【今週のトピックス】 今週の 「ダイワの月間参考銘柄」 特需が発生する見込み 中小型株参考銘柄 マイナンバー制度導入で潤う セクター 兆円超の 【今週の日米株式ストラテジー】 米国では景況感が改善し、 日本でも景気回復期待が 高まる可能性 【今週の為替ストラテジー】 新年度は円安でスタートか 【為替マーケット・ウオッチ (ロシア・ブラジル) 】 オークマ NEC インディテックス テンセント 9 10 14 15 I T I T ・2 5 売られすぎに妙味あり 【今週の紹介銘柄】 12 11 6 2 4 5 www.daiwa.jp 2015 年3 月30 日号 ~投資戦略、トピックス、個別企業などの最新情報を網羅~ 世界 の鼓 動を伝える http://www.daiwatv.jp/ 大 和証券グループでは、総 力を結集して、マーケット解説を中心とする 映像コンテンツを配 信しています。 「注目!投資ストラテジー」 情報 新 鮮 !! け お届 収録 9:30 ON AIR 注目!投資ストラテジー 日付 担当者 重要イベント 弘中 1(月) 宮地 細井 10:30 今月の相場見通し 今週の紹介銘柄 3(金) 熊澤 日本株需給動向① 4(土) 5(日) 国内株式市場見通し 8(水) 担当者 弘中 HK大澤 テーマ 19(日) 重要イベント 20(月) 本田 米国経済見通し 中国A株市場見通し 重要イベント 欧州経済見通し 21(火) 石月 新興国通貨の見通し 22(水) 浅井 グリーンスパン・デジャヴ? ∼歴史は繰り返されるのか∼ 重要イベント 23(木) HK熊 重要イベント 7(火) 日付 18(土) 細井 高橋(卓) 注目のセクター、 海外市場、個別銘柄など、 旬の投資テーマで株式市場にアプローチします。 4 月のTIME TABLE テーマ 2(木) 6(月) 最新の重要マーケット情報を いち早くお届け!! 24(金) 橋本 中国経済見通し TOPIXの浮動株比率と 調整係数の見直しについて 25(土) 26(日) 重要イベント 9(火) 山田 10(金) 高橋(和) 高橋 豪州経済見通し 国内経済見通し 11(土) 27(月) 岡本 28(火) 吉田 重要イベント 30(木) 海外で稼ぐ日本企業(仮) 昭和の日 29(水) 12(日) 英国下院選挙 金森 日本株投資テーマ(仮) 13(月) 高橋(卓) 14(火) 岡本 15(水) 山田 16(木) 木野内 17(金) 細井 大予測「投資テーマ」別 成長業界&企業 2015-2016特集 ※ 放送テーマや放送日、ON AIRは目安です。 当日の状況により変更することがあります。 ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30号 内外タイムテーブル *決算発表の掲載銘柄については、掲載号の前週初の時点で 時価総額が1,500億円以上の銘柄(QUICKより算出)を原則掲載。 (出所)作成時点の各種情報より、大和証券作成。 (注)予定は急遽変更されることもあります。 (投資戦略部 平川 美智) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信 頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見 や予測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 −1− ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 内外株式 今週の日米株式ストラテジー ~米国では景況感が改善し、日本でも景気回復期待が高まる可能性~ 図表① 日経平均とNYダウ ~3/26 のNYダウは 40 ドル安と 4 日続落した~ 3/23 の日経平均は約 15 年ぶりの高値を更新 先週月曜日(3/23)の東京市場では日経平均が 194 円高と続伸し、前週末(3/20)に続いて約 15 年ぶ りの高値を更新した。前週末の米国市場で NY ダウ が 168 ドル高と反発したことが好感されたことに 加えて、週明けの東京市場では 3 月期末の配当取り 目的の買いが相場を押し上げた。一方、月曜日の米 国市場で利益確定売りが優勢となり、NY ダウが 11 ドル安と小反落すると、翌火曜日(3/24)の東京市 場でも利益確定売りが優勢となり、日経平均は 40 円安と 3 日ぶりに反落した。さらに、火曜日の米国 市場でも利益確定売りが続き、NY ダウが 104 ドル 安と続落したが、翌水曜日(3/25)の東京市場では 3 月期末の配当取り目的の買いなどが入り、日経平 均は 32 円高と小幅に反発した。しかし、水曜日の 米国市場で米 2 月の耐久財受注が前月比で予想外に 減少したことなどが嫌気され、NY ダウが 292 ドル 安と 3 日続落すると、翌木曜日(3/26)の日経平均 は 275 円安と反落した。 19800 20600 (左軸)日経平均と200日移動平均→ (円) (ドル) 18000 3/26まで 19600 16200 18600 14400 17600 12600 ↑ NYダウと200日移動平均 (右軸) 15600 10800 14/3/27 5/23 出所 16600 7/22 9/17 11/12 15/1/12 3/11 大和証券投資戦略部で取りまとめ 図表② 米国の小売売上と個人消費支出 ~2 月の個人消費支出は 3 カ月ぶりに増加すると 予想されている~ 465 12.4 (10億$) 445 米国の小売売上(左軸) 〃 個人消費支出(右軸) ←15/1 11.6 405 今週の米国市場では月曜日(3/30)に発表される 2 月の個人消費支出、火曜日(3/31)に発表される 3 月のシカゴ購買部協会景気指数及びコンファレン スボード消費者信頼感指数、水曜日(4/1)に発表さ れる 3 月の ADP 雇用統計・ISM 製造業景況感指数・ 新車販売台数、木曜日(4/2)に発表される 2 月の 貿易収支などが注目されよう。 3/12 に発表された米 2 月の小売売上は前月比で予 想外に減少し、個人消費の失速懸念が高まった。大 雪や寒波など 2 月後半の厳しい天候が要因とみられ るが、今週発表される 2 月の個人消費支出は 3 カ月 ぶりに増加し、3 月の新車販売台数は 4 カ月ぶりに 増加すると予想されており、個人消費の回復を示す 指標として株式市場で好感されよう。また、3 月の シカゴ購買部協会景気指数は前月比で大幅に上昇 すると予想されており、3 月のコンファレンスボー ド消費者信頼感指数及び ISM 製造業景況感指数は 前月比ほぼ変わらずと予想されている。米国の経済 指標がエコノミスト予想を上回ったか下回ったか を数値化したエコノミック・サプライズ・インデッ クスは既に大幅なマイナスとなっているが、経済指 標の下振れが一巡するタイミングは近い可能性も 12.0 ←15/2 425 今週の米国株式相場は堅調な展開と想定 (兆$) 15/2の個人消費支出は 3/30(月)発表 11.2 385 10.8 365 10.4 345 10.0 325 2008/1 09/1 出所 9.6 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 米商務省 図表③ ユーロ・日本・米国のエコノミック・サプライズ・インデックス ~米国の経済指標の下振れが一巡するタイミン グは近い可能性も~ 75 過去3カ月間に発表された経済指標がエコノミスト予想を上(下)回 れば、エコノミック・サプライズ・インデックスが上昇(低下)する。 ←ユーロ 50 25 3/26まで 0 ←日本 ▲25 ▲50 ←米国 ▲75 ▲100 14/3/26 5/22 出所 7/18 9/12 11/7 15/1/6 3/3 大和証券投資戦略部で取りまとめ 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -2- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 内外株式 図表④ 日本の輸出金額と鉱工業生産指数 ~2 月の輸出金額が大幅に減少したのは中華圏に おける春節が影響したとみられる~ あると見ている。 今週の米国市場では金曜日(4/3)に発表される 3 月の雇用統計を見極めたいという様子見気分が高 まる可能性もあるが、景況感の改善を背景に株式相 場は堅調な展開と想定する。 8.0 124 日本の輸出金額(左軸) (兆円) 日本の鉱工業生産指数(右軸) (2010年=100) 7.0 114 ←リーマン・ショック ←15/2 6.0 日経平均の下値余地は限定的と想定する 今週の東京市場では月曜日(3/30)に発表される 2 月の鉱工業生産指数、火曜日(3/31)に発表され る 2 月の毎月勤労統計、水曜日(4/1)に発表され る 3 月調査の日銀短観などが注目されよう。 3/18 に発表された貿易統計で 2 月の輸出金額(季 節調整値)が前月比で大幅に減少したことについて 大和総研は、中華圏における春節が影響したとみら れ、過度に悲観的に捉える必要もないだろうとレポ ートした。一方、政府は先週発表した 3 月の月例経 済報告で、景気判断を 8 カ月ぶりに上方修正した。 米国やアジア向けの輸出がけん引役となり、企業が 生産を増やし収益を伸ばしていることを重視した。 今週発表される 2 月の鉱工業生産指数は前月比で 3 カ月ぶりに低下すると予想されているが、同時に発 表される 3 月及び 4 月の生産予測が上昇すれば、企 業活動の回復基調が裏付けられよう。 先週発表された 2 月の消費者物価指数(生鮮食品 を除く)は消費税の影響を除くと前年比変わらずと なった。今週発表される 2 月の毎月勤労統計では基 本給を示す所定内給与の伸び率がプラスを維持す る可能性が高く、今春の労使交渉で毎月の基本給を 引き上げるベースアップ(ベア)で昨春を上回る額 を提示する企業が相次いだことと合わせて、実質賃 金の回復期待が一段と高まる可能性があろう。 今週発表される 3 月調査の日銀短観では大企業製 造業の業況判断 DI が 14、先行きも 16 と、昨年 12 月の前回調査の 12 から小幅に改善すると予想され ており、鉱工業生産指数や毎月勤労統計と合わせて 景気回復を示す指標として株式市場で好感されよ う。また、日銀短観では、今回初めて発表される 2015 年度の経常利益や設備投資の計画も注目されよう。 目先の東京市場では海外投資家の利益確定売り に加えて、国内の機関投資家の期初の利益確定売り も先行する可能性があるが、3 月の株高に乗り遅れ た個人投資家の押し目買い意欲は強いと考えられ、 日経平均の下値余地は限定的と想定する。 (野間口) ←15/1 5.0 104 94 15/2の鉱工業生産指数は 3/30(月)発表 4.0 84 いずれも季節調整値 3.0 2005 06 出所 74 07 08 09 10 11 12 13 14 15 財務省、経済産業省 図表⑤ 日本の消費者物価と所定内給与 ~実質賃金の回復期待が一段と高まる可能性~ 4 (前年比:%) 日本の消費者物価 〃 (消費税除く) 〃 所定内給与 3 2 ←15/2 消費者物価は生鮮食品を除く 1 ←15/1 0 ←15/2 ▲1 15/2の毎月勤労統計は 3/31(火)発表発表 ▲2 ▲3 2005 06 出所 07 08 09 10 11 12 13 14 15 総務省、日本銀行、厚生労働省 図表⑥ 個人投資家の日本株売買差額 ~3 月の株高に乗り遅れた個人投資家の押し目買 い意欲は強いと考えられる~ 6000 個人投資家の日本株売買差額(左軸) 日経平均(右軸) (億円) 3月第3週 (3/16~20) 買い越し ↑ ↓0 売り越し 17900 ▲6000 15800 ▲12000 14/4/18 6/13 出所 20000 ←3/26 (円) 13700 8/8 10/3 11/28 15/1/23 3/20 東京証券取引所、日本経済新聞社 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -3- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 外国為替 今週の為替ストラテジー ~新年度は円安でスタートか~ 通貨 始値 高値 安値 終値 高値 予測 安値 終値 米ドル (円/ドル) 120.04 120.17 118.33 119.19 122.00 118.00 119.75 実績 ユーロ 豪ドル (円/ユーロ) (ドル/ユーロ) (円/豪ドル) (ドル/豪ドル) 130.20 131.51 129.29 129.72 1.0837 1.1052 1.0768 1.0884 93.40 94.67 92.79 93.30 0.7775 0.7938 0.7764 0.7828 期間:3月23日(月)~3月27日(金)AM6:00 足許、方向感を失う 132.00 128.50 130.52 1.1100 1.0750 1.0900 95.00 92.00 94.00 0.7950 0.7750 0.7850 期間:3月30日(月)~4月3日(金) ドル実効為替レートと原油先物の推移(日次) 日本時間 3 月 26 日朝、サウジアラビアとペルシャ湾 岸の同盟国がイエメンの反政府組織への空爆を開始し た。地政学リスクの高まりが原油高に直結しにくくな っているのが昨年からの傾向ではあるが、世界最大の 産油国であるサウジが当事者とあって、この日は素直 に原油価格が上昇。一方、原油価格とドルは逆相関の 関係にあることから、当初ドル売りに拍車がかかり、 ドル円は一時 118 円 33 銭まで円高に振れた。また、ユ ーロドルも一時 1.1052 ドルと 3 月 5 日以来のユーロ高 水準を示現。しかし、NY 時間では、この日発表された 米国の経済指標が良好だったことからドルが持ち直す 動きとなり、米国債利回りが上昇したことと相俟って ドル買いが加速した。一日を通して方向感が乏しく、 荒っぽい値動きとなったが、決算期末、四半期末に絡 む実需の資金フローが変動を助長した面も否めず、ド ル円のインプライド・ボラティリティ(予想変動率) はほとんど変化していない。 市場心理は落ち着いているものの、中東情勢の不透 明感や決算期末という特殊事情もあり、目先はやや円 高リスクが残ろう。 Pt 102 100 98 96 94 92 90 88 86 84 82 80 78 ドル /バレル 20 30 米ドル実効為替レー ト(左軸) 40 W TI 原油先物期近物(右軸、上下逆) 50 60 ドル高 ドル安 70 80 90 100 110 14/1 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 15/3 年 /月 (出所)各種データより大和証券作成(2015/03/26 まで) ドル円インプライド・ボラティリティ(1 ヵ月物、日次) % 14 13 12 11 10 9 8 7 年度替りで円高の動きは一旦終息か 6 一方、アノマリーでは、4 月上旬に円安ドル高が進 みやすい傾向が窺える。3 月末にいわゆるレパトリ(資 金の自国への還流)による本邦勢の円買いが優勢とな った後、年度替りで改めて円売りが入りやすいのがそ の理由。昨年も年前半は長い膠着状態が続いたが、4 月上旬だけは一時的に円安ドル高に振れている。前述 のように、足許は円高リスクが残るが、新年度入り後、 需給面は円安を支援するのではなかろうか。 なお、今年は 3 年ぶりに、聖金曜日の祝日(4 月 3 日)に米国雇用統計が公表される。前回、2012 年の場 合、非農業部門雇用者数が市場予想から大幅に下振れ たが、当日は市場参加者が少なく、為替市場の値動き は限定的だった。ただ、週明けに改めてドルを売る動 きが強まり、以降、円高ドル安の流れが続いた。今年 も雇用統計発表当日は参加者が少なく、大きな動きは 期待しにくいものの、ドル高調整の動きが継続するの か、ドル独歩高再開か、4 月相場の流れを左右するこ とになりそうだ。(石月 幸雄) 5 4 14/1 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 / 15/3 年 月 (出所)各種データより大和証券作成(2015/03/26 まで) ドル円の推移(年初を 100 として指数化) 125 120 2013 年 115 2014 年 110 2012 年 105 2009 年 100 2011 年 95 2010 年 90 2015 年 85 1月 2月 3 月 4月 5月 6月 7月 8月 9 月 10月 11月 12月 (出所)各種データより大和証券作成(2015 年は 3 月 26 日まで) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載も覧ください。 -4- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 外国為替 為替マーケット・ウオッチ(ロシア・ブラジル) ~売られすぎに妙味あり~ 各通貨の対米ドルレートの推移(指数化、日次) 急激な新興国通貨安は一服 今年に入り、新興国は総じて急激な下落に見舞わ れていたが、足許では一服感が窺える。きっかけと なったのは、3 月 17、18 日に開催された米 FOMC が ハト派的だったこと。早ければ 6 月にも米国の利上 げがあるという市場の観測が一気に萎んだことか ら、ドル独歩高に歯止めがかかった。米国の利上げ によって新興国からの資金流出が加速するとの懸 念が後退したことが、新興国通貨全般にプラスに働 いた。 ※ 2014 年 7 月 1 日を 100 として指数化 105 95 通貨高 85 通貨安 75 南アランド メキシコペソ トルコリラ ブラジルレアル ロシアルーブル 65 55 45 ロシアルーブルは反発基調 14/7/1 10 5 .8 ※期間は 2014 年 12 月 31 日~2015 年 3 月 25 日 5 0 .2 ロシアルーブル - 0 .9 - 1 .6 -15 -20 1 .1 インドルピー - 2 .4 日本円 - 2 .4 - 9 .7 - 9 .3 - 7 .2 - 4 .5 韓国ウォン - 4 .0 メキシコペソ 南アランド N Zド ル 豪ドル -10 英国ポンド -5 カナダドル 0 ユーロ ロシアルーブルの例を参考にすれば、直近大きく 売り込まれた通貨にこそ妙味がある。具体的には、 ブラジルレアルやトルコリラが挙げられよう。とり わけ下落幅が大きいのはブラジルレアルで、今年に 入ってからの米ドルに対する下落率は約 17%に及 んでいる。様々な悪材料が重なり、通貨安が進んで いるが、主なところでは国営石油会社ペトロブラス を舞台とした政治スキャンダルや、同国の景気後退 懸念が挙げられよう。ペトロブラスの汚職疑惑には 多くの国会議員が関与したとされ、同国の政治不信 が強まっている。ブラジル各地で、大規模な反政府 デモが発生し、ルセフ政権の支持率も極端に低下し ている模様。ただし、ブラジルの株式市場の値動き を見ると底堅さを示しており、悪材料は概ね織り込 んでいるようだ。一方、直近、株式市場とレアルの 動きに連動性が見られないのは、レアルにまだ織り 込んでいない悪材料があるためと考えられる。それ は、ブラジル中銀が実施している「為替介入プログ ラム」の行方だ。3 月末に終了予定の同プログラム が延長されるのかどうかに、ここもと市場はかなり 神経質になっていたが、結局、3 月 24 日、ブラジル 中銀は予定通り終了すると発表。しかし、既存の枠 組みのプログラムは終了するものの、5 月 1 日以降 各通貨の対米ドル騰落率 % トルコリラ ブラジルの為替介入プログラムは終了 (出所)各種データより大和証券作成(2015 年 3 月 25 日まで) ブラジルレアル ただし、仮に米国の利上げ時期が先送りされたと しても、今年中に実施される公算が大きく、ドル独 歩高が再開というシナリオもいまだ払拭できない。 もっとも、ドル独歩高という環境であるからといっ て、必ずしも全ての通貨に売り圧力が均等にかかる わけではない。そのいい例がロシアルーブルで、昨 年末には急落に見舞われたが、このところは反発基 調が続いており、今年に入ってから対米ドルで 5% 超の上昇を示現。ロシアに強材料が浮上したという よりは、これまで売られすぎた分の反動と言えそう だ。 14/8/12 14/9/23 14/11/4 14/12/16 15/1/27 15/3/10 - 1 7 .0 (出所)各種データより大和証券作成 ブラジルの株価指数とレアル円の推移(日次) 65000 Pt 1レアル=円 52 50 60000 48 46 55000 44 50000 42 40 45000 ボベスパ指数(左軸) 13/1 38 レアル/円(右軸、上下逆) 40000 13/7 14/1 14/7 36 15/1 年 /月 (出所)各種データより大和証券作成(2015 年 3 月 25 日まで) に期限を迎える通貨スワップはすべてロールオー バーする方針を示し、市場に一定の安心感を与えた。 大きな懸案を消化したことで、レアルはいつ反発し ても不思議ではないだろう。(石月 幸雄) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -5- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 今週のトピックス 今週の「ダイワの月間参考銘柄」 大和ハウス工業(1925) 増益率(15.3 予) 株価 2.6 % カルビー(2229) PER(15.3 予) 2,372 円 増益率(15.3予) 14.3 倍 富士フイルムホールディングス(4901)* 株価 26.6 % PER(15.3予) 5,190 円 48.7 倍 国内外で販売堅調による好決算。北米事業では生産能力増 強による成長余地を高く評価 物流施設等の選別受注で利益率が大きく改善 増益率(15.3予) 株価 19.3 % ソニー(6758)* PER(15.3予) 4,305 円 増益率(15.3予) 18.4 倍 10-12月期は想定以上の好調。株主還元への積極姿勢を評 価 PER(15.3予) 株価 16.5 % 3,273 円 -倍 15~17年度の中期経営方針を発表。ROEを最重視、高収益 企業を目指す 出所:大和証券 注1:2015年3月25日時点。 注2:予想は大和証券。 注3:*はSEC基準、**はIFRS、無印は日本基準。増益率は経常利益(SEC基準、IFRSは税前利益)。 