第2部 各 論

第2部 各論
第2部 各
各論 論
第2部
第2部 各論 第3章 計画の基本的方向
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第2部 各論 第4章 基本目標1 高齢者の生きがいづくりと自立の支援
第4章 基本目標1 高齢者の生きがいづくり
と自立の支援
施策の方向性① 高齢者の就労の促進
≪現状と課題≫
平成26年9月末の時点で本市の高齢化率は既に28%を上回っており、全国的な傾向と同
様、高齢化は着実に進行しています。65歳以上の市民のうち、介護保険の認定を受けていな
い高齢者は全体の8割以上おり、介護が必要な状態の方ばかりでなく、元気な方も含めた高
齢者全体のあり方を見据えた取り組みの充実が求められています。
65歳以上の一般高齢者調査結果では、収入のある仕事を行っている人は2割となっていま
す。就労を希望する高齢者の就業機会を拡大し、就業を通じた社会参加により高齢者が生き
がいを感じられるよう、支援する必要があります。
≪今後の方向性≫
高齢者にとって就労は、経済的な面ばかりでなく、地域や社会との関わりの中で生きがい、
ふれあいなど、多様な目的や効果が見込まれます。
高齢者の勤労意欲や培ってきた知識・技術・経験などを雇用に結びつけるため、シルバー
人材センター事業を活用するとともに、高齢者の就労につながる様々な機会を提供します。
<1> シルバー人材センターの活用(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
高齢者の経済的な生活の手段として、また、生きがいづくりの機会を
確保するためシルバー人材センターに助成を行い、その活動を支援して
います。
取り組み実績
■登 録 者 数 -433人(平成25年度)
■延べ就業人数-46,571人(平成25年度)
今後の方向性
団塊の世代が高齢者の仲間入りをしてきたことから、このような高齢
者のニーズに対応した職域の開拓をはじめとするセンターの活動が活発
に行われるように、幸手市シルバー人材センターを支援します。
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第2部 各論 第4章 基本目標1 高齢者の生きがいづくりと自立の支援
施策の方向性② 社会参加活動の促進
≪現状と課題≫
「団塊の世代」が65歳を迎えています。会社を定年退職するなど、活動の中心が地域へと移
ることになることから、その知識や経験を地域に還元できるようなしくみづくりも重要です。
65歳以上の一般高齢者調査結果では、ボランティアや老人クラブなど地域の活動への参加状況
(週1回以上)は1割を下回っており、地域の課題解決などに向け、活動の広がりが期待されま
す。
現在の高齢者が希望する活動の支援策だけではなく、「団塊の世代」の新しい価値観(人
権・プライバシーの重視・情報公開・説明責任の強調など)や興味、ニーズを視野に入れた
支援策を展開することが重要です。また、地域包括ケアシステムを推進するためには、地域
社会の一員として高齢者の役割を積極的に評価し、高齢者が生きがいをもって社会や地域に
参加できるよう支援策を展開することが必要です。
≪今後の方向性≫
高齢者が自ら持つ豊かな知恵と経験を生かし、地域の担い手として社会活動に参加できる
よう、ボランティア活動などを支援していきます。
また、老人クラブ等の高齢者活動を通して、ふれあい、交流による地域でのつながりを深
めることができるように高齢者の生活環境づくりを支援します。
<1> 老人クラブ活動の支援(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
取り組み実績
地域の高齢者の生きがいや仲間づくりのための自主的な活動の場であ
る老人クラブの活動を支援しています。
■老人クラブ数-31クラブ(平成25年度)
■会 員 数 -1,227人(平成25年度)
気軽に入会・活動しやすい雰囲気づくりや会員の様々なニーズに対応
今後の方向性
した事業展開、老人クラブのイメージアップに努める等、組織の拡充と
魅力あるクラブづくりを図るための老人クラブ活動を支援します。
<2> 老人福祉センターの充実(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
取り組み実績
地域の高齢者の生きがいや交流の場として1施設、整備されています。
■利用者総数-20,678人(平成25年度)
■1日平均利用者数-73人(平成25年度)
高齢社会に対応するため、健康、趣味、教養等の研修及び講座の開催
今後の方向性
や、老人クラブ活動の強化等ソフト面での充実を図るとともに、既存施
設を最大限に活用できる施策を検討します。
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第2部 各論 第4章 基本目標1 高齢者の生きがいづくりと自立の支援
施策の方向性③ 生涯学習・スポーツの推進
≪現状と課題≫
高齢社会においては、健やかな暮らしの実現に向け、学習やスポーツを通じて心身の豊か
さや生きがいの充足の機会が求められ、また新たな知識や技術を習得する機会が必要とされ
ています。65歳以上の一般高齢者調査結果では、スポーツ関係の活動に参加している人は2
