一貫クラス数学Ⅱ3学期学年末後②

一貫クラス 数学Ⅱ 3学期学年末後②
( )組( )番 名前( ) 1
次のデータは,A 君,B 君 2 人の,ある定期テストにおける各科目の得点である。
A 君 67,52,89,72,96,45,58,42,83 (点)
B 君 81,98,55,75,60,82,70,66,72 (点)
(1) A 君のデータの第1四分位数,第 2 四分位数,第 3 四分位数を求めよ。
(2) A 君のデータの四分位範囲と四分位偏差を求めよ。
(3) A 君のデータと B 君のデータでは,どちらの方がデータの散らばりの度合いが大
きいか。四分位範囲を利用して判断せよ。
2
次のデータは,A 市とB 市における,ある 10 日間の降雪量である。
A 市 3, 10, 8, 25, 7,2, 12,35,5,18 (cm)
B 市 5,20,16,34,10,3,12,52,6, 23 (cm)
(1) A 市のデータの第 1 四分位数,第 2 四分位数,第 3 四分位数を求めよ。
(2) A 市のデータの四分位範囲と四分位偏差を求めよ。
(3) A 市のデータと B 市のデータでは,どちらの方がデータの散らばりの度合いが大き
いか。四分位範囲を利用して判断せよ。
3
右の図は,30 人の生徒についての,テスト A と
テスト B の得点のデータの箱ひげ図である。
この箱ひげ図から読みとれることとして正しい
ものを,次の ①~③ からすべて選べ。
① テスト A はテストBに比べて得点の散らば
りの度合いが大きい。
② テスト A では,60 点以上の生徒が 15 人以
上いる。
③ テスト A,B ともに 30 点台の生徒がいる。
-1-
点
100
90
80
70
60
50
40
30
20
テスト A
テスト B
4
右の図は,ある商店における,商品 A と商品 B の
30 日間にわたる販売数のデータの箱ひげ図である。
個
この箱ひげ図から読みとれることとして正しいもの
25
を,次の ①,② からすべて選べ。
20
① 商品 A は商品 B に比べて販売数の散らばりの
15
度合いが大きい。
② 30 日間すべてにおいて,商品 A は 5 個以上,
10
5
商品 B は 15 個以上売れた。
0
5
商品 A
商品 B
次のデータは,ある書店における月刊誌 A の 12 ヶ月間の販売冊数である。
12,14,11,20,9,17,10,12,17,21,15,16 (冊)
(1) このデータについて,次のものを求めよ。
第 1 四分位数,第 2 四分位数,第 3 四分位数,四分位範囲,四分位偏差
(2) このデータの箱ひげ図をかけ。ただし,平均値は記入しなくてよい。
6
右の図は,ある年の,A 市,B 市,C 市における月
ごとの最高気温のデータを箱ひげ図に表したもので
ある。
(1) 最高気温が 10 ℃ 未満である月が一番多かった
℃
30
25
20
のはどの市か。
(2) C 市では,最高気温が 25 ℃ 以上の月は最低何回
15
あるか。
10
5
0
-2-
A市
B市
C市
//終わった方用
7
右の図は,ある商店の商品 A と商品 B の 30 日間にわたる販
売数のデータの箱ひげ図である。この箱ひげ図から読み取れ
ることとして正しいものを,次の ① ~ ③ からすべて選べ。
個
25
① 商品 A は商品 B に比べて販売数の散らばりの度合いが
20
大きい。
15
② 商品 A では販売数が 15 個以上の日が 15 日以上あった。
10
③ 商品 A,B ともに販売数が 10 個未満の日があった。
5
商品 A 商品 B
8
右の図は,400 人の生徒が受験したテスト A とテスト B
の得点のデータの箱ひげ図である。この箱ひげ図から読
合いが大きい。
90
80
70
60
50
40
② テスト A では 60 点以上の生徒が 200 人より多い。
30
③ テスト B では 80 点以上の生徒が 100人以上いる。
20
み取れることとして正しいものを,次の ① ~ ④ からす
べて選べ。
① テスト A はテスト B に比べて得点の散らばりの度
④ テスト A,B ともに 30 点台の生徒がいる。
9
点
100
テスト A