ダイワの月間参考銘柄 [アベノミクスの成長戦略] ( 1803 ) 清水建設 ( 1925 ) 大和ハウス工業 ( 6103 ) オークマ ( 6594 ) 日本電産 ( 6758 ) ソニー ( 6869 ) シスメックス ( 6981 ) 村田製作所 [円安・外需関連] ( 4005 ) 住友化学 ( 5108 ) ブリヂストン ( 6473 ) ジェイテクト ( 7203 ) トヨタ自動車 ( 7261 ) マツダ [個人消費回復・インバウンド消費] ( 2229 ) カルビー ( 3099 ) 三越伊勢丹ホールディングス ( 7532 ) ドンキホーテホールディングス ( 9020 ) 東日本旅客鉄道 ( 9603 ) エイチ・アイ・エス [ROE向上及び株主還元への期待] ( 4901 ) 富士フイルムホールディングス ( 6701 ) NEC ( 8306 ) 三菱UFJフィナンシャル・グループ ※青字は今週掲載銘柄 今週の主要国上場企業の業績予想と PER 2015/3/25 時点 売上高 伸率[%] EPS(1株当り利益) 変化[%] (1ヵ月前比) 伸率[%] PER 変化[%] (1ヵ月前比) [倍] 日本 2.8 0.02 14.6 0.30 15.3 米国 0.8 ▲ 0.56 4.9 ▲ 0.67 17.2 英国 -3.7 ▲ 1.41 -2.8 ▲ 2.73 15.3 ドイツ 4.8 0.45 10.2 ▲ 0.11 15.3 中国 3.5 ▲ 0.79 7.2 ▲ 1.19 10.0 香港 7.1 ▲ 2.80 7.6 ▲ 1.12 15.2 世界 1.6 ▲ 0.51 6.2 ▲ 0.86 15.9 (注)予想は全てI/B/E/S12ヵ月先予想、国・地域はMSCIベース(ただし日本はTOPIXベース)。 (出所)トムソン・ロイターより大和証券作成 (高橋 卓也、細井 秀司、吉田 亮平、金沢 澄恵子、佐藤 智穂、金森 睦美) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -6- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 今週のトピックス 大和ハウス工業(1925) 連結 13.3 14.3 15.3 予 16.3 予 売上高 20,080 億円 27,003 (+34%) 28,280 (+5%) 30,000 (+6%) 営業利益 1,280 億円 1,636 (+28%) 1,800 (+10%) 1,970 (+9%) 経常利益 1,454 億円 1,764 (+21%) 1,810 (+3%) 1,980 (+9%) 当期利益 663 億円 1,021 (+54%) 1,090 (+7%) 1,240 (+14%) 1株益 114.5 円 161.1 円 165.5 円 188.2 円 1株配 35.0 円 50.0 円 52.0 円 60.0 円 株価情報(3/25時点) 株価: 2,372 円 PER (15.3予) 14.3 倍 52週高値: 2,467 円 (16.3予) 12.6 倍 52週安値: 1,592 円 配当利回り 時価総額: 15,627 億円 (15.3予) 2.2 % 大和証券予想、実績は決算短信、52週高安は修正株価ベース。 【物流施設等の選別受注で利益率が大きく改善】 〇14年4-12月期の営業利益は1,161億円(前年同期比11%増)と過去最高を更新した。牽引役はゼネコン(フジタ)や、物流施設建設を 行う「事業施設」部門であり、選別受注により部門営業利益率は大きく改善(+3.5ptの6.0%)した。同部門の受注は、同28%増と引き 続き好調であることから、更なる事業拡大が見込まれよう。会社は通期営業利益1,730億円を据え置いたが、大和では1,800億円まで の上振れを予想。なお会社側は年間配当について従来の50円から50~60円に修正(大和予は52円)、増配に含みを持たせた。低迷 が続く戸建住宅とマンションも、住宅エコポイントや贈与税非課税措置の拡充・延長等により、今後、回復に転じると考える。(高橋) <株価推移(週足)> <営業利益の推移> 2,500 (億円) 2,000 1,500 戸建住宅・マンション 賃貸住宅 2600 (円) 2400 商業施設 事業施設 2200 その他 26週移動平均 52週移動平均 2000 1800 1,000 1600 500 1400 0 1200 -500 09/3 10/3 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3予 16/3予 17/3予 (出所)会社資料、予想は大和証券 (注)その他には、住宅ストック、調整額を含む 3月25日まで 1000 2013 (出所)東京証券取引所 2014 2015 (年) カルビー(2229) 連結 13.3 14.3 15.3 予 16.3 予 売上高 1,794 億円 1,999 (+11%) 2,200 (+10%) 2,400 (+9%) 営業利益 158 億円 197 (+25%) 240 (+22%) 280 (+17%) 経常利益 171 億円 208 (+21%) 248 (+19%) 284 (+15%) 当期利益 94 億円 121 (+28%) 142 (+17%) 166 (+17%) 1株益 72.2 円 91.5 円 106.5 円 124.5 円 1株配 15.5 円 22.0 円 27.0 円 31.0 円 株価情報(3/25時点) 株価: 5,190 円 PER (15.3予) 48.7 倍 52週高値: 5,270 円 (16.3予) 41.7 倍 52週安値: 2,316 円 配当利回り 時価総額: 6,923 億円 (15.3予) 0.5 % 大和証券予想、実績は決算短信。52週高安は修正株価ベース。 【国内外で販売堅調による好決算。北米事業では生産能力増強による成長余地を高く評価】 〇14年4-12月期の営業利益は193億円(前年同期比24%増)と好決算。「Snapea(日本名さやえんどう)」の急拡大が続く北米事業の貢 献など、国内外で販売が好調に推移していることに加え、コスト抑制などが寄与した。15年1-3月期も好調な売上を背景とした高成長 が続く見込みから、大和では通期の営業利益を240億円と会社予想(225億円)を上回る着地を予想。今後も今年40周年を迎えた「ポ テトチップス」新商品など国内事業での拡販や、16年3月期夏に新工場を立ち上げる北米事業での「Snapea」拡販が期待される。増収 効果に加えて、販売費の管理や生産体制の再構築に伴うコスト削減などの影響により2ケタ営業増益が続くと考える。(吉田 亮平) (億円) 400 <営業利益と営業利益率の推移> 営業利益(左軸) 350 15% 営業利益率(右軸) 6000 (円) 5000 300 <株価推移(週足)> 26週移動平均 52週移動平均 12% 250 4000 200 150 9% 3000 100 50 2000 0 3月25日まで 6% 11/3 12/3 13/3 (出所)会社資料、予想は大和証券 14/3 15/3 予 16/3 予 17/3 予 1000 2013 (出所)東京証券取引所 2014 2015 (年) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -7- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 今週のトピックス 富士フイルムホールディングス(4901) 連結 13.3 14.3 15.3 予 16.3 予 売上高 22,147 億円 24,400 (+10%) 24,980 (+2%) 25,760 (+3%) 営業利益 1,141 億円 1,408 (+23%) 1,750 (+24%) 1,940 (+11%) 税前利益 1,192 億円 1,572 (+32%) 1,990 (+27%) 1,940 (▲3%) 当期利益 543 億円 810 (+49%) 1,130 (+40%) 1,070 (▲5%) 1株益 112.7 円 168.1 円 234.4 円 221.9 円 1株配 40.0 円 50.0 円 60.0 円 60.0 円 株価情報(3/25時点) 株価: 4,305 円 PER (15.3予) 18.4 倍 52週高値: 4,344 円 (16.3予) 19.4 倍 52週安値: 2,502 円 配当利回り 時価総額: 20,758 億円 (15.3予) 1.4 % 大和証券予想、実績は決算短信、SEC基準。当期利益は同社株主に帰属する利益を示す。52週高安は修正株価ベース。 【10-12月期は想定以上の好調。株主還元への積極姿勢を評価】 〇14年10-12月期は営業利益が前年同期比25%増の528億円。事前の大和予想である421億円を大きく超過。インスタントカメラ・チェ キの好調な販売とデジカメの損益改善が牽引役となった。会社は業績予想を上方修正(営業利益 従来1,600億円→修正1,700億円) すると共に、増配(年間一株配当 従来50円→修正60円)、自己株取得(上限500億円)を発表した。中期経営計画では15年3月期か ら17年3月期までに配当と自己株取得を通じて2,000億円強を株主に還元すると発表しており、さらなる株主還元への積極策に期待し たい。なお、抗ウィルス薬アビガンは、エボラ出血熱用として有効性が示唆される中間解析結果が発表されている。(細井 秀司) <株価推移(週足)> <セグメント別営業利益推移> 消去・全社、調整額 ドキュメントソリューション(事務機) インフォメーションソリューション(ヘルスケア、液晶材料、医用機器) イメージングソリューション(カメラ、光学デバイス) 営業利益 (億円) 3,000 2,000 5000 (円) 4500 26週移動平均 52週移動平均 4000 3500 3000 1,000 2500 2000 0 1500 -1,000 07/3 08/3 09/3 10/3 (出所)決算短信、予想は大和証券 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 予 16/3 予 3月25日まで 1000 2013 (出所)東京証券取引所 2014 2015 (年) ソニー(6758) 連結 13.3 14.3 15.3 予 16.3 予 売上高 67,955 億円 77,673 (+14%) 80,640 (+4%) 81,560 (+1%) 営業利益 2,265 億円 265 (▲88%) 550 (+108%) 4,100 (+645%) 税前利益 2,421 億円 257 (▲89%) 300 (+17%) 4,000 (13倍) 当期利益 415 億円 -1,284 (赤転) -1,550 (赤拡) 1,800 (黒転) 1株益 41.3 円 -125.0 円 -132.7 円 154.1 円 1株配 25.0 円 25.0 円 0.0 円 25.0 円 株価情報(3/25時点) 株価: 3,273 円 PER (15.3予) -倍 52週高値: 3,450 円 (16.3予) 21.2 倍 配当利回り 52週安値: 1,588 円 時価総額: 38,246 億円 (15.3予) 無配 大和証券予想、実績は決算短信、SEC基準。当期利益は同社株主に帰属する利益を示す。52週高安は修正株価ベース。 【15~17年度の中期経営方針を発表。ROEを最重視、高収益企業を目指す】 〇大和では15年3月期の営業利益予想を550億円(前期比108%増)と、会社予想200億円(同25%減)からの上振れを見込む。成長の 柱となるデバイスでは、2月にスマートフォン向けの画像センサー増産を発表するなど需要は強く、今後は車載市場など用途拡大に 注目したい。3/17、同社はインディーズの音楽や映画の配信システムを手掛ける米オーチャードメディアの完全子会社化を発表。成 長分野とする音楽や映画の事業拡大にも期待したい。2/18に15~17年度の中期経営方針を発表。ROEを最も重視する経営指標に 据え、最終年度となる17年度にROE10%以上、営業利益5,000億円以上の達成を目標とし、高収益企業を目指す。