次世代エネルギーパーク計画書 1.計画名称 あいち新エネルギーパーク計画 2.所在地 愛知県常滑市りんくう町 3-6-3 3.計画策定主体 愛知県 担当部署:産業労働部産業科学技術課 連絡先:電話 052-954-6350(ダイヤルイン) 4.実施運営主体 1.愛知県 あいち新エネルギーパークの全体調整及びあいち臨空新エネルギー実証研究エリ アの運営 2.支援組織(平成25年度 設置予定) あいち新エネルギーパーク推進協議会(仮称) (1)構成者(予定) ①地方自治体 愛知県、常滑市、知多市、東海市、豊田市、豊橋市、田原市、武豊町、名古屋港管理 組合 ②経済団体 常滑商工会議所、東海商工会議所、知多市商工会、豊田商工会議所、豊橋商工会 議所、田原市商工会、武豊町商工会 ③企業 東邦ガス㈱、中部電力㈱、㈱NTTファシリティーズ、大同特殊鋼㈱、シンフォニアテ クノロジー㈱、中部国際空港㈱・中部国際空港エネルギー供給㈱、三井化学㈱、㈱ ジェイウインド田原、㈱グリーンエナジーたはら、シーテック㈱ (2)協議会代表者(予定) 愛知県産業労働部長 5.計画概要 (1)計画のコンセプト ○本計画は、愛知県内の新エネルギー関連施設が連携し、新エネルギーの普及・啓発に関わる取組を一体 的に行うことで、新エネルギーに係る「県民理解の増進」、「技術革新の誘発」、「実用化・普及の促進」を目 指す。 (背景) 愛知県では、低炭素社会に向けて新たなビジネスチャンスが見込まれる環境・新エネルギー産業などの次 世代成長産業の育成・振興を図ることとしている。平成 20 年 2 月、愛知万博の理念と成果を継承し新エネル ギー技術の実用化を促す研究開発拠点として、「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」を整備した。ま た、この実証研究エリアを核として、水素ステーションや風力発電所など知多地域の新エネルギー関連施設 と連携し「あいち臨空新エネルギーパーク」を発足させ、愛知県における新エネルギー普及の拠点を形成し た。最近では、知多地域以外においてもメガソーラー・大規模風力発電所など、新エネルギー関連施設が増 加している。 愛知県では、これらの施設と連携して、新エネルギーに関する普及・啓発の取組を行っていくため、従来の 知多地域を中心としたエネルギーパークから対象を拡大して、新たに「あいち新エネルギーパーク」として取 組を推進していく。 (2)計画の全体像 ・あいち新エネルギーパークは、愛知県内においてそれぞれの特色を生かした知多地域、西三河地域、東三 河地域にある新エネルギー関連施設で構成されている。 ・知多地域は、愛知万博での理念・成果を継承し、新エネルギー技術の実用化を促す研究開発拠点である 「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」を中心として、メガソーラーや風力発電所、水素ステーションなど の新エネルギー関連施設が数多く存在する。現在これらの施設が連携し、「あいち臨空新エネルギーパー ク」として新エネルギーに係る普及・啓発の取組を推進している。 ・西三河地域は、豊田市を中心とした世界に誇る自動車産業の集積地であり、次世代自動車・交通システム をはじめとして低炭素社会の実現に向けた取組が行われている。この取組を「見える化」する施設として、「と よたEcoful Town」を整備し、情報発信の拠点としている。 ・東三河地域は、豊富な風や日射量に恵まれており、それらを生かした大規模な風力発電所が設置され、さ らに県内最大規模の太陽光発電所の建設が進められている。 ・これらの施設が連携し、新エネルギーの普及・啓発に関わる取組を一体的に行うことで、新エネルギーに係 る「県民理解の増進」、「技術革新の誘発」、「実用化・普及の促進」を目指す。 ○構成施設 ①あいち臨空新エネルギー実証研究エリア(既存) ②セントレア水素ステーション(既存) ③中部国際空港「セントレア」 (既存) ④新舞子マリンパーク風力発電施設 (既存) ⑤メガソーラーたけとよ発電所 (既存) ⑥メガソーラー常滑(仮称)(新設) ⑦豊田市低炭素社会モデル地区(とよたEcoful Town)(既存) ⑧ソーラーファームとよはし(新設) ⑨田原臨海風力発電所(既存) ⑩田原リサイクルセンター風力発電所(既存) ⑪たはらソーラー・ウインド発電所(新設) ⑫蔵王山展望台(既存) (3)関連施設 1.