現状の調査結果と課題整理 資料4-1-1 1.道の駅関連 温泉排湯による融雪 屋根融雪 村道 温泉 大型車駐車場 道の駅 公衆トイレ 国道 道の駅駐車場 既設ロードヒーティング (1)使用電力量について H18年調査結果より 50 使用電力量(MWh) ・ 月毎の使用電力量が変動する要 因は、主に季節ごとに変動する空 調の使用量によるもの。 60 40 30 20 H17年 H19年 H21年 H25年 改修工事休業 10 ・ 8月に最大ピークとなる傾向は, 近年のデータでも変わらない。 ・ 冬場にも小さなピークがある。 0 0 1 2 3 4 5 6 7 H18年 H20年 H24年 H26年 8 9 月 月毎の使用電力量 10 11 12 (2)空調による使用電力量について 25 使用電力量(MWh) ・ 空調を使わない中間期の4月 のデータを空調以外の使用電 力量のベース量として、各月の 空調による使用電力量を推定。 ・ 最近のH25年のデータでは、 ピークの8月で約20MWhとなる。 ・ これを熱量に換算すると空調 の性能値COP(成績係数)を平 均3とすると、約200GJの冷熱 量となる。 30 冷房 暖房 暖房 20 H18年 15 H25年 10 5 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 月 空調による使用電力量(推定値) 参考資料 熱量などの単位 電気のエネルギー 1W=1J/S(1秒当たりのエネルギー) 1Wh=1W×60分×60秒/1000=3.6kJ 1kWh=1Wh×1000=3.6×1000kJ=3.6MJ 空調(エアコン)の出力(発生熱量) 出力=使用電力量×COP(成績係数) A重油、灯油の標準発熱量 A重油: 39.1GJ/kℓ=39.1×1000MJ/ kℓ 灯 油: 36.7GJ/kℓ=36.7×1000MJ/ kℓ (3)A重油と灯油による使用熱量について ・ A重油と灯油による使用熱量を算 出した。ただし、H23年以降はJA による3ヶ月納入量からの推定値。 ・ A重油と灯油は融雪と給湯に使用。 ・ H18年当時は冬場に大きく増大 していたが、近年は年間を通じ、同 程度である。 ・ これは、近年は融雪に温泉の排湯 を活用しており、融雪に使用するA 重油等の量が減ったためである。 A重油と灯油による使用熱量 (4)今後整備が要望される設備等について 道の駅 設備名称 内 容 理 由 冷凍庫 野豚、山菜等の冷凍 生産期と販売期の調整 冷蔵庫 野豚、酒、米、そば等の冷温貯蔵 冷蔵庫レンタル代及び外注費の縮減 2階和室暖房 避難所としての緊急時の暖房 駐車場融雪 道の駅前の駐車場の融雪 広域避難所としての設備拡充 通常期の暖房費節減 除雪労力・経費の軽減 その他 設備名称 駐車場融雪 村道融雪 トイレの暖房 内 容 理 由 大型車駐車場の融雪 大型車の転回場所の確保 ケアハウス等の周辺村道の融雪 村道除雪費の縮減 道の駅公衆トイレの暖房 冬季のトイレ使用者の快適性 (5)その他課題 坑井内スケール対策 OT-3井は、長い間使用されていなかったが、その間に、 坑井内に地熱水が流入している可能性がある。この 熱水は、スケールを発生させる可能性がある。 新たな水を入れるとスケールを発生させる可能性 があるため、パイプを入れられることが判明した後、 対策方法を検討する。
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