松江市立病院がんセンター建設工事基本設計概要(PDF)

松江市立病院がんセンター建設工事基本設計(概要)
平成 27 年 2 月
松江市立病院
目次
Ⅰ.外観パース・・・・・・・・・・・01
Ⅱ.整備計画概要・・・・・・・・・・02
Ⅲ.基本方針・・・・・・・・・・・・03
Ⅳ.配置計画、動線計画・・・・・・・04
Ⅴ.平面図・・・・・・・・・・・・・05
Ⅵ.立面計画・・・・・・・・・・・・07
Ⅶ.断面計画・・・・・・・・・・・・08
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
目
次
Ⅰ.外観パース
(鳥瞰)
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
(南面より)
Ⅰ.外観パース
01
③
Ⅱ.整備計画概要
1
がん治療の副作用に対して、リンパ浮腫外来、スキンケア外来、口腔ケア
外来や緩和ケア外来など、がんの専門外来を設置します。
設置の目的
④
食事・栄養に関する相談や、精神的サポート、就業や経済的な問題にも対
応します。
がん患者とその家族が地元で安心・納得できるがん治療を受けられる体制を整
え、「住みやすさ日本一」のまちづくりに貢献する。
●
(3)地域で支えるがん医療の拠点となる。
高齢のがん患者では、自律機能の低下や他疾患の併存が多くみられること
①
在宅緩和ケアの相談にも応じる「緩和ケアセンター」を設置します。
②
地域完結型のがん医療を提供するために、かかりつけ医や地域の医療・福
から、総合病院としての利点を生かした全人的ながん医療を提供します。
●
働く世代のがん患者が地元で治療を受けることにより、社会とのつながり
を失わず、これまでの生活の質を維持できます。
2
祉施設との連携を積極的に進めます。
3 ヘリポート設置
整備方針
がんセンターの建設にあわせ、施設の屋上にヘリポートを設置します。
ヘリコプターによる医療活動には、災害時の被災者搬送と緊急患者搬送がありま
(1)松江医療圏で唯一の緩和ケア病棟や放射線治療の専門スタッフを有する総
す。
合病院としての機能を生かす。
松江圏域の災害拠点病院であり、高度医療を担う市立病院にヘリポートを設置
することで更なる救命率の向上が期待できます。
主治医だけでなく、緩和医療専門医、放射線治療専門医をはじめとした各診
療科の医師や、がん看護専門看護師、がん薬物療法認定薬剤師、管理栄養士、
4
スケジュール
理学療法士、医療相談員など多職種のチームでがん患者をトータルにサポート
します。
H26(2014)年度
実施設計
(6 か月)
H28(2016)年度
オープン
精度が高く患者さんに負担の少ない「放射線治療装置」を導入します。
基本設計
(8 か月)
発注
①
発注
(2)生活の質を重視し、外来でのがん治療を主体とする。
H27(2015)年度
建設工事(15 か月)
② 「外来化学療法室」には個室を含め、十分なスペースを確保し、安全で快
準備
適に治療が受けられる環境を整備します。
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
Ⅱ.整備計画概要
02
Ⅲ.基本方針
■基本理念
[環境保全と経済性が調和したがんセンター]
・周辺の景観及び既存の病院建物との調和のとれた外観とします。
・建築的に環境負荷の低減を図り、省ランニングコスト機器等の採用により省
松江市立病院がんセンターでは、本院の持つ健診から治療、緩和までの総合的
エネルギーへの配慮をします。
な診療体制を基盤とし、特に外来化学療法や放射線治療などの充実強化を図りな
がら、先駆的ながん医療に取り組む。
[施設整備コンセプト]
[患者さんに利用しやすく、職員にも快適ながんセンター]
○松江医療圏のがん診療を充実向上させる
・センターを訪れるすべての人にやさしい、安全で利用しやすいユニバーサル
○市民に地元で安心・納得のできるがん医療を提供する
デザインを徹底します。
○がん患者とその家族の生活の質(QOL)を重視し、社会復帰を手助けする
・だれでも利用できるカフェや、院内外の研修会・講演会また一般開放も考慮
した講堂を計画します。
■設計の基本方針
■ 計画概要
設計にあたっては、松江市の地域性を十分考慮し、機能性・安全性・環境性・
経済性・快適性に優れた、市民から親しみと信頼の得られるがんセンターとなる
[敷地条件と法的規制]
よう計画します。
建物名称
松江市立病院がんセンター
施工場所
松江市乃白町 32 番 1、32 番 2、浜乃木 7 丁目 9 番
[機能性に優れ、安全で災害に対応できるがんセンター]
45、9 番 46
・明快なゾーニングと部門配置、緊急動線を確保した機能的な施設計画により、
敷地面積
37,342.8 ㎡(2,117.6 ㎡+35,225.2 ㎡)
先駆的ながん医療と災害時の救急医療を支えます。
用途地域
第 1 種中高層住居専用区域、市街化調整区域
・関連部門を集約配置することにより、わかりやすく明快な患者動線と、チーム
容積率/建蔽率
380.15%
医療の効率的な実践に対応します。
日影規制
有り
・屋上ヘリポートを設置した災害拠点病院として、災害に強い構造計画と設備計
前面道路
市道市立病院 1 号線:幅員 12.0m市道学校田和山
画とします。
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
/
70.56%
線:幅員 12.0m
Ⅲ.基本方針
03
Ⅳ.配置計画、動線計画
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
Ⅳ.配置計画、動線計画
04
Ⅴ.平面図
[1階平面図 ]
エレベータ
放射線治療
相談支援
カフェ
セカンド
オピニオン
玄関
[2階平面図 ]
緩和ケアセンター
がんサロン
エレベータ
フィットネス
外来化学療法
渡り廊下
←
本
院
口腔ケア
吹き抜け
緩和ケア外来
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
スキンケア
リンパ浮腫
Ⅴ.平面図
05
[3階平面図 ]
治験管理
エレベータ
管理部門
検体調整保存
[ 屋上平面図 ]
エレベータ
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
ブリッジ
ヘリポート
Ⅴ.平面図
06
Ⅵ.立面計画
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
Ⅵ.立面計画
07
Ⅶ.断面計画
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
Ⅶ.断面計画
08
松江市立病院がんセンター建設工事基本設計
Ⅶ.断面計画
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