次世代エネルギーパーク計画書;pdf

次世代エネルギーパーク計画書
1.計画名称
男鹿市次世代エネルギーパーク
2.所在地
秋田県 男鹿市全域
3.計画策定主体
秋田県 男鹿市
企画政策課 企画広報班
TEL:0185-24-9122
FAX:0185-23-2424
E‐mail:[email protected]
秋田県 男鹿市
(計画実施に伴い、男鹿市を主体とし、協力事業所や団体とともに協議
会等を組織する可能性はあるが、現在のところ設置時期は未定)
4.実施運営主体
5.計画概要
(1)計画のコンセプト
【コンセプト】
絶景・男鹿半島で、エネルギーの現在・過去・未来を学ぶ
~「大地の物語・大地とひとの物語・大地のめぐみの物語」と出会う場所~
【基本方針】
■男鹿半島の豊かな自然は、地層・地質・埋蔵資源として、はるかな昔からの大地の物語を語り、また、資源
を活用してきたひとの物語や営みは独自の文化を育んできました。さらに本地域では、新たに自然のめぐ
み、地域資源をいかした次世代エネルギー施設が整いつつあります。
いまを見学し、これまでを学習し、将来を考える、次世代エネルギーパークとして以下のような活動を行っ
ていきます。
①風力・太陽光などを、次世代エネルギーとして新たに活用しようとしている、その先端施設を巡り学ぶエネ
ルギーパークと、大地の成り立ちを知り、地球と自然を学ぶ「男鹿半島・大潟ジオパーク」が連携し、地域
に根差した地下資源、自然エネルギーについての学習と啓発
【次世代エネルギーとジオパーク観光の融合】
②本市の恵まれた自然景観との調和を図りながらの次世代エネルギー導入と環境関連産業の誘致
【自然環境の保全と持続可能な社会建設の推進】
③本市の観光資源・歴史・文化・自然環境を踏まえた次世代エネルギーによる環境政策
【スマートシティ、スマートコミュニティへの展開】
【学習プラン】
■基本方針をもとに、市民・行政・教育機関・事業者が連携してプログラムを推進します
①最新の次世代エネルギー施設視察と大地・自然を学習するジオパーク観光を関連付けた新たな観光プロ
グラムの創出
②地質・地層から油田、石油備蓄、新たな再生可能エネルギー利用を一連の歴史として学ぶエネルギー教
育講座、教育ツアーの実施
③連携協定を締結している秋田大学、県立大学、ノースアジア大学、国際教養大学との協働による高度なエ
ネルギーセミナーや産学連携セミナーの実施
④環境に配慮し自然と調和するスマートシティとしての伸展を図るべく、研究・検討を促進する
【事業背景】
■今回申請する「男鹿市次世代エネルギーパーク」、男鹿市では、本年度(平成 25 年)秋田県内初の大規模
太陽光発電施設が稼働を開始したほか、年度内に隣接地で同規模の施設 2 カ所が稼働予定。また、風力
発電所の設置が予定されています。市内ではこのほか、2,500 キロワット級の風力発電機 1 基が年内に運
転を始めるほか、来年度末には、男鹿風力発電所(出力 28,800kWh)が運転開始予定など次世代エネルギ
ー関連施設の集積が見られます。
■本市においては、日本有数の油田とされる「申川油田」が現在でも原油・ガスを産出しており、油田・油井は
たいへん身近な光景として市民全般に認知されています。さらにこの度は、採油方法の革命といわれる
「シェール層」への掘削実証試験が市内「福米沢油田」で行われることとなり、世間の耳目を集めるとともに
市民の関心を呼んでいます。主に「旧エネ」される化石燃料ですが、変わらずエネルギーの根幹であり、秋
田国家石油備蓄基地(後述)と併せて、次世代エネルギーの学習には欠かせない存在です。
■本市を含む男鹿半島一帯は、平成23 年 9 月、日本ジオパークネットワークの一員となり「男鹿半島・大潟ジ
オパーク」として認定されました。ジオパークとは、ヨーロッパで始まった地質や地形を見どころとする自然
の公園(大地の公園)です。自然遺産を保全するとともに地球科学の普及や環境教育などを行い、さらに観
光資源として活用し、地域社会の活性化を目指すものです。地形・地層はもちろんですが、大地の上に成り
立っている自然、温泉や農林水産物といった恵み、そこで暮らす人々が育んだ歴史や文化も含まれてお
