障害が あってもなくても みんなが気持ちよく 過ごせる明るい;pdf

第3期 桑名市障害者計画及び
(平成 27 年度~平成 32 年度)
第4期 桑名市障害福祉計画
(平成 27 年度~平成 29 年度)
障害が
あってもなくても
みんなが気持ちよく
過ごせる明るい
まちづくり
平成 27 年3月
桑 名 市
はじめに
桑名市では、障害の有無にかかわらず、互いに人格と
個性を尊重しながら、自己選択と自己決定のもとに、
社会活動に参加することができる「ノーマライゼーション
社会」の実現を目指し、障害福祉施策を進めてまいりました。
近年、障害のある方を取り巻く環境や施策は、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に
対する支援等に関する法律(障害者虐待防止法)」及び「障害者の日常生活及び社会生活
を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)」の施行、「障害を理由とする差別
の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」の制定等、大きく変化しております。
このような中、本市では、第3期桑名市障害者計画と第4期桑名市障害福祉計画を一体
的に策定いたしました。その過程で、「本物力こそ、桑名力。」を基本理念とする「桑名
市総合計画」を踏まえ、全員参加型市政の一環として、障害のある方やご家族の「思い」
をお聞きし、アンケート調査を作成した後、横断的な庁内会議や「桑名市地域自立支援協
議会」で議論を積み重ね、成案を取りまとめました。多くの貴重なご意見をくださいまし
た市民の皆様や関係団体等の皆様に対し、心から感謝を申し上げます。
本計画は、「障害があってもなくてもみんなが気持ちよく過ごせる明るいまちづくり」
を基本理念とし、さまざまな取組を掲げております。本計画を推進していくためには、障
害の有無にかかわらず、多くの方々が共に「オール桑名」で取り組まなければなりません。
今後とも、本計画の推進に対する市民の皆様や関係団体等の皆様のご支援とご協力をよ
ろしくお願いいたします。
平成27年3月
桑名市長
伊藤
徳宇
目 次
第1 総論
第1章
1
計画策定にあたって
計画策定の背景 ······················································1
(1)国の動向 ······················································1
(2)三重県の動向 ··················································2
(3)桑名市の動向 ··················································2
(4)障害者計画と障害福祉計画(平成 27 年度以降)の関係 ·············4
2
計画とその他の計画との関係 ··········································5
3
計画の対象期間 ······················································6
4
計画の策定に関する基本的な方針 ······································7
(1)全員参加型の計画推進体制 ······································7
第2章
1
障害のある方を取り巻く現状
人口と障害者手帳発行状況 ············································9
(1)人口の推移 ····················································9
(2)障害別手帳所持率の推移 ········································10
(3)障害の等級別身体障害者手帳所持者数の推移 ······················10
(4)障害の種類別身体障害者手帳所持者数の推移 ······················11
(5)障害の等級別療育手帳所持者数の推移 ····························11
(6)障害の等級別精神障害者保健福祉手帳所持者数の推移 ··············12
2
障害福祉サービス等の状況 ············································13
(1)障害福祉サービス支給決定者数の推移 ····························13
(2)障害福祉サービス給付費の推移 ··································14
(3)訪問系サービス給付費の推移 ····································15
(4)日中活動系サービス給付費の推移 ································15
(5)障害児サービス給付費の推移 ····································16
(6)障害者雇用率 ··················································16
3
市内の福祉関係施設・事業所の状況·····································17
4
これまでの取組と課題 ················································18
(1)障害福祉サービス ··············································18
(2)地域生活支援事業 ··············································24
5
障害のある方の生活状況等 ············································28
(1)インタビュー ··················································28
(2)アンケート調査結果 ············································29
第3章
(3)アンケート調査結果のまとめ ····································30
計画の基本的な考え方
1
計画の基本理念 ······················································48
2
計画の基本方針 ······················································49
3
施策の体系 ··························································50
第2 各論
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
1
障害を理解し思いやりのあるまちづくり·································53
(1)広報・啓発活動の推進 ············································53
2
安心して暮らせるまちづくり ··········································57
(1)生活支援の充実 ··················································57
(2)保健・医療の充実 ················································62
(3)障害に配慮したまちづくりの推進 ··································66
(4)情報提供・意思疎通支援の充実 ····································69
(5)安全・安心な環境づくりの推進 ····································71
(6)権利擁護の推進 ··················································73
3
社会参加を応援するまちづくり ········································75
(1)教育・文化芸術活動・スポーツ等の充実 ····························75
(2)雇用・就業への支援 ··············································78
(3)行政サービスにおける配慮 ········································81
(4)国際交流の推進 ··················································82
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
1
障害福祉計画策定にあたっての視点 ····································83
2
障害福祉サービスの基盤整備の考え方 ··································84
(1)基盤整備の考え方 ················································84
3
計画の実施目標 ······················································85
(1)障害者総合支援法(児童福祉法含む。
)に基づくサービス体系 ··········85
(2)平成 29 年度の数値目標 ···········································86
(3)自立支援給付の見込量 ············································88
(4)地域生活支援事業の見込量 ········································96
第3章
計画の推進
1
全員参加型の計画推進体制 ············································101
2
計画の進捗管理 ······················································101
(1)計画の評価、管理 ················································101
(2)PDCAサイクルによる障害福祉計画の達成状況の点検・評価 ········101
(3)調査研究及び情報提供 ············································102
資料
1
用語の説明(本文の後に「★」がある用語を掲載しています) ···············103
2
計画の策定経緯 ······················································108
3
桑名市地域自立支援協議会条例 ········································110
4
桑名市地域自立支援協議会委員名簿·····································112
※本計画の障害の「害」の表記については、国の表記に準じています。
第1章
第1章
計画策定にあたって
計画策定にあたって
1 計画策定の背景
(1)
国の動向
 平成 14 年 12 月に国の障害施策の基本的方向を定めた「障害者基本計画(平成 15 年
度~24 年度)
」及び「重点施策実施5か年計画(前期:平成 15 年度~19 年度、後期:
平成 20 年度~24 年度)」が策定され、重点的に実施する施策やその達成目標を定めま
した。
 平成 15 年度からは、従来の「措置制度★」から「支援費制度★」に移行し、サービス提
供体制の拡充が図られました。
 平成 17 年4月には「発達障害者支援法」が施行され、発達障害に対する理解や発達支
援、家族支援等の必要性が明記されました。
 平成 18 年4月には「障害者自立支援法★」が施行され、障害の種別にかかわらず、障







害のある方が必要とするサービスを利用するための仕組みが一元化されました。
平成22年12月には、利用者負担の見直し、発達障害が「障害者自立支援法★」の対象
となることの明確化、相談支援体制の強化等を規定する「障害者自立支援法★」の改正
が行われました。
平成 23 年6月には「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律
(以下「障害者虐待防止法」という。)」が成立し、平成 24 年 10 月から施行されまし
た。この法律では、虐待の禁止、虐待の予防及び早期発見、虐待を受けた障害者の保
護、自立支援のための措置、養護者の負担の軽減等を定めています。
平成23年8月には、障害者基本法が改定され、障害者の定義の見直しや、社会的な障
壁を取り除くための配慮を求める内容が盛り込まれました。
平成25年4月には「障害者自立支援法★」の一部を改正し、「障害者の日常生活及び社
会生活を総合的に支援するための法律(以下「障害者総合支援法★」という。)」が施
行されました。この法律では、難病患者等が障害福祉サービスの対象に追加され、知
的障害及び精神障害における障害区分の適切な配慮等の改正、ケアホームのグループ
ホームへの一元化が行われる等、障害のある方が地域において自立した生活を営むこ
とができるよう支援の充実を図っています。
平成25年6月には障害のある方に対する差別的取扱いを禁止し、国や自治体等の公的
機関には障害のある方に必要な配慮を法的に義務付ける「障害を理由とする差別の解
消の推進に関する法律(以下「障害者差別解消法」という。)」が成立し、平成28年
4月からの施行が予定されています。
平成25年9月には第3次障害者基本計画が策定され、平成25年度から平成29年度まで
の5年間の講ずべき障害者施策の基本的な方向が定められました。
第3次障害者基本計画では、障害者基本法第1条に規定されるように、すべての国民
1
第1章
計画策定にあたって
が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いな
がら共生する社会の実現を目指しています。
 第3次障害者基本計画は、共生社会の実現に向け、障害者が必要な支援を受けながら、
自らの決定に基づき社会のあらゆる活動に参加する主体ととらえ、障害者が自らの能
力を最大限発揮し自己実現できるよう支援しています。
 平成26年1月には、障害者の権利に関する条約を批准しました。障害者の権利に関す
る条約は、障害者の人権及び基本的自由の享有を確保し、障害者の固有の尊厳の尊重
を促進することを目的として、障害者の権利の実現のための措置等について定める条
約です。
 平成26年6月には精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律が
成立し、精神障害者の地域移行を促進するため、精神障害者の医療に関する指針(大
臣告示)の策定、医療保護入院における入院手続き等の見直しが行われました。
(2)
三重県の動向
 平成18年度に障害者基本法第11条第2項の規定による「三重県障害者プラン(第四次
行動計画)」と、障害者自立支援法★第89条第1項の規定による「三重県障害福祉計画
(第一期計画)」を統合した「みえ障害者福祉プラン」(平成18年度~平成20年度)
を策定しました。
 平成21年3月には、県民や市町と協働して取り組む目標・施策について定めた「みえ
障害者福祉プラン・第2期計画(三重県障害者プラン-第五次行動計画・三重県障害
福祉計画-第二期計画)」(平成21年度~平成23年度)を策定し、具体的な施策と必
要なサービスの提供体制の確保に関して定めた県の障害者施策の基本方針を示してい
ます。
 平成24年3月には、障害のある方もない方も、お互いの人格と個性を尊重し合いなが
ら共生する社会の実現をめざし、「みえ障がい者共生社会づくりプラン」(平成24年
度~平成26年度)が策定されました。
(3)
桑名市の動向
 障害の有無にかかわらず、全ての人が社会の対等な構成員として、人格を尊重され、
自己選択と自己決定のもとにあらゆる活動に参加できるノーマライゼーション★社会
の実現に向けて、平成20年3月に「第2期桑名市障害者計画」を策定し、障害者施策
を総合的に推進してきました。
 この間、国においては、平成25年に障害者自立支援法★から障害者総合支援法★に変わ
り、障害の範囲を身体障害・知的障害・精神障害(発達障害を含む。
)に難病等を加え
て、制度の谷間に置かれてきた難病患者に対する障害福祉サービスの提供が可能とな
りました。また、平成26年4月1日からは、障害支援区分の創設、重度訪問介護の対
象拡大、ケアホームのグループホームへの一元化等の改正が行われました。
2
第1章
計画策定にあたって
 これらの制度の改正や社会情勢等を踏まえて、障害者や家族、支援者等の多くの市民
の参画のもとに、
「第3期桑名市障害者計画及び第4期桑名市障害福祉計画」を策定し
ました。
 障害のある方が地域において安心して暮らせるよう、地域生活に関わる現状や課題等を
検討する協議の場として、平成26年3月に「桑名市地域自立支援協議会」を設置し、 地
域における支援体制を整備しています。
○障害者施策の動向
年月
国の動向
平成 14 年 12 月
「障害者基本計画」及び「重点施策
実施5か年計画」を策定
平成 15 年4月
「支援費制度★」施行
平成 17 年4月
「発達障害者支援法」施行
平成 18 年3月
平成 18 年4月
三重県の動向
桑名市の動向
「みえ障害者福祉プラ
ン」を策定
「第1期桑名市障害福
祉計画」を策定
「障害者自立支援法★」施行
「第2期桑名市障害者
計画」を策定
平成 20 年3月
平成 21 年3月
平成 22 年 12 月
「障害者自立支援法★」の改正
平成 23 年6月
「障害者虐待防止法」が成立
平成 23 年8月
「障害者基本法」の改定
平成 24 年3月
平成 24 年 10 月
「障害者虐待防止法」施行
平成 25 年4月
「障害者総合支援法★」施行
平成 25 年6月
「障害者差別解消法」が成立
(平成 28 年4月施行予定)
平成 25 年9月
「第3次障害者基本計画」を策定
平成 26 年1月
「障害者の権利に関する条約」批准
「みえ障害者福祉プラ
ン・第2期計画」を策定
「第2期桑名市障害福
祉計画」を策定
「みえ障がい者共生社
会づくりプラン」を策定
「第3期桑名市障害福
祉計画」を策定
「桑名市地域自立支援
協議会条例」の制定
平成 26 年3月
平成 26 年4月
「障害者総合支援法★」の改正
平成 26 年6月
「精神保健及び精神障害者福祉に関
する 法律の一部改正」が成立
「第3期桑名市障害者
計画及び第4期桑名市
障害福祉計画」を策定
平成 27 年3月
3
第1章
計画策定にあたって
(4)障害者計画と障害福祉計画(平成 27 年度以降)の関係
障害者計画は、
「障害者基本法」に基づく障害者のための施策に関する基本的な事項を
定める中長期の計画であり、障害福祉計画は、「障害者総合支援法★」に基づき、障害者
計画の中の「生活支援」に関わる事項の、障害福祉サービスに関する必要な利用の見込
量等を定める3年間の実施計画的な位置づけとなります。障害者計画と障害福祉計画は、
障害福祉サービスの実施等の連携を図って進めていく必要があることから、一体的に策
定し、推進していきます。
障害者計画(障害者基本法に基づく)
1.生活支援
6.情報アクセシビリティ★
障害福祉計画
(障害者総合支援法★
に基づく)
2.保健・医療
7.安全・安心
3.教育・文化芸術活動・スポーツ等
8.差別の解消及び権利擁護の推進
4.雇用・就業・経済的自立
9.行政サービス等の配慮
桑名市
独自
10.国際協力
5.生活環境
※
内閣府「障害者計画と障害者福祉計画の関係図表」を参考
4
11.啓発
第1章
計画策定にあたって
2 計画とその他の計画との関係
本計画は、障害者基本法第 11 条第3項に基づく「障害者計画」(障害者施策全般の指針
となる計画)と障害者総合支援法★第 88 条に基づく「障害福祉計画」
(障害福祉サービス、
相談支援及び地域生活支援事業の提供体制の確保に関する計画)として策定しました。
なお、
「桑名市総合計画」、
「桑名市地域福祉計画」等の上位計画との整合性を図ることは
もちろんのこと、「桑名市介護保険事業計画・老人福祉計画」「桑名市子ども・子育て支援
事業計画」「桑名市健康づくり計画」等と整合性を保ちながら策定しました。
■根拠法令・計画の性格
障害者計画(第3期)
障害福祉計画(第4期)
根拠法令
障害者基本法 第 11 条第3項
(平成 23 年8月5日一部改正)
障害者総合支援法★第88条
性
障害者施策に関する基本的な事項
を定める中長期的な計画
障害福祉サービス等の量と提供体制を
確保するための計画
格
(平成25年4月1日施行)
■桑名市における計画の位置付け
桑
名
市
総
合
計
画
桑名市地域福祉計画
障害者計画(第3期)
関 連 計 画
障害者施策の基本的な事項を定める
中長期的な計画
桑名市介護保険事業計画・老人福祉計画
整合性
桑名市子ども・子育て支援事業計画
障害福祉計画(第4期)
桑名市健康づくり計画 等
障害福祉サービス等の確保に関する計画
5
第1章
計画策定にあたって
3 計画の対象期間
本計画の期間は、障害者計画は平成 27 年から平成 32 年の6年間、障害福祉計画は平成
27 年から平成 29 年の3年間とします。
■計画期間
H24 年
H25 年
H26 年
H27 年
H28 年
H29 年
H30 年
H31 年
障害者計画
第3期計画
第2期計画
(平成 20~平成 26 年)
障害福祉計画
第3期計画
第4期計画
(平成 24~平成 26 年)
6
第5期計画
H32 年
第1章
計画策定にあたって
4 計画の策定に関する基本的な方針
(1)全員参加型の計画推進体制
①庁内の連携・調整及び関係機関等との連携
本市では、障害者の「思い」や「考え」等から課題を分析するために、アンケートやイ
ンタビューを通じて障害者や障害者団体、市民、企業等の協力を得て、全員参加型の計画
づくりを行いました。
また、社会福祉団体やその他関係機関、公募による市民の参加による「桑名市地域自立
支援協議会」、障害福祉課をはじめ様々な関係部署のメンバーによる、横断的に障害福祉の
課題を検討・協議する「桑名市庁内会議」、障害福祉課や関係機関による「スタッフ会議」
を定期的に開催する等、全員参加型の体制で策定に取り組んできました。
なお、アンケート調査については、プリシード・プロシードモデル★の枠組を活用し、障