(金沢 澄恵子) <営業利益とROEの推移> 営業利益(左軸) ROE(右軸) 6,000 (億円) 5,000 25% 4,000 10% 20% 15% 5% 3,000 0% 2,000 4000 (円) 3500 <株価推移(週足)> 26週移動平均 52週移動平均 3000 2500 2000 -5% -10% 1,000 -15% 0 -20% -1,000 10/3 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 予 16/3 予 -25% 17/3 (年/月) 予 (出所)会社資料、予想は大和証券 1500 1000 500 2013 (出所)東京証券取引所 3月25日まで 2014 2015 (年) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -8- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 個別銘柄 オークマ(6103) 連結 13.3 14.3 15.3 予 16.3 予 売上高 1,338 億円 1,344 (+0%) 1,620 (+21%) 1,740 (+7%) 営業利益 108 億円 93 (▲14%) 145 (+55%) 190 (+31%) 経常利益 102 億円 95 (▲6%) 143 (+50%) 190 (+33%) 当期利益 76 億円 79 (+5%) 104 (+31%) 130 (+25%) 1株益 46.2 円 48.6 円 64.9 円 81.1 円 1株配 10.0 円 10.0 円 13.0 円 15.0 円 株価情報(3/24時点) 株価: 1,114 円 PER (15.3予) 17.2 倍 52週高値: 1,199 円 (16.3予) 13.7 倍 52週安値: 709 円 配当利回り 時価総額: 1,786 億円 (15.3予) 1.2 % 大和証券予想、実績は決算短信、52週高安は修正株価ベース。 製造業の国内回帰等を背景に、工作機械の受注環境は良好。二桁営業増益が継続しよう 15 年 3 月期営業利益は、大幅増益を予想 営業利益と売上高営業利益率 15 年 3 月期の営業利益は、会社、大和共に 145 億 円(前期比 55%増)の大幅増益を予想する。国内や 北米での工作機械の需要は堅調であり、販管費の抑 制等も増益に寄与しよう。14 年 10-12 月期では、営 業利益率は 9.8%(13 年 10-12 月期 7.6%)まで改 善しており、通期でも収益性の向上が確認できよう。 300 (億円) (%) 250 5 150 0 100 -5 50 -10 0 -15 -50 -100 -20 営業利益(左軸) 売上高営業利益率(右軸) -150 05/3 07/3 (注)予想は大和証券 09/3 11/3 -25 -30 15/3 16/3 (期) 予 予 -200 13/3 (出所)決算短信 工作機械受注額推移 2 1.8 2500 (兆円) (億円) 海外向け 日本の工作機械業界 国内向け (左軸) オークマ(右軸) 1.6 2000 1.4 1.2 1500 1 0.8 1000 0.6 0.4 500 0.2 0 05/3 07/3 09/3 11/3 13/3 15/3 予 0 16/3 予 (期) (注)予想は大和証券。グラフは決算期ベースのため本文数値とは異なる。 (出所)一般社団法人 日本工作機械工業会、会社資料 16 年 3 月期以降も、営業増益が継続しよう 同社は、良好な受注環境を背景に、14 年 10 月か ら国内外の代理店に対する提示価格の引き上げを 始めた。効果は受注に表れ始めており、会社は通期 の受注見通しを 1,680 億円から 1,760 億円(前期比 18%増)に増額修正した。16 年 3 月期以降、値上げ のフル寄与が見込める。13 年から稼動している本社 新工場は、高効率生産を目指しているが、成果が出 てきている模様。コスト削減と堅調な工作機械需要 を土台に、売価の改善効果が見込めることから、収 益性の向上が期待できる。16 年 3 月期以降も、二桁 営業増益が継続しよう。(金森 睦美) 15 10 200 工作機械の受注環境は良好 工作機械受注が急速に改善している。日本工作機 械工業会(同社受注シェア約 9%、14 年暦年実績) によると 14 年通年では 1 兆 5,093 億円(前年比 35% 増)となり、07 年に次ぐ過去 2 番目の受注額だった。 好調な受注の背景には、米国で製造業の国内回帰の 流れが起きており、工作機械需要が旺盛であること がある。また、日本では企業業績の拡大や設備投資 減税等、政府の設備投資促進策によって、企業の設 備投資意欲が高まっていることが挙げられる。 さらに、今後日本においても製造業の国内回帰が 予想される。円安の進行により国内で生産すること で、価格競争力を高めることができるようになった ことが背景であろう。国内既存工場での生産能力増 強投資だけでなく、下請けの中小企業にも設備投資 拡大が波及するものとみられる。大和では、15 年の 工作機械受注見通しを 1 兆 6,327 億円(前年比 8% 増)と過去最高を更新すると見込んでいる。 20 350 1300 (円) 1200 <株価推移(週足)> 26週移動平均 52週移動平均 1100 1000 900 800 700 600 3月24日まで 500 400 2013 (出所)東京証券取引所 2014 2015 (年) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -9- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 個別銘柄 NEC(6701) 連結 13.3 14.3 15.3 予 16.3 予 売上高 30,716 億円 30,431 (▲1%) 31,000 (+2%) 32,000 (+3%) 営業利益 1,146 億円 1,062 (▲7%) 1,300 (+22%) 1,500 (+15%) 経常利益 920 億円 692 (▲25%) 1,050 (+52%) 1,370 (+30%) 当期利益 304 億円 337 (+11%) 450 (+33%) 630 (+40%) 1株益 11.7 円 13.0 円 17.3 円 24.2 円 1株配 4.0 円 4.0 円 5.0 円 7.0 円 株価情報(3/24時点) 株価: 354 円 PER (15.3予) 20.4 倍 52週高値: 405 円 (16.3予) 14.6 倍 52週安値: 280 円 配当利回り 時価総額: 9,200 億円 (15.3予) 1.4 % 大和 証券予想 、実績は 決算短信 。52週高 安は修正 株価ベー ス。 マイナンバーの利用拡大、次世代通信ネットワーク技術などが中長期の牽引役に 四半期営業利益推移 1,200 3Q は期ズレや開発負担などで営業減益 14 年 10-12 月期(3Q)の営業利益は 40%減の 141 億円となった。事前の大和想定では営業利益を 200-250 億円と見ていた。大幅営業減益の背景には テレコムキャリア(通信関連)での納入の期ズレや、 システムプラットフォーム(IT 機器関連)における WindowsXP 更新需要の反動減などが影響している模 様。なお、大和では期ズレの解消などを背景に、4Q は営業増益を予想。15 年 3 月期通期では営業利益で 22%増の 1,300 億円と、会社予想(1,200 億円)を 上回ると想定している。 (億円) 10年度 11 12 13 14 1,000 800 600 400 200 0 -200 -400 1Q 2Q 3Q 4Q (出所)決算短信、1Q=4-6月期。14年度4Qは大和証券予想 マイナンバー、ネットワークなどが牽引 16 年 3 月期以降の拡大の主軸となるのは、パブリ ック(公共関連)。マイナンバー(社会保障と税の 共通番号)の始動に向けた開発案件の増加などが業 績に寄与すると見られる。マイナンバーは 16 年の 制度開始以降も、18 年には預金口座や医療、戸籍で の利用が想定されている。企業側の対応は遅れてい ると見られており、需要は中長期的な拡大が期待で きる。 他にもソフト制御通信(SDN)は、次世代のネッ トワーク技術として注目されており、システム開発 全体に好影響を与える可能性が指摘できる。 (兆円) 3.5 IT セクターはマイナンバー関連の開発案件が継 続することに加え、電力小売自由化への対応や、金 融機関向けの大型投資等、大規模案件が目白押しの 状態にあり、開発人員が不足するという事態に直面 している。大和では一旦開発したソフトの一部再利 用などによりシステム開発の効率化が進むと見て おり、同社ではエンタープライズ(企業向けシステ ム)を中心に収益性の改善が実現されると考える。 同社は進行中の中期経営計画で、16 年 3 月期に ROE10%を目標としている。大和の 16 年 3 月期予想 ROE は 8.4%であり、会社目標達成には株主還元策の 強化が期待されよう。(細井 秀司) (%) 7 3 6 2.5 5 2 4 1.5 3 1 2 0.5 1 0 0 12/3 13/3 14/3 パブリック テレコムキャリア その他 (出所)決算短信。予想は大和証券 左軸 ROE10%目標に向け、株主還元強化を期待 セグメント別売上高 { 15/3予 16/3予 17/3予 エンタープライズ システムプラットフォーム 売上高営業利益率(右軸) 株価推移(週足) 450 (円) 400 26週移動平均 52週移動平均 350 300 250 200 150 100 2013 (出所)東京証券取引所 3月24日まで 2014 2015 (年) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -10- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 今週のトピックス 中小型株参考銘柄 社名 (コ ー ド) 株 価 (円 ) コメン ト 時 価 総 額 (億 円 ) (3/25時 点 ) サンエー (2659) ★ 沖縄最大手の小売業。総合スーパー、ショッピングセンター等を手掛ける。地域 に根ざした競争優位性と営業収益営業利益率が7%(14年2月期実績)と業界 トップ水準の高い収益性が強み。沖縄経済が訪日外国人など観光客数の増加 を背景に拡大局面にあることは追い風。既存店売上高は12月が前年同月比 2.8%増、1月が同2.3%増と好調を持続。大和では、15年2月期の営業利益を 14%増益(126億円)と会社計画(112億円)からの上振れを見込む。決算発表 は、4/7の予定。沖縄は大型投資プロジェクトが目白押しであり、中長期にわた る同社の利益成長が期待できよう。 4,600 1,470 ムゲンエステート (3299 TM) ★ 14年 6月 上 場。東京 都を 中心 にマ ンシ ョン や戸 建な どの 物件 を取 得し、短 期間 で 不 動 産 投資 利回 りの 向上 策を 実行 し、物件 を売 却す る。売買 は不 動産 仲介 業者経由のため一般の知名度は低いが、社歴は 長く(設 立は 90年 )、仲介 業者 内での認知度は高い。14年12月期の 営業 利益 は35億円 (前 期比 +54% )。円安 を背景に海外からの投資需要が拡大 して いる 。大 和で は15年12月期 は46億円 (同+33%)、16年12月期は54億円(同+17%)と増益基調が続くと予想している。 1,950 214 コロプラ (3668) ★ スマートフォン向けゲームアプリを多数展開。特にヒット中のアクションゲーム 「白猫プロジェクト」のダウンロード(DL)数は14年7月のリリースから8ヶ月で 3,000万DLを突破。他社の大ヒット作「パズル&ドラゴンズ」は3,000万DLを達成 するのに2年半を要しており、驚異的なハイペースといえる。14年10-12月期 (1Q)の営業利益は72億円だった。大和では、「白猫プロジェクト」の本格的利益 寄与などにより15年9月期の営業利益を365億円(前期比+55%)と予想。新作を 15年春に3本リリース予定であることも、注目したい。 