投資家向けアンケート集計結果;pdf

投資家様向け
一般社団法人 生命保険協会
株式価値向上に向けた取り組みに関するアンケート(平成 26 年度版)
Q1
株式価値の向上についてお伺いします。
(1) 株式価値向上に向け、経営目標として企業が重視することが望ましい具体的指標を全てお答え
下さい。(複数選択可)
a.
j . 配当性向(配当/当期利益)
ROE(株主資本利益率)
k . 株主資本配当率(DOE)
(DOE=ROE×配当性向)
b. ROA(総資本利益率)
l . 配当総額または 1 株当たりの配当額
売上高利益率
c.
m . 総還元性向
d. 売上高・売上高の伸び率
(
(配当+自己株式取得)/当期利益)
e.
利益額・利益の伸び率
n . 配当利回り(1 株当たり配当/株価)
f.
市場占有率(シェア)
o . 自己資本比率(自己資本/総資本)
g. 経済付加価値(EVA®)
p . DE レシオ(有利子負債/自己資本)
h. ROIC(投下資本利益率)
q . 資本コスト(WACC 等)
i.
r . その他(具体的には
100%
FCF(フリーキャッシュフロー)
)
93.0%
H24
H25
H26
80%
60%
54.7%
43.0%
38.4%
40%
26.7%
32.6%
29.1%
20.9%
25.6%
11.6%
20%
14.0%
15.1%
11.6%
18.6%
15.1%
8.1%
8.1%
4.7%
2.3%
0%
a
b
c
d
e
f
g
h
i
j
k
l
m
n
o
p
q
r
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
(2) 中長期的な株式価値向上に向けて、日本企業が重点的に取り組むべきとお考えのものをお答え
下さい。(3つまで選択可)
80%
a.
b. 製品やサービスの競争力強化・高付加価値化
c.
コスト削減の推進
f.
55.8%
60%
48.8%
48.8%
40%
d. 事業の選択と集中
e.
68.6%
事業規模・シェアの拡大
20%
14.0%
12.8%
投資採算を重視した投資
余剰資金の株主への還元
g. その他(具体的には
4.7%
4.7%
g
無回答
0%
a
b
c
d
e
f
)
(回答数:H26 年度:86)
1/17
一般社団法人 生命保険協会
(3) 日本企業の ROE 水準は、資本コスト(株主の要求収益率)を上回っていると思われますか。
a.
上回っている
H26
4.7%
H25
4.6%
H24
1.3%
26.7%
5.8%
2.3%
4.6%
3.4%
13.3%
1.3%
60.5%
b. 同程度
c.
下回っている
24.1%
63.2%
d. わからない
0%
13.3%
70.7%
20%
40%
a
b
60%
c
d
80%
無回答
100%
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
(4) 中長期的に望ましい ROE の水準はどの程度だと思いますか。
a.
水準には拘らない
50%
b. 6%未満
c.
40.7%
※平均11.4%
40%
6%以上 8%未満
30%
d. 8%以上 10%未満
e.
10%以上 12%未満
20%
f.
12%以上 14%未満
10%
17.4%
10.5%
9.3%
1.2%
g. 14%以上 16%未満
8.1%
5.8%
5.8%
1.2%
0%
水準には 6%未満 6%以上 8%以上 10%以上 12%以上 14%以上 16%以上 無回答
拘らない
8%未満 10%未満 12%未満 14%未満 16%未満
h. 16%以上
(回答数:H26 年度:86)
○投資家が経営目標として重視している具体的指標としては、
「ROE」が 93.0%と最も多く、
「配当性向」
(54.7%)、「総還元性向」
(43.0%)が続いた。
○中長期的な株式価値向上に向けて、企業が重点的に取り組むべきこととしては、「製品やサービスの
競争力強化・高付加価値化」との回答が 68.6%と最も多く、
「投資採算を重視した投資」
(55.8%)
、
「事
業の選択と集中」及び「余剰資金の株主への還元」
(48.8%)が続いた。
○日本企業の ROE 水準が資本コストを「下回っている」との回答が 60.5%に上り、
「上回っている」と
の回答は 4.7%にとどまった。
○投資家が中長期的に望ましいと考える ROE 水準としては、「10%以上 12%未満」との回答が 40.7%
と最も多く、「8%以上 10%未満」
(17.4%)、
「12%以上 14%未満」
(10.5%)が続いた。
2/17
一般社団法人 生命保険協会
Q2
日本版スチュワードシップ・コードに関してお伺いします。
(1)(日本版スチュワードシップ・コードを受け入れている方・受け入れ予定の方にお伺いします。)
日本版スチュワードシップ・コードの策定を踏まえて、企業と接する際に従来と比べて重点的
に取り組んでいることは何ですか。(3つまで選択可)
a.
