第9回(平成 28 年度)国土交通大臣賞(循環のみち下水道賞)受賞について

報道資料
平成28年
9月
6日
上下水道局 維持管理部 管路維持課
第9回(平成 28 年度)国土交通大臣賞(循環のみち下水道賞)受賞について
循環のみち下水道賞は、健全な水循環、資源、エネルギー循環を生み出す 21 世紀の
下水道のコンセプト「循環のみち下水道」に基づく優れた取組みに対し、平成 20 年度
に創設された国土交通大臣表彰です。
社会情勢の変化に対応し、多様な面から社会に貢献した優れた事例を広く発信するこ
とで、全国的に「循環のみち下水道」の実現が図られることを目的としています。
受賞した部門(「レジリエント部門」)は、下水道が有する機能を大規模災害(地震、
津波、異常豪雨等)時においても、粘り強く持続的に提供することを通じ、国民の健康・
生命・財産及び経済活動を保護・保全する強靭な社会の構築に貢献する取組みを表彰す
るものであり、今回「熊本地震におけるマンホールトイレの活用」が評価され、受賞す
ることとなりました。
今後は、「熊本地震」で活用した実績と経験を活かし、マンホールトイレの整備・運
営について、地域住民に広くPRしていきます。
【受賞内容について】
1. 受賞部門:【レジリエント部門】
2. タイトル:「熊本地震におけるマンホールトイレの活用」
3. 応募内容(PRポイント)
熊本市では、地域防災計画で避難所と位置付けられている下水道計画区域内の
38校の中学校を対象に、マンホールトイレの整備を行っております。
「平成28年熊本地震」発災直後は、市内全域で断水し、開設された多くの避
難所でトイレ用水の供給が断たれました。そうした状況を受け、本震翌日には、
上下水道局職員により既に整備されていた4校の中学校にマンホールトイレ
(全 20 基)を設置しました。設置後は、トイレ用水としてプール水等を利用する
ため、ボランテイアの方々や学校関係者の皆様のご協力を頂きました。また、当局
職員による定期的な点検、使用状況の把握に努め、マンホールトイレの運営にあた
りました。
マンホールトイレは、洋式トイレで段差もなく、車いす用も利用しやすいことか
ら、水道復旧後も使用を継続する避難所もある等利用者の皆様から好評でした。
【お問い合わせ】
上下水道局 維持管理部 管路維持課
電話:096-381-6330
課長:白岩
武樹(しらいわ
たけき)