危険ドラッグの販売等に係る制約の条項例 〔居住用賃貸借契約〕 居 住 用 賃 貸 借 契 約 に お い て は 、居 住 の 目 的 以 外 に 利 用 し た 場 合 、 「本契約を継 続することが困難であると認められるに至ったとき」には解除できるとしてい ま す (住 宅 賃 貸 借 契 約 書 式 第 11 条 2 項 )。 し た が っ て 、危 険 ド ラ ッ グ の 販 売 の 用 に 供 す る こ と は 、現 行 の 書 式 で も 解 除 事 由に該当し、かつ違法な用途に物件を使用したことそのものが「本契約を継続 す る こ と が 困 難 で あ る と 認 め ら れ る に 至 っ た と き 」に 該 当 す る も の と 評 価 さ れ 、 上記規定に基づき解除ができるものと考えられます。 た だ し 、解 釈 に よ る の で は な く 、反 社 会 的 勢 力 排 除 と 同 様 に 、条 文 上 明 示 的 に 無 催 告 解 除 と す る と き に は 、以 下 の よ う に 特 約 を 定 め る か 、第 11 条 の 規 定 を 以 下のように修正して使用することが考えられます。 特 約 対 応 の場 合 (住 宅 賃 貸 借 契 約 の揚 合 ) 〔 特 約 欄 に 以 下 の 条 項 を 記 載 す る 。〕 〇 . 第 11 条 第 2 項 第 一 号 の 規 定 に か か わ ら ず 、 乙 が 本 物 件 を 第 1 条 の 居 住 目 的 に 反 し 、危 険 ド ラ ツ グ (愛 媛 県 薬 物 の 溢 用 の 防 止 に 関 す る 条 例 第 2 条 第 7 号 の 薬 物 )の 販 売 の 用 に 供 し た と き は 、 甲 は 、 何 ら の 催 告 を 要 せ ず し て 、 本 契約を解除することができるものとする。 契 約 条 項 を修 正 する場 合 (下 線 部 が修 正 箇 所 ) (契 約 の 解 除 ) 第 11 条 2 甲 は 、 (以 下 略 ) 一 本 物 件 を 第 1 条 の 規 定 に 反 し 居 住 の 用 以 外 に 利 用 し た と き 。た だ し 第 4 項第二号の場合を除く。 二 ~ 四 (略 ) 4 甲 は 、乙 が 次 の い ず れ か に 該 当 し た 場 合 は 、何 ら の 催 告 を 要 せ ず し て 、本 契約を解除することができる。 一 第8条第3項第七号から第九号に掲げる行為を行なったとき。 二 本 物 件 を 第 1 条 に 定 め る 居 住 目 的 に 反 し 、危 険 ド ラ ッ グ (愛 媛 県 薬 物 の 濫 用 の 防 止 に 関 す る 条 例 第 2 条 第 7 号 の 薬 物 )の 販 売 の 用 に 供 し た と き 。 〔事業用賃貸借契約〕 事業用賃貸借契約においては、頭書記載の特定の営業目的以外に利用した場 合、 「 本 契 約 を 継 続 す る こ と が 困 難 で あ る と 認 め ら れ る に 至 っ た と き 」に は 解 除 で き る と し て い ま す (店 舗 用 書 式 場 合 、 第 12 条 第 2 項 、 事 務 所 用 書 式 の 場 合 第 11 条 第 2 項 )。 し た が っ て 、危 険 ド ラ ッ グ の 販 売 の 用 に 供 す る こ と は 、現 行 の 書 式 で も 解 除 事 由に該当し、かつ違法な用途に物件を使用したことそのものが「本契約を継続 す る こ と が 困 難 で あ る と 認 め ら れ る に 至 っ た と き 」に 該 当 す る も の と 評 価 さ れ 、 上記規定に基づき解除ができるものと考えられます。 た だ し 、解 釈 に よ る の で は な く 、反 社 会 的 勢 力 排 除 と 同 様 に 、条 文 上 明 示 的 に 無 催 告 解 除 と す る と き に は 、以 下 の よ う に 特 約 を 定 め る か 、第 12 条 の 規 定 を 以 下のように修正して使用することが考えられます。 特 約 対 応 の揚 合 (店 舗 用 の場 合 ) 〔 特 約 欄 に 以 下 の 条 項 を 記 載 す る 。〕 〇 .第 12 条 第 2 項 第 一 号 の 規 定 に か か わ ら ず 、乙 が 本 物 件 を 頭 書 (2)記 載 の 営 業 目 的 に 反 し 、 危 険 ド ラ ッ グ (愛 媛 県 薬 物 の 濫 用 の 防 止 に 関 す る 条 例 第 2 条 第 7 号 の 薬 物 )の 販 売 の 用 に 供 し た と き は 、甲 は 、何 ら の 催 告 を 要 せ ず し て 、 本契約を解除することができるものとする。 契 約 条 項 を修 正 する場 合 (店 舗 用 の場 合 ) (契 約 の 解 除 ) 第 12 条 2 甲 は 、 (以 下 略 ) 一 本 物 件 を 頭 書 (2)記 載 の 事 業 以 外 の 用 に 供 し た と き 。た だ し 4 項 第 二 号 の 場合を除く。 二 ~ 九 (略 ) 4 甲 は 、乙 が 次 の い ず れ か に 該 当 し た 場 合 は 、何 ら の 催 告 を 要 せ ず し て 、本 契約を解除することができる。 一 第8条第7項第五号から第七号に掲げる行為を行なったとき。 二 本 物 件 を 第 1 条 の 規 定 に 定 め る 賃 借 目 的 に 反 し 危 険 ド ラ ッ グ (愛 媛 県 薬 物 の 濫 用 の 防 止 に 関 す る 条 例 第 2 条 第 7 号 の 薬 物 )の 販 売 の 用 に 供 し た とき。
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