害者の生活状況等を把握できるよう、インタビュー内容を反映させて、障害者にとって必
要な情報提供や周りの支援、障害福祉サービス等の項目を整理しました。
地域自立支援協議会(グループワーク)
地域自立支援協議会
全員参加型の取組
アンケート調査結果報告会
庁内会議(グループワーク)
7
第1章
計画策定にあたって
全員参加型の計画作成体制
桑名市地域自立支援協議会
計画策定の総合的な視点で原案について
審議・決定をする。
社会福祉団体、自治会、障害者団体、医療
関係、学校、就労関係等の構成
議会
全員協議会の場での報告協議
桑名市庁内会議
障害福祉に関する市役所内の様々な部署の
担当係長がメンバーとなり、各部署の活動と
計画の推進についての整合性や課題・検討
事項の協議を行う。
スタッフ運営会議
障害者の思いや考え、現状等から、課題を
分析し、計画策定のための事項を協議し、
上部会議に提案する。
障害者の思いや考え等から課題を分析
既存統計資料
インタビュー
実態調査
団体希望
障害者団体に対して
インタビューを行い、
実態調査の質問項目に
反映する。
障害者や市民の生
活や困りごとを量
的に調査する。
障害のある方・障害
のない方・企業等を
対象
平成 24 年度・平成 25
年度の各団体の要望
から、障害者の生活や
困りごとを質的に調査
する。
障害福祉サービスの種
類や障害者のニーズ、
各サービス一人当たり
の利用量、施設入所の
地域生活への意向資料
等
②県及び近隣市町との連携
本市だけでは解決できない障害福祉サービス等の課題について、県や近隣市町と協議し、
検討を行いました。
8
第2章
第2章
障害のある方を取り巻く現状
障害のある方を取り巻く現状
1 人口と障害者手帳発行状況
(1)人口の推移
本市の人口は増加傾向にあり、平成 26 年3月 31 日現在では 142,510 人となっています。
年齢3区分別でみると、0~14 歳(年少人口)及び 15~64 歳人口(生産年齢人口)は、
減少傾向にありますが、65 歳以上人口(高齢人口)は増加傾向にあります。
図表1:年齢3区分別人口の推移
(人)
年少人口(0~14歳) 生産年齢人口(15~64歳) 高齢者人口(65歳~)
160,000
140,000
120,000
100,000
129,587
134,811
138,846 138,457
142,510
119,855
124,025
17,982
25,998
29,981
33,273
12,347
14,590
21,625
105,583
8,936
110,310
10,729
69,939
73,127
80,412
85,713
89,892
91,539
91,431
88,084
88,994
26,708
26,454
27,096
23,722
21,713
21,647
21,417
20,392
20,243
80,000
60,000
40,000
20,000
0
昭和50年 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 平成26年
資料:昭和 50 年~平成 22 年までは総務省「国勢調査」各年 10 月1日、平成 26 年は3月末現在の住民基本
台帳及び外国人登録人口
9
第2章
障害のある方を取り巻く現状
(2)障害別手帳所持率の推移
本市における、総人口に占める障害者手帳所持者の割合は、年々増加傾向にあり、平成
26 年4月1日現在、障害者手帳を所持している人は 6,536 人となっています。平成 18 年
からの推移をみると、8年間で 1,592 人増加しています。障害別でみると、いずれの障害
も増え続けており、特に精神障害者数は大幅に増加しています。
図表2:手帳所持率及び障害別手帳発行数の推移
身体障害者
(人)
知的障害者
精神障害者
手帳所持率
10,000
8,000
3.6
3.5
6,000
3.9
3.7
4.3
4.1
(%)
4.4
4.5
4.6
6,536
4.0
5,834
6,252
5,302
5,576
6,095
6,486
810
751
879
768
922
987
1,094
792
816
845
4,273
4,944
5,102
4,000
494
629
550
643
632
666
730
702
2,000
3,821
3,909
4,004
4,144
5.0
3.0
2.0
4,448
4,538
4,683
4,597
0
1.0
0.0
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
資料:三重県障害者相談支援センター★事業概要、各年4月1日現在。率は桑名市の人口を母数として算出。
(3)障害の等級別身体障害者手帳所持者数の推移
平成 26 年4月 1 日現在の身体障害者手帳所持者を障害等級別でみると、最も重度であ
る「1級」が 1,407 人と最も多くなっています。次いで「4級」が 1,140 人、「3級」が
919 人、
「2級」が 641 人となっており、
「1級」と「2級」の重度の人が全体の 44.6%を
占めています。
図表3:障害の等級別身体障害者手帳所持者数の推移
1級
(人)
2級
3級
4級
5級
6級
6,000
4.273
4,441
4,538
252
266
271
246
242
1,008
4,683
5,000
4,000
3,000
4,597
281
261
243
249
229
1,048
1,091
1,136
1,140
870
899
910
912
919
664
680
681
677
641
1,233
1,306
1,342
1,428
1,407
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
2,000
1,000
0
資料:三重県障害者相談支援センター★事業概要、各年4月1日
10
第2章
障害のある方を取り巻く現状
(4)障害の種類別身体障害者手帳所持者数の推移
平成 26 年4月1日現在の身体障害者手帳所持者を障害の種類別でみると、肢体不自由
が 2,406 人と最も多く、身体障害者全体の約5割(52.3%)を占めており、次いで内部障
害が 1,472 人、聴覚・平衡機能障害が 392 人、視覚障害が 279 人、音声・言語そしゃく機
能障害が 48 人となっています。
図表4:障害の種類別身体障害者手帳所持者数の推移
(人)
視覚障害
音声・言語そしゃく機能障害
内部障害
聴覚・平衡機能障害
肢体不自由
6,000
4.273
4,441
4,538
4,683
4,597
5,000
4,000
1,343
1,388
1,429
1,489
1,472
2,253
2,342
2,387
2,451
2,406
41
368
268
平成22年
44
47
48
48
397
278
平成24年
406
289
平成25年
392
279
平成26年
3,000
2,000
1,000
0
390
277
平成23年
資料:三重県障害者相談支援センター★事業概要、各年4月1日
(5)障害の等級別療育手帳所持者数の推移
平成 26 年4月 1 日現在の療育手帳所持者を障害等級別でみると、
「B1(中度)
」が 304
人と最も多く、知的障害者全体の約4割(36.0%)を占めており、次いで「A2(重度)」
が 244 人、
「B2(軽度)
」が 168 人、
「A1(最重度)」が 129 人となっています。平成 22
年からの推移をみると、「A2(重度)」を除いたいずれの等級においても増加傾向にあり
ます。
図表5:障害の等級別療育手帳所持者数の推移
(人)
A1(最重度)
A2(重度)
B1(中度)
B2(軽度)
1,000
751
768
792
816
845
130
137
148
168
121
285
291
290
298
304
244
238
248
248
244
101
109
117
122
129
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
800
600
400
200
0
資料:三重県障害者相談支援センター★事業概要、各年4月1日
11
第2章
障害のある方を取り巻く現状
(6)障害の等級別精神障害者保健福祉手帳所持者数の推移
平成 26 年4月 1 日現在の精神障害者保健福祉手帳所持者を障害等級別でみると、
「2級」
が 735 人と最も多く、精神障害者全体の約7割(67.2%)を占めており、次いで「1級」
が 205 人、
「3級」が 154 人となっています。平成 22 年からの推移をみると、すべての等
級で増加傾向にあります。
図表6:障害の等級別精神障害者保健福祉手帳所持者数の推移
1級
(人)
2級
3級
1,400
810
879
922
987
1,094
1,200
154
1,000
800
124
102
112
529
578
616
665
187
199
194
198
205
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
94
600
400
735
200
0
資料:三重県障害者相談支援センター★事業概要、各年4月1日
12
第2章
障害のある方を取り巻く現状
2 障害福祉サービス等の状況
(1)障害福祉サービス支給決定者数の推移
平成 26 年4月現在、障害福祉サービス支給決定者は 820 人となっています。平成 22 年
からの推移をみると、年々増加傾向にあり、4年間で 209 人増加しています。障害別でみ
ると、精神障害者及び重複障害者が大幅に増加しています。
図表7:障害福祉サービス支給決定者数の推移
(人)
身体障害者
知的障害者
精神障害者
669
668
114
50
9
98
25
121
283
310
136
平成22年
重複障害
18歳未満
難病
1,000
611
800
104
600
400
5
83
714
820
4
50
156
28
142
148
317
330
314
138
155
164
166
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
32
200
0
*各年4月1日現在
13
第2章
障害のある方を取り巻く現状
(2)障害福祉サービス給付費の推移
障害福祉サービス給付費は、年々増加傾向にあり、平成 25 年では 1,809,977 千円となっ
ています。各年でみると日中活動系サービスの占める割合が多くなっています。
○年度別障害福祉サービス費の推移
(単位:千円)
平成 23 年
訪問系サービス
平成 24 年
平成 25 年
90,100
116,187
120,781
日中活動系サービス
687,942
945,240
1,054,512
居住系サービス
434,749
320,117
316,945
0
977
3,149
自立支援医療費
38,080
50,612
57,727
補装具
22,531
22,380
20,458
152,662
146,261
143,866
15,738
43,226
92,539
1,441,802
1,645,000
1,809,977
サービス利用計画
地域支援事業
放課後デイサービス
計
図表8:障害福祉サービス給付費の推移
-
500,000
1,000,000
平成23年
2,000,000 (千円)
1,500,000
1,441,802
平成24年
1,645,000
平成25年
1,809,977
訪問系サービス
サービス利用計画
地域支援事業
日中活動系サービス
自立支援医療費
放課後デイサービス
資料:桑名市一般会計歳入歳出決算書
14
居住系サービス
補装具
第2章
障害のある方を取り巻く現状
(3)訪問系サービス給付費の推移
訪問系サービスの給付費は、年々増加傾向にあり、平成 25 年では 120,781 千円となっ
ています。
図表9:年次別訪問系サービス給付費の推移
(千円)
140,000
116,187
120,781
120,000
100,000
90,100
80,000
60,000
40,000
20,000
0
平成23年
平成24年
平成25年
資料:桑名市一般会計歳入歳出決算書
(4)日中活動系サービス給付費の推移
日中活動系サービスの給付費は、年々増加傾向にあり、平成 25 年では 1,054,512 千円と
なっています。
図表 10:年次別日中活動系サービス給付費の推移
(千円)
図表
10:年次別日中活動系サービス給付費の推移
1,200,000
1,000,000
800,000
1,054,512
945,240
687,942
600,000
400,000
200,000
0
平成23年
平成24年
資料:桑名市一般会計歳入歳出決算書
15
平成25年
第2章
障害のある方を取り巻く現状
(5)障害児サービス給付費の推移
障害児サービスの給付費は、平成 25 年では 92,539 千円となっています。
図表 11:年次別障害児サービス給付費の推移
(千円)
100,000
92,539
80,000
60,000
43,226
40,000
15,738
20,000
0
平成23年
平成24年
平成25年
資料:桑名市一般会計歳入歳出決算書
(6)障害者雇用率
平成 25 年度の桑名地区の障害者雇用率★は 1.65%となっており、三重県より高く、全国
に比べて低くなっています。また、平成 21 年度からの推移をみると、増減を繰り返しな
がらも増加傾向にあります。
図表 12:障害者雇用率の推移
(%)
図:障害者雇用率の推移
全国
三重県
桑名地区
2.0
1.76
1.8
1.63
1.68
1.65
1.55
1.6
1.53
1.52
1.4
1.50
1.50
1.51
平成21年度
平成22年度
平成23年度
1.69
1.69
1.65
1.59
1.57
1.60
1.2
1.0
資料:桑名公共職業安定所 障害者の雇用状況
16
平成24年度
平成25年度
第2章
障害のある方を取り巻く現状
3 市内の福祉関係施設・事業所の状況
事業の種類
事業所数
定
員(人)
居宅介護
12 か所
―
重度訪問介護
8か所
―
同行援護
6か所
―
児童発達支援
1か所
30
放課後等デイサービス
5か所
50
施設入所支援
1か所
40
計画相談支援
3か所
―
短期入所
2か所
24
生活介護
8か所
119
自立訓練(生活訓練)
1か所
20
就労移行支援
1か所
20
就労継続支援A型
8か所
140
就労継続支援B型
12 か所
222
共同生活援助(グループホーム)
2か所
29
合
70 か所
694
計
資料:三重県健康福祉部 障害福祉課 指定事業所一覧(平成 26 年 11 年1日現在)
17
第2章
障害のある方を取り巻く現状
4 これまでの取組と課題
(1)障害福祉サービス
①訪問系サービス
訪問系サービスは、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、重度障害者等包
括支援の5つに整理され、障害者が居宅等において、日常の生活を営む上で必要な支援
を提供します。
計画見込量を超えているサービスはありませんが、平成 25 年度から平成 26 年度にか
けて、重度障害者等包括支援以外のサービスで、利用が増加しています。
訪問系サービスの利用量推移 (単位:1月あたり)
サービス名
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
100
110
120
1,700
1,870
2,040
96
104
114
時間
1,609
1,584
1,905
人
96.0%
94.5%
95.0%
時間
94.6%
84.7%
93.4%
1
1
2
600
600
900
1
1
2
424
470
620
人
100.0%
100.0%
100.0%
時間
70.7%
78.3%
68.9%
人
20
23
26
時間
140
161
182
人
13
14
16
時間
93
141
144
人
65.0%
60.9%
61.5%
時間
66.4%
87.6%
79.1%
人
計画見込量
時間
人
居宅介護
利用実績
進捗率
人
計画見込量
時間
人
重度訪問介護
利用実績
時間
進捗率
計画見込量
同行援護
利用実績
進捗率
18
第2章
サービス名
障害のある方を取り巻く現状
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
人
11
12
13
時間
120
130
140
人
7
3
7
時間
65
37
84
人
63.6%
25.0%
53.8%
時間
54.2%
28.5%
60.0%
人
0
0
0
時間
0
0
0
人
0
0
0
時間
0
0
0
人
0.0%
0.0%
0.0%
時間
0.0%
0.0%
0.0%
計画見込量
行動援護
利用実績
進捗率
計画見込量
重度障害者等
包括支援
利用実績
進捗率
※利用実績は、三重県国民健康連合会 障害福祉サービス費等の支払い情報による
※進捗率については、「人」
「時間」「人日」の見込量に対する実績から算出した進捗率である。
※「時間」は、年間のサービス提供時間である。
※「人日」は、
「1か月あたりの利用人数」×「1人1か月あたりの平均利用日数」で算出されるサービス
量である。
19
第2章
障害のある方を取り巻く現状
②日中活動系サービス
日中活動系サービスは、生活介護、自立訓練(機能訓練)、自立訓練(生活訓練)、就
労移行支援、就労継続支援(A型)、就労継続支援(B型)、療養介護、短期入所の8つ
に整理されています。
計画見込量を超えているサービスは、自立訓練(生活訓練)、就労継続支援(A型)、
就労継続支援(B型)があり、かつては施設がなかったため利用者が少ない状況でした
が、現在は施設の増加に伴い、利用者も増加しています。
日中活動系サービスの利用量推移 (単位:1月あたり)
サービス名
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
240
260
280
4,560
4,940
5,320
235
234
258
人日
4,465
4,446
4,902
人
97.9%
90.0%
92.1%
人日
97.9%
90.0%
92.1%
人
2
2
3
人日
44
44
66
人
0
1
1
人日
0
18
1
人
0.0%
50.0%
33.3%
人日
0.0%
40.9%
1.5%
人
3
3
4
人日
54
54
72
人
4
16
19
人日
72
240
285
人
133.3%
533.3%
475.0%
人日
133.3%
444.4%
395.8%
人
15
20
25
人日
270
360
450
9
6
8
162
102
136
人
60.0%
30.0%
32.0%
人日
60.0%
28.3%
30.2%
人
計画見込量
人日
人
生活介護
利用実績
進捗率
計画見込量
自立訓練
(機能訓練)
利用実績
進捗率
計画見込量
自立訓練
(生活訓練)
利用実績
進捗率
計画見込量
人
就労移行支援
利用実績
人日
進捗率
20
第2章
サービス名
計画見込量
就労継続支援
(A型)
利用実績
進捗率
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
人
20
30
40
人日
360
540
720
人
38
75
114
人日
722
1,425
2,736
人
190.0%
250.0%
285.0%
人日
200.6%
263.9%
380.0%
160
170
180
2,880
3,060
3,240
167
184
212
人日
3,006
3,312
3,816
人
104.4%
108.2%
117.8%
人日
104.4%
108.2%
117.8%
人
計画見込量
就労継続支援
(B型)
人日
人
利用実績
進捗率
療養介護
計画見込量
人
12
12
12
利用実績
人
12
12
12
進捗率
人
100.0%
100.0%
100.0%
人
45
50
55
人日
261
290
319
人
45
47
53
人日
225
282
318
人
100.0%
94.0%
96.4%
人日
86.2%
97.2%
99.7%
計画見込量
短期入所
障害のある方を取り巻く現状
利用実績
進捗率
※利用実績は、三重県国民健康保険連合会
障害福祉サービス費等の支払い情報による
21
第2章
障害のある方を取り巻く現状
③居住系サービス
生活の場の提供である居住系サービスは、共同生活援助(以下「グループホーム」と
いう。)、施設入所支援に整理されます。共同生活介護(ケアホーム)は、平成 26 年 4
月 1 日から共同生活援助に一元化されました。
グループホームは、利用実績が計画見込量に対して下回っていますが、地域で生活し
たいというニーズや親亡き後の生活の場としてのニーズが高まっており、受け皿が不足
している状況であると考えられます。
施設入所は、利用実績が計画見込量に対して上回っている状況です。
居住系サービスの利用量推移 (単位:1月あたり)
サービス名
共同生活援助
(グループホーム)
施設入所支援
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画見込量
人
90
100
110
利用実績
人
83
81
85
進捗率
人
92.2%
81.0%
77.3%
計画見込量
人
114
111
107
利用実績
人
118
121
117
進捗率
人
103.5%
109.0%
109.3%
※利用実績は、三重県国民健康保険連合会
障害福祉サービス費等の支払い情報による
④相談支援
相談支援は、障害者の自立した生活を支え、障害者の抱える課題の解決や適切なサー
ビス利用に向けて、ケアマネジメント★によりきめ細かく支援するサービスです。また、
地域移行支援は、住居の確保・その他の地域における生活に移行するための活動に関す
る相談等に応じ、地域定着支援は常時の連絡体制を確保するとともに、障害の特性を原
因として生じた緊急の事態にも対応します。
平成 24 年4月より、支給決定プロセスの見直しにより、計画相談の対象者が障害福
祉サービスを申請した障害者等へと大幅に拡大しました。そのため、計画を作成する特
定相談支援事業所の確保が難しい状況です。
22
第2章
障害のある方を取り巻く現状
相談支援の利用量推移 (単位:1月あたり)
サービス名
計画相談支援
地域移行支援
地域定着支援
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画見込量
人
20
60
120
利用実績
人
3
15
41
進捗率
人
15.0%
25.0%
34.2%
計画見込量
人
10
12
15
利用実績
人
2
2
0
進捗率
人
20.0%
16.7%
0.0%
計画見込量
人
5
7
10
利用実績
人
0
1
1
進捗率
