中野区新庁舎整備基本構想及び基本計画策定支援業務委託 仕様書別紙 1 基本構想 次に掲げる項目を内容とする報告書の作成 (1) 新庁舎整備の必要性 ア 現庁舎の現状と課題を整理すること。 イ アに基づき、新庁舎整備が必要な理由について整理すること。 (2) 新庁舎整備の検討経緯 これまでの新庁舎整備の経緯について整理すること。 (3) 新庁舎整備の基本的な考え方 「新しい区役所整備基本方針(平成26年1月策定)」を踏まえ、新庁舎整備の基本 的な考え方(あり方、コンセプト等)及び備えるべき機能について整理すること。 (4) 新庁舎整備における基本的条件の整理 ア 整備予定地の立地特性 (ア) 景観、敷地面積、形状、高低差、敷地の法的条件等 (イ) 周辺地域への環境面での影響 周辺地域への日影規制、電波障害、電波伝搬障害など、環境面での影響につ いて予測される範囲内で検討すること。 イ 整備予定地の決定理由と選定経過の整理 (5) 新庁舎の規模 (3)、(4)及び次に掲げる項目を整理し、新庁舎の規模を算定すること。またこれに 基づき建物や駐車場等の配置、建築面積を想定した新庁舎のイメージ図(配置図、平 面図、立面図等)を作成すること。 ア 区の将来人口、想定職員数、想定議員数 基本指標については、別途指示する。 イ 駐車場と自転車駐輪場の必要面積 (6) 新庁舎の整備手法 ア 区が起債と一般財源によって建設する従来方式、民間活力を導入したPFI方式等、 各種整備手法の概要を整理したうえで、比較・検討を行うこと。 イ 適切な整備手法及びその実現性について提案すること。 (7) 整備費、財源等の検討 ア 整備費の検討 新庁舎整備費用の概算を積算すること。 イ 財源等について検討すること。 ウ 活用可能な補助金について検討すること。 エ 本区の財政状況を踏まえた将来的な財政負担について検討すること。 pg. 1 (8) 事業スケジュールの検討 ア 今後の全体スケジュールを検討すること。 イ 今後の必要業務の詳細について検討すること。 (9) その他 基本構想に必要な事項 2 執務環境等調査 次に掲げる項目を内容とする報告書を作成 (1) 現庁舎執務環境等基礎調査 ア 文書量調査 現状文書量(執務室内及び書庫・倉庫内)の調査、集計 (イ) 執務室内収納及び書庫・倉庫の面積算定 イ (ア) 特有スペース調査 各所属が必要とする特有のスペースを調査し、その妥当性及び適切な個数、面積 等の算定を行うこと。 ウ ミーティング頻度等調査 各所属のミーティングの頻度や会議室、打合せスペースの利用頻度調査を行 い、会議室・応接室・打合せスペースの適正な面積や個数の算定を行うこと。 エ 窓口等来庁者利用度調査 各所属窓口等の来庁者利用度調査を行い、適正な窓口数やスペース面積の算 定を行うこと。 オ 相談頻度調査 各所属の来庁者との相談頻度の調査を行い、適正な相談用のスペース(ブースや 部屋)の面積や個数の算定を行うこと。 カ 部門間近接度調査 各所属間のコミュニケーション度調査を行い、最適なゾーニング計画のあり方を 検討すること。 キ 職員満足度調査 職員へのアンケート調査等により、執務環境の問題点や、新庁舎への要望などを 抽出して整理すること。 ク 課題抽出、分析 (ア) アからクまでの調査等で収集したデータの集計、分析を行い、現庁舎での執 務環境の問題点を整理すること。 (2) (イ) 収納等、文書管理の問題点を整理すること。 (ウ) 情報管理やセキュリティの問題点を整理すること。 新庁舎オフィス基本計画 ア 分析検証・対策立案 (ア) 区民の利便性を考慮した窓口、効率的で快適な執務空間等、新庁舎での望ま pg. 2 しい執務環境のあり方について検討すること。 (イ) 什器・備品・文書量等の削減や文書管理改善に関する事例紹介及び具体的な 改善案、会議室の効率的な配置など、新庁舎のコンパクト化に向け改善策を検 討し提案すること。 (ウ) 最適なスペース・ゾーニングの計画を検討すること。 (エ) 最適なコミュニケーション・アメニティ・セキュリティの計画を検討するこ と。 イ 設計与条件の設定 (ア) スペーススタンダードの策定 (イ) オフィス空間のイメージ図策定 (ウ) 各機能(窓口・執務室・書庫等)の必要面積の算定 (エ) その他、新庁舎建築設計業務に向け必要な与条件整理を行うこと。 ウ 概算予算の算出 什器・備品購入、移転のための概算予算の積算 3 基本計画 次に掲げる項目を内容とする報告書の作成 (1) 新庁舎の機能 基本構想等を踏まえ、より具体的な新庁舎の導入機能を検討すること。 (2) 計画与条件の整理 ア 敷地の条件把握 法的規制、周辺近隣状況及び主要アクセス等を整理すること。 イ 地区計画の検討 有効空地率、緑地率等を算定すること。 ウ 所要室の機能と面積 エ 駐車場、駐輪場等の検討 (3) 建築計画 下記の項目について、基本計画3案を提案する。 ア 配置計画 建物のボリュームと配置計画及び主要アクセスと敷地内アクセス等 イ 機能図 用途上必要な諸機能の把握と各々の繋がり、機能図に基づく概略平面図及び断面 の検討を行うこと。 ウ 平面計画 各所要室の機能と大きさ及び各々の位置関係、平面動線の検討を行うこと。 エ 断面計画 階数の確認及び各所要室の機能と縦の位置関係・繋がり等の検討を行うこと。 pg. 3 オ 立面計画 イメージパース作成共 カ 外構計画 敷地内高低差及び周辺敷地との関係等を検討すること。 (4) 周辺近隣に対する日影図(複合日影共) 周辺近隣状況および近隣に対する影響と評価 (5) 計画概要の作成 ア 建築(意匠)の計画概要 イ 建築(構造)の計画概要 ウ 設備(電気・機械・昇降機)の計画概要 (6) 工事費の概算を積算すること ア 新築費用、既存体育館解体費用 イ 設計委託費用の概算を積算すること 基本設計業務(敷地測量、ボーリング調査等含)、企画提案書業務(風環境調査 含)、実施設計業務、工事監理業務 ウ 維持修繕費用を見積もること ランニングコスト、ライフサイクルコスト、ライフサイクルCO2等 エ 工程計画の概要を整理すること。 基本計画から竣工、運営開始まで。 (7) その他 基本計画に必要な事項 4 検討会及び区民意見交換会等への支援 (1) 学識経験者への意見聴取及び庁内検討会開催時の支援(資料作成、説明等)をす ること。 (2) 区民意見交換会の開催時(基本構想及び基本計画の策定ごとに実施予定)におけ る支援(資料作成等) pg. 4
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