中心となる施設 <あいち臨空新エネルギー実証研究エリア> ①所有者、管理者、設置時期、場所 ・所有者 愛知県 ・管理者 愛知県 ・設置時期 平成 20 年 2 月 ・場所 愛知県常滑市りんくう町 3-6-3 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等 ・施設の構成は、県直営の展示体験施設、県所有の発電施設、公募によって参加する企業等の研究施設 の 3 区分となる。詳細は、以下のとおり。 ○展示施設(新エネ体験館) 「見て触れて体験して学ぶ」をコンセプトとした新エネルギーの PR 施設である。プレゼンテーションスペ ースや体験型新エネルギー紹介コーナー、企業展示スペース等があり、楽しみながら新エネルギーの原 理や技術が理解できるようになっている。 ○県所有の発電施設 太陽光発電システム 330kW(多結晶型、アモルファス型、両面受光型) ○公募によって参加する企業等の研究施設 ・集光追尾型太陽光発電(大同特殊鋼株式会社設置) 最大発電量 30kWで、レンズ型集光装置と高効率シリコン基盤及び追尾装置による高効率発電設備で ある。 ・EV/PHV 充電器(シンフォニアテクノロジー株式会社) 風力発電装置で発電した電力を一旦バッテリーに蓄え、電気自動車に充電する電力の一部として活用 している。 ※今後の公募により増加する予定 ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・常時自由に見学できる。 ・説明者付見学は事前の申込みが必要である。 ④その他 ・発電した電力は新エネ体験館等で利用し、余剰分は系統へ送電(予定)。 2.既設施設 <セントレア水素ステーション> ①所有者・管理者、設置時期、場所 ・所有者 (一財)エンジニアリング協会 ・管理者 東邦ガス㈱(水素供給・利用技術研究組合との共同研究) ・設置時期 本格稼動平成 18 年 7 月 ・場所 愛知県常滑市セントレア町 3 丁目 8 番 19 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等 ・最大供給能力 100kg/日 ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・見学は事前の申込みが必要である。 ④その他 ・セントレア内でランプバスとして運行している燃料電池バスに対して、燃料である水素を供給する実証試 験等を実施している。 <中部国際空港「セントレア」> ①所有者・管理者、設置時期、場所 ・所有者 中部国際空港株式会社 ・管理者 中部国際空港株式会社 ・設置時期 平成 17 年 2 月 開港 ・場所 愛知県常滑市セントレア一丁目 1 番地 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等 ・太陽光発電システム 電力 201,800kWh/年 (パネル 1,440 枚:発電した電気を駐機中の航空機に電力を供給する固定式地上動力施設GPUで使用) ・燃料電池バス(ランプバス)、電気自動車(トラクター、フォークリフト) ・コジェネレーションシステム 電力 4,740kW 冷熱 129.5GJ/時 温熱 114.6GJ/時 ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・見学は事前の申込みが必要である。(セントレアまるわかりツアー) ④その他 ・セントレアで使用する電気の約半分を発電している。 <新舞子マリンパーク風力発電施設> ①所有者・管理者、設置時期、場所 ・所有者 名古屋港管理組合 ・管理者 名古屋港管理組合 ・設置時期 平成 17 年 2 月 ・場所 愛知県知多市緑浜町 2 番地 新舞子マリンパーク地内 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等 ・風力発電機 850kW×2 基(デンマーク製)、高さ 65m(最高 91m)、300 万kWh/年 ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・常時自由に見学できる。 ・説明者付見学は事前の申込みが必要である。