テスト B
左下の図は,ある男子生徒 30 人の身長のデータをヒストグラムにまとめたものである。
(1) 身長のデータの最頻値を求めよ。
(2) 身長のデータの箱ひげ図として最も適当なものを,右下の ①~③ から選べ。
人
10
8
6
4
2
①
②
③
150 155 160 165 170 175 180 cm
150 155 160 165 170 175 180 cm
(ヒストグラムで,階級は 150 cm 以上 155 cm 未満,155 cm 以上 160 cm 未満,……
のようにとっている。)
-3-
10
2 つのチーム A,B がバスケットボールで 30
試合対戦した。各チームの 1 試合ごとの得点
A
を箱ひげ図に表すと,右のようになった。
次の ① ~ ⑤ のうち,正しいものは
誤っているものは
できないものは
ア
,
B
イ
,どちらとも判断
ウ
40 50 60 70 80 90 100 (点)
である。当てはまる
ものをすべて選べ。
① B が 70 点以上得点した試合は,少なくとも 15 試合ある。
② A の得点の平均値は,B の得点の平均値より小さい。
③ A の得点が,B の得点の第 1 四分位数以上かつ第 3 四分位数以下であるような試
合は,15 試合以下である。
④ A の得点の 5 番目に大きい値は,B の得点の 10 番目に大きい値よりも小さい。
⑤ 30 試合のうち,引き分けの試合があった。
11
次のデータは,10 名の生徒に 100 点満点で実施した英語のテストの得点をまとめたもの
である。また,A の値は整数とする。
54,67,A,71,80,50,57,40,42,69
以下,小数の形で解答する場合は,指定された桁数の 1 つ下の桁を四捨五入し,解答せよ。
途中で割り切れた場合は,指定された桁まで  にマークすること。
(1) 得点 A の値がわからないとき,クラス全体の得点の中央値 M の値として アイ 通
りの値があり得る。
実際は,平均値が 59.0 点であった。したがって,A は ウエ 点と定まり,中央値 M
は オカ .
キ
点である。
(2) 採点基準を変更したところ,得点の高い方から 2 名の得点が 2 点ずつ下がり,得点の
低い方から 2 名の得点が 2 点ずつ上がったが,その他の 6 名の得点に変更は生じなかっ
た。このとき,変更後の平均値は
また,変更後の分散は
ケ
ク
する。
する。
ク
,
ケ
に当てはまるものを,それぞれ次
の ~ のうちから 1 つずつ選べ。
 変更前より減少  変更前と一致  変更前より増加
-4-
1
s (1) 第1四分位数 48.5 点,第 2 四分位数 67 点,第 3 四分位数 86 点
(2) 四分位範囲 37.5 点,四分位偏差 18.75 点
(3) A 君のデータの方が散らばりの度合いが大きい
2
s (1) 第 1 四分位数 5 cm,第 2 四分位数 9 cm,第 3 四分位数 18 cm
(2) 四分位範囲 13 cm,四分位偏差 6.5 cm
(3) B 市のデータの方が散らばりの度合いが大きい
3
4
5
s ①,②
s ①
s (1) 順に 11.5 冊,14.5 冊,17 冊,5.5 冊,2.75 冊
(2) "図#
9
6
7
8
9
10
11
11.5
14.5 17
s (1) B 市 (2) 3 回
s ①,②
s ①,③
s (1) 162.5 cm (2) ③
s (ア) ①,③ (イ) ④ (ウ) ②,⑤
s (アイ) 14 (ウエ) 60 (オカ).(キ) 58.5 (ク)  (ケ) 
-5-
21 冊
1
(1) A 君のデータを値の大きさの順に並べると
42,45,52,58 ,67,72,83,89,96
よって Q 2 =67 (点),Q 1 =
45 + 52
83 + 89
=48.5 (点),Q 3 =
=86 (点)
2
2
(2) 四分位範囲は Q 3 - Q 1 =86-48.5=37.5 (点)
四分位偏差は Q3-Q1
37.5
=
=18.75 (点)
2
2
(3) B 君のデータを値の大きさの順に並べると
55,60,66,70 ,72,75,81,82,98
よって,B 君のデータの四分位数について
Q 1 =
