報告 水1 全 員 協 議 会 資 平成27年(2015)3月24日 上下水道局 水道営業課・水道施設課 平成 27 年度からの水道施設整備に関する国庫補助制度について 水道を取り巻く様々な事業環境の変化から、水道事業の広域化や施設の耐震化 に向け、厚生労働省では平成 27 年度から新たな交付金が創設されることとなり ました。 全国的に小規模で財政基盤が弱い事業体が多いため統合を促す方向にあり、 都道府県が広域化方針や耐震化率目標などを盛り込んだ整備計画を策定し、こ れまで市町村等の事業体に交付していた補助金を、都道府県を通じた交付金と して配分する方式に転換することになります。(H27 国予算=265 億円(H26 補正込)) 1.水道事業の課題 ・人口減少・使用水量の減少による給水収益の減少 ・施設(水道管、配水池等)の耐震化、老朽化など更新需要の増大 ・人員の減少、退職に伴い困難になる技術継承、サービスレベルへの影響 など 2.創設される交付金制度(現在の補助金制度を再編し新設) (1)「生活基盤施設耐震化等交付金」制度のメニュー ・水道事業運営基盤強化推進事業(水道事業の広域化に資する施設整備) ・水道施設等耐震化事業(耐震化に要する施設整備)※実施条件は従来どおり ・都道府県指導監督事務費 など (2)「水道事業運営基盤強化推進事業(広域化事業[仮称])」の実施条件 ・都道府県水道ビジョンに基づく圏域における広域化 ・市町村域を超えて3事業者以上の広域化 ・給水人口 5 万人以上 ・資本単価が 90 円/㎥以上の水道事業体を広域化に含む ・平成 36 年度までに着工した事業(交付期限は平成 41 年度まで) ・補助率 1/3 (3)経過措置 ・平成 27 年度に限り国から市町村に直接交付可能(島根県はこれに該当) ・都道府県水道ビジョン未策定の場合、平成 31 年度末までは広域化事業を 希望する場合に都道府県の同意があれば実施可能 ・ただし、経過期間中に実態にあった圏域へ都道府県水道ビジョンを合せ ること 3.その他 交付金制度創設に伴い、都道府県を中心とした圏域づくり計画の策定が 進むものと予想される。 料
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