企業の状況の把握
b. 企業との対話機会の増加
c.
77.4%
80%
60%
50.0%
企業との対話内容の充実
40%
d. 課題意識の表明
e.
議決権行使方針の見直し
f.
議決権行使時の対話
32.3%
24.2%
20%
8.1%
1.6%
3.2%
g
h
0.0%
0%
a
g. 株主総会への出席
h. その他(具体的には
35.5%
b
c
d
e
f
無回答
(回答数:H26 年度:62)
)
○日本版スチュワードシップ・コードの策定を踏まえて、投資家が企業と接する際に従来と比べて重点
的に取り組んでいることとしては、
「企業との対話内容の充実」
(77.4%)との回答が最も多く、
「課題
意識の表明」(50.0%)
、「企業との対話機会の増加」
(35.5%)が続いた。
Q3
企業の中期経営計画についてお伺いします。
(1)株式投資に際して、企業の中期経営計画を重視されていますか。
0.0%
a.
最も重視している
H25
3.4%
42.5%
50.6%
1.1%
2.3%
H24
2.7%
42.7%
50.7%
2.7%
1.3% 0.0%
43.0%
46.5%
2.3%
4.7%
一定程度重視している
d. ほとんど重視していない
e.
3.5%
0.0%
b. 相当程度重視している
c.
H26
全く重視していない
0%
20%
40%
a
b
60%
c
d
e
80%
無回答
100%
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
(2) 企業が中期経営計画を公表することのメリットと考えられるものをお答え下さい。
(複数選択可)
a.
株主・投資家との対話の活性化につながる
b.
より緊張感のある経営につながる
79.1%
H24
80%
c.
経営ビジョンが把握できる
d.
中長期的な具体的数値目標が把握できる
40%
e.
資本政策についての考え方が把握できる
20%
f.
その他(具体的には
26.7%
24.4%
2.3%
)
H26
60.5%
54.7%
60%
H25
4.7%
0%
a
3/17
b
c
d
e
f
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
一般社団法人 生命保険協会
(3) 中期経営計画の内容充実に向けて、企業が改善すべきとお考えのものをお答え下さい。
(複数選
択可)
a.
長期的な経営ビジョン・スタンスの説明
b. 具体的な数値目標の設定
c.
達成確度の高い現実的な目標設定
d. 計画達成に向けた組織・グループ体制の説明
e.
事業環境や見通しに関する分析結果の説明
f.
株主還元方針の説明
g. 資金使途(設備投資、研究開発等)の説明
h. 財務方針の説明(自己資本比率等)
i.
計画の途上評価と見直しの実施(計画のローリング)
j.
計画期間内での段階的な目標設定
k. その他(具体的には
)
60%
48.8%
48.8%
H24
H25
H26
46.5%
39.5%
40%
34.9%
32.6%
29.1%
22.1%
19.8%
20%
12.8%
5.8%
4.7%
0%
a
b
c
d
e
f
g
h
i
j
k
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
○株式投資に際し、企業の中期経営計画を「最も重視している」
、
「相当程度重視している」あるいは「一
定程度重視している」との回答は 93.0%にのぼった。
○企業が中期経営計画を公表することのメリットとしては、「経営ビジョンが把握できる」との回答が
79.1%と最も多く、「中長期的な具体的数値目標が把握できる」(60.5%)、「株主・投資家との対話の
活性化につながる」
(54.7%)が続いた。
○中期経営計画の内容充実に向けて企業が改善すべきものとしては、「具体的な数値目標の設定」及び
「事業環境や見通しに関する分析結果の説明」との回答が 48.8%と最も多く、「長期的な経営ビジョ
ン・スタンスの説明」(46.5%)が続いた。
4/17
一般社団法人 生命保険協会
Q4
企業の投資についてお伺いします。
(1) 企業が投資を実行する際に、より重視して欲しい項目(現状では課題のある項目)をお答え下
さい。(3つまで選択可)
a.
経営戦略との整合性
80%
b. シナジー効果
c.
製品・サービスの競争力強化
d. 事業規模・シェア拡大
e.
コスト削減につながるか
f.
事業の多角化
37.2%
j.
