中部保健所 感染症情報 今週の動向 (第12週) ■感染性胃腸炎の患者の発生が続いています! ・定点医療機関からの患者数報告は19.0となりました。 ・「吐気、嘔吐、下痢」が主症状ですが、腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛を伴うことも あります。 ・潜伏期間は、1~2日といわれており、乳児から成人まで幅広く感染します。 ・生かきや食肉等は充分に加熱してから食べましょう。 ・嘔吐や下痢で脱水を起こす恐れがあります。水分はこまめに補給しましょう。(嘔吐後30分 ほどは胃を休め、まずは一口から飲むようにしましょう。) ・ウイルスは、症状が消失した後も3~7日間、長いときは1ヶ月程度、患者の便中に排出さ れるため、二次感染に注意が必要です。 症状があれば、早めに医 療機関を受診しましょ う!! <中部保健所ホームページ> 嘔吐物の処理、手洗い・うがい(動画)等 http://www.pref.oita.jp/site/chubu/shodoku-shiryo.html ■インフルエンザの患者は減少傾向です。 ・定点医療機関からの患者数報告は6.8でした。 ・B型の感染報告が5.3を占めています。 ・インフルエンザは、咳やくしゃみ、鼻水だけでなく、全身の倦怠感や関節の痛み、38℃以上 の高熱等の症状が急激に出るのが特徴です。 ・症状がある場合はマスクを着用して、早めに医療機関を受診しましょう。 <予防> ・十分な栄養と休養、手洗い、うがい、マスクの着用を心がける。 ・室内では、加湿器などを使って適度な湿度(50~60%)を保つ。 ・換気を行う。 <インフルエンザ情報に関するホームページ> 大分県 http://www.pref.oita.jp/site/bosaianzen/20101124inful.html インフルエンザは解熱しても48時間以内は感染力があると言われています。 解熱して48時間経過するまで外出や出勤は控えましょう! ☆由布市の感染症情報については、最終ぺージに掲載していますので、ご覧ください。 感染症発生動向調査の結果 伝 染リ 性ン 紅ゴ 斑病 突 発 性 発 疹 百 日 咳 風 疹 ヘ ル パ ン ギ は し か 流 マ肺 行お イ 炎 性た コ 耳ふ プ 下く ラ 腺か 炎ぜ ズ 不明 0.3 0.3 6.8 1.0 5.7 6.3 2.0 3.3 0.3 0.3 0.3 0.3 2.0 0.3 0.7 0.3 2.7 0.7 1.0 1.7 0.7 0.3 0.3 0.3 0.7 1.0 19.0 2.3 25.7 70歳以上 (再掲) 前週 3.0 8.5 0.5 0.3 ※感染症発生動向調査について 感染症については、医師からの報告により全数を把握していますが、インフルエンザなど特定の 疾病ついては、指定された医療機関(定点)からの報告で発生状況を把握しています。 ここにあげた数値は、1定点あたりの平均の患者数となります。(定点医療機関数 インフルエンザ4、小児科3) ) ナ 麻 疹 ( 0.5 5.3 手 足 口 病 ) 0.3 1.3 水 痘 ( 1.0 1.8 1.8 0.3 感 染 性 胃 腸 炎 ー 0.3 0.3 0.3 0.3 A球 群菌 溶咽 血頭 性炎 レ ン サ ) 今週 B型 咽 頭プ 結 膜ル 熱熱 ) A型 0歳 1~3歳 4~6歳 7~9歳 10~14歳 15~19歳 20歳以上 R感 S染 ウ症 イ ル ス ( 平成27年第12週(3月16日~3月22日) イ ン フ ル エ ン ザ ( ー 《定点報告》 マ 過去7週間の発生動向 インフルエンザ 咽頭結膜熱 A群溶血性レンサ 球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 定点当たり 30 25 水痘 手足口病 突発性発疹 20 15 10 5 ヘルパンギーナ 0 流行性耳下腺炎 インフルエンザ 2012 2013 2014 定点あたり 2015 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 感染性胃腸炎 定点当たり 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 2012 2013 2014 2015 突発性発疹 定点あたり 5 4 2012 2013 2014 2015 3 2 1 0 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) 2012 2013 2014 2015 定点あたり 10 8 6 4 2 0 咽頭結膜熱(プール熱) 定点あたり 8 7 6 5 4 3 2 1 0 2012 2013 2014 2015 ヘルパンギーナ 2012 2013 2014 2015 定点あたり 8 6 4 2 0 手足口病 2012 2013 2014 2015 定点あたり 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 水痘 定点あたり 10 8 6 4 2 0 2012 2013 2014 2015 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 定点あたり 6 4 2 0 掲載内容について、不明な点がある場合は、下記へお問い合わせください 中部保健所 Eメール [email protected] 電話 0972-62-9171 FAX 0972-62-9173 2012 2013 2014 2015 ◆◇◆ 由布保健部(由布市)感染症情報:第12週(3/16~3/22) ◆◇◆ ●インフルエンザは、これまでA型に比べ、今週はB型の報告が増えています。 ●感染性胃腸炎は、子どもからお年寄りまで全ての年代で報告されています。 ・人が多く集まる場所から帰ってきた時には、手洗いをしましょう。 ・咳やくしゃみで口元を覆ったり、鼻をかんだ後は、手洗いをしましょう。 ・普段からの健康管理も重要です。栄養と睡眠を十分にとり、 抵抗力を高めておきましょう。 ◆由布市の傾向 小学校未満 小学生 中学生 成人(含高校生) 高齢者 A型 0 1 1 3 1 B型 2 1 1 3 0 不明 0 0 0 0 0 感染性胃腸炎 11 4 1 5 1 水 痘 1 0 0 0 0 流行性耳下腺炎 0 0 0 0 0 A群溶血性レンサ 球菌咽頭炎 0 2 0 0 0 マイコプラズマ肺炎 0 0 0 0 0 インフル エンザ ※数値は、由布市内の独自定点3ヶ所の報告数 ◆県内の傾向 インフルエンザ 感染性胃腸炎 水痘 A群溶血性レンサ 球菌咽頭炎 流行性耳下腺炎 由布市 4.33 = ( 4.33 ) 7.33 ↓ ( 12.33 ) 0.33 ↑ ( 0.00 ) 0.00 = ( 0.00 ) 0.67 ↓ ( 2.00 ) 大分県 7.78 ↓ ( 8.07 ) 18.42 ↓ ( 18.64 ) 0.50 ↑ ( 0.47 ) 0.56 ↑ ( 0.50 ) 2.31 ↓ ( 2.69 ) 東部保健所管内 9.83 ↑ ( 8.00 ) 23.00 ↓ ( 26.86 ) 0.43 ↓ ( 0.57 ) 0.29 ↓ ( 1.14 ) 2.00 ↓ ( 2.57 ) 大分市保健所管内 11.44 ↑ ( 8.19 ) 29.40 ↑ ( 25.60 ) 0.20 ↓ ( 0.80 ) 0.20 = ( 0.20 ) 3.60 ↑ ( 2.70 ) ※数値は、一定点あたりの報告数。 ( )は、先週報告分。 【お問い合わせ】大分県中部保健所 由布保健部 ☎ 097-582-0660
© Copyright 2025 ExpyDoc