人
0.0%
14.3%
10.0%
⑤障害児支援サービス
障害児支援サービスは、児童福祉法に規定された下記のサービスです。
本市の放課後等デイサービスの事業所は、平成 24 年度は 1 か所でしたが、平成 26 年
10 月現在では5か所に増加したことにより、利用者が大幅に増加しました。
児童発達支援等の利用量推移 (単位:人、1月あたり)
サービス名
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
児童発達支援
利用実績
人
29
30
40
放課後等デイサービス
利用実績
人
61
97
115
保育所等訪問支援
利用実績
人
0
0
0
医療型児童発達支援
利用実績
人
0
0
0
障害児相談支援
利用実績
人
0
20
160
※障害児支援サービスについて、第3期障害福祉計画では、計画見込量を定めておりません。
23
第2章
障害のある方を取り巻く現状
(2)地域生活支援事業
○必須事業
地域生活支援事業の必須事業には、相談支援事業、成年後見制度利用支援事業、コミュ
ニケーション支援事業、日常生活用具給付等事業、移動支援事業、地域活動支援センター
事業があります。
①相談支援事業
本市では、平成 26 年 10 月現在2か所の障害者総合支援センターを設置し、障害のあ
る方やその家族、介護者等からの相談に応じ必要な情報提供を行っています。
相談支援事業の利用量推移 (単位:年間)
サービス名
相談支援事業
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画見込量
人
5,350
5,400
5,450
利用実績
人
7,579
8,622
9,000
進捗率
人
141.7%
159.7%
165.1%
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
②成年後見制度利用支援事業
成年後見制度利用支援事業の利用量推移 (単位:年間)
サービス名
成年後見制度
利用支援事業
計画見込量
人
3
3
4
利用実績
人
2
3
0
進捗率
人
66.7%
100.0%
0.0%
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
③コミュニケーション支援事業
コミュニケーション支援事業の利用量推移 (単位:1月あたり)
サービス名
コミュニケー
ション支援事業
計画見込量
人
233
241
250
利用実績
人
240
271
276
進捗率
人
103.0%
112,4%
110.4%
24
第2章
障害のある方を取り巻く現状
④日常生活用具給付等事業
日常生活用具給付等事業の利用量推移 (単位:年間)
サービス名
日常生活用具
給付等事業
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画見込量
件
1,355
1,420
1,485
利用実績
件
1,125
1,268
1,040
進捗率
件
83.0%
89.3%
70.0%
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
⑤移動支援事業
移動支援事業の利用量推移 (単位:1月あたり)
サービス名
移動支援事業
計画見込量
人
52
57
62
利用実績
人
136
155
166
進捗率
人
261.5%
271.9%
267.7%
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
⑥地域活動支援センター事業
地域活動支援センター事業の利用量推移 (単位:1月あたり)
サービス名
地域活動支援
センター事業
計画見込量
人
59
60
60
利用実績
人
60
42
41
進捗率
人
101.7%
70.0%
68.3%
25
第2章
障害のある方を取り巻く現状
○任意事業
地域生活支援事業の任意事業は以下のサービスです。
①知的障害者職親委託事業
知的障害者職親委託事業の利用量推移 (単位:年間)
サービス名
知的障害者職親
委託事業
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画見込量
人
5
5
6
利用実績
人
5
5
4
進捗率
人
100.0%
100.0%
66.7%
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
②パソコン研修
パソコン研修の利用量推移(単位:年間)
サービス名
パソコン研修
計画見込量
人
10
10
10
利用実績
人
10
10
10
進捗率
人
100.0%
100.0%
100.0%
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
③歩行訓練
歩行訓練の利用量推移(単位:年間)
サービス名
歩行訓練
計画見込量
人
5
5
5
利用実績
人
5
9
9
進捗率
人
100.0%
180.0%
180.0%
26
第2章
障害のある方を取り巻く現状
④点字教室
点字教室の利用量推移(単位:年間)
サービス名
点字教室
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画見込量
人
5
5
5
利用実績
人
4
4
4
進捗率
人
80.0%
80.0%
80.0%
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
⑤自動車運転免許取得助成事業
自動車運転免許取得助成事業の利用量推移(単位:年間)
サービス名
自動車運転免許
取得助成事業
計画見込量
件
2
3
3
利用実績
件
3
3
3
進捗率
件
150.0%
100.0%
100.0%
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
⑥自動車改造費助成事業
自動車改造費助成事業の利用量推移(単位:年間)
サービス名
自動車改造費
助成事業
計画見込量
件
8
9
9
利用実績
件
5
4
4
進捗率
件
62.5%
44.4%
44.4%
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
⑦日中一時支援事業
日中一時支援事業の利用量推移(単位:1月あたり)
サービス名
日中一時支援
事業
計画見込量
人
132
138
144
利用実績
人
203
223
219
進捗率
人
153.8%
161.6%
152.1%
27
第2章
障害のある方を取り巻く現状
5 障害のある方の生活状況等
(1)インタビュー
①目的
障害福祉計画策定の基礎資料となるアンケート項目に反映するために、障害者団体の
会員の方に対して、困りごとや生活の実態の聞き取りをしました。
②団体名及び実施日
団体名
実施日時
桑名市身体障害者福祉協会
平成 26 年3月 17 日(月)16 時~
桑名市視覚障害者協会
平成 26 年3月 17 日(月)10 時~
桑名市聴覚障害者協会
平成 26 年3月 24 日(月)18 時~
桑名自閉症児者親の会
平成 26 年3月 12 日(水)10 時 30 分~
桑名市肢体不自由児保護者会
平成 26 年3月 14 日(金)9時 30 分~
桑名地域精神障害者家族会しぐれ会
平成 26 年3月 12 日(水)13 時~
精神当事者の会(ぴあぴあ)
平成 26 年3月 17 日(月)13 時 30 分~
働く障害者のつどい(ひまわりサークル)
平成 26 年3月 15 日(土)11 時 30 分~
③聞き取り時間
1時間~1時間 30 分
④聞き取り内容
1 桑名市でどんな暮らしをしたいですか。
2 桑名市がどんなまちだったら住みやすいと思いますか。
3 現在の暮らしの中で困っていることはありますか。
4 より良い生活のために、ご自身で何ができますか。
5 その他
⑤インタビュー結果のまとめ
障害者団体の皆様の多様な意見をいただきました。これらの意見をもとに、アンケー
トの設問を作成し、実施しました。
28
第2章
障害のある方を取り巻く現状
(2)アンケート調査結果
①調査目的
「第3期桑名市障害者計画及び第4期桑名市障害福祉計画」を策定するにあたって、
本市に居住する障害のある方、障害のない方、民間事業者を対象に生活実態やサービス
の利用状況、今後の施策ニーズ、福祉に対する障害のない人の意識、市内の事業所にお
ける障害のある方の雇用状況を把握することを目的にアンケート調査を実施しました。
②調査対象者
調査名
対象者
障害のある方調査
障害のある方
3,597 人
障害のない方調査
市内在住の 20 歳以上の人
1,000 人
事業所調査
市内における事業所
300 事業所
③調査機関
平成 26 年5月 26 日~6月 25 日(調査基準日 平成 26 年6月1日)
④抽出方法
無作為抽出
⑤調査方法
郵送による配付・回収にて実施
⑥回収状況
障害のある方
区分
身体障害者
知的障害者
企業
障害の
ない方
精神障害者
従業員
従業員
50 人以上
50 人未満
配付数
1,999
799
799
1,000
94
206
回収数
1,206
370
282
495
54
118
有効
1,205
370
282
495
54
118
無効
1
0
0
0
0
0
60.3%
46.3%
35.3%
49.5%
57.4%
57.3%
有効回収率
*
有効回収数は、回収されたが記入のない調査票を除いて集計した数。
29
第2章
障害のある方を取り巻く現状
(3)アンケート調査結果のまとめ
①障害のある方に対するアンケート調査結果
a.住まいや暮らしについて
 「桑名市でこれからもずっと暮らしたいと思っている」と 88.3%の方が答えており、
その方々が安心して暮らせるように支援するサービスが必要です。
問
あなたは桑名市でこれからもずっと暮らし続けたいと思いますか
はい
0%
全 体
いいえ
20%
40%
n=1,857
無回答
60%
80%
100%
4.7
88.3
7.0
b.権利擁護について
 「障害があることで差別や嫌な思いをしたことがある」と 38.2%の方が答えており、
啓発活動が必要です。
問
あなたは、障害があることで差別や嫌な思いをする(した)ことがありますか
ある
0%
全 体
n=1,857
少しある
20%
18.7
40%
19.5
ない
60%
46.0
30
無回答
80%
100%
15.8
第2章
障害のある方を取り巻く現状
c.障害の状態について
 視覚障害のある方に対し、点字を読めるかたずねたところ、
「読める」が 13.8%、
「必
要だと思うが読めない」が 18.8%、
「読めないが必要ない」が 55.0%となっています。
問
あなたは点字が読めますか
読める
0%
身体障害者
n=80
必要だと思うが読めない
20%
13.8
読めないが必要ない
40%
60%
18.8
無回答
80%
55.0
100%
12.5
d.災害時の避難等について
 火事や災害時に困ることは、
「投薬や治療が受けられない」
「迅速に避難できない」
「周
囲の人とコミュニケーションが取れない」
「避難場所の生活環境が不安」と答えた方
が多くなっています。災害時の医療の支援方法や要援護者台帳の啓発等が必要です。
問
火事や地震等の災害時に困ることは何ですか
(%)
60
50
n=1,857
48.3
46.8
42.1
40
30
25.6
19.9
20
10.3
18.1
15.9
12.2
10
安レ避
等難
場
や所
生の
活設
環備
境
がト
不イ
)
(
31
シ周
囲
ンと
がコ
とミ
れ
なニ
いケ
ー
報の被
情害
が報状
入 況
手文
で字避
き・難
な音場
い声所
情等
ュ
き速安
なに全
い避な
難と
すこ
るろ
こま
とで
が
で迅
ョ
き救
な助
いを
求
め
る
こ
と
が
で
、
の補
入装
手具
がや
で日
き常
な生
く活
な用
る具
(
な補
る装
具
の
使
用
が
困
難
に
、
な投
い薬
や
治
療
が
受
け
ら
れ
)
0
3.7
そ
の
他
7.6
特
に
な
い
無
回
答
第2章




障害のある方を取り巻く現状
障害のある方で避難場所の確認をしていない方が 38.4%います。
近所の人に支援を頼めない方が 41.4%います。
介助者や知人と避難について話し合っていない方が 60.3%います。
備蓄をしていない方が 49.9%います。
問
あなたは、避難場所の確認をしていますか
はい
0%
全 体
問
いいえ
20%
n=1,857
40%
60%
80%
47.5
100%
38.4
14.0
あなたは、近所の方に支援を頼めますか
頼める
0%
全 体
問
無回答
n=1,857
多分頼める
20%
頼めない
40%
60%
29.6
13.8
無回答
80%
100%
15.2
41.4
あなたは、介助者や知人と避難について話し合いをしていますか
はい
0%
全 体
問
n=1,857
いいえ
20%
40%
24.4
60%
80%
60.3
100%
15.3
あなたは、備蓄をしていますか
はい
0%
全 体
無回答
n=1,857
いいえ
20%
40%
31.8
無回答
60%
49.9
32
80%
100%
18.3
第2章
障害のある方を取り巻く現状
 要援護者台帳に登録していない方が 54.9%います。
 要援護者台帳を知らない方が 75.1%います。
問
桑名市では、災害が発生したときに、すばやい対応が困難な高齢者や障害者の避難を、
地域の支援者に手助けしていただくため、「要援護者台帳登録」の制度があります。
「要援護者台帳」とは、地域で情報を共有し、支え合うことで高齢者や障害者が安心
して暮らせるまちづくりを実現しようとするための基になるものです。あなたはこの
要援護者台帳へ登録していますか
登録している
0%
全 体
問
n=1,857
登録していない
20%
登録したくない
40%
5.3
わからない
60%
54.9
80%
23.7
2.6
登録していない理由は何ですか
(%)
100
80
75.1
n=1,020
60
40
33.2
20
0
6.9
っ
制
度
を
知
ら
な
か
た
な個
い人
情
報
を
提
供
し
た
く
12.2
さ個
れ人
る情
か報
心を
配適
切
に
管
理
10.4
必
要
な
い
と
考
え
て
い
る
れど
るう
かい
わう
か支
ら援
なが
い受
け
ら
33
6.5
特
に
理
由
は
な
い
2.9
そ
の
他
無回答
1.2
無
回
答
100%
13.5
第2章
障害のある方を取り巻く現状
e.まちづくりについて
 「桑名市は障害者にとって暮らしやすいまちだと思いますか」については、
“暮らし
やすいと感じている人”
(「思う」+「まあまあ思う」
)が5割(50.0%)を占めてい
ます。一方、“暮らしにくいと感じている人”(「思わない」+「あまり思わない」)
は約3割(31.4%)となっています。
問
障害者にとって、桑名市は暮らしやすいまちだと思いますか
思う
0%
全 体
n=1,857
まあまあ思う
20%
10.2
あまり思わない
40%
思わない
60%
39.8
無回答
80%
9.2
22.2
100%
18.7
 暮らしやすいまちについては、
「障害に関係なく気持ちよく過ごせる明るいまち」が
44.0%、「理解し思いやりのあるまち」が 22.8%、「将来の生活を支えるサービス等
が整ったまち」が 24.1%、「働く場所があるまち」が 12.6%となっています。
問
障害のある方が暮らしやすくなるために、桑名市がどんなまちになればよいと思いますか
n=1,857
(%)
50
44.0
40
30
24.1
22.8
20
12.6
11.4
6.9
10
9.7
7.6
10.1
12.3
9.6
1.6
1.0
が障
充害
実者
しの
た災
ま害
ち時
の
支
援
34
で障
き害
る者
まが
ち安
心
し
て
相
談
まバ
ちリ
ア
フ
リ
の
整
た
よ域障
う生害
な活者
まへが
ち移施
行設
が等
でか
きら
る地
が支障
整え害
る者
たサの
ま 将
ちビ来
スの
や生
支活
援を
ー
る障
ま害
ち者
が
働
く
場
所
が
あ
っ
思
い
手子
話ど
がも
でか
きら
る高
ま齢
ち者
ま
で
っ
や障
り害
の者
あを
る理
ま解
ちし
ー
ポる障
子害
ト育児
のてや
あ・障
る介害
ま護者
ち等に
に対
サす
、
守か地
るけ域
ましの
ち 人
地が
域障
生害
活者
をへ
見声
、
っ
明も障
る気害
い持が
まちあ
ちよ
くて
過も
ごな
せく
るて
ー
0
そ
の
他
無
回
答
第2章
障害のある方を取り巻く現状
 希望する生活をするために必要な支援については、経済的な負担軽減が 43.9%、住
居の確保が 24.4%、在宅サービスの利用支援が 26.2%、相談対応の充実が 20.7%と
なっています。
問
あなたが希望する生活をするためには、どのような支援があればよいと思いますか
(%)
50
43.9
n=164
40
30
24.4
26.2
20.1
23.8
20.7
20.1
20
11.0
10
0
4.9
確障
保害
者
に
適
し
た
住
居
の
適必
切要
にな
利在
用宅
でサ
き
るビ
こス
とが
生
活
訓
練
等
の
充
実
ー
切在
に宅
得で
ら医
れ療
るケ
こア
と等
が
適
経
済
的
な
負
担
の
軽
減
相
談
対
応
等
の
充
実
地
域
住
民
等
の
理
解
そ
の
他
無
回
答
 桑名市役所の窓口等での対応については、
“よいと感じている人”
(「よい」+「どち
らかといえばよい」が約6割(64.5%)を占めているのに対し、
“わるいと感じてい
る人”
(「わるい」+「どちらかといえばわるい」
)は約1割(12.4%)にとどまって
います。
問
あなたは、桑名市役所(市の公共施設・機関)の窓口等での対応についてどのように思わ
れますか
よい
どちらかといえばよい
どちらかといえばわるい
わるい
無回答
0%
全 体
n=1,857
20%
40%
21.9
42.6
35
60%
80%
8.7
3.7
100%
23.0
第2章
障害のある方を取り巻く現状
f.性別・年齢・ご家族等について(日常生活の状況)
 日常生活の介助の内容は、障害の種類や状況によって異なります。
 調理や外出、お金の管理で介助を要する人が多くなっており、包括的なサービス支
援が必要です。
問
あなたは、日常生活で、次のことをどのようにしていますか(全体)
0%
①調理
n=1,857
②トイレ
n=1,857
③入浴
n=1,857
④身だしなみ
n=1,857
⑤衣服の着脱
n=1,857
⑥衣替え
n=1,857
⑦家の中の移動
n=1,857
⑧外出
n=1,857
⑨家族以外の人と
n=1,857
の意思疎通
⑩お金の管理
n=1,857
⑪薬の管理
n=1,857
ひとりでできる
一部介助が必要
全部介助が必要
無回答
20%
40%
60%
80%
18.7
40.8
11.5
29.0
10.7
72.8
8.9
14.4
64.1
13.7
20.1
60.6
11.2
14.0
69.4
16.9
53.3
8.7
9.6
19.8
22.7
55.0
16.2
48.8
36
11.5
26.6
12.3
57.0
8.6
22.2
22.8
7.7
7.8
8.1
7.9
8.7
21.2
73.3
48.9
100%
8.5
9.0
10.9
8.4
8.0
第2章
問
障害のある方を取り巻く現状
あなたは、日常生活で、次のことをどのようにしていますか(身体障害のある方)
ひとりでできる
全部介助が必要
0%
①調理
n=1,133
②トイレ
n=1,133
③入浴
n=1,133
④身だしなみ
n=1,133
⑤衣服の着脱
n=1,133
⑥衣替え
n=1,133
⑦家の中の移動
n=1,133
⑧外出
n=1,133
20%
40%
n=1,133
⑪薬の管理
n=1,133
問
60%
80%
14.7
49.9
100%
13.5
21.9
8.2
73.8
10.2
8.9
9.7
9.1
11.4
69.8
13.0
62.1
10.2
16.9
9.8
10.1
10.2
19.7
13.9
65.5
12.5
8.1
10.8
61.7
10.0
14.9
70.0
53.2
8.8
13.9
13.4
67.5
8.7
9.3
11.5
65.8
⑨家族以外の人と
n=1,133
の意思疎通
⑩お金の管理
一部介助が必要
無回答
10.0
17.6
7.9
68.0
9.0
15.0
あなたは、日常生活で、次のことをどのようにしていますか(知的障害のある方)
ひとりでできる
全部介助が必要
0%
①調理
n=303
②トイレ
n=303
③入浴
n=303
④身だしなみ
n=303
⑤衣服の着脱
n=303
⑥衣替え
n=303
⑦家の中の移動
n=303
⑧外出
n=303
20%
13.2
n=303
⑪薬の管理
n=303
40%
60%
23.8
80%
8.3
24.1
52.8
6.3
30.0
36.6
12.9
44.2
13.5
63.4
21.1
28.1
33.3
25.7
22.4
22.1
9.2
21.1
60.4
20.5
37
51.8
5.6
3.3 5.0
5.0
33.7
46.9
4.3
5.6
45.2
28.1
4.3
4.6 4.3
27.7
82.5
12.2
100%
54.8
65.3
⑨家族以外の人と
n=303
の意思疎通
⑩お金の管理
一部介助が必要
無回答
6.3
5.0
5.6
第2章
障害のある方を取り巻く現状
問
あなたは、日常生活で、次のことをどのようにしていますか(精神障害のある方)
ひとりでできる
全部介助が必要
0%
①調理
n=260
②トイレ
n=260
③入浴
n=260
④身だしなみ
n=260
⑤衣服の着脱
n=260
⑥衣替え
n=260
⑦家の中の移動
n=260
⑧外出
n=260
20%
n=260
⑪薬の管理
n=260
問
40%
60%
80%
28.1
39.6
100%
8.8
23.5
83.1
3.5 5.8
7.7
6.2
8.1
6.2
8.5
10.0
75.8
20.8
64.6
6.2
81.5
20.4
56.9
24.2
53.1
30.8
50.0
28.8
45.0
4.6
4.2
8.1
8.5
14.2
9.6
9.6
6.5
19.6
18.5
57.3
7.7
8.1
14.6
7.3
80.4
⑨家族以外の人と
n=260
の意思疎通
⑩お金の管理
一部介助が必要
無回答
6.9
17.3
あなたは、今まで外出先で困ったことがあった時に、知らない方から手助けや配慮
をしてもらった経験がありますか
 今まで外出先で困ったことがあった時に、知らない方から手助けや配慮をしてもら
った経験については、「ある」人が 31.3%となっています。
ある
0%
全 体
n=1,857
ない
20%
40%
31.3
無回答
60%