2,712 3,330 5,280 400 1,304 157 622 466 4,050 1,620 1,163 647 FFRI (3692 TM) ★ 本多通信工業 (6826 東証2部) ★ 大豊建設 (1822) 日本M&Aセンター (2127) 乃村工藝社 (9716) サイバーセキュリティ専業。パソコンやサーバーに 取り 付くコン ピュ ーターウ ィル ス や ス パ イ ウ ェア な ど の 不 正 ソフトの 発 見 、駆 除 を 行 うセ キュ リティソフト の開 発、そのコンサルティングなどを行う。従来型のウィル ス駆 除と異な り、ウィ ルス な ど が 持つ 特殊 なプ ログ ラム構造 や、ウィ ルス などが行 動を 起こした際の 振る 舞 い を 感 知 す る た め 、従 来 型 で は駆 除仕 切れ なか った未知 のウ ィル スな どへ の 即 時 対 処 が 可 能 で あ る 点 が 大 きな 特 徴 で あ る 。このタイプ のネット セキ ュリ ティ は 世 界 的 に も少 なく、今 後高 度化 する ことが予 想される サイ バー 犯罪 の抑 止に一役買うことが期待される。 電子部品であるコネクタを主力とした企業。多品種少量生産の品目が多く、月 産1万個以下の品目がコネクタ売上で6割強を占める。通信インフラ向けに強み があるが、今後の成長期待が高いのは車載用コネクタ。後方確認用カメラ向け コネクタを手がけるが、運転支援機能の広がりから、搭載車種が増加傾向にあ る。主に北米で拡大しているが、米国では2018年から新車への後方確認カメラ 設置が義務付けられる。また、設置が後方から全方位へと拡大する可能性も指 摘できる。大和では車載用コネクタを牽引役に、中期的に営業利益で二桁の伸 びが期待できると考えている。 大深度地下に対応する縦坑や基礎施工に使用されるニューマチックケ ーソン工 法と、同じく大深度地下開発 で使 われ る大 口径 シー ルド工法 を軸 に、特殊 土木 分野で豊富な 実績 を誇 る。中央 リニ ア新 幹線 や高 速道 路網 、豪 雨対 策用 の排 水用地下トンネルなど、大深度地下開発の需要は旺盛であり、同社は この 分野 に 傾 斜 した 受 注 獲 得 を 狙 う。14年 4-12月 期 は営 業利 益が 前年 同期 比4.5倍の 35.6億円まで拡大。会社は15年3月期の業 績見 通しを大 幅に 上方 修正 (営 業利 益、従来21億円→修正55億円)。土木 、建 築共 に受 注は 伸び てお り、今後 の業 績にも期待が持てよう。 中小企業の友好的M&Aに特化したM&A仲介業者。全国の地方金融機関や会 計事務所等に幅広いネットワークを持つ。中小企業の後継者難を背景に、M&A 仲介の潜在的なマーケットは大きい。14年4-12月期の営業利益は50億円(前年 同期比+23%)。手持ち案件数は440件(前四半期末420件)と過去最高を更新。 コンサルタントの育成が進み、案件を多く手がけている。大和では、15年3月期 の営業利益を65億円(前期比+19%)と会社計画(57.5億円)からの上振れを見 込む。新年度前には、前倒し達成済みの中期経営目標を設定し直し、中長期の 業績目標が示されることが期待される。 ディスプレイ業界でトップシェアを誇 る企 業。ディ スプ レイ とは 、販 売促 進等 を目 的として、さまざまな施 設の 内装 ・展 示・演出 につ いて 、デ ザイ ン・製作 を行 うこ とを 指 す 。14年3-11月期 累計 の営 業利 益は 43.2億 円と前年 同期 比30%増 益。 15年2月期の営業利益予想を58億円(従来53億円、会社 予想 50億 円)に引 き上 げ た 。決 算 発 表 は 4/8に 予 定 。中 期 的 に は 、東 京 五 輪 関 連 の案 件も控え てお り、今後の受注環境は堅調を見込む。 (注)JQS:東証ジャスダックスタンダード、TM:東証マザーズ、★:新規採用銘柄 (細井 秀司、吉田 亮平、金森 睦美) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や 予測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -11- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 今週のトピックス マイナンバー制度導入で潤う IT セクター ~2.5 兆円超の IT 特需が発生する見込み~ マイナンバー制度のスケジュール マイナンバー制度とは 時期 内容 16 年1月、社会保障・税番号制度(通称・マイナ 改正法が閣議決定 2015年3月 (対象範囲の拡大:預金口座・医療情報) ンバー制度)がはじまる。国民一人ひとりに 12 桁 自治体(市区町村)が国民各人に の番号を割り振り、年金・医療・納税などの行政手 2015年10月~ 12桁のマイナンバーを郵送で通知 【マイナンバー制度開始】 続を 1 つの共通番号で効率的に管理する仕組み。各 2016年1月~ ・対象範囲:社会保障・税・災害対策の行政手続き 自治体は 15 年 10 月に番号配布を開始し、16 年1月 ・ICカード発行 Webサイトで関連情報が閲覧できる「マイ・ポータル」 以降には身分証明書として利用可能な IC カードを 2017年1月~ 運用開始 無料で発行する予定。国民は、17 年1月から「マイ・ 預金口座に任意で番号を登録(予定) 2018年~ 予防接種など医療情報(予定) ポータル」という Web サイトで年金保険料や納税状 戸籍への適用(検討中) 況、所得情報などが閲覧可能となる見込みであり、 2018年10月~ 民間利用の検討開始予定 利便性が向上しよう。マイナンバーは、当初、社会 (出所)各種資料 保障と納税などの限られた分野での利用となるが、 段階的に利用範囲が拡大される予定。将来的には、 マイナンバー制度の経済効果 パスポート発行や戸籍登録などの行政手続きにも 投資規模 時期 投資先 拡大予定である。加えて、ネットバンキング申込時 1,000~ 中央基盤インフラ構築 の本人確認など、民間利用も検討が進められている。 1,500億円 周辺・利用インフラ構築 マイナンバー制度の市場インパクト 約2,900億円 16年1月まで (3年間) 1,700~ 2.5 徴税・年金管理 政府はマイナンバー制度に関連して、14 年度から 1,900億円 兆 15 年度にかけて 2,000 億円超の予算を投じた。その 円 法人番号対応 約6,100億円 超 多くを占めるのが、IT・ソフトウェア投資である。 400~ その他 600億円 先行するのはマイナンバーの付番や管理運営を行 16年1月以降 番号応用シス テム 1兆3,000億円 う「中央基盤インフラ」構築と、マイナンバーを利 (5年間) (政府・自治体) 用する省庁・自治体の個別データベースと接続する 19年度以降 番号民間開放 約21兆円 「周辺・利用インフラ」構築である。これに加えて、 (5年間) ※ 社会保障業務・税務のソフトウェア開発が制度開始 (出所)予想は大和証券 に向けて官民ともに進んでいる。大和証券では、マ (注)番号民間開放の詳細は、18 年 10 月検討開始予定 イナンバー制度開始により新たに発生する IT 投資 IT セクター主要企業の営業利益予想 などの市場規模を 2.5 兆円超と試算している。制度 (兆円) 開始から 3 年後を目処に検討される利用範囲拡大が 1.0 8% 営業利益(左軸) 実現すれば、更に 21 兆円規模の経済効果をもたら 営業利益率(右軸) すと予想する。 0.9 7% IT セクターは中長期の拡大トレンドへ マイナンバー制度の当面の課題は、認知度である。 内閣府の直近の調査では、内容を知っている人はわ ずか 3 割程度に留まった。国の周知が不十分である ことが一因であり、企業の対応は後手に回っている。 16 年 1 月の制度開始に向けて、IT 各社はパッケー ジソフトを開発するなど、支援体制を整えて商機を 狙っている。マイナンバーを利用した新しいビジネ スの仕組みと新たな IT 投資が創造されることによ り、IT セクターのビジネスチャンスは、中長期にわ たって拡大すると期待されよう。(吉田 亮平) 0.8 6% 0.7 5% 0.6 0.5 4% 2013 2014 予 2015 予 2016 予 (年度) (出所)各社資料、予想は大和証券 (注)主要企業は専業19社。13年度は原則14年3月期、トレンドマ イクロ(4704) 大塚商会(4768)富士ソフト(9749)は13年12月期、日本オラクル(4716)は14 年5月期。富士ソフトの13年度は会計年度変更で 9ヶ月分。 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や 予測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -12- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 今週のトピックス マイナンバー制度の流れ (出所)大和証券、予想は大和証券 マイナンバー制度関連銘柄 区分 中 央 基 盤 イ ン フ ラ 構 築 周 辺 ・ 利 用 イ ン フ ラ 構 築 徴 税 ・ 年 金 管 理 法 人 番 号 対 応 番 号 応 そ 用 の シ 他 ス テ ム 企業名 コード コメント ○ ○ ○ ○ ○ NTTデータ 9613 中央省庁と税務系に強み。マイナンバー中核シス テムを他社と合同で落札。 ○ ○ ○ ○ ○ 富士通 6702 マイナンバー関連のコンソーシアムで 事務局を務めるなど深く関与。 ○ ○ ○ ○ ○ NEC 6701 国税庁インフラの主要企業。地方自治体・民間にも広い顧客層をもつ。 ○ ○ ○ ○ ○ 日立製作所 6501 インフラ中核企業。中央から地方まで 多くの顧客をもち、年金関連に強み。 ○ ○ ○ アイネス 9742 自治体向けの総合行政システム「WebRings」に強み。 ○ DTS 9682 SEが多く在籍し外注率が低い。単価・稼働率向上で収益環境好転を期待。 ○ ○ ○ トレンドマ イクロ 4704 ウィルス 対策ソフトの大手。自治体向けウィルス検知装置を用意している。 ○ ○ ラック ○ ○ ITHD 3626 傘下のインテックは富山が地元。周辺自治体のシステム 構築に強み。 ○ ○ ○ ○ SCSK 9719 金融機関に強み。金融機関は、顧客の税務対応のシステム投資を行う。 ○ ○ 3857JQS ネットワークセキュリティの草分け。自治体のセキュリティ対策で実績あり。 ○ ○ オービック 4684 パッケージソフト大手。買い替え・カス タマイズ特需が見込まれる。 ○ ○ OBC 4733 財務管理ソフト大手。中小企業に強みを持つ。 ○ 大日本印刷 7912 ICカードのトップシェア企業。導入に伴うICカード特需を享受しよう。 ○ もしもしホットライン 4708 14年10月にマ イナンバーのコールセンターが開設。今後も規模拡大へ。 (出所)各種資料 (注)JQS:東証ジャスダックスタンダード 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や 予測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -13- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 個別銘柄 インディテックス(スペイン、衣料品専門店) Industria de Diseño Textil, S.A. (ティッカー:ITX、大和コード: L1190) http://www.inditex.com/home 決算期 14.1 15.1 16.1 予 17.1 予 売上高 16,724 18,117 20,354 22,426 百万ユーロ (+8%) (+12%) (+10%) 株価・為替情報(3/20時点) 純利益 2,377 2,501 2,867 3,226 百万ユーロ (+5%) (+15%) (+13%) 株価 30.21 ユーロ 時価総額 942 億ユーロ 1ユーロ= 129.90 円 予想EPS(16.1) 0.92 ユーロ 昨年初来騰落率 予想EPS(17.1) 1.04 ユーロ +26% ※予想はトムソン・ロイター調査。 