(団体のみ) ④その他 ・発電した電力は新舞子マリンパーク内(管理棟・街路灯)で利用し、余剰分は系統へ送電している。 <メガソーラーたけとよ発電所> ①所有者・管理者、設置時期、場所 ・所有者 中部電力㈱ ・管理者 中部電力㈱ ・設置時期 平成 23 年 10 月 ・場所 武豊町(武豊火力発電所敷地内) ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等 ・計画開発規模 7,500kW(7.5MW) ・想定年間発電量 約 730 万kWh (一般家庭 2,000 世帯分の年間使用電力に相当、CO2削減量 年間約 3,400 トン(見込み)) ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・見学は事前の申込みが必要である。 ④その他 ・約 39,000 枚の太陽光パネルを展望台から一望することができる。 ・太陽光発電のしくみ、電源のベストミックスや低炭素社会の実現に向けた取り組みについて学ぶことが できる。 <豊田市低炭素社会モデル地区(とよたEcoful Town)> ①所有者・管理者、設置時期、場所 ・所有者 豊田市 (スマートハウス:トヨタホーム㈱、地産地消ハウス:水嶋建設㈱、水素ステーション:東邦ガス㈱・岩谷 産業㈱、マルチモービルステーション:トヨタ自動車㈱等) ・管理者 豊田市 (スマートハウス:トヨタホーム㈱、地産地消ハウス:水嶋建設㈱、水素ステーション:東邦ガス㈱・岩谷 産業㈱、マルチモービルステーション:トヨタ自動車㈱等) ・設置時期 平成 24 年 5 月(第 1 期区域の一部) (※平成 26 年度に全面供用開始予定) ・場所 愛知県豊田市元城町三丁目 11 番地 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等 ・太陽光発電(20kW) ・パビリオン(豊田市の低炭素社会に向けた取組を学ぶことができる) ・ITS~高度道路交通システム~(バス呼び出し、歩行者感知などの新しい交通技術) ・スマートハウス(エコキュート、エネファーム、PHV、EV充電設備 2 基、蓄電池) ・地産地消ハウス(地域の農産物を使ったレストラン) 平成 25 年 6 月(予定) ・水素ステーション(燃料電池自動車の水素供給施設) 平成 25 年 4 月(予定) ・マルチモービルステーション(超小型EV等の貸出拠点) 平成 25 年 4 月(予定) ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・火~日曜日の 9:00~17:00 に開館しており、常時自由に見学できる。 ・専任ガイドによるガイドツアー(事前予約制)を 11 時、13 時、15 時の 1 日 3 回実施している。 ④その他 ・本施設は、環境モデル都市アクションプランや低炭素社会システム実証プロジェクト、次世代エネルギー・ モビリティ創造特区など、豊田市が進める活力ある低炭素社会の実現に向けた取組を内外へ情報発信す る拠点である。 ・先進の環境技術を見て体感してもらうことで、市民のライフスタイルの転換を促進する。 <田原臨海風力発電所> ①所有者・管理者、設置時期、場所 ・所有者 電源開発株式会社 ・管理者 株式会社ジェイウインド田原 ・設置時期 平成 16 年 3 月(旧田原風力発電所 1 基)、平成 17 年 3 月(旧田原風力発電所外 11 基) ・場所 愛知県田原市緑が浜 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等 ・2,000kW級風車×12 基 ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・常時自由に見学できる。 ・自然エネルギーの普及啓発及び循環型社会の形成をテーマに、風車 10 号機周辺の既存緑地を田原市 が改修し、エコパークとして環境学習、視察などに活用している。 ④その他 ・田原市が推進する「たはらエコ・ガーデンシティ構想」の実現のためのプロジェクトのひとつである。 ・港湾エリアにおける国内最大級の風力発電所で、環境や工業立地と共存した大規模風力発電所である。 ・渥美半島の特徴である強い風を利用して、クリーンな自然エネルギーを供給することにより、年間約 27, 000tのCO2 排出削減効果が見込まれている。 <田原リサイクルセンター風力発電所> ①所有者・管理者、設置時期、場所 ・所有者 株式会社グリーンエナジーたはら ・管理者 株式会社グリーンエナジーたはら ・設置時期 平成 18 年 2 月 ・場所 愛知県田原市緑が浜 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等 ・2,000kW級風車×1 基 ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・月~金曜日の 9:00~16:00、土曜日・祝日の 9:00~12:00 に開館しており、常時自由に見学できる。 ④その他 ・田原市が推進する「たはらエコ・ガーデンシティ構想」の実現のためのプロジェクトのひとつである。 <蔵王山展望台> ①所有者・管理者、設置時期、場所 ・所有者 田原市 ・管理者 田原市 ・設置時期 平成 14 年 3 月(風力発電) ・場所 愛知県田原市浦町 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、実績等 ・300kW級風車×1 基 ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・常時自由に見学できる。 ④その他 ・展望台敷地内に、風車が建設されており、市を訪れる人に対して環境先進都市田原市をPRしている。 ・田原市臨海地域の新エネルギー関連施設を一望できる。 ・展望台施設運営に必要な電力を風車でまかなっている。 3.新設施設(予定) <メガソーラー常滑(仮称)> ①所有者・管理者、設置予定時期、場所 ・所有者 常滑市 ・管理者 株式会社 NTT ファシリティーズ ・設置時期 平成 25 年 7 月(予定) ・場所 愛知県常滑市神明町 5 丁目 273 番地 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、計画等 ・計画出力 1,015kW ・想定年間発電量 1,179,000kWh(一般家庭約 300 世帯分を発電) ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・常時自由に見学できる。 ・説明者付の見学会(事前予約制)を実施する予定である。 ④その他 ・停電時でも発電可能な自立電源を備え、大規模災害時の非常用電源機能を持つ。 ・あいち臨空新エネルギー実証研究エリアで発電量が表示される。 <ソーラーファームとよはし> ①所有者・管理者、設置予定時期、場所 ・所有者 豊橋市 ・管理者 シーテック株式会社 ・設置時期 平成 25 年 3 月(予定) ・場所 愛知県豊橋市老津町字切山 272 番地、273 番地 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、計画等 ・計画出力 1016.4kW ・想定年間発電量 約 1,150,000kWh(一般家庭約 300 世帯分を発電) ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・常時自由に見学できる ・年に数回、説明者付きの見学会を実施する予定である。 <たはらソーラー・ウインド発電所> ①所有者・管理者、設置予定時期、場所 ・所有者 三井化学㈱ ・管理者 施設運営開始前・・・三井化学㈱、施設運営開始後・・・トランスバリュー信託㈱ ・設置時期 平成 26 年 10 月(予定) ・場所 愛知県田原市緑が浜 ②再生可能エネルギー等の内容及び規模、計画等 ・太陽光発電出力 50,000kW ・2,000kW級風車×3 基 ・太陽光及び風力の合計発電量 約 67,500MWh/年 ③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制 ・見学棟を設置する予定である。 ④その他 ・県内最大規模のメガソーラー発電施設で、風力発電施設を併設した国内初のハイブリッド型発電所であ る。 (参考)近隣の再生可能エネルギー関連施設 なし 6.