53.0
38
80%
100%
15.6
第2章
障害のある方を取り巻く現状
g.今後の就労意向・就労支援策
 収入を得る仕事をしたいができない方が 23.6%となっています。
 勤務状況は、正職員が 32.7%となっています。
 支援として職場の理解や職場と行政の連携等を必要としています。関係機関の連携
が必要です。
問
あなたは今後、収入を得る仕事をしたいと思いますか
したい
0%
全 体
問
n=1,421
したいができない
20%
13.4
したくない
40%
23.6
60%
無回答
80%
100%
41.5
21.4
どのような勤務形態で働いていますか
正職員
パート・アルバイト等の非常勤職員
自営業(農林水産業を含む)
その他
無回答
0%
全 体
n=284
20%
40%
32.7
60%
43.0
39
80%
100%
17.6
6.0
0.7
第2章
障害のある方を取り巻く現状
問
あなたは、障害のある方の就労支援として、どのようなことが必要だと思いますか
(%)
60
n=1,857
50.6
50
36.9
40
30
25.3
24.9
20.1
20
15.0
15.7
11.9
11.6
10
っ
た
職
等短
の時
配間
慮勤
が務
さや
れ勤
て務
い日
る数
い職
て場
理の
解人
が々
あが
る障
害
に
つ
さ在
れ宅
て勤
い務
るの
制
度
が
導
入
連セ職
携ン場
しタと
た 障
支や害
援行者
が政相
あ機談
る関支
の援
応職
場
支以
援外
で
の
相
談
対
、
ー
ズ
に
あ
リ勤
務
化場
さ所
れが
てバ
いリ
るア
フ
ー
い通
る勤
手
段
が
確
保
さ
れ
て
業企
訓業
練ニ
ー
0
無
回
答
h.外出の状況、余暇活動・学習・スポーツについて
 1週間の外出の頻度については、週に1回以上外出する人は約8割(78.9%)を占
めています。
 外出の目的は、「買い物に行く」が 50.5%と最も多く、次いで「医療機関への受診」
が 46.5%、
「通勤・通学・通所」が 29.3%、
「散歩に行く」が 23.7%となっています。
問
あなたは、1週間にどの程度外出しますか
ほぼ毎日
0%
全 体
n=1,857
週2~3回以上
20%
1回程度
40%
40.0
60%
27.2
40
ほとんど外出しない
80%
11.7
無回答
100%
13.6
7.5
第2章
問
障害のある方を取り巻く現状
あなたは、どのような目的で外出することが多いですか
(%)
60
50.5
46.5
50
n=1,466
40
30
29.3
23.7
16.7
20
11.7
13.3
7.1
10
0
医
療
機
関
へ
の
受
診
友
人
・
知
人
に
会
う
買
い
物
に
行
く
趣
味
や
ス
ポ
ツ
を
す
る
5.5
るグ
ル
ー
訓
練
や
リ
ハ
ビ
リ
に
行
く
ー
通
勤
・
通
学
・
通
所
21.9
プ
活
動
に
参
加
す
散
歩
に
行
く
無
回
答
そ
の
他
 外出するうえで困ることについては、
「道路や駅に階段や段差が多い」が 21.8%と最
も多く、次いで「困った時にどうすればいいのか心配」が 17.5%、
「公共交通機関が
少ない」が 17.4%、「列車やバスの乗り降りが困難」が 14.4%、「外出にお金がかか
る」が 14.0%となっています。
問
外出する時に困ることは何ですか
(%)
60
50
n=1,466
40
30
20
21.8
17.4
14.4
10.2
8.9
5.9
、
介
助
者
が
確
保
で
き
な
い
41
外
出
に
お
金
が
か
か
る
周
囲
の
目
が
気
に
な
る
12.6
8.2
化発
が作
心等
配突
然
の
身
体
の
変
い困
い
のた
か時
心に
配ど
う
す
れ
ば
っ
エ不外
レ便出
ベ 先
通の
タ路建
物
等トの
イ設
レ備
が
)
の切
方符
法の
が買
わい
か方
りや
に乗
く換
いえ
、
ー
が道
多路
いや
駅
に
階
段
や
段
差
ー
が列
困車
難や
バ
ス
の
乗
り
降
り
(
公
共
交
通
機
関
が
少
な
い
17.5
14.0
11.6
10
0
39.0
そ
の
他
無
回
答
第2章
障害のある方を取り巻く現状
 今後参加したい活動については、
“参加意向がある活動”
(「1年以内にしたい」+「5
年以内にしたい」)は、
「④日帰り旅行」が 36.2%と最も多く、次いで「⑤宿泊旅行」
が 30.6%、「①コンサートや映画、スポーツ等の鑑賞・施設見学」が 28.7%、「⑦趣
味の活動」が 26.5%となっています。
問
あなたは、今後どのような活動に参加したいですか。①から⑫のそれぞれにお答えく
ださい
1年以内にしたい
0%
20%
①コンサートや映画、スポー
n=1,857
ツ等の鑑賞・施設見学
23.7
②スポーツ教室、大会等へ
n=1,857
の参加
n=1,857
⑤宿泊旅行
n=1,857
⑥学習活動
n=1,857
⑦趣味の活動
n=1,857
⑧自分でできる地域活動・
ボランティア
n=1,857
40%
5.0
5.0
9.3
5.0
40.9
44.9
39.0
24.7
41.4
45.6
6.3
42.1
31.4
44.7
41.8
5.4
11.1
⑨障害のある仲間との活動 n=1,857
44.2
28.1
6.1
100%
40.8
45.9
20.2
無回答
80%
43.4
8.1
3.5
7.3
60%
7.3
28.9
22.5
考えていない
30.5
4.5
7.9
③キャンプ・つり等のアウトド
n=1,857
ア活動
④日帰り旅行
5年以内にしたい
44.2
39.2
⑩自治会
n=1,857
3.3
2.0
48.1
46.6
⑪車の免許取得
n=1,857
3.0 1.9
48.1
47.0
⑫その他
0.1
n=1,857 0.7
76.4
22.8
i.虐待について
 これまでに虐待されたと感じたことについては、
「ある」が 8.6%、
「ない」が 67.0%
となっています。
問
あなたは、これまでに虐待されたと感じたことはありますか
ある
0%
全 体
n=1,857
ない
20%
わからない
40%
67.0
8.6
42
60%
無回答
80%
10.9
100%
13.5
第2章
障害のある方を取り巻く現状
j.成年後見制度・日常生活自立支援事業
 成年後見制度や日常生活自立支援事業を知らない方が多くなっているため、啓発活
動が必要になります。
問
判断することが困難な障害がある方等の権利を擁護するため、財産管理等の法律行為
に関する援助や生活面の支援等を行う成年後見制度についてご存じですか
名前も内容も知っている
名前を聞いたことがあるが、内容は知らない
名前も内容も知らない
無回答
0%
全 体
問
20%
n=1,857
21.6
40%
60%
28.1
80%
100%
18.6
31.7
障害のある方が、地域で自立した暮らしが送れるよう、生活支援員が福祉サービスの
利用手続きの手助けや日常的なお金の管理の手助けを行う日常生活自立支援事業(地
域福祉権利擁護事業)についてご存じですか
名前も内容も知っている
名前を聞いたことがあるが、内容は知らない
名前も内容も知らない
無回答
0%
全 体
n=1,857
20%
8.5
40%
25.0
60%
48.0
43
80%
100%
18.5
第2章
障害のある方を取り巻く現状
k.相談相手について
 普段、悩みや困ったことの相談者については、
「家族」が 71.2%と最も多くなってい
ます。一方、「相談できる相手がいない」人は 2.1%となっています。
問
あなたは、普段、悩みや困ったことをどなたに相談しますか
(%)
80
71.2
60
n=1,857
40
30.7
29.0
20
10.7
1.2
民
生
委
員
・
児
童
委
員
稚通
園園
施
学設
校や
の保
先育
生所
、
幼
6.7
6.9
ンタ障
タ 害
や者
地相
域談
包支
括援
支セ
援ン
セ
窓市
口役
所
や
保
健
所
の
相
談
ー
3.6
ー
1.3
、
ネや病
介院
ジ護の
保ケ
険
のス
ケワ
ア
マカ
ー
護か
師か
り
医つ
療け
機の
関医
師
や
看
ー
ー
障
害
者
団
体
や
家
族
会
ー
ビホ
ス
事ム
業ヘ
所ル
のパ
人
等
サ
ャー
ア
施
設
の
指
導
員
)
職
場
の
上
司
や
同
僚
ー
近
所
の
人
2.2
ー
ボ
ラ
ン
テ
ィ
友
人
・
知
人
・
親
族
12.2
9.2
5.3
(
家
族
4.4
ー
0
4.6
2.8
2.1
1.8
社
会
福
祉
協
議
会
相
談
で
き
る
人
が
い
な
い
そ
の
他
無
回
答
l.医療について
 医療のことで困っていることがある人*は約4割(44.3%)を占めており、その中で
は「急に具合が悪くなったときの対処方法」
「夜間休日等の救急対応」等が多くなっ
ています。
問
医療について、困っていることはありますか
(%)
n=1,857
50
40
31.2
30
24.5
18.8
20
10
0
人通
が院
いす
なる
いと
き
付
き
添
う
段通
が院
なす
いる
た
め
の
交
通
手
8.9
え医
ら者
れに
な病
い気
の
症
状
が
伝
8.4
7.8
い病
状
の
説
明
が
充
分
で
な
と急
きに
の具
対合
処が
方悪
法く
な
た
な院障
いや害
歯者
科に
医配
院慮
がさ
われ
かた
ら病
10.0
5.4
5.4
服
薬
管
理
が
難
し
い
明薬
がの
充効
分果
でや
な副
い作
用
の
説
9.7
4.3
夜
間
休
日
等
の
救
急
対
応
医
療
費
の
自
己
負
担
そ
の
他
な特
いに
困
っ
6.9
っ
5.8
無
回
答
て
い
る
こ
と
は
*医療のことで困っていることがある人:全体から「特に困っていることはない」と「無回答」を除
いた割合
44
第2章
障害のある方を取り巻く現状
②障害のない方に対するアンケート調査結果
a.障害のある方との交流理解について
 地域や職場等で、障害のある方に対する差別や偏見を感じた方は 26.5%となってい
ます。
問
あなたのお住まいの地域や職場等において、障害のある方に対する差別や偏見を感じ
たことはありますか
ある
少しある
0%
全 体
n=495
20%
40%
20.2
6.3
あまりない
ない
60%
無回答
80%
29.1
100%
41.4
3.0
b.ボランティア活動について
 障害のある方に関するボランティア活動をしたことがない方は 66.5%となっていま
す。
問
あなたは、障害のある方に関するボランティア活動をしたことがありますか
(%)
80
66.5
60
n=495
40
20
6.9
0
1.8
講障
座害
等に
へ関
のす
参る
加講
演
会
や
情
報
発
信
ボ
ラ
ン
テ
ィ
通ス
じポ
た
交ツ
流・
文
化
活
動
を
ー
活
動
を
し
た
こ
と
が
な
い
11.9
9.9
ア
活
動
45
2.4
3.8
2.4
技
術
・
就
労
支
援
迎病
院
や
バ
ス
停
ま
で
の
送
的近
な所
声の
か障
け害
者
へ
の
定
期
5.9
3.6
6.1
外
出
時
の
付
き
添
い
そ
の
他
無
回
答
第2章
障害のある方を取り巻く現状
 障害のある方へ理解を深めるための活動で参加できそうなことは、スポーツ・文化
活動での交流が 27.5%、講演会や講座が 28.3%、ボランティア活動が 29.9%となっ
ています。
問
あなたが、今後、地域の障害のある方のために支援できそうなことはどんなことですか
(%)
50
n=495
40
30
27.5
29.9
28.3
20.4
20
16.0
0
8.5
6.9
10
8.5
8.1
外
出
時
の
付
き
添
い
そ
の
他
3.4
ー
講障
座害
等に
へ関
のす
参る
加講
演
会
や
情
報
発
信
ボ
ラ
ン
テ
ィ
通ス
じポ
た
交ツ
流・
文
化
活
動
を
ア
活
動
技
術
・
就
労
支
援
迎病
院
や
バ
ス
停
ま
で
の
送
的近
な所
声の
か障
け害
者
へ
の
定
期
無
回
答
③事業所に対するアンケート調査結果
a.障害者の雇用状況・障害者への配慮
 障害のある方を雇用している事業所は、全体では 31.4%となっています。また、従
業員 50 人以上の企業で 57.4%、従業員 50 人未満の企業で 19.5%となっています。
問
貴社では現在、障害のある方を雇用していますか
雇用している
0%
全 体
n=172
50人以上
n=54
50人未満
n=118
20%
雇用していない
40%
60%
31.4
無回答
80%
66.9
57.4
1.7
40.7
19.5
78.8
46
100%
1.9
1.7
第2章
障害のある方を取り巻く現状
 障害のある方の採用で配慮したことがある企業は 61.3%となっています。
配慮したことは、業務遂行援助者の配置と障害に対する理解促進がともに 57.9%、
勤務時間が 42.1%、人事管理面が 36.8%、施設・設備・機械の改善、医療上の配慮
が 31.6%となっています。
問
障害のある方の採用にあたって、配慮したことはありますか(従業員 50 人以上の企業)
ある
0%
50人以上
問
特にない
20%
n=31
40%
無回答
60%
80%
61.3
100%
32.3
6.5
配慮したことはどのようなことですか(従業員 50 人以上の企業)
(%)
n=19
80
57.9
57.9
60
42.1
36.8
40
31.6
31.6
21.1
20
26.3
21.1
10.5
5.3
0.0
へミ手
の 話
配ニ通
慮ケ訳
の
シ配
置
ン等
手コ
段
ョ
容工
の程
配の
慮単
純
化
等
職
務
内
ー
備容職
・易場
機にで
械すの
のる移
改施動
善設や
・作
設業
を
0.0
ュ
ニ雇
用
ア管
ル理
等に
の関
整す
備る
マ
ュ
勤場送 化導フ
入レ
へ 迎
等
の住バ
労ク
配宅ス
働ス
慮の
時タ
確専
間イ
保用
のム
等駐
弾制
車
力の
通
ッ
療通
上院
の・
配服
慮薬
管
理
等
の
医
、
に配
つ置
い転
て換
の等
配人
慮事
管
理
面
、
等休
休暇
養を
へ取
の得
配し
慮や
く
す
る
、
の短
配時
慮間
勤
務
等
勤
務
時
間
10.5
5.3
0.0
0
26.3
の業
配務
置遂
行
を
援
助
す
る
者
確理職
保等場
の内
相に
談お
支け
援る
体健
制康
の管
員職
の場
配生
置活
・に
委関
嘱す
る
相
談
0.0
0.0
体全職
制般業
のに以
確関外
保すを
る含
相め
談た
支生
援活
開研
発修
機・
会職
の業
提訓
供練
等
能
力
機職
会場
の復
提帰
供の
た
め
の
訓
練
と関
連係
携機
支関
援等
体外
制部
のの
確機
保関
関助
す成
る金
情等
報の
の雇
収用
集制
度
に
10.5
理社
解員
促へ
進の
障
害
に
対
す
る
そ
の
他
 雇用していない原因は、向いている仕事がないが 75.0%、負担が大きい、設備の改
善が必要、どんな仕事を任せられるかがわからないが 37.5%となっています。
問
障害のある方を雇用できていない理由は何ですか(従業員 50 人以上の企業)
(%)
75.0
80
n=8
60
37.5
40
37.5
37.5
20
12.5
0.0
大障
き害
い者
雇
用
は
負
担
が
る善障
か等害
ら費者
用雇
が用
必は
要設
と備
な改
47
かど
よこ
くに
わ求
か人
らを
な出
いす
の
れど
るん
のな
か仕
わ事
かを
ら任
なせ
いら
0.0
0.0
が社
十員
分へ
での
な説
い明
・
理
解
て求
く人
るを
人し
がた
いが
な応
い募
し
なあ求
か 人
たを
たがし
採
用応
に募
なが
ら
、
な変フ
い更レ
し
なク
けス
れ等
ば制
な度
らを
0.0
っ
て障
い害
るの
仕あ
事る
が方
なに
い向
い
ッ
務の会
であ社
はるの
な方規
いの模
か雇か
ら用ら
が障
義害
0.0
っ
0
0.0
そ
の
他
第3章
計画の基本的な考え方
第3章
計画の基本的な考え方
1 計画の基本理念
障害者基本法では、全ての国民が、障害の有無にかかわらず、等しく基本的人権を享有
するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり、全ての国民が、
障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生
する社会の実現を推進しています。
本市においても、第2期桑名市障害者計画では、障害の有無にかかわらず、全ての人が
社会の対等な構成員として、人格を尊重され、自己選択と自己決定のもとにあらゆる社会
活動に参加するのが普通であるノーマライゼーション★社会の実現を目指して障害者施策
を進めてきました。
新たな第3期桑名市障害者計画策定にあたっては、上位計画である桑名市総合計画の全
員参加型計画づくりの手法を取り入れ、障害者団体の皆様方にご意見をお伺いし、設問を
作成した後、桑名市地域自立支援協議会等の協議を経てアンケート調査を実施しました。
基本理念については、アンケート調査の中のまちの将来像に関して、障害のある方から多
くの支援をいただきましたので、桑名市地域自立支援協議会等での協議の上、
「障害があっ
てもなくてもみんなが気持ちよく過ごせる明るいまちづくり」と決定しました。今後は、
この理念に基づいて、3つの基本方針を定め、各分野の施策を展開していきます。
48
第3章
計画の基本的な考え方
2 計画の基本方針
1.障害を理解し思いやりのあるまちづくり
 障害や障害のある方への理解について広報やホームページにより周知・啓発を図ると
ともに、イベントや交流活動を通じて、相互理解を進めてきました。しかしながら、
アンケート調査やインタビューを通して、まだまだ障害のある方に対する理解は深ま
っていないという意見が多く寄せられました。
 そのため、今後も、あらゆる機会を活用して広報啓発活動を推進し、障害があっても
なくてもみんなが交流し、ふれあう機会を増やすことで、障害を理解し思いやりのあ
るまちづくりを目指していきます。
2.安心して暮らせるまちづくり
住み慣れた地域で、その人その人にあった医療・福祉・保健等のサービスを受けなが
ら安心して暮らせるように、サービス提供体制の拡充に努めてきました。
 アンケート調査では障害福祉サービスを現在利用していないが、今後利用したいとい
う潜在的なニーズや、道路や公共施設等のバリアフリー★化等の意見が寄せられまし
た。また、生活する上での様々な不安も感じていることがわかりました。
 そのため、ライフステージ★を通じて切れ目のない支援を提供するための相談窓口の
充実を図ります。障害福祉サービス、保健・医療サービスの供給体制の整備、その他
日々の暮らしの支援の充実に努め、安心して暮らせるまちづくりを目指していきます。

3.社会参加を応援するまちづくり
 誰もが自分らしく生き生きと充実した生活を送るためには、社会との関わりが重要と
なります。
 アンケート調査では、教育、余暇活動、就労等の意見から、もっと社会に出て日々の
生活を充実させたいという思いが寄せられました。
 そのため、教育や生活を豊かにする文化芸術・スポーツ活動、また、就労等への支援
等、各種施策の充実を図り、社会参加を応援するまちづくりを目指していきます。
49
第3章
計画の基本的な考え方
3 施策の体系
基本理念
基本方針
障害があってもなくてもみんなが気持ちよく過ごせる明るいまちづくり
1
障害を理解し思いやりのある
まちづくり
2
安心して暮らせるまちづくり
3
社会参加を応援する
まちづくり
50
第3章
施策の方向性
計画の基本的な考え方
具体的な取組
①広報・啓発活動の充実
(1)
(1)
広報・啓発活動の推進
生活支援の充実
(52 頁)
②障害や障害のある方への理解の促進(53 頁)
③ボランティア活動等の推進
(54 頁)
①相談支援体制の充実
(56 頁)
②在宅サービス等の充実
(57 頁)
③障害児支援の充実
(58 頁)
①保健サービス・健康づくり施策の充実(61 頁)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(1)
(2)
保健・医療の充実
障害に配慮した
まちづくりの推進
②医療サービスの充実
(62 頁)
③精神保健・医療の充実
(63 頁)
①生活の場の確保
(64 頁)
②障害に配慮したまちづくりの推進 (65 頁)
③移動手段の確保
(65 頁)
①情報提供の充実
(67 頁)
②意思疎通支援の充実
(68 頁)
①防災対策の推進
(69 頁)
②防犯対策の推進
(70 頁)
①差別の解消の推進
(71 頁)
②権利擁護の推進
(72 頁)
①学校教育の充実
(74 頁)
情報提供・意思疎通支援の充実
安全・安心な環境づくりの推進
権利擁護の推進
教育・文化芸術活動・
スポーツ等の充実
②文化芸術活動・スポーツ等の振興 (74 頁)
①障害者雇用の促進
(77 頁)
②個々の状態に応じた就労支援
(78 頁)
雇用・就業への支援
(3)
行政サービスにおける配慮
①行政機関・選挙等における配慮
(79 頁)
(4)
国際交流の推進
①国際交流の推進
(80 頁)
51
第1章
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
1 障害を理解し思いやりのあるまちづくり
(1)広報・啓発活動の推進
■基本的な考え方
広報・啓発活動を推進することによって、障害や障害者に対する市民の理解を促進し、
「障害があってもなくても みんなが気持ちよく過ごせる明るいまちづくり」を目指し
ます。
また、広報啓発活動は行政だけでなく、障害者や当事者団体、市民、ボランティア団
体、関係機関、企業等多様な方々との連携を深めながら、幅広く効果的に推進していき
ます。
◆◇現状と課題◇◆
 本市においては、障害や障害者について、広報くわな、市ホームページや「みんな
のつどい」等のイベント・交流事業等を実施して、障害の理解を促進してきました。
 障害者に対するアンケート調査では、障害があることで差別や嫌な思いをした方は、
障害者全体では約4割と多くなっています。また、「障害者が暮らしやすくなるた
めに、桑名市がどんなまちになればよいか」という設問では、「障害者を理解し、
思いやりのあるまち」が 11 項目中の3番目に多くなっており、多くの障害者が、
障害者への理解を求めていることがわかります。そのため、障害者に対する理解を
促進する事業を継続するとともに、効果的な周知啓発について検討する必要があり
ます。
 障害者が生活を送る上で抱える問題の解決には、より一層、障害者の立場に立った
市民の理解・協力の必要があります。
 障害者団体ヒアリングの意見では、障害者用の駐車スペースに一般の方の使用が多
くみられること等、障害者への理解について、今後も引き続き周知の必要がありま
す。