会社概要 1963 年にスペインで設立されたアパレル製造小売業者。主力業態である ZARA(2014 年度売上高の 64%を占める) や Bershka など 8 つの業態を持ち、ZARA を中心に世界で 6,683 店舗を展開している(2015 年 1 月末時点)。日本 には 1998 年に進出した。デザインの決定から店舗で販売するまでのリードタイムが 1 ヵ月程度と短く(一般的 なメーカーでは 6 ヵ月程度)、市場ニーズの変化に即座に対応でき、在庫水準を低く抑えられる点が同社の強み。 “ZARA”を展開するアパレル製造小売業者 / ZARA 以外の業態が業績拡大を牽引 14 年通期決算は 8%増収、4%営業増益 (前年同期比、%) 増収率と営業増益率の推移 50 14 年通期の決算は、前年比 8%増収、4%営業増益。 既存店ベースの売上高が 5%増と堅調だったほか、新 規出店やオンライン販売の拡大も増収に寄与した。 また、年後半にかけては、為替によるマイナスの影 響が和らぎ、売上・営業利益ともに伸びを加速させ たと見られる。 増収率 営業増益率 40 30 20 10 0 ZARA 以外の業態の出店余地は大きい -10 同社は新たな国に進出する場合、まず幅広い年齢 層を対象に衣料品を扱う ZARA で進出し、ある程度事 業が軌道に乗ったら、その他の業態の展開を進める。 8 業態全てを展開する国は少なく、10~20 代の男女 をターゲットとした Bershka や、やや高級感のある 衣料品を扱う Massimo Dutti などの業態の新規出店 余地は大きい。 会社側は 14 年通期において、売上高の 1/3 を占め る、ZARA 以外の業態の伸びも目立ったとコメント。 近年、Pull & Bear や Massimo Dutti、Stradivarius などの出店を加速させてきたことなどが売上増に寄 与したものと推察される。今後についても、店舗数 の多い ZARA の出店ペースが鈍化したとしても、その 他の業態の新規出店で補完することが可能であり、 業績拡大基調を維持できると考える。 ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ 10 11 12 14 (年度) 13 ※ⅰ=2-4月期。 (出所)会社資料 (億ユーロ) 業態別売上高の推移 200 その他 Stradivarius Pull & Bear Massimo Dutti Bershka Zara 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 06 07 08 09 10 11 12 (出所)会社資料 (ユーロ) 32 13 14 (年度) 株価推移(週足) 30 ユーロ安メリットで好業績期待 同社売上高の 65%を占める欧州では原油安等を背 景に、昨年後半以降、個人消費が拡大しつつあるこ とから、2015 年度も堅調な業績が期待される。また、 同社は製品の 55%をスペイン国内で生産し、各国で 販売するビジネスモデルであるため、足元のユーロ 安基調は同社業績にプラスの影響を与えることとな ろう。 (本田 あゆみ) 28 26 24 22 20 26週移動平均 52週移動平均 18 3月20日まで 16 13 14 15 (年) (出所)マドリード証券取引所 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -14- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 個別銘柄 テンセント(中国、インターネットサービス/モバイルサービス) 騰訊、Tencent Holdings Ltd.(香港市場コード:700、大和コード:N0700) http://www.tencent.com/ 決算期 売上高 13.12 14.12 15.12 予 16.12 予 60,437 78,932 98,405 123,165 純利益 百万元 (+31%) (+25%) (+25%) 15,502 23,810 30,002 38,535 株価・為替情報(3/20時点) 百万元 (+54%) (+26%) (+28%) 株価 142.60 香港㌦ 時価総額 1.34 兆香港㌦ 1香港㌦= 0.80 元 1元= 19.35 円 予想EPS(15.12) 4.00 香港㌦ 昨年初来騰落率 予想EPS(16.12) 5.21 香港㌦ +44% ※予想はブルームバーグ調査。直近の株式分割を考慮。 会社概要 中国最大の総合ネット企業。オンライン・ゲーム、オンライン広告が収益の 2 本柱。アクティブユーザー 数は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「Qzone」が約 6.54 億人、無料メッセージ・アプ リ「微信(海外はウィチャット)」が 5 億人(共に 14 年末時点)。13 年 9 月に検索エンジン中国大手、Sogou に出資し、14 年 3 月には中国 E コマース 2 位のJDドットコムに電子商取引事業を移管し出資した。 オンライン・ゲーム事業の力強い伸びを背景に業績見通しには安心感がある 四半期ごと事業別売上高の推移 14 年度決算は、主要事業が順調に拡大 14 年度決算は、前年比 31%増収、54%増益(継続 事業ベース)の好決算だった。主力のオンライン・ゲ ーム事業が 41%増収となったほか、成果報酬型のモ バイル広告の好調を背景にオンライン広告事業が 65%増収と力強く伸び、業績拡大に寄与した。電子 商取引事業は JD ドットコムへ事業を移管した影響 から 51%減収となったが、出資を通じ、より効率的 にビジネスの恩恵を受けられるとのことである。 250 (億元) その他 オンライン広告 200 電子商取引 オンライン・ゲーム 150 100 50 0 Q1 Q2 Q3 2012年 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 2013年 Q1 Q2 Q3 Q4 2014年 (出所)会社資料 (注)オンライン・ゲーム事業には SNS サービス事業[モバイル QQ や スマホ向けゲーム売上が成長軌道へ回帰 14 年 10-12 月期のスマホ向けゲーム売上は、前四 半期(7-9 月期)比で 11.5%増加(売上計上方法変更 の影響を除くベース、大和証券推定)し、成長軌道 への回帰が確認された。7-9 月期は前四半期比で 13%の減収となり、成長減速懸念が台頭したが、一 部ゲームの iOS 版最新バージョンへの更新遅延と いった一時的な現象との同社見解が裏付けられた。 スマホ向けゲームへの、微信(WeChat)、モバイル QQ 向けゲームの統合効果に加え、15 年も新たなモ バイル・ゲームタイトルの投入が加速する見通しで、 スマホ向けゲーム売上は順調な拡大が予想される。 傘下の民営ネット銀行が営業を開始へ 同社が筆頭株主の民営銀行「深セン前海微衆銀 行」は、1/18 に試験営業を開始、4 月には正式にオ ンライン金融商品の販売を開始する見通し。同行は 個人と小規模・零細企業向けの民営ネット銀行であ り、これまで銀行融資を受けるのが難しかった中小 企業や個人の資金需要を満たす役割が期待されて いる。業務内容には、国内外での決済や銀行カード なども含まれており、中長期的に顧客基盤を活かし た事業拡大が期待できよう。(香港 大澤みゆき) 微信経由のモバイル・ゲームなど]を含む。電子商取引の売上は 12 年から計上を開始 微信(ウィチャット)事業の見通し 900 (百万人) (億元) 900 800 微信(WeChat)関連売上(右軸) 800 700 オンライン・ゲーム売上(右軸) 700 600 600 微信(WeChat)月間アクティブユーザー数(左軸) 500 500 400 400 300 300 200 200 100 100 0 0 09 10 11 12 13 14 15(予) 16(予) (出所)会社資料より大和証券作成 (注)予想は大和証券 160 株価推移(週足) (香港ドル) 140 26週移動平均 52週移動平均 120 100 80 60 40 20 3月20日まで 13 14 15 (出所)香港証券取引所 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -15- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 内外タイムテーブル 内外マーケットサマリー 19900 18400 日経平均(円) 19050 18050 18200 17700 ニューヨークダウ(ドル) 3/26(木)まで 17350 3/26(木)まで 17350 ー: 5週(25日)移動平均 ・・:13週(65日)移動平均 16500 14/12/26 15/1/15 1/29 2/13 三菱商事 JT 三井物産 キヤノン NTT 2/27 17000 14/12/26 15/1/12 3/13 TOPIXコア30構成銘柄 騰落率ランキング 上位及び下位5銘柄 3/19(木)→3/26(木) 値上がり:10銘柄 値下がり:20銘柄 TOPIXコア30 ー: 5週(25日)移動平均 ・・:13週(65日)移動平均 3.1% マクドナルド 3.0% ナイキ コカ・コーラ 2.7% IBM 1.9% エヌ・ティ・ティ・ドコモ ファナック 3/11 3/25 1.7% 1.0% 0.8% 0.5% 0.5% ▲1.6% デュポン ▲3.7% ▲3.2% ユナイテッドヘルス・グループ ▲3.7% ▲3.2% アメリカン・エキスプレス ▲3.8% ボーイング ▲3.9% ▲4.5% シスコシステムズ ▲4.1% ソニー ▲6.4% 0.49 2/25 NYダウ構成銘柄 騰落率ランキング 上位及び下位5銘柄 3/19(木)→3/26(木) 値上がり: 7銘柄 値下がり:23銘柄 ニューヨークダウ ▲2.5% 新日鐵住金 2/10 シェブロン 1.5% ▲0.7% 三菱UFJフィナンシャル・グループ 1/27 5050 日本の新発10年物国債利回り(%) ナスダック総合指数(ポイント) 3/26(木)まで 0.42 4880 0.34 4710 3/26(木)まで 0.27 ー: 5週(25日)移動平均 ・・:13週(65日)移動平均 0.19 14/12/26 15/1/15 2.37 1/29 2/13 2/27 4540 14/12/26 15/1/12 3/13 78 米10年物国債利回り(%) 3/26(木)まで 2.18 69 1.99 59 ー: 5週(25日)移動平均 ・・:13週(65日)移動平均 1/27 2/10 2/25 3/11 3/25 原油WTI先物(ドル/バレル) ー: 5週(25日)移動平均 ・・:13週(65日)移動平均 3/26(木)まで 1.80 1.61 14/12/26 15/1/9 123 50 ー: 5週(25日)移動平均 ・・:13週(65日)移動平均 1/23 2/6 2/20 3/6 3/20 40 14/12/26 15/1/12 1330 