「日本における病院の「企業化」問題について」

日本における
病院の「企業化」問題について
A Study on “Corporatization” of Hospital Organization in
Japan
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科
博士課程後期課程
守口絢香
第14回ビジネスクリエーター研究学会
2015年(平成27年) 3月29日(日)
会 場:立教大学
はじめに
• 病院の「企業化」
一般企業と同様に経営手法や生産管理手法を導入し、
業務効率の向上を行うこと(≠株式会社化)
アメリカにおける病院の「企業化」
• アメリカにおける病院の「企業化」要因
• 医療技術の発展
• 報酬制度の変化
• 医療費の高騰
• 情報技術の進展
アメリカにおける病院の「企業化」
• 病院の「企業化」による変化
• 効率向上
• 医師の働き方の変化
• 雇用者としての医師
• 評価制度の導入
• 医師と患者の関係性の変化
• 医師間の関係性の変化
• 医療の標準化と効率性
日本における病院の環境変化
• 病院を取り巻く環境変化
• 外部環境の変化
• 国民医療費の高騰
• 社会保障制度と病院
• 病院内部の変化
• 効率性という指標軸の導入
国民医療費・対国内総生産及び対国民所得比率の年次推移
(厚生労働省:平成24年度国民医療費の概況より作成)
450 000
12
400 000
10
350 000
300 000
8
250 000
6
200 000
150 000
4
100 000
2
50 000
0
昭和30年度
31
32
33
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35
36
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50
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59
60
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63
平成元年度
2
3
4
5
6
7
8
9
10
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20
21
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23
24
0
国民医療費 (億円)
国民医療費の比率 国内総生産 に対する比率 (%)
国民医療費の比率 国民所得 に対する比率 (%)
日本における病院の「企業化」
• 重視される「病院経営」
• アメリカにおける病院の「企業化」との比較
結論
• 日本における病院の「企業化」
• 医療における効率性
• 医療をコントロールするのは誰か