その他(具体的には
33.7%
18.6%
20%
11.6%
11.6%
3.5%
4.7% 5.8%
0.0%
0%
a
h. 投資リスク
財務への影響
H26
60%
40%
g. 将来の市場見通し
i.
H25
62.8%
57.0%
b
c
d
e
f
g
h
j 無回答
i
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87)
)
(2) 企業の投資の意思決定の判断基準として適切だと思われる指標をお答え下さい。(複数選択可)
100%
a.
f.
32.6%
40%
3.5%
3.5%
33.7%
23.3%
16.3%
20%
正味現在価値(NPV)
その他(具体的には
H26
60%
投下資本利益率(ROI)
d. 内部収益率(IRR)
e.
H25
80%
b. 事業投資資金の回収期間
c.
H24
84.9%
売上・利益の増加額
)
0%
a
b
c
d
e
f
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
(3) 企業が投資を実施する際、①内容の説明は十分行われているとお考えですか。
また、②投資の説明としてより内容の充実を求めたい項目はどれですか。(複数選択可)
<①投資内容に関する説明>
a.
十分に説明されている
b. 一定程度説明されている
c.
あまり十分とは言えない
d. 説明は不十分
<②内容の充実を求めたい項目>
a . 経営計画における位置づけ
b . シナジー効果
c . 競争力に与える影響
d . 投資の前提となる市場見通し
e . 財務への影響
f . 投資のリスク
g . 投資の収益化の時期
h . 投資の収益貢献額
i . 投資の採算性
j . その他(具体的には
5/17
)
一般社団法人 生命保険協会
①投資内容に関する説明
②内容の充実を求めたい項目
80%
H25
H26
59.3%
H26
1.2%
44.2%
46.5%
2.3%
60%
5.8%
44.2%
41.9%
39.5%
39.5% 38.4%
40%
H25
2.3%
42.5%
48.3%
14.0%
3.4% 3.4%
34.9%
17.4%
20%
1.2%
0%
20%
40%
a
b
60%
c
d
80%
無回答
4.7%
0%
100%
a
b
c
d
e
f
g
h
j 無回答
i
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87)
○企業が投資を実行する際に、より重視して欲しい項目としては、「製品・サービスの競争力強化」が
62.8%と最も多く、「経営戦略との整合性」(57.0%)、「将来の市場見通し」
(37.2%)が続いた。
○企業の投資の意思決定の判断基準としては、「投下資本利益率(ROI)
」が適切との回答が 84.9%と最
も多く、「内部収益率(IRR)」
(33.7%)、
「事業投資資金の回収期間」(32.6%)が続いた。
○企業が投資を実施する際、内容の説明は十分に行われているかとの問いに対しては、「あまり十分と
は言えない」あるいは「説明は不十分」との回答が 48.8%を占めた。また、投資の説明としてより内
容の充実を求めたい項目としては、
「投資の採算性」が 59.3%と最も多く、
「投資の前提となる市場見
通し」
(44.2%)、
「競争力に与える影響」
(41.9%)が続いた。
Q5
企業の株主への利益還元及び資本政策についてお伺いします。
(1) 株主への利益還元について、企業は何らかの具体的な目標値を公表すべきとお考えですか。
a.
公表すべき ⇒(2)へ
H26
38.4%
47.7%
0.0% 9.3%
4.7%
43.7%
4.6%
4.6%
b. 公表が望ましい ⇒(2)へ
c.
H25
公表は不要
d. どちらでも構わない
41.4%
H24
54.7%
0%
20%
36.0%
40%
a
b
60%
c
d
5.7%
2.7%
80%
4.0% 2.7%
100%
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
6/17
一般社団法人 生命保険協会
(2) (1)で「a. 公表すべき」、
「b. 公表が望ましい」を選択された投資家にお伺いします。目標値
として公表が望ましい具体的指標はどれですか。(複数選択可)
H24
a.
配当性向
80%
b. 配当利回り
c.
70.3%
株主資本配当率(DOE)
(DOE=ROE×配当性向)
40%
18.9%
総還元性向((配当+自己株式取得)/当期利益)
その他(具体的には
f.
H26
60%
d. 配当総額または 1 株当たりの配当額
e.
H25
67.6%
20%
8.1%
6.8%
2.7%
0.0%
0%
)
a
b
c
d
e
無回答
f
(回答数:H26 年度:74, H25 年度:74, H24 年度:68)
○株主への利益還元の具体的な目標値を「公表すべき」あるいは「公表が望ましい」と回答した投資家
は 86.1%に達した。
○目標値として具体的に公表を望む指標としては、「配当性向」が 70.3%と最も多く、「総還元性向」
(67.6%)、「株主資本配当率(DOE)」
(18.9%)が続いた。
(3) 株式投資に際して、①企業の配当政策をどの程度重視されていますか。また、②投資指標とし
ての配当の重要性について変化はありますか。
<①配当政策をどの程度重視しているか>
a.