り、生活に欠かせないエネルギーの歴史、エネルギーこれからを考えるときに、理解の一助となります。
【地域特性】
■本市は、秋田県臨海部のほぼ中央、日本海に突き出た男鹿半島の大部分を占め、県都秋田市までは、鉄
道距離で 39.6km、自動車で約 45 分、秋田空港までは、自動車で約 1 時間の距離にあります。
男鹿半島は、米代川と雄物川の運搬土砂の堆積によってできた砂州で本陸と結ばれた陸繋島で、西部は
山岳地形、その周囲は海岸段丘となっています。
市の中心地船川地区は、明治 43 年の船川港の重要港湾指定により築港工事が開始され、大正 5 年国鉄
船川線(現JR男鹿線)の開通とあわせ、海陸の交通が発展しました。
また、昭和 58 年に国家石油備蓄基地の建設工事が着工、世界最大級の地中式タンク 12 基と地上式タンク
4 基からなる約 450 万 KL 規模の備蓄基地として平成 7 年に完成し、現在、373 万 KL の原油が貯蔵されて
います。
本市の基幹産業の一つである観光については、昭和 30 年代以降、本市のもつ美しい自然景観を活かした
観光施設の整備に努めてきたほか、昭和 48 年 5 月には国定公園の指定を受け、秋田県の観光拠点とし
て、また東北でも有数の観光地として発展してきました。今後、広域観光ネットワークの形成や体験型・滞
在型観光、教育・スポーツ合宿誘致等の推進により、なお一層の伸展を目指しています。
■本市の人口は、昭和30 年代前半をピークに減少の一途をたどり、平成22 年の国勢調査では 32,294 人で、
昭和 35 年の 58,075 人と比較し 25,781 人(△44.4%)減少しています。
就業人口は、第 1 次産業が大幅に減少し、サービス業を中心とした第 3 次産業人口の割合が増加してきて
います。
人口減少の主な要因は、若年層を吸引する魅力ある雇用の場の不足から、若者の流出が多いことや石油
精製業の縮小等による地域経済の低迷や半島特有の立地条件により産業立地が進まないことによる人口
の市外流出(社会減)、出生率の低下による少子化(自然減)などがあげられます。
このような中、「男鹿市総合計画」に基づき、産業の振興や生活基盤の整備、福祉、教育の向上を柱に、豊
かで住みよい地域共同社会の実現を目指し、諸施策・事業を総合的かつ計画的に推進してきました。
しかし、依然として人口の減少、高齢化が進んでおり、今後もこの傾向が続くものと予想されます。若者定
住促進のための魅力ある都市環境や子どもを産み育てやすい環境づくりとあわせ、高齢者の生きがいと
社会参加の基盤づくりを推進する必要があります。また、地域の特性を最大限に活かした産業の振興な
ど、自立促進のための諸施策・事業を推進することが急務となっています。
【次世代エネルギーへの取り組み】
■本市には、備蓄能力450 万KL を有する秋田国家石油備蓄基地、100 本以上の油・ガス井戸から 50 年間の
生産実績を持つ申川油田、平成 26 年 4 月からは、福米沢油田(申川油田群のひとつ)においてシェールオ
イル・ガスの掘削実証試験が開始されることになりました。化石燃料は旧エネルギーと呼ばれることがあり
ますが、シェールオイルの技術は、次世代のものと考えることができます。石油・ガスに関しての学習フィ
ールドとして国内屈指の情報・現場が集積しています。
■冬季に北西の季節風が強くなる日本海側の特性として、従来から風況の良さが注目を集め多くの事業者
が調査を行ってきました。立地の土地制限や送電網、売電価格等の条件から事業実施に至っておりません
でしたが固定価格買取制度の発足前後から複数の事業計画が動き出しております。
半島北部の男鹿市野石地区では、平成 26 年 12 月の運転開始をめざし、2,400kW・12 基(28,800kW)の男鹿
風力発電所が工事中です。また、男鹿市・三種町境にある「八竜風力発電所」では、陸上風車としては最大
級の 2,500kW の風車1 基を男鹿市市域に建設中で、本年(平成25 年)12 月の運転開始を予定しています。
さらに、同地域では、2,000kW・7 基(14,000kW)の発電計画が環境アセスメントを実施中です。