全体スケジュール 平成 25 年 3 月 ソーラーファームとよはし運転開始 平成 25 年度中 あいち新エネルギーパーク推進協議会開催 平成 25 年 7 月 メガソーラー常滑運転開始 平成 26 年 10 月 たはらソーラー・ウインド発電所運転開始 (2)来場者数の見込み・波及効果 ○次世代エネルギーパーク全体で年間7万人以上を見込んでいる。 (内訳) ・旧構成施設(あいち臨空新エネルギーパーク構成施設)の年間来場者数(H23 年度実績) 約 53,000 人 ・新規構成施設の来場者数(見込み) 17,000 人以上 ○県内の小・中学生、一般の幅広い層の方々に新エネルギーの重要性・必要性を認識していただくことによ る新エネルギーの導入の促進が期待される。 7.関連する新エネルギービジョン等 ① あいち産業労働ビジョン 2011-2015(愛知県産業労働部の関連ビジョン) 本県が世界と闘える力を身につけるために、2015年までに取り組むべき産業労働政策の基本的な方 向性と重点施策を示すものであり、その中の重点プロジェクトの一つとして、環境・新エネルギー産業の育 成・振興を位置づけている。 策定年次:2011 年度 (平成 23 年 6 月策定) 目標年次:2015 年度 <環境・エネルギー産業の振興> 中京独立戦略本部に設置する「エネルギープロジェクトチーム(新エネ・省エネプロジェクトチーム)にお ける議論も踏まえ、低環境負荷と快適な生活を両立するスマートコミュニティの実現のため、次世代電池 の高性能化・低コスト化に係る研究開発を支援するとともに、地域の電力需給のバランスを適正制御する スマートグリッド技術の実用化・高度化を促進するなど、新エネルギーの技術開発支援や普及促進を行 う。 (具体的取組) ○次世代電池の高性能化等に係る研究開発を支援する。 ○「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」において、スマートグリッド・スマートコミュニティ分野を含む 新エネルギー関連の技術実証を支援する。 ○水素エネルギー、太陽電池などの新エネルギー関連産業及びこれらを構成要素とするスマートグリッ ド・スマートコミュニティ関連産業の創出や技術開発・実証研究等を支援するとともに、それらの普及を 促進する。 ○豊田市の「次世代エネルギー・社会システム」構築に関する実証の取組について、県民・企業への情報 発信を行うとともに、マッチングや共同研究により、同実証事業の関係者と「あいち臨空新エネルギー 実証研究」実施企業との連携を図る。 ② 政策指針 2010-2015 (県全体の関連ビジョン) これからの愛知の方向性を明らかにする戦略的な地域づくりの新たな羅針盤として、2010 年から 2015 年までの戦略的・重点的な政策を示す。 策定年次:2010 年度 (平成 22 年 3 月策定) 目標年次:2015 年度 基本課題③:「革新力」と「持続力」を持つ産業をつくる <環境・新エネルギー産業の育成・振興と需要の創出> 世界各国が「グリーン・ニューディール」とも言われるような環境・エネルギー分野での産業創出に政府 を挙げた取組を進めており、この分野は今後、世界的な需要拡大が見込まれる。本県でも、環境分野の需 要創出を通じて産業の育成を図るという観点から、エコカーや住宅太陽光発電の普及を進めており、実績 はいずれも全国一となっている。引き続き、こうした分野の需要の拡大を促進していくとともに、企業の技 術開発支援を通じて、環境・新エネルギー産業の育成・集積を図っていく。 (主な取組) ○「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」における研究開発の推進 ○「愛知県新エネルギー産業協議会」による水素エネルギー、太陽光発電などの新エネルギー分野へ の新規参入の促進や技術開発の推進 ③ あいち地球温暖化防止戦略 策定年次:2011 年度 目標年次:2020 年度 <目標> 2020 年度の県内温室効果ガス排出量を 1990 年度比 15%削減 <取組方針> ○再生可能エネルギーと省エネ化によるゼロカーボンライフへの挑戦 ○産業・産品の低炭素化の推進 ○低炭素社会を支える都市・地域基盤づくり ○低炭素化への意識・行動変革の推進 これらを踏まえ、地域において重点的に取り組む施策・事業を推進する。
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