<②配当の重要性に変化はあるか>
最も重視している
a. 重要性は増している
b. 相当程度重視している
c.
b. 重要性はやや増している
一定程度重視している
c. 重要性はやや低下している
d. ほとんど重視していない
e.
d. 重要性は低下している
全く重視していない
e. 変化はない
①配当政策をどの程度重視しているか
②配当の重要性に変化はあるか
0.0%
1.2%
H26
2.3%
H25
2.3%
H24
1.3%
0%
40.7%
48.8%
39.1%
54.0%
45.3%
20%
a
50.7%
40%
b
2.3%
c
60%
d
e
4.7%
H26
0.0%
2.3%
2.3%
H25
1.3%
0.0%
H24
1.3%
80%
100%
無回答
30.2%
29.1%
3.5%
32.6%
4.7%
16.1%
4.6%
2.3%
26.4%
46.0%
4.6%
0.0%
29.3%
0%
42.7%
20%
a
40%
b
c
60%
d
21.3%
6.7%
e
80%
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
7/17
0.0%
100%
一般社団法人 生命保険協会
(4) 配当水準に満足できる企業はどの程度ありますか。
0.0%
a.
ほぼ全ての企業(8 割以上)が満足できる水準
H26
b. 多くの企業(6∼8 割程度)が満足できる水準
c.
0.0%
H25
2.3%
半分程度(4∼6 割程度)は満足できる水準
41.9%
58.6%
32.2%
3.5%
7.0%
2.3%
4.6%
5.3%
4.0%
0.0%
d. 満足できる企業はあまり多くない(2∼4 割程度)
e.
39.5%
8.1%
H24
満足できる企業はほとんどない(2 割未満)
53.3%
8.0%
0%
20%
29.3%
40%
a
b
c
60%
d
e
80%
100%
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
(5) 配当政策に関して、内部留保・投資の必要性等を交えて株主・投資家に対して十分な説明がな
されていると感じられますか。
a.
b. 一定程度説明されている
c.
H26
1.2%
H25
0.0%
H24
0.0%
十分に説明されている
36.0%
51.2%
23.0%
64.4%
7.0%
4.7%
9.2%
3.4%
13.3%
1.3%
あまり説明されていない
d. ほとんど説明されていない
0%
34.7%
20%
50.7%
40%
a
b
60%
c
d
80%
無回答
100%
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
(6) 現在の日本企業の自己資本、手元資金の水準について、①どのような認識をお持ちですか。
また、②それぞれの水準の妥当性について株主・投資家に対し十分な説明がなされているとお
考えですか。
①水準
②説明
自己資本
a
b
c
a
b
c
d
手元資金
a
b
c
a
b
c
d
<①自己資本・手元資金の水準>
a.
<②水準の妥当性に関する説明>
a. 十分に説明されている
余裕のある水準と考えている
b. 適正と考えている
b. 一定程度説明されている
不足している
c. あまり説明されていない
c.
d. ほとんど説明されていない
8/17
一般社団法人 生命保険協会
①自己資本の水準
H26
②自己資本の水準の妥当性に関する説明
68.6%
H25
64.4%
H24
54.7%
0%
20%
a
24.4%
1.2% 5.8%
H26
0.0%
23.3%
27.6%
2.3% 5.7%
H25
0.0%
26.4%
4.0%
H24
1.3%
24.0%
37.3%
40%
b
60%
c
80%
無回答
4.0%
0%
100%
60.5%
57.5%
52.0%
20%
40%
b
a
4.7%
10.3%
5.7%
16.0%
60%
d
c
11.6%
6.7%
80%
無回答
100%
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
①手元資金の水準
H26
② 手元資金の水準の妥当性に関する説明
82.6%
11.6% 1.2% 4.7%
H26
1.2%
16.3%
H25
77.0%
17.2%
0.0% 5.7%
H25
0.0%
20.7%
H24
76.0%
14.7%
5.3% 4.0%
H24
0.0%
18.7%
0%
20%
a
40%
b
60%
c
80%
無回答
100%
0%
61.6%
60.9%
57.3%
20%
a
16.3%
4.7%
12.6%
5.7%
6.7%
17.3%
40%
b
c
60%
d
80%
無回答
100%
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
(7) 企業の手元資金の使途として何が望ましいかお答え下さい。(1つだけお選び下さい)
a.