また、船越地区では、1,870kW・4 基(7,480kW)と太陽光発電 250kW を組み合わせたうえ、蓄電池を併用し、
発電変動を抑制する方式を採用した発電施設が来年度(平成 26 年)に着工の予定です。
■太陽光発電施設は、本年(平成 25 年)8 月に、船越地区で 1,990kW が運転開始、現在、周辺 2 カ所で、それ
ぞれ、1,990kW と 1,250kW の発電施設が建設中で、本年(平成 25 年)中の稼働を予定しています。
また、周辺では、空き駐車場を利用した 500kW の施設が 25 年 3 月から稼働中です。
■公共施設に対する再生可能エネルギー等導入は、災害時の非常用電源設備を兼ねて日常的に太陽光発
電を身近に意識するようにと、避難所に指定されている市内小・中学校に 10kW 級太陽光パネルと 5kw級
蓄電池、監視モニターを設置し啓発に努めています。
(24 年度:中学校 2 校、小学校 1 校、市有施設 1 か所、25 年度:小学校 1 校、中学校 1 校、
26 年度以降:小学校 1 校、市役所本庁舎)
■小規模な太陽光発電に関しては、太陽光発電+蓄電機能を備えた完全な自立電源式の災害時避難誘導
灯を兼ねた LED 街路灯の設置を進めております。
(平成 24 年度に船越地区 20 基、平成 25 年度に脇本地区 10 基、船川地区 5 基)
■住宅に太陽光発電システムを設置する場合、国および県の助成に上乗せする形で、システムの最大出力
1 キロワットあたり 4 万円、上限 16 万円を補助しています。
■市においては、事業者が地域で行う説明会や事業の推進に対して積極的に支援するほか、次世代エネル
ギーをはじめとするエネルギー事業の普及・啓発に努めています。また、洋上風力発電や森林資源を活用
した木質バイオマス発電、市内事業者による太陽光発電式街路灯の共同生産など市内事業所の持続可能
な生産活動に資する取組を支援し、ひいてはスマートシティ、スマートコミュニティの構築による雇用確保・
地域振興を推進していく予定です。
(2)計画の全体像
【施設計画】
■市においては、当面、新規施設の建設整備は行わず、既存の施設、関連施設を最大限に活用し、見学、学
習と啓発を図る工夫をいたします。
ただし、男鹿総合観光案内所敷地内に公募により設置工事中の太陽光発電施設(㈱ソラエネ)には、採択
条件として管理事務所を兼ねた施設見学やPR、啓発のための施設を併設することを求めており、現在、建
設中です。施設完成後には、観光案内所と連携させることにより中心施設としての機能を持たせることも検
討しています。
【全体像】
■各施設は、自由な見学を可能としながら、説明板の設置、詳細な案内を希望する場合の連絡先、関連施設
の位置や様子がわかるよう配慮する。
■見学、学習の内容別に様々なコースが想定されることから、すでに地形・地層の学習ツアーとして実施して
いる「ジオツアーモデルコース」に、エネルギーパーク施設を組み込むことを検討する。(ジオから学ぶ石
油・ガスの資源、温泉や水の成り立ちや利用の学習、半島地形の特性と再生可能エネルギー等)
■単体でも、関連したエネルギー施設群でも、専門的な現場見学でも選ぶことができるメニューを作成する。
①各施設での共通した情報提供として、施設の概要を記したマップを配備するとともに、市内観光拠点やジオ
パークの見どころも周遊できるよう配慮する。また、各施設の担当者には関連する施設の紹介や道案内が
できるように情報共有を図る。
②エネルギーツアーを希望する場合は、見学コースやガイドについて事前相談を受け、担当者が現地案内を
するほか、観光・ジオ・エネルギーパークのボランティアガイドの育成に努める。
③一般的な見学よりも高度な環境エネルギー教育の講座を希望する場合は、秋田大学をはじめ連携協定を
結ぶ県内各大学と連携し、専門性の高いセミナーや視察会を実施する。
④今後整備される施設や見学が可能となる施設を随時に組み込み、受入れメニューを追加していく
■今後、本事業を通して、本市が「環境都市:スマートシティ」として取り組みを進め、環境産業の振興を図っ
