1 - ジャカルタジャパンクラブ

ジャカルタ ジャパン クラブ(JJC)の活動について
~法人部会の観点から~
ジャカルタ ジャパン クラブ会則第2条(目的)
(1)会員相互の親睦及び日本・インドネシア両国の親善、文化交流を図る
(2)両国間の通商及び経済協力に寄与することを目的とした事業を行う
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JJCはどのような活動を行う団体か
JJCは、インドネシア最大の日本人コミュニティとして、44年の歴史を有する団体です。
尼政府・財界、諸外国商工会議所においても、日系企業を代表する組織として広く認知されています。
① 進出日系企業の円滑なビジネス活動を支援(法人部会:日本人商工会議所としての機能)
 法令改正などビジネスに影響を及ぼすトピックについての情報収集・情報提供
 日系企業の投資環境に関する意見集約、インドネシア政府への意見具申
 法人会員同士の交流促進・ビジネス連携強化
など
② 日本人同士の親睦、健康増進、危機管理(個人部会:日本人会としての機能)
 日本人会のクラブ活動・親睦イベント
 海外邦人安全対策連絡協議会・ジャカルタジャパンクラブ医療相談室の運営
など
③ インドネシア・日本両国間の親善、インドネシア社会への社会貢献
 インドネシア日本友好協会への協力
 インフラ整備に関する協力
 産業人材育成支援(ものづくりセミナー)
など
④ 新政権への政策提言活動(調査部会:経済に関するシンクタンクとしての機能)
 インドネシアの発展の為に日本が協力できる内容を提言書に取り纏め政策提言活動を実施。
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会員企業が法人部会活動に期待できること
法人部会活動は会員企業各社の自主性によって支えられています。
(当国の規制など)個社の事由によらない投資阻害要因を自主的に解決しようとする方には、会員相互の
情報交換や、当国政府との折衝の場など、さまざまなサポートや活躍のフィールドを得ることができます。
① 意見具申活動委員会や各委員会への情報共有
 課税・通関関税・労働・鉄鋼問題といった業種横断的なイシューについては、各委員会
へ情報共有することができます。
 日系企業全体に波及する投資阻害要因であれば、意見具申活動委員会を通じてJJCの
名前で政府に対して意見具申をすることもできます。
② 各商品グループへの情報共有
 特定の業界にとっての障害は、商品グループ内で情報交換をする場を設けることができます。
 商品グループの代表である理事を通じて、JJC理事会での情報共有をすることもできます。
理事会の場で対処方針を検討するきっかけとなります。
 日本大使館との協力のもと、商品グループの立場を利用して、自主的に政府との折衝の場を働
きかけることも可能です。
③ 無料経営相談でのアドバイス
 個社特有の事由による問題は、無料経営相談(会計税務・労務・法律)で個別相談が可能です。
④ 会員交流事業でのネットワーキング促進
 会員向けセミナー及びその後の懇親会で会員同士の交流を進めることができます。
JJCの組織図と理事会の構成 (2015年度~)
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JJC理事は法人部会15商品グループから選出され、理事長、各部会長、理事などから理事会を構成する。
相談役/参与
理事長
広報文化部会長
調査部会長
副理事長
兼法人部会長
会計監事
調査部会
鉄
鋼
問
題
検
討
委
員
会
金
融
政
策
検
討
コ
ミ
ッ
テ
ィ
(
予
定
)
人
材
育
成
検
討
コ
ミ
ッ
テ
ィ
(
予
定
)
個人部会長
個人部会評議員
イ
ン
フ
ラ
検
討
コ
ミ
ッ
テ
ィ
(
予
定
)
インドネシア政府に対する
意見具申活動委員会
課税問題委員会
通関・関税問題委員会
労働問題委員会
理 事(45名)
個人部会
法人部会(15商品グループで構成)
商
社
G
電
子
・
電
機
G
自
働
車
G
機
械
G
金
属
G
運
輸
G
生
活
用
品
G
化
学
品
合
樹
G
燃
料
G
農
林
水
産
G
建
設
不
動
産
G
繊
維
G
サ
ー
ビ
ス
G
(
予
定
)
公
的
団
体
等
G
(
G金
内融
委保
員
会険
G
)
金
融
サ
ー
ビ
ス
コ
ミ
テ
ィ
運営委員会/事務局
・医療委員会(JJC医療相談室)
・海外邦人安全対策連絡協議会
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商品グループにおける活動例と今後の可能性
【2014年度商品グループ活動】
① 自働車グループ:定期的な会合開催
 ジャカルタ市内の渋滞緩和のための交差点小規模改良事業⇒CSR活動の一環
 鉄鋼A/D、S/G問題の情報共有
② 金融保険グループ
 金融サービスコミッティにて、金融監督行政との対話の場づくりを進めている
【2015年度以降期待される活動】
① 新たな規制により影響を受ける業種の意見集約・情報交換・注意喚起
例1:外国建設駐在員事務所に関する公共事業大臣規程No.10/PRT/M/2014
例2:特定品輸入登録業者の登録に関する商業大臣規程No.83/M-DAG/PER/12/2012
例3:フレイトフォワーディング業の付加価値税取り扱いに関する財務大臣規程No.39/PMK.011/2013
など
② 業界ごとのネットワーキング推進
③ 業界動向の情報共有(経済情勢懇談会) など
商品グループを代表する理事を中心に、さまざまな活動に取り組むことができます。
JJC事務局でも、各商品グループの自主的な活動をサポートさせていただきます。
意見具申活動委員会の2014年度活動について
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1.課税問題委員会
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JJC会員企業への税務問題アンケート調査を実施、国税総局との継続的な対話への下地づくり。
国税総局による「移転価格調査ガイドライン」説明会の開催。
トレードコミッションVAT0%化へ向け、財政政策局への働き掛け。
MPA(首都圏投資促進特別地域)投資促進ハイレベル協議において、これまでの課税問題の積み残しを共有。
2.通関・関税問題委員会
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通関関税関連の問題の洗い出し・意見具申の方法を協議
経済担当調整大臣府を通じて、税関、財務省、運輸省などへ官民協議会(PPC)の開催申し入れ。
3.労働問題委員会
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新社会保障制度に関する情報提供(セミナー開催・政策の周知)、情報収集、関係機関に対して関連法規の内容確認
短期就労(1週間程度)の許可発給の実現可能性について、関係省庁と精査
ビザ発給などの手続きに関する法務人権大臣令2014年第27号について、変更点をより厳密に確認するため、関係省
庁に対して質問表を送付
工場団地における労働デモ発生時には、経済担当調整大臣府、ブカシ・カラワン県警察に対して労働デモが経済活動
を阻害しないよう要望を申し入れ
日本大使館との密接な連携により、インドネシア政府に対して意見具申を行っている