成長に向けた投資資金
H26
b. 財務安定化のための手元流動性確保
c.
15.1%
0.0%
2.3%
8.1%
有利子負債の返済原資
3.4%
d. 株主還元の一層の充実のための原資
e.
4.7%
69.8%
その他(具体的には
H25
14.9%
67.8%
9.2%
3.4%
1.1%
)
0%
20%
a
40%
b
c
60%
d
e
80%
100%
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87)
(8) 足元の日本企業の自己株式取得の実施状況について、どのような認識をお持ちですか。
a.
より積極的に実施すべき
b.
足元の実施状況で十分
c.
自己株式取得を減らすべき
H26
75.6%
H25
73.6%
H24
19.8%
78.7%
0%
20%
40%
a
b
60%
c
1.2%
3.5%
20.7%
1.1%
4.6%
18.7%
1.3%
1.3%
80%
100%
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
9/17
一般社団法人 生命保険協会
(9) どのような企業に自己株式取得を行って欲しいとお考えですか。
(3つまで選択可)
a.
有望な投資先がなく余剰資金を抱えている企業
b.
配当性向が低い企業
100%
87.2%
80%
c.
株価が低迷している企業
d.
ROE の低い企業
60%
e.
配当による還元があれば自己株式取得は望まない
40%
f.
その他(具体的には
20%
)
54.7%
31.4%
29.1%
5.8%
3.5%
3.5%
e
f
無回答
0%
a
b
c
d
(回答数:H26 年度:86)
(10)中長期的に望ましいと考える①配当性向、②総還元性向の水準についてお答えください。(1
つだけお選び下さい)
<① 配当性向>
<②総還元性向>
a.
水準には拘らない
a. 水準には拘らない
b.
10%以上 20%未満
b. 10%以上 20%未満
c.
20%以上 30%未満
c. 20%以上 30%未満
d.
30%以上 40%未満
d. 30%以上 40%未満
e.
40%以上 50%未満
e. 40%以上 50%未満
f.
50%以上 60%未満
f. 50%以上 60%未満
g.
60%以上
g. 60%以上
①配当性向
②総還元性向
50%
50%
38.4%
37.2%
40%
38.4%
40%
30%
30%
20%
24.4%
16.3%
20%
12.8%
9.3%
5.8%
10%
4.7%
4.7%
0.0%
0.0%
0%
a
b
10%
c
d
e
f
g
無回答
0.0%
1.2%
b
c
3.5%
3.5%
g
無回答
0%
a
d
e
f
(回答数:H26 年度:86)
(11) 増資の必要性について株主・投資家に対して十分な説明がなされていると感じられますか。
a.
十分に説明されている
b.
一定程度説明されている
c.
あまり説明されていない
d.
ほとんど説明されていない
H26
0.0%
H25
0.0%
32.2%
H24
1.3%
30.7%
0%
37.2%
20%
48.8%
40%
a
b
8.1%
5.8%
54.0%
10.3%
3.4%
56.0%
12.0%
0.0%
60%
c
d
80%
100%
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
10/17
一般社団法人 生命保険協会
(12) 増資の際の企業側の説明について、最も不足があると感じる点についてお答え下さい。
(1つ
だけお選び下さい)
1.2%
a.
資金使途の内容
b.
増資に見合った具体的な収益向上策
c.
希薄化率など既存株主の株式価値への影響
d.
発行条件(発行価格等)の妥当性
e.
