第5章 計画の推進 第5章 1 計画の推進 計画の推進に向けて (1)計画の周知 計画を推進するためには、行政だけでなく、市民や事業者による主体的な取り組みも重要となり ます。子育て家庭や事業者・関係団体をはじめ、市民の理解、協力が必要であるため、本計画につ いて広報誌やホームページなど様々な媒体により広く周知します。 また、「子ども・子育て支援新制度」についても、市民の視点に立った分かりやすい説明により 周知します。 子育て家庭 行 政 事業者 新制度の認知 新制度の周知 ・広報、HP等 新制度の認知 事業やサービスの 活用を検討 事業やサービスの 活用を支援 ・相談窓口等充実 事業やサービスの 実施を検討 事業やサービスの活用 活用状況の把握 ・評価、改善等 事業やサービスの実施 (2)関係機関の連携と協働 子どもの成長や保護者が安心して子育てをおこなうためには、家庭や教育・保育施設、地域、企 業、行政などの相互の連携が必要となります。 また、子どもや子育て家庭を身近で支援する体制も重要であるため、地域の保育士、保健師、教 員等や、町内会、民生児童委員、子育てサークル、ボランティアなどが日常的に連携する地域のネ ットワークづくりを推進します。 専門職員による支援 ・幼稚園、保育所、認定こども園、 地域子育て支援センター、学校、 放課後児童クラブ、児童センター、 学習センターなど 地域の子ども・子育て支援 ネットワーク 行政による支援 ・福祉事務所 ・保健福祉センター ・教育委員会 子ども 子育て家庭 市民団体等による支援 地域に根ざした支援 ・子育てサークル ・ボランティア団体 ・企業など ・町内会 ・育成会 ・民生児童委員など 100 第5章 計画の推進 (3)進捗の点検と評価 PDCAサイクルにもとづき進行管理し、個別事業と計画全体の進捗状況について、毎年度点 検・評価をおこないます。 また、重点施策の需要量の見込みが実際の需要と大きく乖離している場合など、計画期間の中間 年を目安として、必要に応じ計画の見直しをおこないます。 計画:Plan ・事業計画:行政計画 事業計画の 見直し:Act ・行政:中間年に見直し 進行管理 実施:Do ・行政、事業者、市民 評価:Check ・子ども子育て会議、 行政による検証 (4)福島市子ども・子育て会議の役割 子どもの保護者や事業者の代表、学識経験者、公募委員、行政の代表で構成する「福島市子ども・ 子育て会議」が進捗の点検と評価をおこなうとともに、計画の推進へ向け、意見や提案などを市に 対しておこないます。会議の協議内容は、市のホームページなどにより周知します。 福島市子ども・子育て会議 進捗状況把握、助言、提案 計画の実施 助言・提案にもとづく 助言・提案及び実施 行政、事業者、市民の実践 計画の見直し実施 状況の公表・周知 行 政 関連計画との整合・推進 101 第5章 計画の推進 (5)広域的な連携の強化 子育て世代の教育・保育ニーズは多様化しており、市民による市外の教育・保育情報や、施設、 事業活用を求める動きや反対に市外から市内のサービスを求める動きもあります。「子ども・子育 て支援新制度」は、近隣自治体や県と密接にかかわるものであることから、広域的な連携を強化し、 子どもや保護者が安心できる環境づくりを進めます。 102
© Copyright 2024 ExpyDoc