 障害のない方に対するアンケート調査では、障害のある方を理解するための活動と
して、約3割が「ボランティア活動」と最も多く回答しています。障害や障害者を
理解するためには、児童、生徒や地域住民等のボランティア活動への理解を深める
活動の場を提供する必要があります。
53
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
① 広報・啓発活動の充実
項目
施策・事業
•
広報・市ホーム
ページの活用
•
全ての市民が「心のバリアフリー」を推進す
るために、広報くわな、市のホームページ等
を活用して、障害及び障害者に関する広報・
啓発活動に努めます。
点字や声の広報等を、点字や音訳媒体にて情
関連部署
障害福祉課
ブランド推進課
人権政策課
(全庁)*
報提供します。
•
多様な主体との
連携
•
障害者週間等の
周知・啓発
•
三重おもいやり
駐車場利用証
広報・啓発活動は、行政とともに、障害者、
当事者団体、市民、ボランティア団体、関係
機関、企業等それぞれ多様な主体が情報を発
信していくことで、幅広い効果が期待できま
す。そのため、市民に協力を求めていきます。
障害者に関わる「障害者週間」
(毎年 12 月3
日~9日)、
「人権週間」
(毎年 12 月4日~10
日)、
「障害者雇用支援月間」
(毎年9月)等の
様々な啓発活動を行い、障害への理解を深め
るため各種行事の支援を行います。
庁舎内掲示板へのポスター設置等、周知・啓
発を行います。
障害福祉課
市民協働課
(全庁)
障害福祉課
人権政策課
商工課
財産管理課
(全庁)
障害福祉課
•
制度の啓発
三重県が導入している「三重おもいやり駐車 介護・高齢福祉課
場★利用証制度」の周知・啓発に努めます。 健康づくり課
子ども家庭課
•
各種イベントを
通じた啓発
障害者スポーツ
大会の開催
障害者理解を促進するためのイベントを関係
団体に委託し、継続的に啓発事業を実施しま
す。より多くの市民の参加を目標としながら、
継続して事業を実施します。
≪実施事業≫
・障害者週間記念事業(11 月下旬)
・みんなのつどい(11 月下旬)
・障害者作品展(3月)
・人権フェスタ
• 障害者と市民が交流を深め、スポーツの楽し
さを実感する障害者スポーツ大会を毎年 10
月に開催しており、今後も継続して実施する
とともに、交流機会の拡大を進めます。
*全庁:関係部署を含めた市役所全部署のこと
54
障害福祉課
人権政策課
多度地域振興課
長島地域振興課
障害福祉課
多度住民福祉課
長島住民福祉課
第1章
項目
施策・事業
•
福祉施設の
イベントにおける
交流促進
関連部署
地域社会での障害者の理解を深めるため、市
内の福祉施設のイベント等を周知することに 障害福祉課
より、地域住民の参加を呼び掛けます。
•
障害者団体への
支援
市内の各障害者団体の運営強化と自主的活動 障害福祉課
の推進を目的として各種団体の活動に対して 多度住民福祉課
必要な支援を行います。
•
障害者差別解消法
の周知等
②
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
平成 28 年4月の障害者差別解消法の円滑な
施行に向けて、法の趣旨等の広報・啓発を行
います。
長島住民福祉課
障害福祉課
(全庁)
障害や障害のある方への理解の促進
項目
施策・事業
•
障害の特性と
•
必要な配慮の
理解促進及び
•
サポート
•
•
•
障害についての
理解を図る教育
の推進
理解がまだ進んでいない発達障害、難病、高次
脳機能障害等について、その障害の特性や必要
な配慮等について市民への周知を図り、理解を
促進します。
視覚障害者誘導用ブロックや身体障害者補助
犬、障害者用駐車スペース等への理解を促進し
ます。
公共施設等の障害者用駐車スペース(おもいや
り駐車場)の利用マナーについて、市民に理解
を求めます。
ヘルプカード★等を活用し、必要な方へのサポ
ートについて理解促進を図ります。
救急医療キット・救急安心カードの周知・啓発
に努めます。
関連部署
障害福祉課
子ども家庭課
子ども総合相談センター
介護・高齢福祉課
健康づくり課
財産管理課
多度地域振興課
長島地域振興課
建築開発課
土木課
障害や障害者の理解促進のためには、子どもの
頃から障害に対する正しい知識を持つことが大
切です。地域の障害者が講師になって、障害者 障害福祉課
の日常生活に関する話や車いすの介助、点字や 人権教育課
手話の実技等を行う福祉実践教室を、小学生を
対象に引き続き開催します。
55
第1章
③
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
ボランティア活動等の推進
項目
施策・事業
ボランティアの
•
広報やホームページでどのようなボランティ
アが必要なのか等の情報を発信し、参加へのき 障害福祉課
っかけづくりを行います。
•
障害者を支援するボランティア活動について、 障害福祉課
関係機関と連携し、支援方法等の知識を提供 福祉総務課
し、育成について支援します。
防災・危機管理課
情報の提供
ボランティアの
関連部署
育成
◆◇現状と方向性◇◆
項目
平成 26 年度現状
障害があることで差別やいやな思いを
したことがない人の割合(%)
方向性(平成 32 年度)
46.0%
(アンケート調査結果)
増やす
困ったときに、知らない人から手助けや
配慮をしてもらった経験(%)
31.3%
(アンケート調査結果)
増やす
56
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
2 安心して暮らせるまちづくり
(1)生活支援の充実
■基本的な考え方
障害者が住み慣れた地域で安心して暮らすためには、個々の障害者に応じた日常生活
や社会生活を営むための支援を充実していく必要があります。
そのため、障害者のニーズを踏まえて、障害福祉サービスやその他のサービスの充実
を図り、住み慣れた地域において暮らしていくことができる環境づくりに努めます。
◆◇現状と課題◇◆
 本市の相談体制として、障害者総合支援法★の地域生活支援事業を「障がい者総合






相談支援センターそういん」と「障害者総合相談支援センターくわな」に委託し、
身体・知的・精神の3障害や難病等を対象に相談対応しています。
相談に関しては、施設や病院から地域生活への移行や就労支援等のニーズが増えて
おり、相談内容も多様化してきているため、相談支援機関と関係機関との連携強化
を図りながら相談体制の拡充を進めていく必要があります。
本市における在宅サービスの利用者が増加しており、また、アンケート調査の結果
では、各サービスで今後の利用意向が現在の利用状況を上回っており、潜在的なニ
ーズもうかがえます。このため、実際の詳細なニーズの把握が必要であり、限られ
た予算や資源の中で、どのように対応していくかの検討の必要があります。
また、障害者の高齢化とそれに伴う重度化への対応が課題であり、介助する家族も
高齢化しているのが現状です。そのため、障害福祉サービスだけでなく、支援する
方へのサポートについても併せて検討していく必要があります。
障害児の支援に関しては、平成 24 年4月より児童福祉法に基づいて各サービスが
実施されています。また、桑名市療育センターにおいて、心身に障害のある未就学
児への療育、保護者の障害児理解への支援を行っています。
支援を必要とする子どもの受入れが十分でないため、地域支援の充実と関係機関と
の連携を進めていく必要があります。
今後は、子ども・子育て支援法★に基づく教育・保育等子育て支援施策と連携を図
りながら、障害児の支援体制の整備を進めていく必要があります。
57
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
①相談支援体制の充実
項目
相談支援体制の
施策・事業
•
基幹型相談支援センター の設置等、相談支援
障害福祉課
の充実を図ります。
•
地域における身近な相談活動を活発化させ、関
係機関との連携を図り、プライバシーに配慮し
ながら、気軽に相談できる身近な相談体制づく
りを推進します。
障害児に対する相談支援については、市役所の
窓口をはじめ、子ども総合相談センター、保健
センター、桑名市療育センター等で相談を受け
付けています。今後は、各機関、子どもが受診
している医療機関等との連携を密にし、早期の
対応を図りながら、障害児に対する途切れのな
い支援につなげます。
子ども総合相談センターでは“気になる子”の
相談を実施しています。事業の市民への周知を
図ります。
充実
身近な相談支援の
関連部署
★
充実
•
障害児の相談支援
体制の充実
•
58
障害福祉課
介護・高齢福祉課
健康づくり課
障害福祉課
子ども家庭課
子ども総合相談センター
保険年金課
健康づくり課
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
②在宅サービス等の充実
項目
施策・事業
•
訪問系サービスの充実
•
日中活動系サービスの
充実
•
居住系サービスの充実
•
相談支援の充実
地域生活支援事業の
•
•
充実
日常生活上の支援等障害者の居宅での生活を支
えるため、事業所の協力を得ながら、居宅介護、
重度訪問介護、同行援護、行動援護、重度障害者
等包括支援のサービス提供の充実に努めます。
障害者の日中における自立した生活を支援する
ため、生活介護、自立訓練(機能訓練・生活訓練)、
就労移行支援、就労継続支援(A型・B型)、療
養介護、短期入所のサービス提供の充実に努めま
す。
日常生活を営むのに支障のある障害者や、夜間に
おいて介助が必要な人の生活を支援するため、施
設入所支援・グループホーム等障害の状況に応じ
た適切なサービス提供の充実に努めます。
事業所との協力・連携を図りながらスムーズな地
域移行が行われるよう努めます。
ニーズに応じたサービス等利用計画作成に努め
ます。
障害者が地域で自立した生活を送ることができ
るよう、地域の特性や利用者の状況に応じて事業
を実施します。
関連部署
障害福祉課
障害福祉課
障害福祉課
障害福祉課
障害福祉課
障害福祉課
•
介助者への支援
家族等が介助疲れや体調不良等の状態にならな 介護・高齢福祉課
いよう、心身両面でのケアについて検討し、介助
子ども家庭課
者の支援を行います。
健康づくり課
各課の連携
•
法制度に則して途切れのないサービスを提供で 障害福祉課
きるよう、関係各課と連携を図ります。
(全庁)
59
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
③障害児支援の充実
項目
施策・事業
•
障害児支援の充実
•
支援を必要としている子どもの受入れは不十分
なため、受入れ体制の充実を図ります。
子ども・子育て支援法★に基づく教育・保育等子
育て支援施策と連携し、障害児支援の充実を図り
ます。
関連部署
障害福祉課
子ども家庭課
人権教育課
地域医療対策課
健康づくり課
障害福祉課
•
途切れのない
支援体制づくり
発達に心配のある子どもに関し、保健センターや 子ども家庭課
子ども総合相談センター、保育所、学校等各機関 子ども総合相談センター
とのつながりを継続し、途切れのない支援体制を 健康づくり課
構築します。
教育研究所
人権教育課
•
障害児保育の充実
障害の状況に応じた適切な保育が受けられるよ 障害福祉課
うに配慮し、様々な支援の充実を関係諸機関と相 子ども家庭課
互に連携しながら推進します。
健康づくり課
障害福祉課
•
就学前教育の充実
障害児の幼児教育指導体制を整備し、指導内容の 子ども家庭課
充実や指導方法の工夫改善等を行い、幼児教育の 指導課
充実に努めます。
教育研究所
人権教育課
気になる子どもに
•
対する相談・教室
子ども総合相談センターにおいて“気になる子” 子ども家庭課
の相談・教室を実施しており、市民への周知を図
子ども総合相談センター
ります。
健康づくり課
障害福祉課
子ども家庭課
発達障害児に
対する支援
•
発達障害児の早期発見や就学前の発達支援等、医
子ども総合相談センター
療、保健、福祉、教育、関係機関等と連携し、地 保険年金課
域における生活支援を図ります。
健康づくり課
教育研究所
人権教育課
60
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
◆◇現状と方向性◇◆
項目
平成 26 年度現状
悩みや困ったことを相談する人が
いない割合(%)
方向性(平成 32 年度)
2.1%
(アンケート調査結果)
減らす
40.0%
計画相談支援を行った割合(%)
(9 月実績)
増やす
61
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
(2)保健・医療の充実
■基本的な考え方
障害者が住み慣れた地域において、自立して生活を送れるよう、保健サービスや医療
サービス等の提供体制の充実を図ります。今後、障害者の高齢化・重度化が進むことが
予測されますので、障害者の健康保持増進のための健康づくり施策の充実を図ります。
特に、入所・入院中の障害者の退所・退院や、地域移行が進むことが見込まれますので、
地域で暮らせる環境づくりを推進します。
◆◇現状と課題◇◆
 本市では、疾病予防のための健康診査等の保健サービスや日頃からの健康づくりの
支援を実施しています。今後ますます障害者においても高齢化・重度化が進むこと
が予測されますので、障害者の健康保持・増進のため、障害の重度化の防止や、生
活習慣病等の予防が重要となります。
 アンケート調査では、医療について困っていることとして急に具合が悪くなった時
の対処方法や夜間休日等の救急対応等が挙げられています。また、団体ヒアリング
では、障害の特性を理解した医療体制や障害者が利用しやすい医療機関情報がほし
いという意見も見受けられました。このように救急医療体制の整備、医療機関・医
療従事者の障害に対する理解が課題となっています。
 精神障害者については、入院医療中心の精神医療から、地域で支える環境づくりが
大きな課題となっています。そのため、地域で生活するための障害福祉サービスの
整備とともに精神障害者やその家族のニーズに対応した多様な相談体制の充実が
求められています。
62
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
①保健サービス・健康づくり施策の充実
項目
施策・事業
•
関連部署
生後4か月児、10 か月児、1歳6か月児、3歳
児健康診査を実施します。また、保健師による訪
問等の機会を通じた受診勧奨及び未受診者のフ
ォローを行うとともに、健診で要経過観察となっ 健康づくり課
乳幼児健診の充実
た乳幼児へのフォローも行います。更に、得られ
た情報を関係機関で共有し、有効な支援を行える
体制づくりを強化します。
•
健康診査等で支援が必要と思われる子ども及び
その保護者を対象とした、育児相談、幼児発達相
談等を実施し、助言・指導を行います。必要に応
じて関係機関との連携を図りながら早期療育指
導等適切な支援につなげます。
相談事業等の充実
•
保健師や助産師等が赤ちゃん訪問を実施し、育児
相談を行います。
•
健康づくり課
障害福祉課
妊婦を対象にしたマタニティセミナーを実施し、
妊婦と胎児の健康を守るための正しい知識を普
及するとともに、母性を育て、育児について学ぶ
機会を増やします。
•
障害の軽減を図り、障害者のニーズを把握しなが
リハビリテーション★
ら自立を促進するために、地域の医療機関と連携 障害福祉課
の充実
し、リハビリテーション★体制の充実を推進しま 健康づくり課
す。
リハビリテーション★
•
実施し、身体機能維持及び向上が図られるよう支 障害福祉課
研修の実施
健康づくりの推進
福祉事業者に対してリハビリテーション★研修を
援を行います。
•
障害者が、気軽に健康づくりができる体制を推進
します。
健康づくり課
保険年金課
障害福祉課
63
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
②医療サービスの充実
項目
施策・事業
•
関連部署
医療機関、医療従事者に対して、障害について
障害特性等の情報提供
の情報提供を行い、障害特性等に対する理解を 障害福祉課
と医療提供体制の構築
求めます。また、障害者が利用しやすい医療提 地域医療対策課
供体制の構築に努めます。
•
医療機関情報の提供
医師会や歯科医師会等と連携し、医療機関の障
害に係る診療についての情報提供を行います。 障害福祉課
•
かかりつけ医を持つことに対する啓発に努め 地域医療対策課
ます。
•
救急医療の情報提供について、継続した周知を
図ります。
•
土曜日夜間、日曜、祝日の急病に対応するため、
桑名市応急診療所を設置しています。また、く
わな健康・医療相談ダイヤルや救急医療情報セ
ンターを設置し、24 時間利用可能な相談業務や
救急医療体制の整備
医療機関案内を実施しています。こうした情報
提供を継続し、その周知を図ります。
•
緊急時でも適切な医療が受けられるように、救
急医療キット・救急安心カードの普及に努めま
す。
64
地域医療対策課
障害福祉課
介護・高齢福祉課
消防本部
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
③精神保健・医療の充実
項目
施策・事業
•
地域移行のための
•
環境づくり
精神障害について、地域住民に対し知識の普及啓
発を図り、相談体制や医療体制等の充実に努めま
障害福祉課
す。
障害者の地域生活の移行について、民生委員・児 健康づくり課
童委員やボランティア等地域関係機関と連携し、
啓発活動を行います。
•
精神障害者の病院や施設等からの地域移行、また
地域生活を可能とするためには、障害福祉サービ
スにおける地域移行支援と地域定着支援の事業 障害福祉課
所の体制づくりが必要となりますが、参入につい
て民間事業者に働きかけます。
•
精神障害者の生活支援を目的とした精神保健ボ
ランティア講座を社会福祉協議会で実施してい
ますが、講座修了後のボランティアが活動する受
障害福祉課
け皿が検討されていません。そのため、講座修了
者に対し、主に通院や通学等の日常生活支援の協
力依頼を行います。
•
こころの健康を保つため、ストレスや睡眠、ここ
ろの病気等に関する知識の普及啓発を図るとと
もに、相談等のサポート体制の充実を、地域の保
健・福祉・医療機関、学校、企業等と連携しなが
ら推進します。
地域移行支援・
地域定着支援の充実
精神保健
ボランティアの育成
こころの健康づくり
関連部署
健康づくり課
障害福祉課
介護・高齢福祉課
人事課
◆◇現状と方向性◇◆
項目
平成 26 年度現状
在宅生活を支援するためのネットワー
方向性(平成 32 年度)
未実施
ク連絡会の構築
実施します
医療のことで困っている人の割合(%)
44.3%
(アンケート調査結果)
減らす
65
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
(3)障害に配慮したまちづくりの推進
■基本的な考え方
障害者や高齢者等が住み慣れた地域で暮らしていけるように、グループホーム等の生
活の場の確保や公共交通機関等のバリアフリー★化を推進して、障害者に配慮したまちづ
くりを目指します。また、障害者差別解消法に関して、継続して検討を進めます。
◆◇現状と課題◇◆
 施設や病院から地域に移行する人の住まいの場となるグループホーム等の受け皿
づくりが重要となります。アンケート調査では、グループホームを利用していると
いう回答は、全体の 1.8%と少数でしたが、利用意向については“利用したい”(利
用したい+どちらかといえば利用したい)という回答は 20%と潜在的な利用ニー
ズがあることがわかりました。こうした結果を踏まえて、グループホームの整備を
検討し、また、既存の市営住宅のバリアフリー★化や障害者の優先入居等支援の必
要があります。
 障害に配慮したまちづくりを推進することが、障害者の社会参加の促進につながり
ます。アンケート調査では、障害者が外出に際して困ることは、「道路や駅に階段
や段差が多い」が最も多く、特に身体障害者と重複障害者で約3割が困ると回答し
ています。次いで「困った時にどうすればよいか心配」、
「公共交通機関が少ない」、
「列車やバスの乗り降りが困難」となっています。このように、まだ解決すべき課
題が多くあり、障害に配慮したまちとなるように関係部署と連携して取り組んでい
くことが大切です。
 移動手段に関しては、様々な課題がありますが、社会参加への手段となるような事
業を検討していく必要があります。
①生活の場の確保
項目
グループホームの
施策・事業
•
グループホームの整備について、引き続き、事
業者の参入への働きかけや整備に対する支援に
整備促進
努めます。
•
関連部署
障害福祉課
介護・高齢福祉課
市営住宅の改修時には、段差の解消や手すりの
市営住宅の改善等
設置等必要に応じてバリアフリー★化を行いま 建築住宅課
生活の場の提供
す。また、障害者の優先入居については募集枠 障害福祉課
の確保に努めます。
66
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
②障害に配慮したまちづくりの推進
項目
施策・事業
•
誰もが利用しやすいユニバーサルデザイン ★
の(年齢や障害の有無等にかかわらず、最初
からできるだけ多くの人が利用可能な)まち
づくりに努めます。
公共施設等の
•
バリアフリー★化の推進
放置自転車等により、道路・歩道等の通行人
(高齢者、障害者等を含む。)の通行障害とな
らないよう、桑名駅東周辺に放置自転車禁止
区域を指定し、撤去を行います。
•
各公共施設等への三重おもいやり駐車場 ★ の
区画整備に努めます。
交通バリアフリー★化
関連部署
障害福祉課
財産管理課
多度地域振興課
長島地域振興課
防災・危機管理課
都市整備課
桑名駅周辺整備事務所
土木課
建築住宅課
建築開発課
(各施設所管課)
•
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に 桑名駅周辺整備事務所
関する法律に基づき、桑名駅周辺をはじめ、
商工課
市内の交通施設等のバリアフリー ★ 化につい
障害福祉課
て交通機関事業者へ働きかけます。
•
市内に居住し、日常生活において、ごみ収集
ステーションまでごみの排出ができない世帯
廃棄物対策課
に対し、個別に収集を行い、在宅支援と住民
福祉の向上を図ります。
の促進
ごみ戸別収集の推進
③移動手段の確保
項目
施策・事業
•
コミュニティバス(K‐バス)は、小型ノン
ステップバス ★ や福祉対応車両を導入してお
り、車いす利用の方もスロープやリフトを使 商工課
って乗車することができます。今後も、可能
障害福祉課
な範囲で見直しを行い、障害者をはじめ、市
民の誰もが気軽に利用できる移動手段として
維持確保に努めます。
•