その他(具体的には
H26
5.8%
H25
3.4%
H24
1.3%
67.4%
18.6%
1.2%
5.8%
1.1%
)
65.5%
24.1%
0.0%
5.7%
1.3%
0%
74.7%
20%
a
b
40%
c
18.7%
d
60%
e
0.0% 4.0%
80%
無回答
100%
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
○投資家が株式投資に際して企業の配当政策をどの程度重視しているかとの問いに対しては、「最も重
視している」、
「相当程度重視している」あるいは「一定程度重視している」と回答した割合が 91.8%
にのぼった。また、投資指標としての配当の重要性に関して、「重要性は増している」あるいは「重
要性はやや増している」との回答が 59.3%を占めた。
○企業の配当性向に対する投資家の満足度については、
「満足できる企業はあまり多くない(2∼4 割程
度)」が 41.9%と最も多く、「半分程度(4∼6 割程度)は満足できる水準」
(39.5%)が続いた。
○配当政策に関して、内部留保・投資の必要性等を交えて企業から十分な説明がなされているかとの問
いに対しては、
「あまり説明されていない」あるいは「ほとんど説明されていない」との回答が 58.2%
を占めた。
○企業の自己資本の水準について、68.6%の投資家が「余裕のある水準と考えている」と回答しており、
水準の妥当性に関して「あまり説明されていない」あるいは「ほとんど説明されていない」との回答
が 72.1%となった。また、企業の手元資金の水準についても、82.6%の投資家が「余裕のある水準と
考えている」と回答しており、水準の妥当性に関して「あまり説明されていない」あるいは「ほとん
ど説明されていない」との回答が 77.9%に達した。
○企業の手元資金の使途として何が望ましいかとの問いに対しては、
「成長に向けた投資資金」が 69.8%
と最も多く、「株主還元の一層の充実のための原資」
(15.1%)が続いた。
○足元の日本企業の自己株式取得の実施状況についての認識としては、「より積極的に実施すべき」と
の回答が 75.6%に達した。
○どのような企業に自己株式取得を行って欲しいかとの問いに対しては、「有望な投資先がなく余剰資
金を抱えている企業」との回答が 87.2%と最も多く、「ROE の低い企業」
(54.7%)が続いた。
○中長期的に望ましいと考える配当性向の水準としては、
「30%以上 40%未満」(38.4%)が最も多く、
「水準には拘らない」
(37.2%)が続いた。また、中長期的に望ましいと考える総還元性向の水準とし
ては、
「水準には拘らない」(38.4%)が最も多く、
「40%以上 50%未満」(24.4%)が続いた。
○増資の必要性について、「あまり説明されていない」あるいは「ほとんど説明されていない」との回
答が 56.9%を占めた。
○増資の際の企業側の説明について、最も不足があると感じる点としては、「増資に見合った具体的な
収益向上策」との回答が 67.4%と最も多かった。
11/17
一般社団法人 生命保険協会
Q6
コーポレート・ガバナンスについてお伺いします。
(1) コーポレート・ガバナンスの充実に向けて、今後企業により一層取り組んで欲しい内容とお考
えのものはどれですか。(複数選択可)
a.
株主・投資家との対話の充実
b. 株主総会の活性化
c.
ディスクローズの充実・迅速化
d. 社外取締役の選任・拡充
e.
社外監査役の選任・拡充
f.
監査役会の強化
g. 委員会設置会社制の導入
h. 監査等委員会設置会社制の導入
i.
執行役員制の導入・拡充
j.
社外者を中心としたアドバイザリーボード等の経営諮問機関の設置
k. 社外役員等の第三者による取締役及び監査役の指名・報酬に関する助言
l.
業績連動型の役員報酬制度の導入・拡充
m. その他(具体的には
80%
)
69.8%
60%
53.5%
51.2%
40%
30.2%
12.8% 14.0%
14.0%
20%
7.0%
4.7%
7.0%
f
g
1.2%
4.7%
2.3%
3.5%
m
無回答
0%
a
b
c
d
e
h
i
j
k
l
(回答数:H26 年度:86)
(2) 今後、投資家側がより取り組むべき内容とお考えのものは何ですか。(1つだけお選び下さい)
a.
経営者・IR 担当者との対話の充実
b. コーポレート・ガバナンス体制を重視した議決権行使活動
c.
コーポレート・ガバナンス体制を重視した投資行動
d. その他(具体的には
H26
62.8%
15.1%
H25
41.4%
23.0%
H24
41.3%
22.7%
0%
20%
a
40%
b
60%
c
d
)
17.4%
26.4%
33.3%
80%
無回答
1.2% 3.5%
0.0%
0.0%
9.2%
2.7%
100%
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
12/17
一般社団法人 生命保険協会
○コーポレート・ガバナンスの充実に向けて、今後企業がより一層取り組むべき内容としては、
「株主・
投資家との対話の充実」との回答が 69.8%と最も多く、
「ディスクローズの充実・迅速化」
(53.5%)
が続いた。
○投資家自身が取り組むべき内容については、「経営者・IR 担当者との対話の充実」との回答が 62.8%
と最も多く、「コーポレート・ガバナンス体制を重視した投資行動」
(17.4%)が続いた。
Q7
企業との対話充実に向けた取り組みについてお伺いします。(日本版スチュワードシップ・コー
ドの導入などの環境変化を踏まえてお答えください)
(1) 対話の充実に向け、企業に今後より一層の充実を求めたい取り組みは何ですか。(複数選択可)
f. 海外での会社説明会の開催
決算資料の充実
a.
g. 会社施設見学会の開催
b. 中期経営計画での説明の充実
h. スモールミーティングの開催
株主総会の議案内容の説明の充実
c.
i. 株主・投資家との個別対話の実施
d. 決算説明会の充実
j. その他(具体的には
経営方針・経営戦略説明会の開催
e.
