7 男女間の暴力を防止するために必要な対策・体制;pdf

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男女間の暴力を防止するために必要な対策・体制
(1)男女間の暴力を防止するために必要なこと
男女間における暴力を防止するために必要だと考えることを聞いたところ、
「被害者が早期に相談で
きるよう、身近な相談窓口を増やす」が 69.4%と最も多く、
「家庭で保護者が子どもに対し、暴力を防
止するための教育を行う」が 64.6%、
「加害者への罰則を強化する」が 60.4%,
「学校・大学で生徒・
学生に対し、暴力を防止するための教育を行う」が 57.6%などとなっている。(図 7-1-1)
問 35 男女間における暴力を防止するためには、どのようなことが必要だと考えますか。
あてはまる番号すべてに○をつけてください。(○はいくつでも)
図 7-1-1 男女間における暴力を防止するために必要なこと(複数回答)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
(%)
69.4
被 害者 が早 期に 相談 でき るよ う、
身 近 な 相 談 窓 口 を 増 や す
71.7
66.9
64.6
62.8
家 庭 で 保 護 者 が 子 ど も に 対 し 、
暴 力を 防止 する ため の教 育を 行う
66.6
60.4
60.9
加 害 者 へ の 罰 則 を 強 化 す る
60.0
57.6
57.0
学 校・ 大学 で生 徒・ 学生 に対 し、
暴 力を 防止 する ため の教 育を 行う
58.2
49.1
52.0
46.1
暴 力 を 振 る っ た こ と の あ る 者 に
対 し、 二度 と繰 り返 さな いた めの
教 育 を 行 う 研 修 や 啓 発 を 行 う
43.7
43.5
44.0
メ デ ィ ア を 活 用 し て 、
広 報 ・ 啓 発 活 動 を 積 極 的 に 行 う
40.5
46.1
暴力を助長 するおそれのあ る情報(雑 誌、
コ ン ピ ュ ー タ ソ フ ト な ど) を取 り締 まる
34.6
37.8
被 害 者 を 発 見 し や す い 立場 にあ る警 察や
医療関係者 などに対し、研 修や啓発を 行う
37.3
38.3
22.5
地 域 で 、 暴 力 を 防 止 す る た め の
研 修 会 、 イ ベ ン ト な ど を 行 う
21.4
23.7
4.5
そ
特
の
に
他
な
い
4.0
5.1
2.5
1.4
総数(n=3,544人,M.T.=456.8%)
女性(n=1,811人,M.T.=462.6%)
男性(n=1,733人,M.T.=450.7%)
3.6
無
回
答
4.2
4.6
3.7
69
Ⅱ-7 男女間の暴力を防止するために必要な対策・体制
Ⅱ-7 男女間の暴力を防止するために必要なこと
69
(2)被害者が相談しやすくするために必要なこと
被害者が相談しやすくするために必要だと考えることを聞いたところ、「被害者が相談する場所等に
ついて、安全やプライバシーが確保されるように配慮する」が 73.4%と最も多く、「被害者にとって身
近な相談窓口を増やす」が 64.8%、
「相談窓口や支援の内容について、もっと積極的に広報を行う」が
59.3%、「被害者や子どもを保護してくれる施設を増やす」が 56.5%などとなっている。
(図 7-2-1)
問 36 被害者が相談しやすくするためには、どのようなことが必要だと考えますか。
あてはまる番号すべてに○をつけてください。(○はいくつでも)
図 7-2-1 被害者が相談しやすくするために必要なこと(複数回答)
0
10
20
30
40
50
60
70
59.3
57.6
61.1
相 談窓 口や 支援 の内 容に つい て、
も っ と 積 極 的 に 広 報 を 行 う
56.5
59.1
53.8
被 害者や子ど もを保護 してくれる 施設を増 やす
50.8
50.9
50.7
夜間 や休 日の 緊急 対応 を充 実さ せる
法 律 や 医 療 の 専 門 相 談 を 受 け ら れ る よ う に する
46.8
48.8
44.7
相 談窓 口や 自治 体な どが 連携 し、
支 援を 受け るた めの 様々 な手 続を
一 括 で 行 え る よ う に す る
46.4
46.9
45.9
25.1
25.3
24.9
バリ アフ リー や手 話、 外国 語に よる
相 談 な ど、 様々 な相 談環 境を 整備 する
特
無
に
な
回
他
2.8
2.2
3.4
い
2.7
1.7
3.8
答
100 (%)
64.8
62.5
67.2
被 害 者 に と っ て 身 近 な 相談 窓口 を 増 やす
の
90
73.4
76.1
70.6
被 害者が 相談す る場所 等につ いて、 安 全や
プ ライバ シーが 確保さ れるよ うに配 慮 する
そ
80
総数(n=3,544人,M.T.=433.4%)
女性(n=1,811人,M.T.=436.6%)
男性(n=1,733人,M.T.=430.2%)
4.7
5.4
4.0
70
Ⅱ-7 男女間の暴力を防止するために必要な対策・体制
Ⅱ-7 男女間の暴力を防止するために必要なこと
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