投稿コーナーなど - 社会福祉法人 正仁会;pdf

投 稿 コーナー
氏名
生年月日
年齢
地区
宮野 フミエ様
大正 11 年 4 月 1 日
93 歳
落合
吉田 泰忠様
昭和 2 年 4 月 1 日
88 歳
落合
寺西 千鶴子様
昭和 5 年 4 月 2 日
85 歳
落合
濱田 鉄雄様
昭和 5 年 4 月 4 日
85 歳
落合
平本 弘二様
大正 11 年 4 月 7 日
93 歳
落合
今井 公子様
大正 9 年 4 月 9 日
95 歳
落合
川野 ヨシエ様
昭和 4 年 4 月 10 日
86 歳
落合
鉄崎 久乃様
大正 14 年 4 月 14 日
90 歳
落合
迎川 新市様
大正 14 年 4 月 14 日
90 歳
落合
前田 正則様
大正 13 年 4 月 16 日
91 歳
落合
副島 晴子様
大正 12 年 4 月 20 日
92 歳
落合・可部
谷口 力男様
昭和 5 年 4 月 22 日
85 歳
落合
吉岡 京子様
昭和 2 年 4 月 25 日
88 歳
落合
岩畔 綾子様
大正 14 年 4 月 28 日
90 歳
落合
中上 多久惠様
大正 14 年 4 月 28 日
90 歳
落合
東 日出登様
昭和 12 年 4 月 28 日
78 歳
落合
篠 和子様
昭和 23 年 4 月 30 日
67 歳
落合
大田 三四子様
昭和 9 年 4 月 12 日
81 歳
可部
加川 愛子様
昭和 11 年 4 月 1 日
79 歳
亀山
井上 保子様
昭和 2 年 4 月 24 日
88 歳
亀山
家族会会計報告
日付
摘要
平成27年2月度
収入
支払
2月1日
前月より繰越
2 月 20 日
ピアノ喫茶
1,458
2 月 20 日
なごみどり
10,576
2 月 27 日
なごみどり参加費(25 名)
合
199,373
計
差引残高
199,373
12,500
211,873
12,034
199,839
施 設 長 から
ようやく日中の気温が 20 度を超える日も出てくるよう
になって参りました。今年は、いつにない厳冬で、雪の多
い冬でした。東日本、特に東北地方や北海道などは、毎週
のように寒波が押し寄せて、雪のために孤立する集落が都
度発生していました。気象庁の発表する気圧配置は、北海
道辺りを中心に大型台風さながらの渦を巻き、きめの細か
い等圧線の下、絵にかいたような西高東低、冬の気圧配置
が繰り返されていました。温暖の地としてイメージされる
四国でさえも雪のために人的被害が出るほどでした。寒さ
に日本列島が震撼させられた冬でした。その分、春がとて
も待ち遠しく、ようやく降り注ぎ始めた春の陽光は、心身
ともに昂揚感を与えてくれます。ようやく桜も咲き始めま
した。厳しい冬を乗り越えた分、心地よい春風がとても幸
せな気分にさせてくれるのだと思います。私たちの人生に
も同じようなことが言えます。人生は、山あり谷あり、決
して順風満帆とはいきません。山の次には谷が訪れ、谷か
らは山の頂に向けて登るだけです。私は、人が厳しい試練
を乗り越えた時に達成感や肯定感と共に自己覚知を体現
することができ、次のステップへの成長ができると信じて
います。春は、入学・入社のシーズンでもあります。意気
揚々と新天地に旅立つ方もたくさんいます。今は上り調
子、いずれ下るときもあるでしょう。人は下りをいくつ経
験し、そこから這い上がるための血のにじむような努力を
どれほど行ったかで徳を得ることができ、その後の人生が
豊かか否かを決めると信じてください。今春、当法人にも
7 名の新入職員(含非常勤)が入職しました。皆さんの叱
咤激励をお待ちしております。
さて、新年度がスタートします。平成 27 年度は介護保
険改正があります。本年度は、団塊の世代(約 660 万人)
が総じて高齢者(65 歳以上)になる年です。今から 10 年
後、2025 年にはその方々が後期高齢者になるということ
で、後期高齢者人口がピークを迎えはじめると言われてい
ます。爆発的に増加する高齢者によって日本の高齢化率は
高くなり、必然的に亡くなる方も多くなる「多死社会」が
到来します。しかし、社会を支える若者は増えません。合
計特殊出生率は若干改善したとは言っても 1.43。人口を維
持できる 2.07 には程遠い数値です。介護・医療の保険制
度を持続可能なものとするために効率化や適正化が求め
られています。この度、政府が打ち出した介護保険制度改
正は、9 年ぶりのマイナス改定。当初、6%のマイナスと言
われていましたが、財務省と厚生労働省の攻防の結果、全
体で-2.27%というところに落ち着きました。しかし、実
態は介護職員の処遇改善に+1.65%、サービスの充実に
+0.65%、それ以外のサービスは軒並みマイナス改定で計
-4.48%となっています。事業経営の視点では、処遇改善
はプラスカウントにはなりません(入ってきたものをそっ
