~ 東京都消費者被害救済委員会に付託 ~ イベントチケット買取りを伴う;pdf

平 成 2 7 年 3 月 25 日
生 活 文 化 局
~ 東京都消費者被害救済委員会に付託 ~
イベントチケット買取りを伴うモデル関連サービス契約に係る紛争
本日、東京都消費生活条例に基づき、東京都知事は、東京都消費者被害救済委員会(会長
村千鶴子 弁護士・東京経済大学現代法学部教授)に、「イベントチケット買取りを伴うモデル
関連サービス契約に係る紛争」の処理を新たに付託しましたので、お知らせします。
付託案件の概要
○ 申立人
○ 契約金額
○ 紛争概要
20 歳代女性
36 万円(既払金 12 万円)
申立人の主張による紛争の内容は、以下のとおりである。
・ 申立人は、知人に紹介されたモデル事務所と所属契約を締結したが、プロデューサーか
ら「無料でポージングを教えてくれるから、行ってきて。
」と相手方事業者を紹介された。
・ 平成 26 年8月、相手方の事務所へ出向いたところ、
「今日は面接」と突然言われた。面
接があるとは聞いていなかったので驚いたが、そのまま面接を受けた。
・ 面接では、1年間で一人前のモデルになるために、無料でレッスンが受けられることや
毎月ファッションショーに出演できることなどの説明があった。ただし、事前に出演する
ファッションショーのチケット 1 年分(1枚 3,000 円を毎回 10 枚×12 回)を買取る契約が
必要であり、買い取ったチケットを全部売れば元は取れ、ファッションショーの規模によ
っては定価との差額が自分の収入になるとのことであった。
・ 後日、面接に合格したとの通知があり、合格の理由を聞くため、相手方の事務所へ出向
いたところ、チケット買取りについて契約の意思を確認され、すぐさま契約書を渡された。
・ その際、契約書の内容について説明はなく、慌ただしい雰囲気の中、
「書き終わったら合
図して。
」と担当者は席を外してしまうなど、疑問があっても、とても聞けるような状況で
はなかった。申立人は、ここまで来てやっぱりやめるとも言えず、契約書にサインをして
しまった。
・ 支払総額の 36 万円は分割払としたが、担当者から「あなたの本気度を試すため」と言わ
れ、12 万円(4か月分)を頭金として支払った。
・ しかし、家庭の事情等によりファッションショーには毎回出られないことから、申立人
は解約の意思をレッスンが始まる前に伝えたが、相手方は、契約条項にある途中解約の場
合の解除手数料(違約金)として、事前買取りイベントチケット代金総額の残金等の支払
を求めてきたため、紛争となった。
【問合せ先】東京都消費生活総合センター 活動推進課
電話:03-3235-4155
主な問題点と付託理由
1 主な問題点
○ 「無料でポージングを教えてくれるから、行ってきて。
」と紹介されたにもかかわ
らず、イベントチケット買取りの費用負担を伴う契約を締結していることから、誘引
に当たり問題はなかったか。
○ 勧誘の際、高額な負担を伴うイベントチケットの買取りについて、
「全部売れば元
は取れる。
」
、
「ファッションショーの規模によっては定価との差額が自分の収入にな
る。
」などの費用負担の誤認につながる説明があり、問題はなかったか。
また、契約時に重要事項などの契約条項について、適切な説明がなされていたか。
○ 契約書面には、途中解約した場合の解約手数料(違約金)として、事前買取りイベ
ントチケット代金総額の残金等の支払を求める条項が設けられていることから、事実
上、消費者の解約の妨げになってはいないか。
2 主な付託理由
タレント・モデル事務所への登録等に関する相談は、若年層を中心に、多くの相談が
都内消費生活センターに寄せられている。本件と同様の契約内容による相談事例も増加
しており、今後も同様の相談が寄せられるおそれがあることから付託した。
≪参考≫ タレント・モデル事務所への登録等に関する相談件数の推移
(都内消費生活センター合計)
*平成 26 年度の数値は平成 27 年3月 10 日現在の登録件数
208
206
191
174
129
★困ったときにはまず相談を!!
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