円/ドルワールドレート 1/27 2/10 2/25 3/11 3/25 NY金先物(ドル/トロイオンス) 3/26(木)まで 1280 120 1230 117 3/26(木)まで ー: 5週(25日)移動平均 ・・:13週(65日)移動平均 114 14/12/26 15/1/9 1/23 2/6 2/20 3/6 3/20 1180 ー: 5週(25日)移動平均 ・・:13週(65日)移動平均 1130 14/12/26 15/1/12 1/27 (出所)各種データより大和証券投資戦略部作成 2/10 2/25 3/11 3/25 (吉田 亮平) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や 予測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -16- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 投資データ 投資部門別株式売買状況 【売越・買越】 (二市場1部+2部等) (単位:億円) 金融機関 生・損保 平24年計 ▲6,978 平25年計 ▲10,751 平26年計 ▲5,038 平27年計 ▲1,769 26 年 4 月 ▲346 26 年 5 月 ▲297 26 年 6 月 ▲322 26 年 7 月 ▲320 26 年 8 月 ▲274 26 年 9 月 ▲731 26 年 10 月 ▲16 26 年 11 月 ▲693 26 年 12 月 ▲230 27 年 1 月 ▲323 27 年 2 月 ▲822 27 年 3 月 ▲625 2月 3週 ▲365 2月 4週 ▲395 3月 1週 ▲273 3月 2週 ▲176 3月 3週 ▲176 都・地・他 信託銀行 投 信 ▲1,811 ▲10,193 460 ▲7,517 ▲39,664 4,267 ▲1,205 27,848 ▲2,105 366 6,337 ▲1,451 ▲488 ▲944 512 ▲209 6,873 763 ▲299 2,745 ▲2,489 11 889 ▲1,067 99 1,900 83 ▲346 791 ▲3,045 140 7,598 2,101 ▲370 2,302 ▲2,089 ▲190 6,039 2,014 326 5,262 432 ▲141 2,809 ▲1,120 180 ▲1,735 ▲763 ▲283 434 ▲110 ▲116 599 ▲243 ▲20 ▲34 ▲234 233 ▲355 ▲316 ▲33 ▲1,346 ▲212 事法・他 外国人 現 物 7,942 28,264 ▲24,886 6,059 151,196 ▲117,282 9,897 8,527 ▲49,512 3,030 ▲421 ▲17,797 ▲257 4,244 ▲2,732 1,920 ▲825 ▲4,901 346 5,649 ▲9,748 1,922 4,976 ▲6,692 1,195 ▲3,925 ▲2,115 ▲1,004 5,952 ▲6,939 1,227 ▲3,774 ▲789 497 12,586 ▲20,448 3,357 1,976 ▲5,483 1,928 ▲8,932 879 766 2,015 ▲14,166 337 6,497 ▲4,510 ▲135 1,538 ▲5,699 ▲99 2,682 ▲3,962 319 2,100 ▲1,712 189 3,062 ▲2,089 ▲171 1,334 ▲709 個 人 信 用 5,774 29,774 13,189 2,298 32 ▲842 317 791 2,227 ▲384 2,168 611 3,524 2,643 ▲2,363 2,017 ▲993 ▲502 544 669 804 委託計 ▲19,112 ▲2,317 ▲87,508 11,001 ▲36,323 ▲1,619 ▲15,499 ▲10,695 ▲2,700 69 ▲5,743 2,088 ▲9,432 ▲4,359 ▲5,901 58 112 ▲873 ▲7,323 ▲6,110 1,380 8,703 ▲19,837 ▲9,250 ▲1,959 10,808 3,522 2,346 ▲16,529 ▲14,108 ▲2,493 1,067 ▲6,692 ▲6,052 ▲4,464 ▲2,323 ▲1,167 537 ▲1,421 1,090 95 ▲560 【売買金額シェア】(二市場1部+2部等) 平24年計 平25年計 平26年計 平27年計 26 年 4月 26 年 5月 26 年 6月 26 年 7月 26 年 8月 26 年 9月 26 年 10 月 26 年 11 月 26 年 12 月 27 年 1月 27 年 2月 27 年 3月 2月 3週 2月 4週 3月 1週 3月 2週 3月 3週 ( 3月 3週は 3/16 都・地・他 0.4 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.3 0.3 0.2 0.2 0.3 から 3/20 ) 0.4 0.3 0.3 0.3 0.2 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.4 0.3 0.3 0.2 0.3 2,543 ▲5,858 2,884 12,604 412 ▲1,964 4,002 287 1,155 6,029 ▲8,426 9,715 ▲9,316 ▲2,252 15,524 ▲668 6,615 2,960 ▲393 ▲1,027 752 (単位:%) 金融機関 生・損保 自 己 合 計 信託銀行 5.6 3.5 3.8 3.6 4.6 4.1 3.8 3.7 3.2 3.7 4.1 4.1 3.7 3.3 3.8 3.5 4.3 3.9 3.5 3.4 3.6 投 信 2.2 1.7 2.0 2.1 2.0 2.1 2.2 2.0 1.9 2.2 2.0 2.2 2.1 2.0 2.3 2.1 2.5 2.2 2.1 2.0 2.1 事法・他 1.4 1.4 1.3 1.4 0.9 1.2 1.3 1.5 1.2 1.3 1.0 1.8 1.6 1.1 1.6 1.4 1.7 1.5 1.5 1.5 1.3 外国人 65.8 58.1 63.8 66.9 66.6 66.5 60.5 59.2 61.8 61.7 67.5 64.8 62.4 68.1 66.4 66.2 63.9 64.2 66.0 67.1 65.5 現 物 8.9 12.5 9.3 9.5 7.4 7.7 10.1 10.8 10.5 10.7 7.9 9.7 10.9 8.8 9.8 9.9 11.0 10.6 9.8 9.7 10.2 個 人 信 用 合 計 13.0 19.5 17.4 14.6 16.3 16.2 19.6 20.7 19.3 18.1 15.3 15.3 17.1 14.8 14.1 14.9 14.5 15.5 15.1 14.5 15.2 2015/3/26 21.9 32.1 26.8 24.1 23.7 23.9 29.6 31.5 29.7 28.8 23.3 25.0 28.0 23.6 23.9 24.9 25.5 26.2 24.9 24.2 25.5 ※金融機関内訳の都・地・他は、都銀・地銀・その他金融機関。委託計の中にはこの他に証券会社からの委託注文が含まれる。 ※売買金額シェアは自己を除く委託売買金額に占める割合 ※東証発表ベース(資本金30億円以上の取引参加者51社合計) 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -17- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 投資データ テクニカル指標(1) 20500 (円) 3/23 19778 日経平均(週足) (13週・26週・52週移動平均) 3/26 19471 18500 12/30 16320 5/23 15942 16500 14500 12500 10500 14529 10/17 13885 4/11 5/8 9207 ※各移動平均は、直近値 横ばいとしてシミュレーション 8500 6500 8238 6/4 30 (%) 20 8/17 5.1 10 1/4 15.9 5/22 20.6 11/14 10.7 12/30 9.1 3/23 9.9 0 -10 -20 -12.2 6/4 -30 80 -7.5 6/13 1/18 71.1 70 60 -6.6 10/17 -8.4 2/4 13週移動平均乖離率 (%) 5/8 53.8 3/26 7.5 5/22 70.7 RSI(65日) 3/25 66.0 12/3 63.6 8/23 56.7 3/26 63.9 50 42.8 8/22 40 36.2 30 6/4 12/19 164.5 170 (%) 7/9 150 137.0 130 110 90 70 50 59.3 0 -1 騰落レシオ (25日) 5/10 152.2 44.7 10/17 40.7 4/14 6/24 164.1 ※値上り/値下がり銘柄数を 各々700としてシミュレーション 11/25 145.9 3/26 108.4 74.1 4/14 68.2 6/26 6/4 12 13 91.3 4/27 69.4 10/21 14 15 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -18- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 投資データ テクニカル指標(2)-信用残、裁定残 20500 (円) 3/23 19778 日経平均(週足) (13週・26週・52週移動平均) 18500 12/30 16320 5/23 15942 16500 3/26 19471 14500 12500 10500 14529 10/17 13885 4/11 5/8 9207 ※各移動平均は、直近値 横ばいとしてシミュレーション 8500 6500 8238 6/4 40000 (億円) 2市場信用買残 2市場信用売残 30000 1/31 35242 5/31 31719 1/16 32310 3/20 29727 27084 11/22 20000 10000 26475 7/25 26619 11/14 12052 11/22 3/20 7789 0 1/25 5.2 10 (%) 5/10 4.1 1/10 -2.5 0 -10 -20 -30 6/29 -13.8 3/20 -8.4 -14.9 10/17 -15.6 4/11 -15.6 6/7 -21.6 6/1 12/5 -7.0 7/4 -6.1 信用買残 評価損益比率 -40 50000 (億円) 40000 裁定買残(直近限月) 5/17 42672 12/30 40190 9/26 36320 3/20 31176 30000 24027 9/6 20000 10000 0 0 -1 24625 2/28 23135 1/16 10095 6/22 12 13 14 15 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -19- ダイワ投資情報ウィークリー 2015.3.30 号 投資データ バリュエーション指標-PER、PBR、利回り 3/23 1594 TOPIX(週足) 1650 (13週・26週・52週移動平均) (ポイント) 1450 3/26 1568 1/16 1308 5/23 1289 1250 1177 10/17 1121 4/11 1050 7/4 781 850 ※各移動平均は、直近値 横ばいとしてシミュレーション 650 692 6/4 24 (倍) 予想PER(株価収益率) (12ヵ月先予想利益ベース) 21 5/24 16.4 18 15 9/25 11.6 5/8 1211.5 9 2.0 (倍) 12/10 14.8 13.1 13.3 6/26 8/28 13.4 11/8 3/23 15.3 7/2 14.1 12.7 2/6 10.8 10/10 10.2 6/8 12.6 10/17 12.3 5/7 PBR(株価純資産倍率) 5/8 0.98 1.17 6/13 3/26 15.1 13.4 1/14 3/23 1.62 1/8 1.47 4/25 1.44 1.5 1.0 7/25 14.8 3/26 1.59 1.20 10/17 1.17 5/21 0.86 6/4 0.5 3.5 (%) 3.0 配当利回り 6/4 2.68 2.5 2.0 1.5 1.0 0 -1 5/21 2.01 6/13 1.91 1.57 5/22 12 10/17 1.96 1.51 1/8 13 1.49 3/23 14 3/26 1.51 15 本資料は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関する決定はご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、当社が信頼 できると判断した情報源からの情報に基づいて作成されていますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。