ていくことを目標としたい。
(3)関連施設
1.中心となる施設
≪男鹿市役所≫
①所有者、管理者:男鹿市
る個々の再生可
・設置時期:既存施設
・所在地:男鹿市船川港船川字泉台 66-1
能エネルギー等
②見学等に係る取り組み、体制
の施設・設備毎
■次世代エネルギーパークの概要説明および案内
に記載下さい。】
①男鹿市次世代エネルギーパークのガイドパンフレット、ホームページなどを作成すると
ともに既存の観光パンフレットや「男鹿半島・大潟ジオパーク」に関わるガイドブック、マ
ップに記載し関連付けながら PR します。
②庁内、観光商工課ジオパーク推進班およびジオツアーガイドとの連携により案内およ
びツアー企画を行います。
■次世代エネルギー講座、環境ツアー、見学学習ツアーの実施
・観光関係団体と連携し、エコツアー、環境エネルギー教育講座を実施します。
■学校教育および社会教育部署と連携し学校教育から高齢者講座まであらゆる会合を機
会に出前講座として学習を行います。
■秋田大学男鹿分校および連携協定を結ぶ秋田大学、県立大学、ノースアジア大学、国
際教養大学と連携し、学生による理解講座や研究発表会を実施します。
■地域資源を活かした次世代エネルギー導入および関連ビジネスの誘致を行います。
■各施設の協力を得て、専門分野に視察にも耐えられるスタッフの育成に努めます。
■今後、男鹿総合観光案内所周辺の施設設備が整った段階で中心施設として総合案内所
および太陽光発電施設(ソラエネ)事務所棟に拠点を移動することも検討します。
【計画に含まれ
2.既設施設
■見学者に対する情報提供や案内については、各施設に直接連絡する以外に、総合的な
窓口として「男鹿市役所 総務企画課」が受付けるとともに、必要に応じて現地説明を行
う。また、地層・地質などへの関心が高い場合は、「観光商工課 ジオパーク推進班」との
連携により対応する
■各施設の詳細な説明については、各施設の職員が解説を行います。
≪サテライト男鹿:太陽光発電施設≫
①所有者・管理者:㈱ヤマサ興産
②設置時期:平成 25 年 3 月操業開始
③所在地:男鹿市船越字内子 294 番地内
サテライト男鹿敷地内
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
【太陽光発電】 ■500kW 東北電力へ売電
⑤見学等に係る取り組み、体制
■視察可能、要連絡
≪㈱サンパワー:太陽光発電施設≫
①所有者・管理者:㈱サンパワー
②設置時期:平成 25 年 8 月操業開始
③所在地:男鹿市船越字一向
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
【太陽光発電】 ■1,990kW 東北電力へ売電
⑤見学等に係る取り組み、体制
■視察可能 要連絡
≪八竜風力発電:風力発電施設≫
①所有者・管理者:㈱エムウインズ
②設置時期:平成 25 年 12 月 1 基増設
③所在地:男鹿市野石字五明光
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■1,500kW ×17 基 稼働中
■増設風車は、2,500kW ×1 基
■東北電力へ売電
⑤見学等に係る取り組み、体制:
■視察可能、増設分は調整中
≪男鹿総合観光案内所≫
①所有者・管理者:男鹿市・男鹿市観光協会
②設置時期:既存施設(平成 19 年)
③所在地:男鹿市船越字一向
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■隣接地に、太陽光発電所 3 カ所(年内)、
風力発電所 1 カ所(計画)
⑤見学等に係る取り組み、体制
■観光案内者常駐、各種パンフレット配備、今後周辺施設の完成により概要の説明や
視察見学の仲介が可能。
施設内にパネル展示や小規模な展示室として活用できるスペースがある。
ジオパーク案内所としての実績がある
■年間訪問者数:約 97,000 人(平成 24 年)
■周辺の施設整備が整った段階でエネルギーパーク中心施設としての機能移転も検討
していく。
≪秋田石油備蓄基地:石油備蓄資料館≫