移動に介助が必要な障害者等を対象に、自家
用自動車を使用して、有償で輸送する事業を 障害福祉課
促進します。
コミュニティバスの
維持・確保
福祉有償運送事業の
促進
関連部署
67
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
◆◇現状と方向性◇◆
項目
平成 26 年度現状
桑名市が暮らしやすいまちだと思う人
の割合(%)
方向性(平成 32 年度)
50.0%
(アンケート調査結果)
増やす
桑名市でこれからもずっと暮らしたい
と思う人の割合(%)
88.3%
(アンケート調査結果)
増やす
68
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
(4)情報提供・意思疎通支援の充実
■基本的な考え方
障害者が円滑に情報を取得し、意思表示や意思疎通を行うことができるよう、情報提
供、意思疎通支援の充実等を推進します。また、これらの支援においては支援者の協力
が重要となるため、人材を育成していく必要があります。
◆◇現状と課題◇◆
 本市では、手帳交付時やサービスの利用の際、障害福祉サービスガイドブックを配
付しています。また、視覚障害者のために点字や声の広報等を発行しています。
 点字や声の広報等は、家族やヘルパーの代読により情報を得る視覚障害者も多いた
め、利用者は年々減っています。しかし、視覚障害者にとって必要な情報手段であ
るため、今後も周知を図りながら、引き続き実施し、利用を促していく必要があり
ます。
 意思疎通支援に関しては、手話通訳者・要約筆記奉仕員の派遣を行うとともに、手
話通訳奉仕員等の養成事業を実施し、支援者の育成に努めています。しかし、視覚
障害者へのヒアリングでは、役所の窓口の相談体制に関して不安を感じるという意
見もありました。そのため、人材の育成・確保を図り、意思疎通支援を充実させて
いく必要があります。
①情報提供の充実
項目
障害福祉サービス
施策・事業
•
関連部署
障害福祉サービスや各種助成、年金、税金、教育
等の障害者の生活全般の情報をまとめたガイド 障害福祉課
ガイドブックの配付
ブックを作成し、配付します。
•
点字や声の広報等を、点字や音訳媒体にて情報提
供します。
(再掲)
点字、声の広報等
•
点訳、音訳等わかりやすい方法で、視覚障害者が
地域生活をする上で必要度の高い情報等を提供
発行事業の充実
します。
•
各課からのお知らせ等を、必要な方に点字で提供
します。
69
障害福祉課
(全庁)
第1章
②
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
意思疎通支援の充実
項目
施策・事業
•
聴覚障害者等のコミュニケーションの円滑化を
推進するため、要請に基づき、手話通訳者・要
手話通訳者派遣、
要約筆記事業の充実
関連部署
約筆記奉仕員を派遣します。
•
各課主催又は共催イベント等において、手話通
障害福祉課
(全庁)
訳・要約筆記の活用を促進します。
•
手話奉仕員等
養成事業の実施
手話通訳奉仕員の養成及び奉仕員のスキルアッ
プ研修事業を実施します。
視覚障害者歩行訓練・
•
点字教室の実施
視覚障害者を対象に、歩行訓練及び点字指導を
行います。
障害者パソコン講習
の実施
•
障害福祉課
障害福祉課
障害者のコミュニケーションを円滑にするとと
もに、社会参加を目的にパソコン講習を行いま 障害福祉課
す。
◆◇現状と方向性◇◆
項目
平成 26 年度現状
点字を必要とする方で点字を読むこと
ができる方の割合(%)
方向性(平成 32 年度)
13.8%
(アンケート調査結果)
増やす
手話奉仕員等養成講座の修了者数
116 人
増やす
70
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
(5)安全・安心な環境づくりの推進
■基本的な考え方
障害者が地域で安全・安心な環境の中で生活できるように、防災・防犯対策を推進し
ます。特に防災対策では、災害対策基本法の一部改正により、避難行動要支援者名簿の
作成が義務化されたため、災害時の具体的な支援について検討していきます。
◆◇現状と課題◇◆
 アンケート調査の結果、本市では、災害時要援護者台帳への登録は、5.3%とかな
り低い結果となっています。登録していない理由として、制度を知らなかったとい
う人が 75.1%という結果となっており、さらなる周知の必要性があります。
 平成 25 年6月の災害対策基本法の一部改正により、障害者等の防災施策に関し特
別な配慮を要する方(要配慮者)のうち、災害発生時の避難等に特に支援を要する
方の名簿(避難行動要支援者名簿)の作成を義務付けることになりました。また、
この改正を受け、避難行動要支援者名簿の作成・活用に係る具体的手順等を盛り込
んだ「避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針」(平成 25 年8月)が
策定・公表され、この取組指針に沿って支援を検討していく必要があります。
 障害者や高齢者に対する犯罪が増加し、地域での声掛け等の必要性が求められてい
ますが、住民同士のつながりの希薄化が進み、有効な対策となっていません。また、
悪質商法や振り込め詐欺等様々な犯罪が多くなっており、そうした被害に遭わない
よう、防犯知識の普及・啓発の必要があります。
①防災体制の推進
項目
要援護者台帳の活用
施策・事業
•
要援護者台帳システムについて、あらゆる機会
に啓発を行います。
•
として市内の社会福祉法人、医療法人等との災
ための避難所の確保
防災・危機管理課
障害福祉課
介護・高齢福祉課
現在、障害者等の支援の必要な人のために特別
避難所を指定していますが、さらに二次避難所
災害時要援護者の
関連部署
害協定を進め、障害者の受入れ施設の確保を進
防災・危機管理課
障害福祉課
めます。
•
災害情報等の提供
災害情報を市民に伝達する手段として、携帯電
話による防災ホットメール(Eメール)及び緊
急速報エリアメール(携帯電話会社が提供する
サービス)を活用します。
71
防災・危機管理課
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
項目
施策・事業
•
関連部署
緊急時における聴覚及び言語機能に障害のある
方の電話に代わる手段として、警察署では、
「メ
ール 110 番・ファックス 110 番」
、消防署には
緊急通報の周知
「Eメール・ファックス 119 番通報システム」
があります。これらの緊急通報の周知を図りま
消防本部
障害福祉課
介護・高齢福祉課
す。
②防犯対策の推進
項目
施策・事業
•
防犯体制の確立
関連部署
障害者等が犯罪の被害者とならないように、警 防災・危機管理課
察署等と連携し、防犯対策を推進します。
障害福祉課
◆◇現状と方向性◇◆
項目
避難所の確認をしている人の割合(%)
平成 26 年度現状
方向性(平成 32 年度)
47.5%
(アンケート調査結果)
増やす
要援護者台帳を知っている人の割合(%)
23.7%
(アンケート調査結果)
増やす
72
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
(6)権利擁護の推進
■基本的な考え方
平成 28 年4月に障害者差別解消法の施行が予定されており、基本指針に基づき障害
を理由とする差別の解消についての取組を推進します。また、障害者虐待防止法の広報・
啓発を進めるとともに、虐待防止及び養護者に対する支援を行っていきます。さらには、
成年後見制度や日常生活自立支援事業の利用の支援をしていきます。
◆◇現状と課題◇◆
 平成 25 年に制定され、平成 28 年4月に施行となる障害者差別解消法についての
周知を図る必要があります。アンケート調査では、「差別や嫌な思いをしたことが
あるかどうか」という設問は、
“ある”
(ある+少しある)が 38.2%となっており、
約4割の人が嫌な思いを経験しています。また、その場所については、「外出先」
「学校・仕事場」が特に多くなっています。こうした結果を踏まえ、今後は、障害
者差別解消法に基づき、障害を理由とする差別の解消に向けた取組を行う必要があ
ります。
 権利擁護については、成年後見制度や日常生活自立支援事業等の事業を中心に進め
ています。アンケート調査の結果では、成年後見制度は 3.5%の利用状況に対して、
10.6%の利用希望がありました。また、日常生活自立支援事業では、6.0%の利用
状況に対して、15.1%の利用希望がありました。このように、「現在は必要ないが
今後必要である」という意向がそれぞれ約1~2割程度となっています。
 今後、成年後見制度や日常生活自立支援事業等の事業の充実と障害者虐待防止法に
基づく周知・啓発活動等の取組を進めていく必要があります。
① 差別の解消の推進
項目
障害者差別解消法の
周知等(再掲)
施策・事業
•
関連部署
平成 28 年4月の障害者差別解消法の円滑な施行 障害福祉課
に向けて、法の趣旨等の広報・啓発を行います。 (全庁)
73
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
②権利擁護の推進
項目
施策・事業
関連部署
障害福祉課
障害者虐待への対応
•
•
介護・高齢福祉課
障害者虐待防止についての啓発を行います。
虐待防止のために、相談支援を充実させ、適切な 子ども家庭課
子ども総合相談センター
サービスの提供に努めます。
人権政策課
•
社会福祉協議会や障がい者総合支援センターそ
ういん等の関係機関と連携し、判断することが困 障害福祉課
難な障害者等の権利を擁護するため、財産管理等
介護・高齢福祉課
の法律行為に関する援助や生活面の支援等を行
う成年後見制度の周知と利用支援を行います。
•
社会福祉協議会や障がい者総合支援センターそ
ういん等の関係機関と連携し、判断力が十分でな
い障害者が地域で自立した暮らしが送れるよう 障害福祉課
生活支援員が福祉サービスの利用手続の手助け 介護・高齢福祉課
や日常的なお金の管理の手助けを行う日常生活
自立支援事業の周知と支援を行います。
成年後見制度の
周知と利用支援
日常生活自立支援事業
(権利擁護)の実施
◆◇現状と方向性◇◆
項目
平成 26 年度現状
虐待をされたと感じたことのある人の
割合(%)
方向性(平成 32 年度)
8.6%
(アンケート調査結果)
減らす
成年後見制度を知っている人の割合(%)
21.6%
(アンケート調査結果)
増やす
74
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
3 社会参加を応援するまちづくり
(1)教育・文化芸術活動・スポーツ等の充実
■基本的な考え方
発達障害等で支援の必要な子どもが増加しており、療育、福祉と教育が連携を図り、
障害のある子ども一人ひとりの状態や特性に応じてきめ細かい教育の充実を図ります。
文化芸術活動・スポーツ等への参加は、生活を豊かにする上で重要な意味があります。
本市では、あらゆる講座や教室等で障害に配慮し、様々な活動に参加しやすい環境づ
くりを進めていきます。
◆◇現状と課題◇◆
 本市では、くわなっ子育成方針として「生きる力を育み、豊かな未来を拓く子ども
を育てる」と定め、その方針のもと特別支援教育★を推進しています。
 特別支援教育★を進めるにあたり、幼稚園、小学校、中学校に特別支援教育★コー
ディネーターを置き、園や学校全体で特別支援教育★に取り組んでいます。平成 24
年4月に、くわな特別支援学校が開校しました。また、県内には、北勢きらら学園、
盲学校、聾学校等の 13 校があります。
 今後も子どもの成長に合わせた途切れのない特別支援教育★が行われるよう、福祉
関係機関と教育関係機関の更なる連携を図ることにより、子ども一人ひとりの障害
の状態や特性に対応した支援の充実に努めています。
 文化芸術活動やスポーツ等の振興は、障害者の生きがいづくりとして重要な施策で
す。しかしながら、現状では、生涯学習・スポーツ・文化振興ともに障害者のニー
ズに合わせた取組を行っておらず、今後、障害者のニーズを把握していく必要があ
ります。
 アンケート調査では、余暇活動等の今後参加したい活動について、「日帰り旅行」
が身体障害者や知的障害者でたくさんの希望者がありましたが、特に知的障害者が
約5割と最も高い数値となっています。「日帰り旅行」以外に人気の高い活動は、
「宿泊旅行」、「コンサートや映画・スポーツ等の鑑賞・施設見学」「趣味の活動」
となっています。
 今後、障害者が暮らす地域の中で、文化芸術活動、スポーツ等のニーズを把握し、
障害者が参加しやすい環境づくりを進める一方、それらの活動を支援する人材の養
成が課題となります。
75
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
① 学校教育の充実
項目
施策・事業
•
関連部署
障害がある子ども一人ひとりの教育的ニーズに
応じた支援を行う特別支援教育★を推進します。
•
特別支援教育★を推進する中で、支援学級を設置
し、一人ひとりの力を伸ばすカリキュラムを作成
し、推進します。
•
乳幼児期からの途切れのない障害児支援のため
に、福祉関係機関と教育機関の連携をさらに強化 障害福祉課
します。
•
特別支援教育★の推進
指導課
子どもや地域住民が障害や障害者に対する理解 教育研究所
を深めることができるよう、教育の充実を図りま 人権教育課
す。
•
教育総務課
特別支援教育 ★ コーディネーターを中心とした 子ども家庭課
校内委員会の活性化を図ります。
•
健康づくり課
通級指導教室★を設置し、通常学級に在籍するL
D★(学習障害)
、ADHD★(注意欠陥多動性障
害)、高機能自閉症★等の障害がある児童・生徒
に対する支援体制の充実を図ります。
•
特別支援学校や各専門機関と連携した研修会の
実施等により教職員の研修を行います。
②文化芸術活動・スポーツ等の振興
項目
施策・事業
•
関連部署
障害者のニーズに応じた趣味・文化活動に関する
情報の提供等に努め、障害者の社会参加の機会の 文化課
拡充を図ります。
文化芸術活動の振興
•
生涯学習課
障害者のニーズに応じてやりたいことを支援す 障害福祉課
る市民団体の情報収集に努めます。
•
障害者の芸術・文化活動において、幅広い視野に 障害福祉課
立った指導者や活動を支えるボランティア等の 生涯学習課
指導者の養成
人材育成及び確保に努めます。
障害者の作品の
発表の場づくり
•
文化課
多くの市民が利用する庁舎や関係施設内におい 障害福祉課
て、障害者の作品展等の発表の場を積極的に提供 生涯学習課
します。
文化課
76
第1章
項目
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
施策・事業
•
関連部署
障害者を対象とした各種スポーツ・レクリエーシ
スポーツ・
ョン教室を開催し、障害者スポーツの普及に努め
レクリエーション
ます。
•
活動の振興
障害者が気軽に参加し、楽しめるような教室等を
障害福祉課
スポーツ振興課
検討するとともに、障害者の参加を推進します。
障害者スポーツ大会
•
の開催(再掲)
障害者が、スポーツの楽しさを実感する障害者ス
ポーツ大会を今後も継続して実施します。
指導者・ボランティア
の人材育成
•
三重県障害者スポーツ協会と連携を図り、地域に
おける障害者スポーツの指導的役割を果たす専
門的な人材の育成及び確保に努めます。
障害福祉課
障害福祉課
スポーツ振興課
○毎年1月、障害者作品展開催
◆◇現状と方向性◇◆
項目
平成 26 年度現状
趣味やスポーツで外出する人の
割合(%)
方向性(平成 32 年度)
13.3%
(アンケート調査結果)
増やす
コンサートや映画・スポーツ等の鑑賞、
教室等への参加したい人の割合(%)
41.1%
(アンケート調査結果)
増やす
77
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
(2)雇用・就業への支援
■基本的な考え方
障害者が地域で自立した生活を送るためには、就労が重要となります。障害者の個々
の状態や適性に合わせて、一般就労に向けた就労移行支援、一般就労が困難な障害者に
対する就労継続支援等を関係機関と連携しながら支援します。また、企業に対して、障
害の特性や雇用に関する制度や補助等の情報提供を関係機関と連携して、障害者雇用の
積極的な啓発を行います。
◆◇現状と課題◇◆
 障害者雇用については、関係機関と協力し、企業に対し障害者雇用率★制度や各種
助成制度を周知し、障害者の雇用促進を進めてきました。今後、平成 25 年の障害
者の雇用の促進等に関する法律の改正により、平成 30 年から精神障害者の雇用が
義務化されることを踏まえ、精神障害者の雇用を促進していく必要があります。
 障害者に対するアンケート調査では、障害者が働く上で必要なことは、
「職場の人々
が障害についての理解がある」が最も多くなっており、特に知的障害者、精神障害
者、重複障害者では半数を超えて多くなっています。また、50 人以上の企業に対
するアンケート調査では障害者を雇用する上で配慮したこととして、「社員への障
害に対する理解促進」、「業務遂行を援助する者の配置」がそれぞれ多くなってお
り、半数以上の企業が障害者を受け入れる上で障害の理解とサポートを実践してい
ます。
 こうした障害者の意向を企業に、そして企業の取組を障害者に伝えることにより、
お互いの立場に立ったより働きやすい環境づくりにつながっていくと考えていま
す。
 平成 25 年度においては、福祉施設等から一般就労等への移行に向けて、8人が就
労移行支援事業を行っています。また、就労継続支援事業を利用している人は雇用
型のA型で 86 人、非雇用型のB型で 192 人となっています。就労移行支援事業は、
ここ数年利用者が減少しているものの、就労継続支援事業の利用者はともに増加し
ています。今後も働く場の確保のため、就労移行支援事業所等の参入を促進してい
きます。
78
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
①障害者雇用の促進
項目
企業への訪問活動の実施
障害者の就職説明会の開催
施策・事業
•
関連部署
関係機関と連携し、市内の企業に対して障害 障害福祉課
者雇用の啓発のための訪問活動を行います。 商工課
•
障害者の就職説明会をハローワーク桑名や 障害福祉課
関係機関と連携し実施します。
•
商工課
桑員地区や近隣市町、福祉施設、ハローワー
就労支援の
ク桑名、商工会議所、特別支援学校、社会福
ネットワークの推進
祉協議会等の就労支援部会と連携し、就労支
障害福祉課
援の研修会を実施します。
•
障害者やその家族の当事者団体、特別支援学
校等の教育機関、ハローワーク桑名等の就労
桑名市地域自立支援
機関、障害者総合相談支援センター、就労移
協議会での就労支援
行支援事業所、企業等が障害者の一般就労を
障害福祉課
目指すために情報交換し、具体的な取組を協
議します。
•
市職員の障害者雇用
市職員の法定雇用率を達成するように計画
的な採用を行います。また、障害者が働きや
すい職場環境に努めます。
79
人事課
(全庁)
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
②個々の状態に応じた就労支援
項目
施策・事業
就労移行支援事業の
•
就労に必要な能力を取得できるように、今後も事
障害福祉課
業者の参入を促進していきます。
•
障害者が就労継続支援事業所で定着して就労で
障害福祉課
きるように支援します。
•
国等による障害者就労施設等からの物品等の調
充実
就労継続支援事業の
充実
物品等の優先調達の
推進
関連部署
達の推進に関する法律に基づく障害者就労施設
の提供する物品・サービス等の啓発チラシを作成
する等、全庁的に優先購入(調達)を推進してい
障害福祉課
(全庁)
きます。
◆◇現状と方向性◇◆
項目
平成 26 年度現状
就労継続支援サービスの利用者数
方向性(平成 32 年度)
326人
増やす
障害のある方を雇用している事業所の
割合(%)
31.4%
(アンケート調査結果)
増やす
80
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
(3)行政サービスにおける配慮
■基本的な考え方
平成 28 年4月施行の障害者差別解消法においては、障害者に対する行政サービス等
における配慮が求められます。障害者が適切な配慮を受けることができるように、市職
員の障害理解の促進を図るとともに、選挙等における配慮を行います。
◆◇現状と課題◇◆
 平成 28 年4月施行の障害者差別解消法について、行政機関でも障害者に対するさ
らなる配慮を行う必要があります。アンケート調査の結果では、桑名市役所の窓口
での対応について半数を超える 64.5%の人が“よい”
(よい+どちらかといえばよ
い)と回答しましたが、
“わるい”と回答した割合も約1割みられました。今後は、
良い評価を更に良く、悪い評価を良い評価に改善できるように、窓口等の対応の研
修を行っていく必要があります。また、選挙等の実施にあたっても、障害者等に配
慮した投票所のバリアフリー★化等を行う必要があります。
①行政機関・選挙等における配慮
項目
施策・事業
障害者に対する
窓口対応への配慮
障害者への適切な
関連部署
•
総合窓口での案内支援の充実に努めます。
•
各課窓口でのわかりやすい行政サービスの提供に
努めます。
障害福祉課
(全庁)
•
市職員の手話講座を引き続き行います。
•
平成 28 年4月から施行される障害者差別解消法の 障害福祉課
知識や、
窓口対応等で必要な障害者への配慮の内容 人事課
対応についての研修
等、市職員に必要な研修を実施していきます。
障害者等に対する
選挙における配慮
•
スロープや点字、案内への配慮等、障害のある方も 総務課
選挙に参加しやすいような環境づくりに努めます。 障害福祉課
◆◇現状と方向性◇◆
項目
平成 26 年度現状
桑名市役所(市の公共施設・機関)の
窓口等での対応が、よいと感じている
人の割合(%)
方向性(平成 32 年度)
64.5%
(アンケート調査結果)
増やす
障害の理解のための市職員の研修
実施
の実施
充実
81
第1章
第3期桑名市障害者計画(基本計画)
(4)国際交流の推進
■基本的な考え方
障害者がいきいきと活動するうえで、これからは、国外においても活動の場を広げて
いく必要があります。
また、文化芸術やスポーツの分野等、様々な分野で国際的な活躍をしている障害者も
多くなっています。
そのため、こうした国際的な活動をしている情報を収集し、市民へ周知していきます。
82
第2章
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
第4期桑名市障害福祉計画
1 障害福祉計画策定にあたっての視点