また、本資料に記載された意見や予 測等は、資料作成時点の当社の判断で、今後、予告なしに変更されることがあります。なお、本資料のご利用に際しては、最終ページの記載もご覧ください。 -20- お取引にあたっての手数料等およびリスクについて 手数料等およびリスクについて z 株式等の売買等にあたっては、「ダイワ・コンサルティング」コースの店舗(支店担当者)経由で国 内委託取引を行う場合、約定代金に対して最大 1.24200%(但し、最低 2,700 円)の委託手数料(税 込)が必要となります。また、外国株式等の外国取引にあたっては、現地諸費用等を別途いただくこ とがあります。 z 株式等の売買等にあたっては、価格等の変動による損失が生じるおそれがあります。また、外国株式 等の売買等にあたっては価格変動のほかに為替相場の変動等による損失が生じるおそれがあります。 z 信用取引を行うにあたっては、売買代金の 30%以上で、かつ 30 万円以上の委託保証金が事前に必要 です。信用取引は、少額の委託保証金で多額の取引を行うことができることから、損失の額が差し入 れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。 z 債券を募集・売出し等により、又は当社との相対取引により売買する場合は、その対価(購入対価・ 売却対価)のみを受払いいただきます。円貨建て債券は、金利水準の変動等により価格が上下し、損 失を生じるおそれがあります。外貨建て債券は、金利水準の変動に加え、為替相場の変動等により損 失が生じるおそれがあります。また、債券の発行者または元利金の支払いを保証する者の財務状況等 の変化、およびそれらに関する外部評価の変化等により、損失を生じるおそれがあります。 z 投資信託をお取引していただく際に、銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸経費、 等をご負担いただきます。また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります。 ご投資にあたっての留意点 z 取引コースや商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、上場有価証券等書面、契約締結前交 付書面、目論見書、等をよくお読みください。 z 外国株式、外国債券の銘柄には、我が国の金融商品取引法に基づく企業内容の開示が行われていない ものもあります。 商号等 :大和証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第108号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、 一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 【保有株式等について】 大和証券は、このレポートに記載された会社が発行する株券等を保有し、売買し、または今後売買することがあります。大和証券グループが、 株式等を合計 5%超保有しているとして大量保有報告を行っている会社は以下の通りです。(平成 27 年 3 月 13 日現在) 第一カッター興業(1716) 北弘電社(1734) 大豊建設(1822) テノックス(1905) アコーディア・ゴルフ(2131) フルスピード(2159) エイジ ア(2352) アルコニックス(3036) ソリトンシステムズ(3040) サンセイランディック(3277) 星野リゾート・リート投資法人(3287) 日本ヘ ルスケア投資(3308) クリヤマホールディングス(3355) ケー・エフ・シー(3420) サンコーテクノ(3435) トーセイ・リート投資法人(3451) テックファーム(3625) エムアップ(3661) モブキャスト(3664) アバント(3836) 関東電化工業(4047) 第一稀元素化学工業(4082) ラク オリア創薬(4579) 中国塗料(4617) MORESCO(5018) 相模ゴム工業(5194) 有沢製作所(5208) ノザワ(5237) 中山製鋼所(5408) 東京鐵鋼 (5445) 新報国製鉄(5542) 日本精鉱(5729) テクノプロ・ホールディングス(6028) ライドオン・エクスプレス(6082) 日進工具(6157) レ オン自動機(6272) 日精エー・エス・ビー機械(6284) 日精樹脂工業(6293) オカダアイヨン(6294) 加藤製作所(6390) 兼松エンジニアリン グ(6402) JUKI(6440) 三相電機(6518) ダブル・スコープ(6619) SEMITEC(6626) 寺崎電気産業(6637) 戸上電機製作所(6643) 京写 (6837) 山一電機(6941) 芝浦電子(6957) アストマックス(7162) ノジマ(7419) 大興電子通信(8023) マネースクウェア HD(8728) マネ ーパートナーズ(8732) シノケングループ(8909) 大和証券オフィス投資法人(8976) 日本賃貸住宅(8986) ファーストエスコ(9514) セレ スポ(9625) 帝国ホテル(9708) 丸紅建材リース(9763) パーカーコーポレーション(9845) バイテック(9957)(銘柄コード順) 【主幹事を担当した会社について】 大和証券は、平成 26 年 3 月以降下記の銘柄に関する募集・売出し(普通社債を除く)にあたり主幹事会社を担当しています。 日本M&Aセンター(2127) リンクアンドモチベーション(2170) 東京エレクトロンデバイス(2760) 北の達人コーポレーション(2930) ア ークランドサービス(3085) ブロンコビリー(3091) 鳥貴族(3193) ホットランド(3196) 大和ハウスリート投資法人(3263) アクティビ ア・プロパティーズ投資法人(3279) イオンリート投資法人(3292) ヒューリックリート投資法人(3295) 日本ヘルスケア投資法人(3308) ト リドール(3397) トーセイ・リート投資法人(3451) ケネディクス商業リート投資法人(3453) コロプラ(3668) リアルワールド(3691) オプ ティム(3694) GMOリサーチ(3695) 大王製紙(3880) クラウドワークス(3900) カヤック(3904) データセクション(3905) 竹本容器 (4248) クイック(4318) ダイト(4577) リボミック(4591) 日本エンタープライズ(4829) OATアグリオ(4979) クニミネ工業(5388) GMO TECH(6026) アドベンチャー(6030) インターワークス(6032) エクストリーム(6033) MRT(6034) ファーストロジック (6037) レアジョブ(6096) 日本ビューホテル(6097) パンチ工業(6165) イマジカ・ロボット ホールディングス(6879) FPG(7148) 盟 和産業(7284) プラッツ (7813) 菊水化学工業(7953) 三井不動産(8801) 日本ビルファンド投資法人(8951) オリックス不動産投資法人 (8954) ユナイテッド・アーバン投資法人(8960) 平和不動産リート投資法人(8966) 大和証券オフィス投資法人(8976) ジャパン・ホテル・ リート投資法人(8985) U-NEXT(9418) エムティーアイ(9438) アルファポリス(9467) 広島ガス(9535) アイ・エス・ビー(9702) 学 究社(9769) 蔵王産業(9986)(銘柄コード順) NOTICE REGARDING U.S. PERSONS: This report is not intended for distribution to or use by any person in the United States. Securities issued by NEC Corporation have been suspended from registration in the U.S. and are subject to an order of the U.S. Securities and Exchange Commission dated June 17, 2008, pursuant to Section 12(j) of the Securities Exchange Act of 1934. This document is not a recommendation or inducement of any purchase or sale of such securities by any person or entity located in the U.S. Daiwa Securities Co. Ltd. disclaims any responsibility to any such person with respect to the content of this document. Any U.S. person receiving a copy of this report should disregard it. 米国のお客様への告知事項:本レポートは、米国のお客様への配布や米国のお客様による利用を目的としたものではありません。日本電気株 式会社が発行する証券は、米国証券取引委員会(SEC)の 2008 年 6 月 17 日付命令により、米国 1934 年証券取引所法第 12(j)条に基づき、米国 内での登録が停止されております。米国内のいかなる個人又は法人が利用した場合においても、本レポートは、米国のお客様に対して日本電 気株式会社が発行する証券の買付又は売却を推奨、勧誘するものではありません。大和証券(株)は、米国のお客様に対して本レポートの内容 についての一切の責任を負いません。本レポートを入手された米国のお客様におきましては、本レポートをご参考になさらないよう、お願い 致します。 ダイワ投資情報ウィークリー 2015年3月30日号 WEEKLY
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