60 + 66
81 + 82
=63 (点),Q 3 =
=81.5 (点)
2
2
B 君のデータの四分位範囲は Q 3 - Q 1 =18.5 (点)
A 君のデータの四分位範囲の方が大きいから,A 君のデータの方が散らばりの度合
いが大きいと考えられる。
2
(1) A 市のデータを値の大きさの順に並べると
2,3,5,7,8 ,10,12,18,25,35
よって Q 2 =
8 + 10
=9 (cm), Q 1 =5 (cm), Q 3 =18 (cm)
2
(2) 四分位範囲は Q 3 - Q 1 =18-5=13 (cm)
四分位偏差は Q3-Q1
13
=
=6.5 (cm)
2
2
(3) B 市のデータを値の大きさの順に並べると
3,5,6,10,12 ,16,20,23,34,52
よって,B 市のデータの四分位数について Q 1 =6 (cm),Q 3 =23 (cm)
B 市のデータの四分位範囲は Q 3 - Q 1 =17 (cm)
B 市のデータの四分位範囲の方が大きいから,B 市のデータの方が散らばりの度合い
が大きいと考えられる。
3
① 範囲,四分位範囲とも,テスト A の方がテスト B より大きいから,① は正しい。
② テスト A のデータの中央値は 60 点であるから,全体の半数以上が 60 点以上であ
る。よって,② は正しい。
③ テスト A のデータの最小値は 30 点,テスト B のデータの最小値は 40 点台であ
る。よって,30 点台の生徒はテスト A にはいるが,テスト B にはいないから,③ は
正しくない。
以上から,正しいものは ①,②
-6-
4
① 範囲,四分位範囲とも,商品 A の方が商品 B より大きいから,① は正しい。
② 商品 A のデータの最小値は 5 個より大きいから,30 日間すべてにおいて商品 A は 5
個以上売れたが,商品 B のデータの最小値は 15 個より小さいから,商品 B の販売数が
15 個未満の日が少なくとも 1 日ある。
よって,② は正しくない。
以上から,正しいものは ①
5
(1) このデータを値の大きさの順に並べると
9,10,11,12,12,14,15,16,17,17,20,21
よって,第 1 四分位数 Q 1,第 2 四分位数 (中央値) Q 2,第 3 四分位数 Q 3 は,順に
Q 1 =
11 + 12
14 + 15
17 + 17
=11.5 (冊),Q 2 =
=14.5 (冊),Q 3 =
=17 (冊)
2
2
2
したがって,四分位範囲,四分位偏差はそれぞれ
Q 3 - Q 1 =17-11.5=5.5 (冊), Q3-Q1
5.5
=
=2.75 (冊)
2
2
(2) (1) から,このデータの最小値は 9 冊,最大値は 21 冊である。
したがって,このデータの箱ひげ図は下図のようになる。
9
6
11.5
14.5 17
21 冊
(1) A 市,C 市のデータの最小値はともに 10 ℃ より大きいから,最高気温が 1 桁の月
はないが,B 市のデータの最小値は 10 ℃ 未満であるから,最高気温が 1 桁の月が少
なくとも 1 回ある。
よって,答えは B 市
(2) C 市のデータの第 3 四分位数は 25 ℃ であるから,最高気温が 25 ℃ 以上の月は
最低 12 & 4=3 (回) ある。
7
① 範囲,四分位範囲とも,商品 A の方が商品 B より大きいから,① は正しい。
② 商品 A のデータの中央値は 15 個より大きいから,販売数が 15 個以上の日が半数以
上,すなわち 15 日以上あることがわかる。よって,② は正しい。
③ 商品 A のデータの最小値は 5 個,商品 B のデータの最小値は 10 個である。よって,
商品 A は販売数が 10 個未満の日があるが,商品 B はないから,③ は正しくない。
以上から,正しいものは ①,②
-7-
8
① 範囲,四分位範囲とも,テスト A の方がテスト B より大きいから,① は正しい。
② テスト A のデータの中央値は 60 点より小さいから,テスト A で 60 点以上の生徒は
200 人以下である。
よって,② は正しくない。