本市では、障害者計画で位置づけている理念を障害福祉計画においても共通の理念とし
て掲げ、障害福祉施策の推進に取り組んでいきます。
<基本理念>
障害があってもなくてもみんなが気持ちよく過ごせる明るいまちづくり
この基本理念に基づき、障害福祉計画の推進においては、3つの視点を踏まえて、推進
していきます。
視点1
障害者の自己決定の尊重と意思決定の支援
共生社会を実現するため、障害者の自己決定を尊重し、その意思決定の支援に配慮する
とともに、障害者が必要とする障害福祉サービスその他の支援を受けつつ、その自立と社
会参加の実現を図っていくことを基本として、障害福祉サービス、相談支援及び地域生活
支援事業の提供体制の整備を進めます。
視点2
市を基本とする身近な実施主体と障害種別によらない
一元的な障害福祉サービスの実施
障害者が地域で障害福祉サービスを受けることができるよう市が主体となって実施する
ことを基本とします。また、障害種別によらず、障害福祉サービスの対象となる身体障害
者、知的障害者、精神障害者、難病患者等に対して、サービスの充実を図ります。
視点3
障害者の課題に対応したサービス提供体制の整備
障害者の自立支援の観点から、福祉施設への入所又は、病院への入院等から地域生活へ
の移行、地域生活の継続の支援、就労支援といった課題に対応したサービス提供体制を整
え、障害者等を地域全体で支えるシステムを実現するため、地域生活支援の拠点づくり、
NPO等によるインフォーマルサービス★の提供等、地域の社会資源を最大限に活用して提
供体制の整備を進めます。
83
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
2 障害福祉サービスの基盤整備の考え方
障害福祉サービスの基盤整備にあたっては、基本理念、基本的な視点を踏まえ、下記の
点に配慮して、数値目標を設定し、計画的に推進していきます。
(1)基盤整備の考え方
① 地域の受入れ体制の構築
障害者が地域の中で暮らしていくためには、地域に暮らす市民の理解と協力が必要で
す。このため、障害者や障害に関する広報・啓発活動を推進します。
また、障害者を地域全体で見守る体制の構築を図ります。
② 相談支援体制の充実
日頃の悩みや不安を解消するための相談支援事業の充実を図ります。身近な場所で一
般的な相談から専門相談までを受けることのできる相談支援体制の整備を図ります。
③ 希望する障害者の日中活動系サービスの充実
希望する障害者が適切にサービスを受けられるように、日中活動系サービス(生活介
護・就労継続支援等)の充実を図ります。
④ グループホームの充実を図り、施設入所・入院から地域生活への移行を推進
地域における居住の場としてグループホームの充実を図り、施設入所・入院から地域
生活への移行を進めます。
⑤ 就労支援の充実
障害者一人ひとりの希望に沿った就労支援が行えるよう関係機関との連携を図り、
様々な支援を行っていきます。
市内事業者が障害者の法定雇用率を確保するよう、企業に周知・啓発をしていきます。
就労移行支援事業の推進を図り、福祉施設から一般就労への移行を進めます。
⑥ サービス提供事業者の確保
障害福祉サービスや地域生活支援事業等の各種サービスの安定的な供給を確保するた
め、事業を行う意向のあるサービス提供事業所やNPO、企業等の把握に努めるととも
に、広く情報提供を行い、多様な事業所の参入を促進します。
⑦ サービスに関する情報提供体制の整備
障害者が自身の選択により、心身の状態に応じたサービスを受けるためには、制度や
福祉サービスに関する理解を深めることが重要です。
サービス内容の広報を積極的に行うとともに、障害者が情報を円滑に入手できるよう
支援を行います。
84
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
3 計画の実施目標
(1)障害者総合支援法★(児童福祉法含む。)に基づくサービス体系
計画では、障害者総合支援法★に基づく自立支援給付及び地域生活支援事業の各サービス
の実施目標を設定します。障害者総合支援法★(児童福祉法含む。)に基づくサービス体系
は下表のとおりです。
給付の
種類
サービス区分
サービスの種類
居宅介護
重度訪問介護
介護給付
障害福祉サービス
自立支援給付
訓練等給付
相談支援
自立支援医療費
補装具費
児童福祉法に基づく給付
必須事業
地域生活支援事業
任意事業
同行援護
行動援護
重度障害者等包括支援
療養介護
生活介護
短期入所
施設入所支援
自立訓練(機能訓練)
自立訓練(生活訓練)
就労移行支援
就労継続支援(A型・B型)
共同生活援助(グループホーム)
基本相談支援
地域相談支援(地域移行支援・地域定着支援)
*地域定着支援は障害者のみ
計画相談支援
自立支援医療
補装具の給付
児童発達支援
放課後等デイサービス
保育所等訪問支援
医療型児童発達支援
障害児相談支援
理解促進研修・啓発事業
自発的活動支援事業
相談支援
成年後見制度利用支援事業
成年後見制度法人後見支援事業
意思疎通支援事業
手話通訳者派遣事業
要約筆記者派遣事業
手話通訳者設置事業
日常生活用具の給付
手話奉仕員養成研修事業
移動支援
地域活動支援センター
訪問入浴サービス
日中一時支援事業
社会参加促進事業
点字・声の広報等発行事業
自動車運転免許取得・改造助成事業
85
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
(2)平成 29 年度の数値目標
第4期桑名市障害福祉計画では、施設に入所している障害者の地域生活への移行、福祉
施設利用者の一般就労への移行等を進めるため、平成 29 年度末を目標年度とし、国の基
本指針を参考に本市の実情を踏まえた数値目標を設定し、障害者の自立に向けた地域移行
を推進します。
①福祉施設入所者の地域生活への移行
目標値の設定にあたっては、平成 25 年度末時点の施設入所者数の 12%以上の人が地域
生活へ移行することとともに、平成 29 年度末の施設入所者数を平成 25 年度末時点の施設
入所者数から4%以上削減することを基本とします。本市では、これまでの実績、地域の
実情を踏まえて目標値を設定します。
項
目
数
平成 25 年度末時点の施設入所者数
値
118 人
【目 標 値】
15 人
平成 29 年度末における地域生活移行者数
【目 標 値】
113 人
平成 29 年度末の施設入所者数
備
考
数値については、平成 26 年3月末
時点
平成 25 年度末時点の施設入所者数
の 12%以上の人が地域生活へ移行
平成 25 年度末時点の施設入所者数
から4%以上削減
②地域生活支援拠点等の整備
国の指針では、平成 29 年度末までに各市町村又は各圏域に少なくとも一つを整備する
ことを基本とします。本市では、圏域での調整を踏まえて、目標を設定します。
項
目
数
値
備
考
平成 29 年度末までに各市町村又は
【目 標 値】
1か所
地域生活支援拠点等
各圏域に少なくとも一つを整備す
ることを基本とする。
86
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
③福祉施設から一般就労への移行等
国の指針では、福祉施設利用者のうち、就労移行支援事業等を通じて、平成 29 年度中
に一般就労に移行する者の目標値を設定します。目標値の設定は、平成 24 年度の一般就
労への移行実績の2倍以上を基本とします。
また、目標値を達成するため、就労移行支援事業の利用者数及び事業所ごとの就労移行
率の目標を設定します。
就労移行支援事業の利用者数については、平成 29 年度末における利用者数が平成 25 年
度末における利用者数の6割以上増加すること、事業所ごとの就労移行率については、就
労移行支援事業所のうち、就労移行率が3割以上の事業所を全体の5割以上を目指します。
本市では、これまでの実績、地域の実情を踏まえ目標を設定します。
■福祉施設から一般就労への移行
項
目
数
値
備
考
平成 24 年度の1年間に福祉施設利
平成 24 年度末の一般就労移行者数
6人
用者のうち就労移行支援事業等通
じて一般就労した者の数
平成 24 年度の一般就労への移行実
【目 標 値】
12 人
平成 29 年度の一般就労移行者数
績の2倍以上とすることを基本と
する。
■就労移行支援事業の利用者数
項
目
数
平成 25 年度末における就労移行支援事業の
値
8人
利用者数
【目 標 値(利用者)
】
13 人
平成 29 年度の就労移行支援事業の利用者数
備
考
数値については、平成 26 年3月末
時点
平成 25 年度末における利用者数の
6割以上増加
就労移行支援事業所のうち、就労移
【目 標 値(事業所)
】
1か所
平成 29 年度の就労移行支援事業所数
行率が3割以上の事業所を全体の
5割以上とする。
87
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
(3)自立支援給付の見込量
訪問系サービス及び日中活動系サービスの充実、地域生活移行の促進、地域生活支援の
推進に向けて、必要となる障害福祉サービス等の量を見込み、計画的な整備を行います。
①訪問系サービス
平成 26 年 10 月現在、本市には、居宅介護 12 事業所、重度訪問介護8事業所、同行
援護6事業所がサービスを提供していますが、行動援護の事業所はありません。また、
県内には、重度障害者等包括支援の事業所はありません。
様々な障害に対応する事業所が不足しており、障害者が在宅での生活を継続していく
ことができるよう、訪問系サービスの提供体制の充実を図る必要があります。
■サービスの概要
サービス名
居宅介護(ホームヘルプ)
重度訪問介護
行動援護
重度障害者等包括支援
同行援護
内
容
自宅で、入浴、排せつ、食事の介護等を行います。
重度の障害があり、常に介護が必要な人に、自宅で入浴や排せ
つ、食事等の介助、外出時の移動支援等を行います。
知的障害や精神障害により、1人での外出が困難な人に対し
て、外出時の移動の支援を行います。
介護の必要性が非常に高い人に、居宅介護等複数のサービスを
包括的に提供します。
視覚障害により、1人での外出が困難な人に対して、外出時の
移動の支援を行います。
88
第2章
■数値目標
第4期桑名市障害福祉計画
(単位:1月あたり)
サービス名
平成 27 年度
人
平成 28 年度
平成 29 年度
125
136
147
2,000
2,176
2,352
3
3
3
時間
930
930
930
人
12
17
22
時間
144
204
264
人
0
0
1
時間
0
0
250
人
19
22
25
時間
171
198
225
居宅介護
時間
人
重度訪問介護
行動援護
重度障害者等包括支援
同行援護
■ サービス見込量確保のための方策及び今後の方向性
 サービスの適切な利用を促進します。
 利用者のニーズを的確に把握し、事業者への情報提供を行います。
 ニーズに合った見込量の確保のため、市内及び近隣市町のサービス提供事業者と連
携を図ります。
89
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
②日中活動系サービス
平成 26 年 10 月現在、本市には、生活介護は8事業所、生活訓練は1事業所、短期入
所は2事業所でサービスを提供しています。
就労の支援について、就労移行支援が1事業所ありましたが、現在休止しています。
また、就労継続支援はA型が8事業所、B型が 12 事業所あります。
日中活動系サービスについては、ニーズはあるものの、ニーズに対応できていない現
状があることから、今後は事業者の参入を促進していく必要があります。
■サービスの概要
サービス名
内
容
療養介護
医療と常時介護を必要とする人に、医療機関で機能訓練、療養上
の管理、看護、介護及び日常生活上の世話を行います。
生活介護
常に介護を必要とする人に施設で入浴や排せつ、食事の介護や創
作的活動の機会を提供します。
短期入所
自宅で介護する人が病気等の場合に、短期間施設で介護を行いま
す。
自立訓練(機能訓練)
自立訓練(生活訓練)
対象:身体障害者
身体的リハビリや歩行訓練、コミュニケーション、家事等の訓練、
日常生活上の相談支援や就労移行支援事業所等の各関係機関と
の連携調整等の支援を行います。
対象:知的障害者・精神障害者
食事や家事等の日常生活能力を向上するための支援、日常生活上
の相談支援や就労移行支援事業所等の各関係機関との連携調整
等の支援を行います。
就労移行支援
一般企業等への就労を希望する人に、一定期間、就労に必要な知
識や能力の向上のための訓練を行います。
就労継続支援(A型・B型)
一般企業等での就労が困難な人に働く場を提供するとともに、知
識及び能力向上のための訓練を行います。
雇用契約に基づいて労働の機会を提供するA型、雇用契約を結ば
ないB型があります。
90
第2章
■数値目標
第4期桑名市障害福祉計画
(単位:1月あたり)
サービス名
療養介護
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
人
12
12
12
人
265
272
279
4,770
4,896
5,022
人
64
75
86
人日
384
450
516
人
2
3
3
人日
36
54
54
人
22
25
28
人日
330
375
420
9
11
13
人日
153
187
221
人
129
144
159
2,451
2,736
3,021
227
242
257
4,086
4,356
4,626
生活介護
人日
短期入所
自立訓練(機能訓練)
自立訓練(生活訓練)
人
就労移行支援
就労継続支援(A型)
人日
人
就労継続支援(B型)
人日
■ サービス見込量確保のための方策及び今後の方向性
 地域生活への移行を図るため、軽度の施設入所者に対して、日中活動系サービスの
利用を促します。
 知識・能力が向上した就労移行支援の利用者が、一般就労へつながるよう支援しま
す。
 ジョブコーチ★等の就労支援に携わることができる人材を育成します。
 一般就労に移行した障害者が安定した就労生活を継続できるよう定着に向けた就労
生活の支援を行います。
 ニーズに合った見込量の確保のため、市内及び近隣市のサービス提供事業者と連携
を図ります。
91
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
③居住系サービス
地域での自立を支援する点からも、日中活動の場の確保が必要です。また、施設等か
ら地域移行を進めるため、グループホームの確保が重要です。
現在、本市にはグループホームは2事業所あります。市内の事業所がすでに定員に達
し、不足している状況であるため、さらなる整備が必要です。
■サービスの概要
サービス名
内
容
共同生活援助(グループホーム)
共同生活を行う住居で、相談や日常生活上の援助を行います。
施設入所支援
施設に入所する人に、入浴や排せつ、食事の介護等を行います。
■数値目標
(単位:1月あたり)
サービス名
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
共同生活援助(グループホーム)
人
96
107
118
施設入所支援
人
116
115
113
■ サービス見込量確保のための方策及び今後の方向性
 地域との連携・交流を充実させ、障害者が孤立することがないよう施設サービスを
実現していきます。本人、家族、ボランティア団体、地域等と連携して障害者が地
域で自立して暮らしていける体制を確立していきます。
 地域との連携により、グループホームの設置や柔軟な運用形態の実現に取り組みま
す。
 グループホームの誘致・整備を促進するため、地域住民の障害者への理解を促しま
す。
 ニーズに合った見込量の確保のため、市内及び近隣市町のサービス提供事業者のサ
ービス提供を促進します。
92
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
④相談支援
相談支援は、桑名市、いなべ市、東員町、木曽岬町の2市2町及び三重県において「障
がい者総合相談支援センターそういん」に委託して実施しています。
■サービスの概要
内
サービス名
容
計画相談支援
障害者が利用するサービスの内容等を定めたサービス利用計画
の作成を行い、一定期間ごとに見直しを行います。
地域移行支援
障害者支援施設等に入所している障害者又は精神科病院に入院
している精神障害者を対象に、住居の確保や地域生活への移行に
関する相談や援助を行います。
地域定着支援
単身で生活している人や同居している家族から支援を受けられ
ない人を対象に、常時の連絡体制を確保して、相談や緊急時の対
応等を行います。
■数値目標
(単位:1月あたり)
サービス名
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
計画相談支援
人
73
77
81
地域移行支援
人
1
1
1
地域定着支援
人
1
1
1
■ サービス見込量確保のための方策及び今後の方向性
 相談支援事業所や関係機関との連携を強化し、障害者の相談支援体制を充実します。
 対応困難事例にも対応できるよう専門的な相談支援体制の充実を図ります。
 障害者がライフステージ★を通して総合的・計画的に支援を受けることができるよ
う、相談支援やコーディネートに関する仕組みづくりを行います。
93
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
⑤障害児支援(児童福祉法に基づくサービス)
障害児を対象とした施設・事業については、これまで知的障害児通園施設等の施設系
は「児童福祉法」、児童デイサービスは「障害者自立支援法★」に基づき、サービスの提
供が行われてきましたが、両法律の改正法施行(平成24年4月1日)に伴い、「児童福
祉法」に根拠法が一本化されることとなり、下記のサービスが定められました。
■サービスの概要
サービス名
内
容
児童発達支援
日常生活における基本的な動作の指導、集団訓練への適応訓練を
行います。
放課後等デイサービス
学校通学中の児童が、放課後や夏休み等の長期休暇中において、
生活能力向上の訓練等を行います。
保育所等訪問支援
保育所等を現在利用中、又は今後利用する児童に集団生活への適
応訓練等を行います。また、保育所等の職員に対する支援方法等
の指導を行います。
医療型児童発達支援
各障害に応じた専門的な訓練や医療的ケアを行います。
障害児相談支援
障害児通所支援の利用にあたって、障害児サービス等利用支援計
画を作成し、その内容が適切かどうか一定期間ごとにモニタリン
グ★を行います。
94
第2章
■数値目標
第4期桑名市障害福祉計画
(単位:1月あたり)
サービス名
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
人
50
60
70
人日
800
960
1,120
人
133
151
169
1,064
1,208
1,352
人
2
4
6
人日
4
8
12
人
2
4
6
人日
20
40
60
人
14
15
16
児童発達支援
放課後等デイサービス
人日
保育所等訪問支援
医療型児童発達支援
障害児相談支援
■ サービス見込量確保のための方策及び今後の方向性
 桑名市療育センターにおいて児童発達支援を実施していますが、今後も、療育セン
ターを中心に障害児支援の拡充を進めます。
 障害児相談支援については、障害児のサービスのニーズに対応して、サービスの利
用が増加していくことが予想され、事業所の体制づくりが求められます。また、相
談支援専門員の質の向上のため、行政及び相談支援事業所のネットワークづくりを
進めます。
95
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
(4)地域生活支援事業の見込量
障害者が、有する能力や適性に応じ自立した日常生活又は社会生活を営むことができる
よう、自立支援給付以外に、地域生活支援事業を実施しています。
①必須事業
■サービスの概要
サービス名
理解促進研修・啓発事業
自発的活動支援事業
相談支援事業
成年後見制度利用支援事業
成年後見制度法人後見支援事業
意思疎通支援事業
日常生活用具給付等事業
手話奉仕員養成研修事業
移動支援事業
内
容
障害者が日常生活及び社会生活を営むうえで生じる「社会的障
壁」をなくすため、地域の住民に対して、障害者に対する理解
を深めるための研修会やイベントの開催、啓発活動等を行いま
す。
障害者及びその家族並びに地域住民等が地域において自発的
に行う活動(ピアサポート★、災害対策、孤立防止活動、ボラ
ンティア活動等)を支援します。
障害者等からの相談に応じ、必要な情報の提供、障害福祉サー
ビスの利用支援等、障害者等の権利擁護のために必要な援助を
行い、障害者等が自立した日常生活又は社会生活を営むことが
できるように支援します。
認知症、知的障害及び精神障害等を理由として判断能力が不十
分な方々を保護する制度である成年後見制度の利用を支援し
ます。
成年後見制度における法人後見活動を支援するために、実施団
体に対する研修、安定的な実施のための組織体制の構築、専門
職による支援体制の構築等を行います。
意思疎通を図ることに支障のある障害者等に、手話通訳者・要
約筆記奉仕員の派遣により、障害者等との意思疎通を仲介し、
意思疎通の円滑化を図ります。
重度障害者に対し、日常生活用具を給付又は貸与することで、
日常生活の便宜を図ります。
聴覚障害のある方との交流活動の促進、広報活動等の支援者と
して期待される手話奉仕員(日常会話程度の手話表現技術を取
得した者)の養成研修を行います。
屋外での移動が困難な障害者について、外出のための支援を行
います。
創作的活動又は生産活動の機会の提供、社会との交流等を行う
ものです。
Ⅰ型:専門職員を配置し、医療・福祉及び地域の社会基盤と
の調整、ボランティアの育成、障害に対する理解促進に係
地域活動支援センター事業
る啓発等を行います。相談支援事業を併せて実施又は委託
を受けていることを要件とします。
Ⅱ型:機能訓練・社会適用訓練、創作的軽作業等を行います。
Ⅲ型:創作的軽作業、生産活動の機会の提供等を行います。
96
第2章
■数値目標
第4期桑名市障害福祉計画
(単位:年間あたり)
サービス名
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
理解促進研修・啓発事業
有無
有
有
有
自発的活動支援事業
有無
有
有
有
基幹相談支援センター等
相談支援
機能強化事業
事業
住宅入居等支援事業
(居住サポート事業)
成年後見制度利用支援事業
成年後見制度法人後見支援事業
手話通訳者・要約筆記派
意思疎通支援
事業
日常生活用具給
付等事業
か所
1
1
1
か所
1
1
1
人
3
4
5
有無
有
有
有
件
294
312
330
