八女市人口ビジョン及び総合戦略策定支援業務委託仕様書 1 業務名 八女市人口ビジョン及び総合戦略策定支援業務 2 業務目的 まち・ひと・しごと創生法(平成 26 年法律第 136 号)に基づき、八女市にお ける人口の現状と将来の展望を提示する「人口ビジョン」を策定、及びこれを踏 まえて、今後5カ年の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめた「総合 戦略」の策定を支援することを目的とする。 3 業務期間 契約締結の日から平成27年12月25日 4 委託業務内容 (1) 「人口ビジョン」に関すること(平成27年5月~7月に実施) 下記の①、②で構成する人口ビジョンの策定に係る総合的な支援を行う。 ①人口の現状分析 ア 人口動向分析 八女市の人口動向等の特性及びその要因を分析する。 ・総人口、年齢3区分別人口、出生数、死亡数、転入者数、転出者数等 の時系列の状況 ・総人口の推移に与えてきた自然増減、社会増減の影響 ・性別、年齢階級別等の地域間の人口移動 など イ 将来人口の推計と分析 国立社会保障・人口問題研究所、民間機関による地域別将来人口推計を 活用した八女市の将来人口を分析する。 ・出生率や移動率などについて仮定値を変えた人口推計における、総人 口、性別、年齢階級別人口の比較 ・将来人口に及ぼす自然増減、社会増減の影響度 など ウ 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察 人口の変化が、将来の地域住民の生活や地域経済、地方行政に与える影 響について分析する。 ・小売店など民間利便施設の進出、撤退の状況 ・地域の産業における人材の過不足状況 ・公共施設の維持管理、更新等への影響 ・社会保障等の財政需要、税収等の増減による財政状況への影響 など ②人口の将来展望 ア 将来展望に必要な調査分析 必要な調査を実施し、人口構造、人口動向の特性を踏まえ、複数パター ンのシミュレーションを行い、出生や移動の変動による将来人口への影 響度を分析する。必要な調査については、既存の調査や国から提供され るデータ等を活用しても構わない。 イ 目指すべき将来の方向 人口の現状分析及び調査分析の結果を踏まえ、課題を整理し、人口に関 して目指すべき将来の方向性を分析する。 ウ 人口の将来展望 国の長期ビジョンを勘案しつつ、将来の方向を踏まえた自然増減や社会 増減に関する仮定を置き、総人口や性別・年齢3区分別人口といった人 口等を分析する。 ・将来の展望の期間は、国の長期ビジョンの期間を基本とし、2020 年及び2060年を含む途中年次の結果を分析する。 (2)「総合戦略」に関すること(平成27年5月~10月に実施) 総合戦略の策定において、以下の点を踏まえた総合的な支援を行う。 ①上位・関連計画との連携 本市の総合計画・後期基本計画及び国の総合戦略等との整合性の整理 ②政策分野等の設定支援 国の総合戦略が定める政策分野との整合性を図りながら、5カ年で目指す 政策分野の絞り込みを行う。施策の内容については、国のアクションプラン のアウトプットを参考に整理する。 ア 基本目標の設定 イ 講ずべき施策に関する基本的方向の設定 ウ 具体的な施策と客観的な指標の設定 エ 客観的な効果検証の実施方法 (3)会議の運営支援(平成27年5月~9月に実施) 産業界、行政機関、教育機関、金融機関、メディア(産官学労言)などで構成 する有識者会議(2回開催)に係る資料作成及び運営支援、八女市まち・ひと・ しごと創生本部専門部会(4専門部会)の会議資料等の作成 (4)パブリックコメント実施に係る支援 パブリックコメント用原稿案作成支援及び意見の整理等の支援 (5)成果品 ①人口ビジョンに係る調査分析結果及び調査報告書 冊子(A4判、カラー印刷) 100部 電子データ(CD-ROM) 一式 ②総合戦略に係る調査報告書 冊子(A4判、カラー印刷) 100部 電子データ(CD-ROM) 一式 ③説明会用・PR用資料作成 電子データ(CD-ROM) 一式 5 スケジュール概要(案) 時 期 平成27年7月上旬 随時 内 容 人口ビジョン等関係データとりまとめ 8月中旬 人口ビジョン・総合戦略(素案)とりまとめ 9月中旬 パブリックコメントの実施 10月下旬 人口ビジョン・総合戦略(最終案)とりまとめ 12月上旬 策定・公表 会議の運営支援及び業務に関する打ち合わせ 6 注意事項 (1)本業務は、この仕様書のほか、担当職員の指示に基づき実施すること。 (2)この仕様書に明記されていない事項及び業務遂行にあたり疑義が生じた事項 については、その都度担当職員と協議のうえ、処理すること。 (3)業務の実施にあたっては、業務スケジュールを作成し、担当職員の承認を受 けた上で確実に行うこと。 (4)業務遂行中の一切の事故については、受託者が責任をもって対処すること。 また、委託業務を遂行する上で必要となる一切の経費は、受託者が負担するこ と。 (5)業務完了にあたっては、成果品を提出し完了検査を受けること。業務途中も 委託者の請求があった場合には、検査に応じること。また、納品後に成果品に 不良箇所が発見された場合は、速やかに訂正、補足その他の措置を行わなけれ ばならない。
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