①所有者・管理者:秋田石油備蓄㈱
②設置時期:既存施設(平成 6 年)
③所在地:男鹿市船川港船川
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■世界最大級の地中式タンク 12 基、地上式タンク 4 基
■備蓄基地内に【風力発電】1,500kW 1 基
基地内の電源として利用されているが、基地内の体育館、テニスコートは一般も使用
しており、風力発電機は「さむかぜ君」として広く認知されている。
⑤見学等に係る取り組み、体制:
■開館時間:10:00~16:00、土・日・祭日等会社休業日は休館
■入館無料
≪石油資源開発㈱ 申川鉱場 ≫
①所有者・管理者:石油資源開発㈱
②設置時期:既存施設
③所在地:男鹿市野石字申川 及び 各現場基地
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■原油・ガス採掘場及び管理施設
■福米沢基地(シェールオイル 採掘実証実験:平成 26 年春から)
⑤見学等に係る取り組み、体制:
■社内担当者により施設内見学、説明の予定 調整中
≪若美ふるさと資料館:石油コーナー≫
①所有者・管理者:男鹿市
②設置時期: 既設施設
③所在地:男鹿市野石字大場沢下 1-41
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■昔の暮らし、照明器具の移り変わり等の展示
■申川油田に関する展示
■石油採掘機器の屋外展示
⑤見学等に係る取り組み、体制
■管理人常駐、一般入館者 223 人(平成 24 年度)
■開館時間:9:00~16:00 (月曜日休館)
■入館料 一般 100 円
≪ジオパーク学習センター≫
①所有者・管理者:男鹿市
②設置時期: 既設施設(平成 24 年)
③所在地:男鹿市角間崎字家の下(若美庁舎2階)
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■男鹿半島の成り立ち、岩石・化石の展示
■大地とひとの暮らしについての展示
■地震・火山の記録、「年稿」の展示
■理科に関する学習コーナーでは、次世代エネルギーに関する展示を予定
⑤見学等に係る取り組み、体制:
■説明員常駐、学習テーマに対応可能
■開館時間:9:00~16:00 (月曜日休館)
■年間来場者数:3,100 人
■入館無料
≪男鹿温泉郷:交流会館「五風」≫
①所有者・管理者:男鹿温泉郷協同組合
②設置時期: 既設施設(平成 19 年)
③所在地:男鹿市北浦湯本字草木原 21-2
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■温泉を活用した融雪、足湯
■なまはげ太鼓ライブ上演
⑤見学等に係る取り組み、体制
■管理人常駐、テーマ別の研修が可能
≪災害避難所独立電源(太陽光パネル+蓄電池+誘導灯)≫
①所有者・管理者:男鹿市
②設置時期: 既存(平成 24 年度から順次)
③所在地:男鹿市脇本
男鹿東中学校
男鹿市船越
船越小学校
男鹿市福米沢 潟西中学校(写真)
男鹿市船川
サンワーク男鹿
(25 年度) 男鹿市船川
男鹿南中学校
( 〃 ) 男鹿市脇本
脇本第一小学校
(26 年度) 男鹿市北浦
北陽小学校計画
(27 年度) 男鹿市船川
男鹿市役所本庁舎
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■太陽光発電パネル 10kW 級、蓄電池 5kW 級、避難所とした場合の配線設備
■地域の防災拠点に、再生可能エネルギーによる非常用電源設備を導入
■通常時は、エネルギーに関する教育・啓発施設としてモニターを設置し活用する
⑤見学等に係る取り組み、体制
■施設によっては要連絡、施設担当者による説明、見学
≪災害避難用誘導外灯・市内各所≫
①所有者・管理者:男鹿市
②設置時期: 平成 24 年度より順次
③所在地:男鹿市船越地区 20 基(24 年度設置)
男鹿市脇本地区 10 基(25 年度設置)
男鹿市船川地区
5 基(
〃
)