)
80%
60.5%
58.1%
60%
53.5%
40%
29.1%
26.7%
25.6%
18.6%
20%
14.0%
7.0%
4.7%
2.3%
0%
a
b
c
d
e
f
g
h
i
j
無回答
(回答数:H26 年度:86)
(2) 企業との対話について、今後さらに充実させていきたいとお考えですか。
a.
はい
H26
b. いいえ
c.
その他(具体的には
84.9%
3.5%
3.5%
8.1%
)
H25
79.3%
0%
20%
8.0%
40%
a
b
60%
c
80%
無回答
9.2%
3.4%
100%
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87)
13/17
一般社団法人 生命保険協会
(3) 企業との対話内容について、どのようなことを重視していますか。(複数選択可)
a.
経営計画や経営方針
b. 決算・業績の内容
c.
80%
持続的な成長に向けた取り組み内容
d. 株主還元方針
e.
ガバナンス・経営体制
f.
株主総会議案
j.
その他(具体的には
H26
53.5%
41.9%
36.0%
40%
40.7%
16.3%
14.0%
20%
8.1%
5.8%
2.3%
0%
h. IR 充実の要請
前回の対話からの変化
H25
70.9%
60%
g. 事業・業界環境の現状・見通し
i.
74.4%
a
b
c
d
e
f
g
h
j 無回答
i
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87)
)
(4) 対話活動を充実させるうえでの課題をお答えください。(複数選択可)
a.
経営陣の関与が薄い
50%
c.
H25
41.9%
b. 情報開示が十分でない
40%
31.4%
企業とのコンタクトが難しい
30%
31.4%
23.3%
d. 企業との対話に割けるリソースの不足
23.3%
20%
e.
企業の対話に対する意識が低い
f.
企業の株主・投資家に対する意識が低い
g. その他(具体的には
H26
38.4%
8.1%
10%
2.3%
0%
)
a
b
c
d
e
f
g
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87)
(5) 企業と建設的な対話を行うにあたり、企業のディスクローズ資料に関してより充実を求めたい
項目は何ですか。(3つまで選択可)
a.
企業のビジネスモデル
b. 中長期の企業価値向上に向けた戦略
c.
100%
80.2%
目標とする財務構成
80%
d. 決算・業績に関する詳細な説明
e.
60%
業績・経営環境等に関するタイムリーな情報
(月次情報等)
f.
40%
34.9%
30.2%
26.7%
19.8%
22.1%
15.1%
20%
コーポレート・ガバナンスに関する情報
0%
g. リスク情報
h. その他(具体的には
11.6%
0.0%
a
)
b
c
d
e
f
g
(回答数:H26 年度:86)
14/17
h
無回答
一般社団法人 生命保険協会
○対話の充実に向けて、企業により一層の充実を求めたい取り組みとしては、「経営方針・経営戦略説
明会の開催」が 60.5%と最も多く、
「中期経営計画での説明の充実」
(58.1%)、「株主・投資家との個
別対話の実施」
(53.5%)が続いた。
○企業との対話を今後さらに充実させていきたいかとの問いに対しては、充実させていきたいとの回答
が 84.9%を占めた。
○企業との対話に際し、どのようなことを重視しているかとの問いに対しては、
「経営計画や経営方針」
が 74.4%と最も多く、
「持続的な成長に向けた取り組み内容」
(70.9%)、
「株主還元方針」
(53.5%)が
続いた。
○対話活動を充実させる上での課題としては、
「経営陣の関与が薄い」との回答が 41.9%と最も多く、
「企
業との対話に割けるリソースの不足」
(38.4%)、
「情報開示が十分でない」及び「企業の株主・投資家
に対する意識が低い」(31.4%)が続いた。
○企業との対話にあたり、ディスクローズ資料に関してより充実を求めたい項目としては、「中長期の
企業価値向上に向けた戦略」との回答が 80.2%と最も多く、「コーポレート・ガバナンスに関する情
報」(34.9%)
、「企業のビジネスモデル」
(30.2%)が続いた。
Q8
投資先企業の株主総会における議決権行使等についてお伺いします。
(1) 議決権行使の際に、特に重視している観点は何ですか。(3つまで選択可)
a.
