業務打ち合わせ
市と受託者が業務に関する打合せを行う際は、議事内容等を記録して整理すること。
③ その他
業務処理手順等について、より効率的に業務を遂行できるように検討し、市に積極的に
提案していくこと。
⑶ 派遣従事者に対する研修
受託者は、その責任と負担において、派遣従事者に対し、本仕様内容を履行するために必
要な教育訓練及び研修を定期的及び適宜行うこと。
なお、その際は、受託者は、本仕様書及び市から提供される各種資料に基づき、業務遂行
手順等について必要なマニュアル及び研修資料を作成するものとする。
また、教育訓練等の内容、時期、期間及び回数については、受託者が決定し行うものとす
るが、事前に実施計画を市に報告するとともに、以下の内容を含むものとする。
① 基本業務研修
② 情報セキュリティ(個人情報保護を含む)に関する研修
③ 接遇・マナーに関する研修
⑷ 再委託の禁止
受託者は、本業務を第三者に再委託してはならない。ただし、あらかじめ書面により市に
承認を得たときは、この限りではない。また、受託者が市の承認を得て再委託を行う場合に
は、再委託先に対し、
本仕様内容に定める受託者と同等の義務を負わさせなければならない。
⑸ 法令等の遵守
受託者は、業務の実施にあたっては、関係法令等を遵守し、常に善良なる注意を持って、
誠実に責務を果たすこと。
⑹ 信用失墜行為の禁止
市の信用を失墜する行為を行ってはならない。
4 / 6
⑺ 個人情報の保護
草加市個人情報保護条例(平成12年条例第31号)及び別記個人情報取扱特記事項を遵
守すること。また、業務上知り得た事項を漏らしてはならない。
⑻ 事故の予防と損害賠償
① 市民、職員、業務関係者等に対する安全対策に万全を期し、事故防止に関する必要な措
置を講じること。
② 常に善良なる管理者の注意を持って業務を遂行し、業務の進捗状況について確認の上、
適宜報告すること。
③ 関係法令等を遵守し、その適用及び運用は受託者の責任において適切に行うこと。
④ 本件業務について、受託者の責に帰すべき事由に基づく損害に関し、損害賠償の責任を
負うものとする。
10 貸与品
⑴ システム端末、机、椅子等(以下「機器端末・備品等」という。)の業務上必要となるもの
については、受託者は、市より貸与を受けることができる。
⑵ セキュリティ上、システムを利用した端末業務については、市の管理のもと使用するもの
とする。
⑶ その他、通常業務に必要な消耗品については、受託者の費用で用意するものとする。
⑷ 受託者は、貸与された機器端末・備品等について、受託者の責任において、通常の用法に
従い使用し、業務以外の用途で使用してはならない。また、端末操作については、指定され
た操作以外の操作を行ってはならない。
⑸ 受託者は、貸与品について、市より返却の要請があった場合には、これに従わなければな
らない。
⑹ 受託者は、市より貸与を受けた機器端末・備品等について、受託者の故意または過失によ
り滅失、毀損等の損害を与えた場合には、速やかに市にその旨を報告するとともに、受託者
の費用と責任においてこれを復するものとする。
ただし、通常の使用による損耗については、
その責を負わない。
11 安全衛生
⑴ 受託者は、受託者の責任者及び従事者に対して、労働基準法(昭和22年法律第49号)
、
労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)、労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50
号)、
社会保険諸法令その他の本契約に適用される法令に基づく労働者に対する法令上の責任
を負い、受託者の責任で労務管理を行い、従事者の労働災害について受託者の責任と費用で
処理しなければならない。ただし、市の庁舎内における市の責に帰すべき事由による災害に
ついてはこの限りではない。
⑵ 地震、災害、疫病、その他当事者の通常の支配を超える不可抗力により、受託者は業務の
当該部分についての義務を免れるものとし、市は当該部分についての委託料の支払いを免れ
るものとする。
12 その他
⑴ 仕様書に疑義が生じた場合は、担当課と協議すること。
⑵ 本業務のために得た資料、データ、作成した報告書及び市から提供を受けた資料について
は、本業務の目的以外に使用してはならない。また、第三者に公開、提供してはならない。
5 / 6
⑶ 草加市環境マネジメントシステムに基づく取組に協力すること。
⑷ 草加市政における公正な職務執行の確保に関する条例(平成19年条例第16号)第6条
及び草加市が締結する契約からの暴力団排除措置要綱(平成8年告示第155号)第9条の
規定に基づき、次の事項を遵守すること。
① 受託者及び受託者の下請業者が、不当要求行為を受けた場合又は不当要求行為による被
害を受けた場合若しくは被害が発生するおそれがある場合は、市長に報告するとともに、
所轄の警察署に通報すること。
② 受託者は、市及び所轄の警察署と協力し、不当要求行為の排除対策を講じること。
⑸ 本仕様書に定めのない事項であっても、業務遂行上及び社会通念上当然必要とされる事項
については本仕様に含まれるものとする。
⑹ 本仕様書に定めのない事項について疑義が生じたときは、その都度、市と受託者が協議の
うえ、決定するものとする。
13 担当部署
〒340−8550 草加市高砂一丁目1番1号
子ども未来部子育て支援課
TEL:048−922−1476(直通)
FAX:048−922−3274
電子メール:[email protected]
6 / 6