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査読者のコメント例 (症例報告)
著者らは、本論文でオランザピンの制吐作用と、メトクロプラミド、ハロペ
リドール制吐作用を比較して、症例報告としてまとめています。新しい知見も
含まれており、多くの読者の疑問に答えるよい論文だと思います。
しかし、大きな問題点が複数みられ、大幅な修正が必要と考えます。以下に
コメントをまとめます。
Major Comments
1.オランザピンに制吐作用があることは、既に国内外で報告されており、さら
にオランザピンがハロペリドールと比較して、錐体外路症状の合併率が低い
こともすでに知られた知見です。過去の論文を適切に引用し本論文の新規性
を、改めて再検討することが必要です。
2.症例呈示の記載が、長くまた本論文で一番述べたいことがわかりません。
3.患者の年齢といった事は重要な情報です。正確に記載して下さい。年号を X
年にする必要も患者の匿名性が維持されていれば必要ありません。
Minor Comments
4.緒言の一つ一つの文章の根拠がわかりません。一つ一つの文章に引用をつ
けるくらい慎重に論じる必要があります。
5.緒言 3 ページ、12 行目 「従来の制吐薬」 の意味が分かりません。従来のと
はどのような制吐薬のことでしょうか。
6.症例呈示 必須でない情報が多い。CT 画像、腫瘍マーカー値には、本論文で述
べたいこととの関連が見いだせません。
7.考察 この症例にオランザピンを投与するに至った臨床的な根拠を記載す
ることをすすめます。
8.限界 limitation として、共治療の関連を述べていますが、論理展開がわか
りにくく理解しがたいです。