くりそのまま職員に還元する)。当初言われていた通り、
ほぼ 6%に近いマイナスとなっています。本改正を踏まえ、
今後の介護保険はどうなっていくのでしょうか。先に示し
たように爆発的に増加する高齢者の一人ひとりには対応
することが難しくなります。したがって、介護保険は中重
度要介護者(要介護度 3 以上)や認知症高齢者に特化して
サービス提供する仕組みになります。つまり、現段階で要
介護度 2 以下の比較的介護度の軽い人たちは、特段の理由
がない限り特別養護老人ホームなどの重度対応型の施設
には入れなくなります。この春からは、申込みすらできな
くなります。要支援の人たちを自治体が管理する日常生活
支援総合事業に切り分けます。制度上の救済よりは、地域
でボランティアの方たちの援助を受けながら在宅生活の
継続を図ります。これまでのように自由にサービス利用が
できなくなる恐れがあります。また、できるだけ住み慣れ
た町で最期までを謳い文句に、「地域包括ケアシステム」
を前面に押し出し、自宅で最期を迎えられるようなシステ
ムを構築しています。自立した生活が継続できるように活
動・参加に焦点を当てたリハビリテーションを推進し、最
期の場面である看取り期の対応を充実させること。加え
て、口から食べる楽しみを得られるような取り組みを継続
させることなどの動きが強力に推し進められます。しか
し、これらについて手放しで喜べる状況にまで資源の整備
ができるとは思えません。一方、政府は別の基本方針とし
て、今後増えるであろう要介護高齢者の介護の担い手を安
定的に確保し、自然増の介護職員に加えてさらに 30 万人
は増やしていくとしています。(当初 100 万人増といって
いた数字は 80 万人、70 万人に目標値が下がりました。)そ
して、さらなる介護保険財政の健全化を図るべく、効率
化・適正化が求められます。医療保険制度と同時に改定さ
れる平成 30 年度の介護報酬改定が大きなターニングポイ
ントとなりそうです。
特別養護老人ホームにおいては、4 月から多床室の光熱
水費がこれまでの日額 320 円から 50 円上がって、370 円と
なります。併せて、8 月からは多床室においても日額 470
円の居住費が発生します(同時に介護サービス費が減額さ
れるため利用者負担額は変わりません)。年金収入とその
他の合計所得金額が単身で額面 280 万円以上、夫婦で 346
万円以上の方は、8 月から介護保険自己負担部分が 2 割負
担となります。補足給付対象者の第 1 段階から第 3 段階(現
ご利用者の 70%程度の方)の給付要件が厳しくなります。
収入が少なくても預貯金や不動産が単身 1000 万円以上、
夫婦で 2000 万円以上ある方の補足給付は切り捨てられま
す。したがって、資産認定が補足給付の要件となります。
あるところには補足しないという考えです。
財政健全化の名目の下、様々な救済措置要件が厳しくな
り、事業者にもご利用者にも厳しい改定となりました。私
たちに課せられた使命は、この厳しさを乗り越えて、さら
に成長した法人になれるような不断の努力です。 なごみ
の郷 をご利用いただいている皆さまにも何卒、ご理解と
ご協力を賜りたいと存じます。
平成 27 年 3 月 25 日
なごみの郷 松林克典
多くの中高年が膝の痛みを抱えています。最も多い原因が、膝の
軟骨がすり減る変形性膝関節症と言われる病気です。
1度減ってしまった軟骨は、元には戻りませんが、周りの筋肉を鍛
える事によって関節を保護して、病気の進行を抑える事ができま
す。膝に痛みを感じ始めたら、早目に医療機関を受診し、適切な治
療をスタートさせましょう。
国内の変形性膝関節症の患者さんは、自覚症状のある人で約1000万人。高齢になるほど発症率は高く
なります。女性の方が男性より多く、これには筋力が弱いことや、女性ホルモンが関係していると考えられ
ています。
高齢者に多いのは、長年の膝への負担と、関節の中にあって軟骨に栄養を供給しているヒアルロン酸が、
年齢と共に減少し、軟骨が傷つきやすくなる為と言われています。
太り過ぎも、よくありません。人が歩くとき、
膝には体重の約3倍の負荷がかかります。
たとえば、体重60㎏の人が歩くときに、膝
にかかる負荷は約180㎏にもなります。体
重の重い人ほど膝を酷使する事になり、関
節軟骨や半月板が傷つきやすくなります。
≪中期・進行期≫
≪初期・軽症期≫
■起床時に膝が痛む
■立ち上がり、動き始めに膝が痛む
■膝のこわばりなど、違和感を覚える
■常に膝に痛みを感じる
■階段の上り下り、特に下るのがつらくなる
■正座やしゃがむなどの動作がしにくくなる
■膝を伸ばすこともつらくなる
■膝に腫れや熱っぽさが出る
■膝が少し前に出るなど、変形が目立ってくる
≪末期・重症期≫
ウオーキングや、膝に負担の少ない自転
車こぎ、水中ウオーキングなど適度な運動
と適正体重の維持をしていきましょう!!