割、趣味関係の活動では1割台半ばにとどまっており、より積極的な参加を促す必要がある
ことが分かります。高齢者の興味やニーズに応じた学習やスポーツの機会を充実することが
重要です。
≪今後の方向性≫
生涯学習・スポーツを通じた活動は、地域の活性化や、将来の介護予防にもつながること
から、高齢者が生きがいを持ち、豊かで充実した日常生活を送ることができるよう、学習・
趣味・スポーツなど様々な分野での活動を支援します。
<1>公民館主催事業(主な担当課:社会教育課)
生涯学習の拠点として、自主的学習の場である講座の開催や、公民館
基本施策の概要
におけるクラブ活動の成果を発表するために公民館事業を実施していま
す。
取り組み実績
今後の方向性
■自主事業数-13事業(平成25年度)
■参加者数—1,674人(平成25年度)
公民館活動に多くの高齢者が参加できるよう、新たな事業を企画し、
公民館の活性化が図れるよう努めます。
<2>幸手市文化祭事業(主な担当課:社会教育課)
基本施策の概要
取り組み実績
日頃の文化活動の成果を発表する機会を設け、市民の文化交流を図る
ものです。
■入場者・参加者数-9,770人(平成25年度)
多くの高齢者や要介護者が文化活動に積極的に参加できるよう、文化
今後の方向性
活動団体の周知や文化振興を促進し、文化祭が更に充実するよう努めま
す。
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第2部 各論 第4章 基本目標1 高齢者の生きがいづくりと自立の支援
<3>さって市民生きがい教授設置事業(主な担当課:社会教育課)
市民がいつでも、どこでも、だれとでも、そしていつまでも学び合
基本施策の概要
い、一人ひとりが進んで楽しく学習をするための指導者をあらゆる分野
から広く求め、活用することを支援しています。
取り組み実績
今後の方向性
■登録者数 8分野-64人(平成25年度)
学習ニーズの多様化、高齢社会に対するニーズに対応するため、指導
者情報を多くの市民に周知し、幅広い人材の登録に努めます。
<4>生涯スポーツの振興(主な担当課:社会教育課)
高齢者を含め、広く市民にスポーツ・レクリエーションを普及し、市
基本施策の概要
民の健康増進と体力の向上を図ると共に、地域の連帯感を高め、明るく
豊かな市民生活の形成を目的に、市民体育大会やスポーツ教室等を開催
しています。
■市民体育大会参加者数-11,495人(平成25年度)
取り組み実績
■委託スポーツ教室参加者数 -13人(平成25年度)
■ふれあいスポーツ塾参加者数-21人(平成25年度)
子どもから高齢者まで、だれもが・いつでも・どこでも、スポーツ・
今後の方向性
レクリエーションに親しみ、豊かなスポーツライフを送ることのできる
環境づくりを、引き続き、市民と行政とが協働し、生涯スポーツ・レク
リエーションの推進を図ります。
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第2部 各論 第4章 基本目標1 高齢者の生きがいづくりと自立の支援
施策の方向性④ 生活支援の充実
≪現状と課題≫
ひとり暮らしや高齢者世帯、認知症高齢者の増加に伴い、日常生活の支援が必要な高齢者
が、地域で安心して暮らしていくためには、家事援助や見守り・安否確認、移動支援など、
多様な生活支援サービスを整備していく必要があります。公的サービスだけでなく、地域の
ボランティアなど多様な主体によるサービス提供を支援し、協働体制の充実を図る必要があ
ります。
≪今後の方向性≫
日常生活で見込まれる様々な支援を充実するために、多様なサービス提供体制の整備が必
要です。地域では様々な地域活動を展開しており、支援を必要とする利用者とサービス提供
者をマッチングさせるための体制づくりが欠かせないため、地域の関係者が集まり、情報を
共有するなど、連携協力していくための場づくりを進めるとともに、コーディネーター等の
設置を検討し、サービスを担う事業主体の支援や協働体制の充実を図ります。
<1>(仮称)生活支援コーディネーターの配置(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
取り組み実績
今後の方向性
制度改正により新たに位置づけられたもので、高齢者を支える地域の
体制づくりを推進するため、生活支援に関する高齢者のニーズと様々な
主体による地域資源の状況を把握し、生活支援の担い手の養成や不足す
るサービスの開発等を行う人材を配置します。
—
生活支援コーディネーターの配置を検討し、住民主体の活動や、多様
な主体によるサービス体制が構築されるよう調査・調整を行い、生活支
援体制の充実を図ります。
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第2部 各論 第4章 基本目標1 高齢者の生きがいづくりと自立の支援
<2>(仮称)地域協議会の立ち上げ(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
制度改正により新たに位置づけられたもので、生活支援・介護予防
サービスの体制整備に向けて、多様な主体の参画が求められることか
ら、市が主体となって定期的な情報の共有・連携強化の場を設置し、多
様な主体間の情報共有および連携・協働による資源開発等を推進するこ
とを目的としています。
