懇談会発言概要 ○ 名古屋市が策定予定の「市設建築物再編整備の方針」の全体的な構成として、最初 に、基本的な理念あるいは全体的な方向性を、例えば、適正な保有資産量の考え方や 削減目標値を、また今後の推進体制など、を論じたあと、個別の取り組み事例へと展 開していくのがわかりやすい。 ○ 市民に提供すべきサービスのレベルはどれだけなのか、それに対応する保有資産量 はどの程度か、ということを決めることが行政にとって重要であるが、その関係(バ ランス)を数字として示すことは難しいが、理念として示すことは大切である。 ○ 市設建築物再編整備の方針におけるタイムスケジュール(目標達成のスケジュール) をきちんと明記すべき。 ○ 「建物の量を減らす = サービスも減らす」ではなく、サービスのあり方そのもの を見直し、今後どのようなサービスが必要か、住民が何を望んでいるのか、また建物 が造られた当時と社会状況あるいは施策目標が違っていることがあれば、その目標等 を見直して公共施設を再編すべき。 ○ コミュニティセンターに関して、地域コミュニティを育てていくことは大事である と思われるが、すべておしなべて同じ仕組みを全学校区で行う必要があるのか、それ ぞれの地域の特性に合ったものを形づくっていくべきではないか(1 区1館制度もしか り)。 ○ 公共施設の運営に市民が関わるには、建築する時から住民が関わることでその後の 運営も市民中心で行っている事例があるので、アセットを進めるうえで、今後ぜひ参 考としていただきたい。 ○ 推進体制については、担当局へ積極的な働きかけを行える体制とするとともに、各 局が協働した形で議論することができ、かつコンセンサスをとることができる体制を 形成することが必要である。 ○ 最終的な報告書については、今回(第7回)の懇談会でなされた議論・意見もふま えたものとする。
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