■骨と骨が触れるゴキゴキ、グキッグキッとい
った音がする
■膝に強い痛みがある
■膝を閉める事ができず、足が O 脚に変形する
■正座をする事も、歩くことも困難になる
医務
佐藤 由紀
あとがきではないけども・・・
3 月 19 日(木)朝、小生は公休日、室温 16 度、雨、春眠暁を覚えず 7 時半に起床。今春で初めて暖房なしでの
朝食。サクラの開花情報も話題に挙がり、いよいよ春が来た。そして間もなく 4 月卯月、それは生徒や学生の入
学、就労者にとっては入職、転勤、あるいは異動などの『出会い』の季節。
正仁会 なごみの郷 にも 6 名の新入職員が入職する。
アベノミクスによる景気回復が後押しとなって企業の新卒採用者数の増加が見込まれるものの、就職戦線は売り
手市場で学生有利と言われている。実際に多くの企業や介護施設が事業運営の維持や拡大のために、血眼にな
って採用戦略を展開している。
そんな多くの職場の選択肢の中から、我々の職場を選んでいただいたというご縁に感謝するとともに、大きな責任
を感ぜざるを得ない。つまり、その縁を大切にし、お互いに成長しながら意義のある職場を一緒に創っていかなけ
ればならないということである。
ところで、あるアメリカ人が人生に挑戦し続ける生きざまのお話。
その男の子は片田舎の丸太小屋で生まれた。貧しさのために小さい頃から働かなくてはならず、学校へは行った
り行けなかったり・・・。彼が学校で教育を受けたのは通算でも 1 年にも満たない。20 代で事業を起こすが失敗す
る。その上、恋人の死という悲運にも見舞われた。27 歳の時に弁護士になる。来る日も来る日も労働に明け暮れ
た若い時の経験、弁護士として活動する中で見聞きした現実。それらが抑えられない夢と強い志を育て、彼を政治
家の道へと向かわせた。しかしその後の彼の人生は決してなだらかな道のりではなかった。30 代の下院議員選挙
で 2 度、40 代の上院議員選挙でも 2 度落選する。47 歳の時、副大統領選挙に立候補するもこれも落選。しかし彼
は挑戦を諦めなかった。そして、大統領の座を射止めたのは 51 歳の時である。その後、彼は南北戦争を戦い、多
くの奴隷解放という新しい歴史を切り開いた。彼の名はアメリカ第 16 代大統領、エイブラハム・リンカーン。小生の
大好きな人物だ。彼の生き方から、夢を実現するためには何が大切なのかが伝わってくる。それは夢を持ち続け、
諦めることなく本気で努力し続ける強い志が思いを成就させるということ。夢や目標を持ち、努力と挑戦をコツコツ
と積み重ねる経験こそが人間を大きく成長させることを教示している。
社会人になると、学生時代と比較して楽しいことばかりではない。辛さ・しんどさ・悲しさに出会うこともあるだろ
う。むしろその方が多いのかも知れない。しかしそれは新入職員皆さん自分自身の人生からの挑戦状であると解
釈し、若者らしく堂々と何事にも積極的にチャレンジして欲しい。
「職員の職員による職員のための職場」。自分たちの明るい職場を創るという取り組みに挑戦して欲しい。苦しい
とは思うけれどもやってみる。 だったらこうすればいい という諦めない強い生き方、考える力を求めたいのである。
未来には二つの選択肢がある。何も考えない人になるのか、よく考える人になるのか。問題を避ける人になる
のか、問題に立ち向かう人になるのか。出来ない理由を見つける人になるのか、出来る理由を追い求める人にな
るのか。失敗を後悔する人になるのか、失敗から学ぶ人になるのか。考えて行動する人を目指すのなら、未来は
チャンスに溢れている。考えなければならない、そして越えなければならない問題が山ほど待っていることだろう。
仲間との対話で多くを学び、広く知り、高い課題に挑戦して欲しい。未来は考え学び強くなる人を待っている。これ
から新入職員皆さんが多くの仲間や利用者と出会い、生涯の夢に出会い、そして本当の自分に出会い、新たな時
代を創る。そうなることを期待している。
4 月、 なごみの郷 の皆さんと一緒に夢のある素晴らしい職場創りに挑戦できるこの幸せを、職員全員で噛みし
めながら感謝したい。
合掌
矢矧 秀樹 拝
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