手話通訳者設置事業
件
1
1
2
介護・訓練支援用具
件
8
8
8
自立生活支援用具
件
14
14
14
在宅療養等支援用具
件
18
18
18
情報・意思疎通支援用具
件
39
40
41
排せつ管理支援用具
件
977
977
977
件
4
4
4
人
20
20
20
人
176
186
196
時間
3,520
3,720
3,920
か所
5
5
4
人
41
41
40
遣事業
居宅生活動作補助用具
(住宅改修費)
手話奉仕員養成研修事業
移動支援事業
地域活動支援センター事業(Ⅰ型)
97
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
■ サービス見込量確保のための方策及び今後の方向性
 障害者のニーズを把握し、必要なサービスの利用を促進します。
 意思疎通支援等ボランティアの育成を図り、ボランティアの活躍の場を提供します。
 ニーズに合った見込量の確保のため、自立支援協議会、市内及び近隣市のサービス
提供事業者と連携し、サービス提供を促進します。
98
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
②任意事業
その他の地域生活支援事業として、訪問入浴サービス、生活訓練、日中一時支援事業等
を実施しています。
■サービスの概要
サービス名
知的障害者職親委託
パソコン研修
歩行訓練・点字教室
在宅障害者デイサービス事業
点字・声の広報等発行事業
内
容
職親委託事業は、知的障害者に理解のある職親の下で、仕事を
しながら生活・職業訓練を行うことを委託する事業です。
パソコンの活用で、障害者のコミュニケーションを円滑にする
とともに、社会参加を目的にパソコン訪問講習を行います。
視覚障害者を対象に、歩行訓練及び点字指導を行います。点訳、
音訳等わかりやすい方法で、視覚障害者に市の広報等、障害者
が地域生活をする上で必要度の高い情報等を定期的に提供し
ます。
在宅障害者の方の自立の促進や生活の改善、身体機能の維持向
上等を図るための各サービスを日帰りで受けられます。
点訳、音訳等わかりやすい方法で、視覚障害者に市の広報等、
障害者が地域生活をする上で必要度の高い情報等を定期的に
提供します。
手話通訳奉仕員の養成及び奉仕員のスキルアップ研修事業を
奉仕員養成講座
自動車運転免許取得助成事業
自動車改造費助成事業
日中一時支援事業
訪問入浴サービス事業
実施します。
点訳及び朗読奉仕員養成事業を桑名市社会福祉協議会に委託
し実施します。
身体障害者が、普通運転免許を取得した場合、その取得に要し
た費用の3分の2に相当する額を支給します。
(10 万円限度)
身体障害者が自動車のハンドル及びアクセル・ブレーキの一部
を改造する必要がある場合、その費用に対して 10 万円を支給
します。
障害者に対して日中活動の場を提供し、一時的な介護や見守り
等の支援を行うことにより、障害者及びその家族の地域におけ
る自立生活、社会参加を促進します。
訪問入浴事業者が対象者の自宅に訪問し、特殊浴槽を利用して
入浴サービスを提供します。
99
第2章
第4期桑名市障害福祉計画
■数値目標
サービス名
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
知的障害者職親委託
人
4
4
4
パソコン研修
人
10
10
10
歩行訓練
人
9
9
9
点字教室
人
5
5
5
自動車運転免許取得助成事業
件
3
3
3
自動車改造費助成事業
件
6
6
6
日中一時支援事業
人
220
210
200
■ サービス見込量確保のための方策及び今後の方向性
 障害者のニーズを把握し、必要なサービスの利用を促進します。
 ニーズに合った見込量の確保のため、自立支援協議会、市内及び近隣市のサービス
提供事業者と連携し、サービス提供を促進します。
100
第3章
第3章
計画の推進
計画の推進
1 全員参加型の計画推進体制
計画推進については、施策の総合的な推進を図るため、庁内の横断的な連携・調整の
強化に努めます。また、障害者の諸団体、保健所、公共職業安定所、サービス提供事業
者と連携し、効果的な施策の推進を図ります。
2 計画の進捗管理
(1)計画の評価、管理
本市の障害福祉施策の進捗状況を点検評価するために桑名市地域自立支援協議会にお
いて、施策の検討を図っていきます。
①桑名市地域自立支援協議会
項目
協議機関
実施回数・時期
実施内容
内容
桑名市地域自立支援協議会
1回(7月を予定)
障害福祉計画や事業の進捗状況について
②地域自立支援協議会運営会議
項目
協議機関
内容
地域自立支援協議会運営会議
(障害福祉課及び関係機関)
実施回数
年4回
実施内容
現状報告、障害福祉の課題
等
(2)PDCAサイクルによる障害福祉計画の達成状況の点検・評価
障害福祉計画では、PDCAサイクル*のもとに計画の達成状況の点検及び評価を実施
していく必要があります。そのため、本市においては、成果指標や活動指標について定
期的に調査分析等を行い、障害福祉計画の中間評価を実施していきます。
*PDCAサイクル:さまざまな分野・領域における品質改善や業務改善等に広く活用されているマネジメント手法で
「計画(Plan)」「実行(Do)」「評価(Check)」「改善(Act)」のプロセスを順に実施していくものである。
101
第3章
計画の推進
■PDCAサイクルの考え方
計画(Plan)
目標を設定し、目標達成に向けた活動を立案する
実行(Do)
計画に基づき活動を実行する
評価(Check)
活動を実施した結果を把握・分析し、考察する(学ぶ)
改善(Act)
考察に基づき、計画の目標、活動等を見直しする
計画(Plan)
・
「基本指針」に即して障害福祉サービスの見
込量の設定やその他確保方策等を定める。
実行(Do)
改善(Act)
・計画の内容を踏まえ事業を実
施する。
・中間評価等の結果を踏まえ、
必要に応じて次年度の予
算・事業に反映させる。
評価(Check)
・中間評価として、少なくとも1年ごとに成果目標及び
活動指標を用いた計画の達成状況の分析・評価を行
う。
・活動指標については、より頻回に実績を把握し、達成
見込み等を含めた状況確認を行う。
(3)調査研究及び情報提供
障害者施策を適切に講ずるため、障害者の実態調査等を実施し、障害者の状況や障害
者施策等に関する情報・データの収集・分析を行うとともに、調査結果を計画の推進に
反映させるように努めます。そして、計画の推進において広く市民の理解と協力を得る
ため、効果的な情報提供とともに、市民の意見の反映に努めます。
102
資
資
料
料
1 用語の説明
<あ>
●インフォーマルサービス
家族、近隣、知人、地域社会、民間やボランティア等が行う、不定期かつ無報酬で提供する保健
福祉サービスのこと。
<か>
●基幹型相談支援センター
障害者自立支援法(現・障害者総合支援法)の改正により、相談支援体制の強化を目的として 2012
(平成 24)年 4 月から設置されることとなった施設。地域における相談支援の中核的な役割を担い、
相談支援事業、成年後見制度利用支援事業及び身体障害者・知的障害者・精神障害者等に関わる相
談支援を総合的に行うことを目的とする。市区町村またはその委託を受けた者が基幹相談支援セン
ターを設置することができる。
●ケアマネジメント
主に介護等の福祉分野で、福祉や医療等のサービスと、それを必要とする人のニーズを調整する
こと。
●高機能自閉症
知的障害を伴わない自閉症のことをいう。発達障害の一つであり、知能指数が高い(おおむね IQ70
以上)が、他人との社会的関係の形成の困難さ、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く特定のもの
にこだわるといった自閉症の特徴を持つ。
●子ども・子育て支援法
子どもを養育している者に対して社会全体で必要な支援を行うことにより、一人ひとりの子ども
が健やかに成長できる社会の実現を目的とする法律。自治体、事業主、国民の責務を定めるととも
に、子ども・子育て支援給付として、手当や教育・保育の給付について規定されている。
<さ>
●支援費制度
障害のある方自らが、サービスを提供する指定事業者や施設を選び、直接契約を結んでサービス
を利用する仕組み。サービスを利用した場合、障害の種別や居宅・施設の区分に応じた「支援費」
が支給されたことから、このように呼ばれた。2003(平成 15)年度から身体障害者福祉法、知的障
害者福祉法、児童福祉法に導入されたが、障害者自立支援法(現・障害者総合支援法)による新し
い障害保健福祉サービスの形成により、2006(平成 18)年度に廃止された。
103
資
料
●障害者雇用率
障害者の雇用の促進等に関する法律に基づいて、事業主に義務づけられている、全従業員数にお
ける障害者の雇用の割合(「法定雇用率」ともいう)
。2013(平成 25)年4月1日からは、民間企業
では 2.0%、国・地方公共団体・特殊法人では 2.3%、都道府県等の教育委員会では 2.2%と定めら
れている。
●障害者自立支援法
障害のある人の地域生活と就労を進め、自立を支援する観点から、これまで障害種別ごとに異な
る法律に基づいて自立支援の観点から提供されてきた福祉サービス、公費負担医療等について、共
通の制度のもとで一元的に提供する仕組みを創設した法律。2006(平成 18)年 4 月施行。
●障害者総合支援法
障害者自立支援法に代わって、2013(平成 25)年 4 月 1 日から施行された法律。障害者基本法を
踏まえた基本理念を新たに設けたほか、障害者の範囲に難病等を追加する等の見直しがされた。
●障害者相談支援センター
障害のある方の自立と社会参加を促進するための地域生活支援の拠点として、障害のある方の地
域生活を総合的に支えるため、総合的な相談支援と就労支援を行う機関のこと。
●情報アクセシビリティ
パソコンや Web ページをはじめとする情報関連のハード、ソフト、サービス等を、高齢者や障害
のある方等が不自由なく利用できること。
●ジョブコーチ
障害のある方が職場に適応することを容易にするため、職場に派遣される等、きめ細やかな支援
を行う者をいう。障害者が円滑に就労できるように、職場内外の支援環境を整える。「職場適応援
助者」ともいう。
●措置制度
市町村や福祉事務所等の行政機関が、福祉サービスを受ける要件を満たしているかを判断し、そ
の行政権限によりサービスを提供する制度のこと。2003(平成 15)年には契約によるサービス(支
援費制度)が導入され、障害者が受けるサービスは従来の措置制度から支援費制度へと移行した。
<た>
●通級指導教室
軽度の障害のある児童生徒が各教科等の授業を通常の学級で受けて、その障害の改善・克服のた
めに必要な特別の指導(自立活動)を特別の指導の場(通級指導教室)で受けることができる教育
形態のこと。
104
資
料
●特別支援教育
障害の種類や程度に応じ特別の場で指導を行っていた特殊教育を転換し、通常学級に在籍する学
習障害、注意欠陥多動性障害、高機能自閉症★等の児童・生徒も含め、一人ひとりの教育的ニーズ
を把握し、そのもてる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するため、適切な指導及び
必要な支援を行うもの。2006(平成 18)年6月の学校教育法等の一部改正において具現化された。
具体的には、①これまでの盲・聾・養護学校を障害種にとらわれない特別支援学校とするととも
に地域の特別支援教育におけるセンター的機能を有する学校とすること、②小中学校等において特
別支援教育の体制を確立するとともに特別支援学級を設けること、③盲・聾・養護学校ごとの教員
免許状を特別支援学校の教員免許状へ総合化を図ること等により、障害のある児童・生徒等の教育
の一層の充実を図ることとしている。
<な>
●ノーマライゼーション
障害のある方や高齢者等、社会的に不利を負う人々を当然に包含するのが通常の社会であり、そ
のあるがままの姿で他の人々と同等の権利を享受できるようにするという考え方や方法。
●ノンステップバス
出入口の段差を無くして乗降性を高めた低床バス(low-floor bus)の呼称。
<は>
●バリアフリー
高齢者や障害のある方が社会参加をする上で、障害(バリア)となるものが除去され、自由に社
会参加できるようなシステムづくりの概念のこと。
●ピアサポート
同じ悩みや症状等の問題を抱えている当事者同士が、互いの経験・体験を基に語り合い、問題の
解明(回復)に向けて協同的にサポートを行う相互支援の取組。
●プリシード・プロシードモデル(日本名:ミドリモデル)
1991(平成3)年にアメリカの ローレンス・グリーンによって開発された。
このモデルでは、現在の課題についてどのような状況にあるかを診断し、その結果をもとにどの
ような情報を誰にどんな場面で提供し、どのような支援と保健・福祉サービスを実施していくかを
計画する。また、診断から実行、評価まで一連の流れでとらえることができるようになっている。
(参考:NPO法人
ウエルビーイング
中村
譲治氏)
105
資
料
図
プリシード・プロシードモデル
●ヘルプカード
緊急連絡先や必要な支援内容等が記載されており、障害のある方等が災害時や日常生活の中で
困ったときに、周囲に自己の障害への理解や支援を求めるためのもの。
<ま>
●三重おもいやり駐車場
身体に障害のある方や妊産婦の方等で、歩行が困難な方に、公共施設や店舗等に設置される
「おもいやり駐車場」の利用証を交付する制度のこと。
●モニタリング
利用者、サービス提供者から情報を収集し、評価・検討しケアプランの見直しを行う こ
と。
106
資
料
<や>
●ユニバーサルデザイン
文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することが
できる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいう。
<ら>
●ライフステージ
人間の成長・成熟の度合いに応じた人生の移り変わりをいう。一般的には、乳幼児期、学齢期、
青年期、壮年期、高齢期といった分け方がある。
●リハビリテーション
障害のある方々を身体的、心理的、社会的、職業的、あるいは経済的に、各人それぞれの最大限
度にまで回復させること。
<A>
●ADHD(注意欠陥多動性障害)
注意力の障害と多動・衝動性を特徴とする行動の障害をいい、注意欠陥・多動性障害と訳される。
①注意力の障害(注意が持続できない、気が散りやすい、必要なものをよくなくす等)、②多動性
(じっと座っていられない、常にそわそわ動いている等)、③衝動性(順番を待つことが苦手、人
の会話に割り込む等)を特徴とし、知的な遅れはほとんどみられない。
<L>
●LD(学習障害)
学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算す
る又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を示すもので
ある。学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚
障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害等の障害や、環境的な要因が直接的な原因となるものではな
い。
107
資
料
2 計画の策定経緯
年月日
内
容
第 1 回庁内会議
平成 26 年2月 25 日
(1)桑名市地域自立支援協議会の趣旨について
(2)桑名市における障害福祉の現状について
(3)障害者計画・障害福祉計画について
平成 26 年3月 12 日
平成 26 年3月 14 日
平成 26 年3月 17 日
ヒアリング調査の実施
平成 26 年3月 20 日
第1回桑名市地域自立支援協議会
(1)委員長の選任について
平成 26 年3月 20 日
(2)桑名市地域自立支援協議会の趣旨について
(3)桑名市における障害福祉を取りまく現状について
(4)障害者計画・障害福祉計画について
第2回庁内会議
平成 26 年4月 25 日
(1)障害福祉サービスの内容について
(2)障害福祉に関するアンケート調査内容について
(3)公募委員について
第2回桑名市地域自立支援協議会
(1)委員長・副委員長の選任について
平成 26 年5月8日
(2)障害福祉サービスの内容について
(3)障害福祉に関するアンケート調査内容について
(4)公募委員について
平成 26 年5月 26 日
~6月 25 日
アンケート調査の実施
第3回庁内会議
平成 26 年7月 25 日
(1)公募委員の決定について
(2)障害福祉に関するアンケート調査結果について
(3)障害福祉サービスの見込量について
第3回桑名市地域自立支援協議会
平成 26 年8月7日
(1)公募委員の決定について
(2)障害福祉に関するアンケート調査結果について
(3)障害福祉サービスの見込量について
平成 26 年8月 27 日
アンケート調査結果報告会の実施
108
資
年月日
平成 26 年9月 26 日
平成 26 年 10 月2日
平成 26 年 10 月 30 日
平成 26 年 11 月6日
平成 26 年 11 月 20 日
平成 26 年 11 月 28 日
平成 26 年 12 月 24 日
~1 月 22 日
平成 27 年1月 23 日
平成 27 年1月 29 日
内
料
容
第4回庁内会議
(1)障害福祉サービスの見込量について
第4回桑名市地域自立支援協議会
(1)障害福祉サービスの見込量について
第5回庁内会議
(1)障害福祉サービスの見込量について
第5回桑名市地域自立支援協議会
(1)障害福祉サービスの見込量について
第6回庁内会議
(1)障害者計画分野別計画案について
第6回桑名市地域自立支援協議会
(1)障害者計画分野別計画案について
パブリックコメントの実施
第7回庁内会議
(1)第3期桑名市障害者計画・第4期障害福祉計画の最終案について
第7回桑名市地域自立支援協議会
(1)第3期桑名市障害者計画・第4期障害福祉計画の最終案について
109
資
料
3 桑名市地域自立支援協議会条例
○平成26年3月24日条例第23号
(趣旨)
第1条 この条例は、障害者が安心して地域で暮らせる福祉のまちづくりの実現に向けて、
関係者が共同して地域生活に関わる課題を協議するため設置する桑名市地域自立支援協
議会(以下「協議会」という。)の組織及び運営に関し必要な事項を定めるものとする。
(所掌事務)
第2条 協議会は、次の各号に掲げる事項を協議する。
(1) 地域の関係機関等によるネットワークの構築に向けた協議に関する事項
(2) 桑名市障害者計画及び障害福祉計画に関する事項
(3) 障害福祉サービスの推進及び調整に関する事項
(4) その他市長が必要と認める事項
(組織及び委員)
第3条 協議会は、委員20人以内で組織し、次の各号に掲げる者のうちから市長が委嘱す
る。
(1) 障害者関係団体が推薦した者
(2) 社会福祉団体が推薦した者
(3) 桑名市自治会連合会が推薦した者
(4) ボランティア関係団体が推薦した者
(5) 学識経験者
(6) その他市長が必要と認める者
2 協議会の委員の任期は、2年とする。ただし、委員が欠けた場合における補欠の委員
の任期は、前任者の残任期間とする。
3 協議会の委員は、再任されることができる。
4 協議会の委員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も同
様とする。
(委員長)
第4条 協議会に委員長を置く。
2 委員長は、委員の互選によってこれを定める。
3 委員長は、協議会を代表し、会務を総理する。
4 委員長に事故があるとき、又は委員長が欠けたときは、あらかじめ委員長が指名する
委員がその職務を代理する。
(会議)
第5条 協議会の会議は、委員長が招集し、委員長が議長となる。
2 協議会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開くことができない。
3 協議会の議事は、出席した委員の過半数をもって決し、可否同数のときは、議長の決
するところによる。
110
資
料
(意見の聴取)
第6条 委員長は、議事に関し必要があると認めるときは、委員以外の者に出席を求め、
その意見を聴くことができる。
(専門部会及びワーキンググループ)
第7条 協議会は、特定の事項について協議を行うため、専門部会及びワーキンググルー
プ等を置くことができる。
(庶務)
第8条 協議会の庶務は、保健福祉部障害福祉課において処理する。
(その他)
第9条 この条例に定めるもののほか、協議会の運営に関し必要な事項は、市長が別に定
める。
附 則
(施行期日)
1 この条例は、平成26年4月1日から施行する。
(桑名市地域自立支援協議会委員の任期の特例)
2 この条例の施行後、平成28年3月31日までの間に委嘱される桑名市地域自立支援協議
会の委員の任期は、この条例第3条第2項の規定にかかわらず、同日までとする。
111
資
料
4 桑名市地域自立支援協議会委員名簿
(敬称略、氏名五十音順)
所属等
氏名
備考
ぴあぴあ
浅野 浩一
桑名市手をつなぐ親の会会長
伊藤 勇
桑名市視覚障害者協会会長
小方 博義
桑名ボランティア連絡協議会会長
川瀬 みち代
桑名市肢体不自由児者保護者会会長
栗田 みどり
桑名商工会議所専務理事
斎藤 隆司
桑名市精神障害者家族相談員
坂井 眞佐子
桑名市聴覚障害者協会会長
峪 信隆
桑名公共職業安定所長
塩澤 尚樹
三重県桑名保健所 保健衛生室 地域保健課課長
谷出 早由美
公募委員
東條 尚子
三重県くわな特別支援学校校長
鳥井 誠司
公募委員
中塩屋 千夏
桑名歯科医師会代表
藤田 豪俊
桑名市自治会連合会会長
藤原 隆
桑名市障害者団体連絡協議会会長
桑名市身体障害者福祉協会会長
細井 五十鈴
桑名公共職業安定所長
牧野 俊昭
平成 25 年度まで
三重県桑名保健所 保健衛生室 地域保健課課長
松岡 里美
委員長
桑名医師会副会長
松岡 初文
桑名市視覚障害者協会会長
水谷 學
障害者サービス事業所連絡協議会会長
村木 顯太郎
桑名商工会議所専務理事
森下 充英
桑名市社会福祉協議会会長
桑名市民生委員児童委員協議会連合会会長
山中 啓圓
三重県障害者相談支援センター
オブザーバー
地域支援課 副参事兼課長
堀山 由実
圏域アドバイザー
障がい者総合相談支援センター そういん
中村 弘樹
112
平成 25 年度まで
平成 25 年度まで
平成 25 年度まで
副委員長
第3期桑名市障害者計画
第4期桑名市障害福祉計画
発行年月:平成 27 年3月
発
行:桑 名 市
編
集:保健福祉部 障害福祉課
〒511-8601
三重県桑名市中央町二丁目 37 番地
TEL:0594-24-1171
FAX:0594-24-5812
E-mail [email protected]
URL http://www.city.kuwana.lg.jp/