甘楽町高齢者保健福祉計画 及び 第6期介護保険事業計画 [概要版] 計画の基本構想 発 行 年 月:平成 27 年 3 月 発行・編集:甘楽町 健康課 TEL:0274-74-3131 施 策 の 体 系 平成27年から平成29年度までの第6期計画では、総合計画で描かれた基本理念及び第5期計画 の考え方を継承し 『安心していきいきと暮らせるまちづくり』 を計画の将来像と定め、一人ひとりの 1 健康づくり・介護予防の推進 高齢期にできる限り介護を必要としない生活を送るためには、町民一人ひとりが各世代の健康課題や自分 自身の健康状態を理解し、日頃から介護予防と健康づくりに、目標を持って取り組むことが重要になります。 生活の中で将来像が実現されるまちづくりに向けた取り組みを進めていきます。 また、本計画では、団塊の世代が75歳以上となる平成37年(2025年)を見据えた、中長期的な 視点を持った目標設定により施策を進めます。 基本理念 そのため、健康診査や各種がん検診を効果的に活用するとともに、一人ひとりの健康を支援する相談・教育 事業を推進します。 推進施策 ① 健 康 づくりの推 進 ② 介 護 予 防 の総 合 的 な推 進 ③ 地 域 包 括 支 援 センターの機 能 強 化 安心して いきいきと暮らせる まちづくり - 共に支えあい みんなでつくる 福祉のまち - 2 地域における支え合い活動の推進 健康でいきいきと暮らしていくためには、年齢にとらわれることなく、主体的に活動し、自立した生活をして 基本理念の 基本目標 ● 健 康 づ く り ・ 介 護 予 防 の 推 進 ● 地 域 における支 え合 い活 動 の推 進 ● 安 心 して快 適 に生 活 できる福 祉 の充 実 いくための生きがいづくりが重要です。 実現に向け そのため、高齢者が生涯を通じた活動や生活ができる環境・地域づくりを推進し、関係団体等との連携を て、4つの目 図るとともに、自ら培った技能や知識を活かしながら、社会を支える一員として活躍するための、社会参加や 標を設定し、 地域貢献等を支援します。 具体的な取 組みを推進 します。 推進施策 ① 高齢者を地域で見守る体制づくり ③ 社 会 参 加 の促 進 と就 業 支 援 ② 地域住民主体の地域づくりの推進 :: 3 安心して快適に生活できる福祉の充実 ● 介 護 保 険 制 度 の 円 滑 な 運 営 高齢者が住み慣れた家庭や地域で自立して暮らしていけるように、医療、介護、見守り、住まいなどのサービス を適切に提供し、担当部署、関係団体及び住民組織等との連携を図りつつ、高齢者に対する在宅介護や生活 支援を行い、安心して快適な生活が送れるよう福祉サービスを充実します。 推進施策 ① 生 活 支 援 サ ー ビス の充 実 ③ 認 知 症 支 援 体 制 の整 備 ② 安 全 で安 心 して 暮 ら せ る環 境 の整 備 ④ 権 利 擁 護 の推 進 高齢化と認定者数の動向 4 介護保険制度の円滑な運営 区 分 高齢者人口 高齢化率 認定者数 要支援 要介護 認 定 率 今 期 第 6 期 5 年後 10 年後 介護を必要とする高齢者を社会全体で支えるために、介護保険サービスの質と量を確保して、利用者に H25 H27 H28 H29 H32 H37 とって適正なサービスの提供並びに介護給付の適正化が図られるよう、介護サービス事業者に対する指導・ 3,850 28.1% 466 64 402 12.1% 4,148 30.9% 535 74 461 12.9% 4,183 31.5% 579 86 493 13.8% 4,176 31.8% 607 83 524 14.5% 4,170 33.1% 667 92 575 16.0% 4,151 35.9% 664 93 571 16.0% 助言に努め、介護保険事業の円滑な運営を行います。 そのため、介護サービスを必要とする人が、公平な負担のもと、質の高い介護サービスが受けられるよう、そ の基盤整備を促進するとともに、介護サービスの質的向上をめざします。 推進施策 ① 介 護 保 険 サービスの充 実 ③ サービスの質 の確 保 ・向 上 ② 在 宅 医 療 ・介 護 連 携 体 制 の構 築 ④ 給 付 適 正 化 の推 進 第6期計画期間における介護保険料 第 6 期計画のポイントとなる取り組み ① 医 療 ・介 護 の連 携 の推 進 ■総給付費は、第5期に比べて、 2 億 6,100 万円(8.4%)程度増加する見込み 医療・介護の連携については、地域包括ケアシステムを構築する一つの手法として、県の指導のもとで、医師会 約 31 億 1,900 万円(5期) → 33 億 8,000 万円(6期) 等とも連携しつつ取組みます。 ●在宅療養支援相談窓口の設置や在宅医療・介護サービスに関する普及啓発を進めます。 ●富岡・甘楽地域の医療福祉資源の把握及び活用、医療と介護の緊密なネットワークづくりなど、多職種による ■総給付費から見込まれる介護保険料(保険料算定基礎額)について 効果的できめ細かなサービスの実現を目指す取り組みを推進します。 ② 認 知 症 施 策 の推 進 早期からの適切な診断や対応、認知症の正しい知識と理解に基づく支援を包括的・継続的に実施することが 重要となります。 第6期における総給付費の増加見込み(約 2 億 6,100 万円)により、第6期の保険料算定基礎額は、第5期の 月額 3,933 円(年額 47,200 円)から、月額 4,845 円(年額 58,140 円)程度に増えると見込まれます。 ■基準保険料算定にあたっての考え方(政策的要件勘案後)について 保険料算定基礎額(月額 4,845 円)に対して、町の「介護保険給付費準備基金」の取崩し(6,600 万円)の ●認知症ケアパスの作成・普及、早期発見・早期診断を行う仕組みや体制づくりを行うとともに、地域での認知 症の方と家族支援の強化を図ります。 保険料引き下げ要因を想定し、第6期の保険料基準額を算定します。 ●認知症地域支援推進員の設置を行い、介護保険サービス等が適切に提供できるよう推進します。 ③ 介 護 予 防 の推 進 ■第6期介護保険料基準額(月額)の算定イメージ 町内各地域の特性や資源を生かした自立支援に資する取り組み・助け合い活動の推進が重要となり、高齢者 がいつまでも元気に暮らせるよう、居場所や活躍の場づくりなどが求められています。 ●新しい総合事業の構築に向けて、地域支援事業及び介護予防事業の見直しを行い、甘楽町地域包括支援 ひとり暮らし高齢者や高齢夫婦世帯が地域で生活を継続できるよう、自立支援とあわせて、住民の力や地域 総 給 付 費 体制の充実・強化を図ります。 給付費の約 2.6% (参考:第 2 号被保険者の負担率は、29%→ 28% 給 付 費 (約 2 億 4,100 万円増) 資源を活かした多様な生活支援サービスの整備が期待されています。 ●NPO やボランティア団体、民間企業、協働組合、社会福祉法人等の生活支援サービスを担う事業主体の支援 第 1 号被保険者負担率の改定 21% → 22% 約 7,800 万円(5 期)→ 約 9,800 万円(6 期) センターを拠点とした、新しい仕組みづくりを地域の皆さんや各種団体と協力して行います。 ④ 生 活 支 援 サービスの充 実 ・強 化 地域支援事業費 (約 2,000 万円増) 第6期保険料基準額 約 30 億 4,100 万円(5 期) 給 付 費 ●介護保険制度の中で、介護支援ボランティアポイント制度などを活用した仕組みづくりを検討します。 算定基準額 4,845 円/月 58,140 円/年 → 約 32 億 8,200 万円(6 期) ・利用者数(認定者)の増加見込みによるもの ・提供サービス拡充によるサービス利用量の増加 見込みによるもの ⑤ 地 域 ケア会 議 の推 進 保険料を引き下げた要因 ・地域密着型介護老人福祉施設の新設(増床) 計画によるもの 地域ケア会議は、多職種でのケアマネジメントを通して、個別の課題分析から地域課題を発見し、地域づくりに 介護保険料基準額 4 , 4 00 円 / 月 5 2 , 80 0 円 / 年 介護保険給付費準備基金 △445 円/月 の取崩し △5,340 円/年 つなげる役割を果たしており、地域包括ケアシステムの重要なツールとして位置づけられています。 ●一定職種に限ったこれまでのケア会議から、町全体の「地域ケア会議」を展開し地域の課題を明らかにします。 ●ケアマネジャーの協力や守秘義務の取扱い等についても制度的な枠組みを設け、地域包括支援センターを 中心に地域ケア会議の充実を図ります。 ■介護保険料基準額及び保険料所得段階の推移 区 ⑥ 地 域 包 括 支 援 センターの機 能 強 化 ●地域包括ケアシステムの構築に向けた重点的取組みを推進できるよう、地域支援事業の枠も活用しながら、体 制の確保や職員研修の充実を図ります。 第2期 第3期 第4期 第5期 第6期 H15~H17 H18~H20 H21~H23 H24~H26 H27~H29 年額 (増減) 2,650 円 (-) 31,800 円 (-) 3,067 円 (417 円) 36,800 円 (5,000 円) 3,933 円 (866 円) 47,200 円 (10,400 円) 3,933 円 (0 円) 47,200 円 (0 円) 3,933 円 (0 円) 47,200 円 (0 円) 4,400 円 (467 円) 52,800 円 (5,600 円) 段階 5 段階 5 段階 6 段階 6 段階 6 段階 月額 (増減) 地域包括支援センターは、地域の最前線で地域包括ケアシステムにおける中核的な機関として期待されている ことから、その役割に応じた人員体制等の強化を図ります。 第1期 H12~H14 分 甘楽町 9 段階
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