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■太陽電池出力 80W×2、蓄電池:5 日間点灯、白色LED
■災害時の夜間避難、通常時の防犯灯機能を有し、無停電
⑤見学等に係る取り組み、体制
■市役所防災担当者による説明
3.新設施設(予定)
≪㈱ソラエネ:太陽光発電施設≫
①所有者・管理者: ㈱ソラエネ
②設置時期:平成 25 年秋操業予定
③所在地:男鹿市船越字一向
■男鹿市総合案内所敷地内の遊休地利活用
方策として、平成24年に利用の公募を行っ
た結果、太陽光発電施設としての応募があり、
決定。25年春に着工
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
【太陽光発電】 ■1,250kW 東北電力へ売電
⑤見学等に係る取り組み、体制
■施設完成後調整
≪㈱ソラエネ:事務所棟 ≫
①所有者・管理者:㈱ソラエネ
②設置時期:平成 25 年秋操業予定
③所在地:男鹿市船越字一向
(男鹿総合観光案内所隣接)
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■太陽光発電施設の事務所棟および機械棟
■市有地利用公募の際に採択条件とされた
太陽光発電施設のPR,啓発のための教育
施設として設置(屋上からパネル群見学、
説明のための設備を設けること)
⑤見学等に係る取り組み、体制:
■担当者常駐、説明・案内可能とする計画
≪男鹿風力発電:風力発電施設≫
①所有者・管理者:男鹿風力発電㈱
②設置時期:平成 26 年 12 月操業予定
③所在地:男鹿市野石字大場沢
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
■2,400kW ×12 基 22,800kW
■東北電力へ売電
⑤見学等に係る取り組み、体制
■施設完成後調整
≪風の王国男鹿:風力発電施設≫
①所有者・管理者:風の王国男鹿
②設置時期:平成 26 年 12 月操業予定
③所在地:男鹿市船越字一向
④再生可能エネルギー等の内容及び規模
【風力発電】 ■1,870kW ×4 基 7,480kW
【太陽光発電】 ■250kW
■東北電力へ売電 蓄電池併用式
⑤見学等に係る取り組み、体制
■施設完成後調整
(参考)近隣の再生可能エネルギー関連施設
≪大潟村干拓博物館≫
①所有者・管理者:大潟村
②所在地:南秋田郡大潟村字西 5-2
③事業内容:男鹿半島・大潟ジオパークの中心施設で周辺においてスマートグリッドシス
テムの実証試験を行っている。他の自治体にある施設のためパークには入れない。
6.全体スケジュール
■短期(おおむね1年以内):■運営体制の構築、環境エネルギーツアーの検討と周知
■学習プログラムの検討(市内学校向け、教育旅行向け、市民向け)
■ジオツアーとの連携の検討と実施(既存のツアーコースへエネルギー施設
見学の組み込み)
■新規施設の状況把握と所有事業者との協力協議(協議会等の検討)
■中期(おおむね3年以内):■産学官連携によるエネルギーセミナー、環境ツアーの実施
■木質バイオマス、洋上風力発電等の次世代エネルギー施設、設備、事業者の
誘致
■長期(おおむね5年以内):■スマートシテイ「環境配慮型都市」としての展開
7.運営費
■次世代エネルギーパークとしての経常的な運営費用は特に発生しない
■観光関連予算、教育関係予算で措置されている誘客宣伝事業、教育講座事業、公民館事業などと連携する。
■来場者数見込み:施設の整備が完了すると太陽光発電所3 カ所と風力発電機4 基が集積し、見学施設も併設
される現在の「男鹿総合観光案内所」の 24 年度の来場者数が年間 97,000 人。男鹿市全体
の観光客入込数は 193 万人。このことから、観光案内所では、13%増の 110,000 人。PR効
果を見込んで男鹿市全体では、5%増の 202 万人を想定する。
(見込みについては、この後、関係部署と協議し再度設定する)
8.関連する新エネルギービジョン等
■平成 13 年 2 月:男鹿市地域新エネルギービジョン
○添付資料
1.計画施設位置図