③ テスト B のデータの第 3 四分位数は 80 点より大きいから,テスト B で 80 点以上の
生徒は 100 人以上いる。
よって,③ は正しい。
④ テスト A の最小値,第 1 四分位数はそれぞれ 20 点,40 点であるから,テスト A に
30 点台がいるかどうかはこの箱ひげ図からはわからない。よって,④ は正しいとはい
えない。
以上から,正しいものは ①,③
9
(1) 最も度数が多い階級は 160 cm 以上 165 cm 未満であるから,身長のデータの最頻値
は 160 + 165
=162.5 (cm)
2
(2) データの最小値は 150 cm 以上 155 cm 未満の階級,
最大値は 175 cm 以上 180 cm 未満の階級
度数分布表
階級 0 cm 1
度数
にある。
150 ~ 155
1
また,データの大きさは 30 であるから,データの値を大き
155 ~ 160
3
さの順に並べたとき,第 1 四分位数は小さい方から 8 番目,
160 ~ 165
10
中央値 (第 2 四分位数) は小さい方から 15 番目と 16 番目の値
165 ~ 170
7
170 ~ 175
6
175 ~ 180
3
計
30
の平均,第 3 四分位数は小さい方から 23 番目の値である。
よって,第 1 四分位数は 160 cm 以上 165 cm 未満の階級,
中央値は 165 cm 以上 170 cm 未満の階級,第 3 四分位数は
170 cm 以上 175 cm 未満の階級 にある。
したがって,箱ひげ図として最も適当なものは ③
-8-
10
① B の得点の中央値は 70 であるから,70 点以上得点した試合は,少なくとも半分の 15
試合ある。
② 与えられた箱ひげ図からは,平均値については判断できない。
③ A の得点の第 1 四分位数は B の得点の第 1 四分位数より小さく,A の得点の第 3 四分
位数は B の得点の第 3 四分位数より大きい。
よって,A の得点が,B の得点の第 1 四分位数以上かつ第 3 四分位数以下である試合
は,半分の 15 試合以下である。
④ A の得点の 5 番目に大きい値は,第 3 四分位数から最大値の間にあり,B の得点の 10
番目に大きい値は,中央値から第 3 四分位数の間にある。
箱ひげ図より,上の 2 つの値のうち,前者の方が大きい。
⑤ 箱ひげ図からは,特定の試合の A,B の得点を読み取ることはできないから,引き分
けの試合の有無は判断できない。
以上から,正しいものは ア ①,③
誤っているものは イ ④
どちらとも判断できないものは ウ ②,⑤
-9-
11
(1) 人数は 10 人であるから,小さい方から 5 番目と 6 番目の得点の平均値が中央値 Mと
なる。
A 以外のものを小さい順に並べると 40,42,50,54,57,67,69,71,80
A ) 67 のとき,5 番目の得点は 57 点,6 番目の得点は 67 点であるから,中央値 M は
M=
57 + 67
=62 (点)
2
A ( 54 のとき,5 番目の得点は 54 点,6 番目の得点は 57 点であるから,中央値 M は
M=
54 + 57
=55.5 (点)
2
55 ( A ( 66 のとき,5 番目,6 番目の得点は A 点か 57 点のいずれかであるから,中央
値 M は M=
A + 57
(点)
2
この値は,A の値によってすべて異なる。(62,55.5 とも異なる)
ゆえに,中央値 M は,2+ 0 66-55 +1 1 =14 (通り) の値があり得る。
平均値が 59.0 点であるから
1
54+67+A+71+80+50+57+40+42 +69 1 =59.0
10 0
これを解いて A=60 (点)
55 ( A ( 66 であるから,中央値 M は 60 + 57
=58.5 (点)
2
(2) 2 名が 2 点ずつ下がり,2 名が 2 点ずつ上がったから,得点の合計は変わらない。
ク
よって,変更後の平均値は,変更前と一致する。 (
)
また,得点の高い 2 名の得点が下がり,得点の低い 2 名の得点が上がったから,これら
4 人の得点は平均値に近づく。
ケ
よって,変更後の分散は,変更前より減少する。 (
-10-
)