取り組み実績
—
今後の方向性
生活支援・介護予防サービスに係る関係者のネットワーク化を図り情
報共有等を行うため、生活支援コーディネーター、地域包括支援セン
ターとともに定期的な情報の共有・連携強化の体制整備を図ります。
<3>配食サービス(主な担当:社会福祉協議会)
幸手市社会福祉協議会では食事の用意が困難なひとり暮らしや高齢者
基本施策の概要
のみの世帯に、栄養のバランスのとれた食事を提供することにより、健
康の保持増進と日常生活等の状態把握や安否確認を併せて行っていま
す。
取り組み実績
今後の方向性
■利用延べ人数-1,096人(平成25年度)
■年間実施回数-20回(平成25年度)
高齢者の健康の保持増進と定期的な見守りを目的として、今後も社会
福祉協議会でボランティア団体等の協力を得て実施します。
<4>紙おむつ支給(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
介護保険の要介護認定で、要介護1から要介護2の非課税世帯及び要
介護3から要介護5に認定された人で、排泄の介護を常時必要とする高
齢者を対象に、経済的負担や介護する家族の精神的負担を軽減し在宅介
護を支援するため、紙おむつを支給しています。
取り組み実績
■受給者数-203人(平成25年度)
■延べ受給者数-1,457人(平成25年度)
今後の方向性
寝たきりや認知症等高齢者を介護する家族の経済的・精神的負担を軽
減し在宅介護を支援するため、今後も引き続き紙おむつの支給を行いま
す。
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第2部 各論 第4章 基本目標1 高齢者の生きがいづくりと自立の支援
<5>緊急時連絡システム(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
慢性疾患等のため、常時注意を必要とするひとり暮らし等の高齢者に
対して、緊急連絡用の装置を貸与し、緊急事態が発生したときに適切な
支援を行うサービスです。
取り組み実績
■利用者数—41人(平成25年度)
今後の方向性
緊急時に迅速に対応できるシステムとして高齢者の安全確保に高い効
果を上げている事業であり、事業内容を見直しつつ、今後も引き続き
サービスを実施します。
<6>敬老祝金の贈呈(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
取り組み実績
今後の方向性
長寿を祝うために、高齢者に対して敬老祝金を贈呈しています。
■満 88歳(米寿) 10,000円-161人(平成25年度)
■満 99歳(白寿) 20,000円-9人(平成25年度)
■満100歳(百寿) 50,000円-9人(平成25年度)
長寿を祝う事業として、事業内容を見直しつつ、今後も継続します。
<7>敬老記念品の贈呈(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
多年にわたり社会に貢献してきた高齢者を敬愛し、長寿を祝うた
め、75歳以上の人に記念品を贈呈しています。
取り組み実績
■贈呈者—5,251人(平成25年度)
今後の方向性
高齢者を敬愛し長寿を祝うため、事業内容を見直しつつ、今後も継続
します。
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第2部 各論 第4章 基本目標1 高齢者の生きがいづくりと自立の支援
<8>養護老人ホーム(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
養護老人ホームは、環境上の理由及び経済的理由により、居宅におい
て養護を受けることが困難な高齢者が、市の措置により入所する施設で
す。
取り組み実績
■入所者数—8人(平成25年度)
今後の方向性
高齢者人口の増加により、今後はさらに社会的な援護を要する高齢者
の増加が見込まれますが、市の財政状況を鑑みると、施設の整備は図れ
ないため、市外の養護老人ホームに入所委託します。
<9>軽費老人ホーム (ケアハウス)・生活支援ハウス(主な担当課:介護福祉課)
基本施策の概要
取り組み実績
軽費老人ホーム(ケアハウス)は、自炊ができない程度の身体機能の
低下により、独立した生活に不安がある人(原則として60歳以上)で
家族の援助を受けることが困難な人が入居する施設です。
生活支援ハウスは、ひとり暮らしや夫婦のみの世帯で家族からの援
助が受けられず、独立した生活に不安がある人(原則60歳以上)を
対象とした施設で、デイサービスセンター等との併設方式で設置さ
れます。現在、本市には生活支援ハウスは整備されていません。
■施設数 定員-2施設 59人(平成25年度)
軽費老人ホームについては、入所対象者が原則として介護の必要がな
い人であるため、本市では、現状どおりの整備量とします。
今後の方向性
<利用量の見込>(単位:人/月)
平成27年度
平成28年度
平成29年度
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また、生活支援ハウスについては、今回の計画期間内での整備はしな
いこととします。
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