北部保健所(宇佐・高田地区) 感染症情報 (平成26年 第50週) (12月8日~12月14日) 寒さの厳しい時期になりました。 体調管理に十分気をつけ、予防として手洗いやうがいを励行しましょう。 ○インフルエンザが報告されています。 県内でもインフルエンザの流行が始まりました。手洗い、うがい、換気、湿度などに気をつけましょう。 ・今冬のインフルエンザの発生動向(厚生労働省) http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/110210-03.pdf ○感染性胃腸炎が前週より増加しています。 定点あたりの報告が38.0人と前週の29.5人より増加しています。県内の定点あたりの報告も 「23.19」と前週よりやや増加しています。 主にノロウイルスやロタウイルス等が原因で起こり、特に集団発生例の多くはノロウイルスによるものと思わ れます、ウイルスに汚染されたおもちゃや、タオル、トイレのドアノブ等に触れた手を介して感染する場合が ありますので石鹸でよく手を洗いましょう。 ・ノロウイルス検出状況 http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-noro.html ・ノロウイルスに関するQ&A http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html ○A群溶血レンサ球菌咽頭炎は前週より増加しています。 突然の発熱と全身倦怠感、咽頭痛、扁桃痛、嘔吐を伴い、学童期の小児に多い疾患です。 予防として、きちんと手洗いやうがいをしましょう。 第3種学校感染症になっていますので、登園登校については主治医にご相談ください。 ○RSウイルス感染症が全国で流行しています。 気管支炎・肺炎などの重症になる場合があるので注意しましょう。 イ ン フ ル エ ン ザ R S ウ イ ル ス 感 染 症 A型 B型 不明 0歳 咽 頭 結 膜 熱 ( プ ー ル 熱 咽A 頭群 炎溶 血 性 レ ン サ 球 菌 感 染 性 胃 腸 炎 水 痘 手 足 口 病 ( リ ン ゴ 病 ) 0.50 伝 染 性 紅 斑 突 発 性 発 疹 百 日 咳 ヘ ル パ ン ギ ー ナ (流 お行 た性 ふ耳 く下 か腺 ぜ炎 ) ) 3.00 0.50 マ イ コ プ ラ ズ マ 肺 炎 麻 し ん ( 全 例 報 告 ) 0.50 1~3歳 0.50 0.50 20.50 1.50 0.50 4~6歳 3.50 5.50 1.50 7~9歳 3.00 4.00 1.00 10~14歳 1.00 4.00 15~19歳 20歳以上 # 今週 0.25 0.25 0.50 0.25 70歳以上 (再掲) (高田:A 0,B 0,不明 0) 前週 0.25 1.00 0.50 0.50 8.00 38.00 1.50 0.50 0.50 3.00 3.50 29.50 4.00 1.50 0.50 5.00 ※指定された医療機関(定点)から報告された患者数を、1定点あたりに換算して計上しています。(定点医療機関数 インフルエンザ4定点、小児科定点2定点) H26感染症発生動向グラフ 60 55 50 45 40 定 点 あ35 た り30 患 者 数25 20 15 10 5 0 1月 2月 3月 インフルエンザ 4月 5月 6月 A型溶血性レンサ球菌咽頭炎 7月 8月 感染性胃腸炎 9月 水痘 10月 11月 手足口病 12月 突発性発疹 H25 感染症発生動向グラフ 60 55 50 45 40 定 点 あ35 た り30 患 者 数25 20 15 10 5 0 1月 2月 インフルエンザ 3月 4月 5月 6月 A型溶血性レンサ球菌咽頭炎 7月 8月 感染性胃腸炎 9月 水痘 10月 11月 手足口病 12月 突発性発疹 H26感染症発生動向グラフ 22 20 18 16 定 14 点 あ 12 た り 患 10 者 数 8 6 4 2 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 RSウイルス感染症 咽頭結膜炎 伝染性紅斑 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 マイコプラズマ肺炎 H25感染症発生動向グラフ 22 20 18 16 定 14 点 あ 12 た り 患 10 者 数 8 6 4 2 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 RSウイルス感染症 咽頭結膜炎 伝染性紅斑 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 マイコプラズマ肺炎 お問い合わせ 北部保健所 0979-22-2210 豊後高田保健部 0978-22-3165 疾患ごとの警報・注意報の基準値は以下のとおりです。 流行発生警報 流行発生注意報 警報対象疾患 開始基準値 終息基準値 基準値 インフルエンザ 30 10 10 咽頭結膜熱 3 1 - A群溶血性レンサ球菌 咽頭炎 8 4 - 感染性胃腸炎 20 12 - 水痘 7 4 4 手足口病 5 2 - 伝染性紅斑 2 1 - 百日咳 1 0.1 - ヘルパンギーナ 6 2 - 流行性耳下腺炎 6 2 3 急性出血性結膜炎 1 0.1 - 流行性角結膜炎 8 4 - (1定点あたりの患者報告数) ・「警報」:大きな流行が発生または継続しつつあると疑われる ・「注意報」:流行の発生前だと、今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高い 流行の発生後だと、流行が継続していることが疑われる
© Copyright 2024 ExpyDoc