コーポレート・ガバナンス体制
b. 業績・財務状況(ROE 等)
c.
80%
H25
62.8%
株主への利益配分
60%
58.1%
d. 経営陣への報酬・ストックオプション
e.
株主の権利・利益の保護
f.
株価の状況
その他(具体的には
30.2%
20%
9.3%
7.0%
10.5% 10.5%
5.8%
10.5%
0%
h. 資本政策
i.
38.4%
40%
g. 買収防衛策の内容
H26
a
)
b
c
d
e
f
g
h
i
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87)
15/17
一般社団法人 生命保険協会
(2) 株主の議決権行使のために、企業はどのようなことに取り組むべきとお考えですか。
(複数選択
可)
a.
集中日を回避した株主総会の開催
80%
b. 招集通知の早期発送(早期開示)
c.
H24
65.1%
H25
H26
65.1%
53.5%
60%
議案の説明充実
40%
d. インターネットによる議決権投票
e.
議決権電子行使プラットフォームへの参加
f.
有価証券報告書の早期開示
g. その他(具体的には
10.5% 14.0%
20%
15.1%
8.1%
3.5%
0%
)
a
b
c
d
e
f
g
無回答
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
※議決権電子行使プラットフォーム:非居住者投資家や年金基金・投資信託等の機関投資家の議決権行使をサポートする目的
で、東京証券取引所、日本証券業協会および米国 ADP 社(現 Broadridge 社)が共同で、
「機関投資家向け議決権電子行使プラッ
トフォーム」を運営する株式会社 ICJ を 2004 年 7 月に設立し、2005 年 12 月期決算銘柄からサービスを開始したものです。
(3) 個別議案について、①内容の説明は十分に行われているとお考えですか。
また、②議案の説明を充実させるための手段として望ましいとお考えのものをお答え下さい。
(複数選択可)
<①議案の説明は十分か>
a.
<②説明充実のための手段>
十分に説明されている
a. 招集通知の議案内容の説明充実
b. 一定程度説明されている
b. 総会前の議案の事前説明の実施・充実
あまり十分とは言えない
c. 対話を通じた継続的なスタンスの説明
c.
d. 説明は不十分
d. ホームページ等を活用した議案の説明
e. その他(具体的には
①議案の説明は十分か
②説明充実のための手段
60%
H26
1.2%
H25
3.4%
H24
1.3%
)
45.3%
40.7%
3.5%
54.7%
H24
H25
H26
9.3%
40%
37.9%
47.1%
3.4%
29.1%
8.0%
30.2%
29.1%
20%
41.3%
49.3%
5.3% 2.7%
9.3%
0.0%
0%
20%
a
40%
b
60%
c
d
80%
無回答
100%
0%
a
b
c
d
e
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
16/17
無回答
一般社団法人 生命保険協会
(4) 招集通知について、議案精査の関係上、総会日のどのくらい前に到着することが望ましいです
か。
a.
会社法が公開企業に対して認める最低限の発送期日で十分である(2 週間前)
b. 3 週間前
c.
1 ヶ月前
d. 1 ヶ月以上前
H26
8.1%
H25
8.0%
H24
8.0%
17.4%
0%
51.2%
26.4%
52.9%
25.3%
44.0%
20%
a
15.1%
40%
b
60%
c
d
6.9%
20.0%
80%
無回答
8.1%
5.7%
2.7%
100%
(回答数:H26 年度:86, H25 年度:87, H24 年度:75)
○議決権行使の際に、特に重視している観点としては、「コーポレート・ガバナンス体制」が 62.8%と
最も多く、
「業績・財務状況(ROE 等)」
(58.1%)、
「株主への利益配分」(38.4%)が続いた。
○株主の議決権行使を充実させるために企業が取り組むべき項目としては、「集中日を回避した株主総
会の開催」及び「招集通知の早期発送(早期開示)
」が 65.1%と最も多く、
「議案の説明充実」
(53.5%)
が続いた。
○個別議案の説明について、「あまり十分とは言えない」あるいは「説明は不十分」と回答した投資家
は 44.2%となった。また、議案の説明を充実させるための手段として望ましいものとしては、「招集
通知の議案内容の説明充実」が 54.7%と最も多く、
「対話を通じた継続的なスタンスの説明」
(30.2%)
が続いた。
○招集通知の到着日については、66.3%の投資家が「1 ヶ月前」あるいは「1 ヶ月以上前」を望んでい
る。
17/17