国民健康保険に対する国庫負担の増額を求める要望意見書 現在、国民健康保険料(税)が大変高く、多くの国保加入者が納付困難な状況に陥 っています。年収の10%を超えるなど、協会けんぽと比べても、2倍の高さです。 そのため、生命保険を解約したり預貯金を取り崩して支払いに充てている人も出てい ます。 高い保険料の最大の原因は、国保財政に占める国庫負担金の割合が、引き下げられ てきたことにあると思います。 国庫負担金は、1983年には総医療費の45%(定率40%+調整交付金5%) から医療給付費の50%(総医療費−患者負担分に対して)に変更されました。これ は総医療費の38.5%へ削減です。この年を契機に全国的に国保料(税)の引き上 げが始まっています。 2013年度では、国保財政への国庫負担金は20%台にまで引き下げられ、皆保 険制度の存立に係る事態となっています。 国民健康保険法第4条は、国の責務として、国は国民健康保険事業の運営が健全に 行われるように努めなければならないと規定しています。 この趣旨を生かすためには、国が、国庫負担を引き上げることが肝要です。 よって、国及び関係機関におかれましては、国民健康保険に対する国庫負担の増額 を行うよう、強く要望いたします。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 苫 【提出先】 小 牧 内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、 衆議院議長、参議院議長 市 議 会
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