離乳食のすすめ方ポイント(PDF:340KB)

離乳食のすすめ方 ポイント
5~6か月頃
1日1回1さじから。つぶしがゆ、じゃがいもなどを、粒のない、なめらかな状態で。
1さじ=小さじ1杯。2~3日で2さじ、1週間で3さじと、少しずつ増やす。
始めて1~2週間たち、おかゆに慣れてきたら、野菜類を加えていく。
始めて3~4週間たったら、たんぱく質性食品を加えていく。最初は、豆腐か白身魚。
味付けはしない。離乳食の後は、母乳・ミルクをほしがるだけ与える。
唇を閉じて“ごっくん”できることが目標!
たんぱく質性食品の与え方
 魚…白身から。中期くらいから赤身、後期くらいから青背が食べられる。
しらすは、必ず熱湯で塩抜きを。
 豆腐…加熱を忘れずに。
ベビーフードは月齢にあったものを使用する。
冷凍保存は、1週間を目安に。小分けにして、日付をいれて保存。
離乳食開始後、1か月くらいたったら、2回食へ。
7~8か月頃
ドロドロ状から、ツブツブがある状態へ。指で簡単につぶせる豆腐の柔らかさ。
赤ちゃんの舌でも簡単につぶせるように。
2回食を軌道にのせることが目標。目安量は、1食に子供茶碗 1/2 杯程度。
味付けは、塩、しょうゆ、砂糖など、ほんの少量で。
食品の注意点
 肉…鶏のささみなどの脂のないものから。一度凍らせて、すりおろすと
便利。後期からは牛や豚の赤身ひき肉が使える。
 納豆…新しいものを、よくたたき、最初は、加熱して。
 卵…しっかり加熱して、黄身から与える。
 牛乳…母乳・ミルクの代わりは、1歳をすぎてから切り替える。離乳食に
少量使う場合は、中期くらいから。粉ミルクの方が鉄分などの点でもおすすめ。
 ヨーグルト…何も添加物のないプレーンを使う。中期くらいから。
 パン…塩分に注意。小麦アレルギーが増えているので、与えすぎないように。
 めん…乾麺を使用。ゆで麺は、添加物が多い。柔らかくゆでて、細かく切る。
 油…バターから使用。後期にはサラダ油が使える。ごく少量で。
食品の種類を少しずつ増やし、栄養バランスも考慮していく。
中だるみの時期なので、あせらず、ゆっくりすすめましょう!
9~11 か月頃
1日3回食へ。大きさ、硬さも少しずつ増していく。バナナ程度の硬さ。
赤ちゃんの歯茎にのせてつぶせるように。あまり細かくしてしまうと、逆に噛みにく
く、丸飲みしがちです。手づかみの工夫も。
目安量は、1食に子供茶碗1杯程度。個人差が大きいので、人と比べない!
食後の母乳・ミルクは次第に少なくなり、なくなる。
大人の食事からの取り分けは、味付けする前に。味付けは、ごく薄味で。
調味料として、マヨネーズやケチャップなども、少しずつ使えるようになる。
食品の注意点
 さばはアレルゲンが高いので、1歳近くまで使わない。
 いか、たこ、かに、えび、貝類は、加熱すると固くなるので、離乳食には向いてい
ない。アレルギーも、まれにあるので、初期・中期には使わない。
鉄分不足に注意!レバー、緑黄色野菜などで工夫して。粉ミルク、鉄分強化のベビー
フードを使用するのもOK。
フォローアップミルクは9か月以降から使える。母乳の代替品である育児用粉ミルク
とは違って、牛乳の代替品です。牛乳より鉄分、ビタミンCが強化されているもの。
必ず切り替える必要はありません。
コップで飲む練習を始めましょう!哺乳瓶は、1歳頃を目安に卒業です。
注意が必要な食品!
◎ はちみつ、黒砂糖
乳児ボツリヌス症(食中毒)予防のため、満1歳までは使わない。
◎ 牛乳
飲用は1歳過ぎからにする。料理に使うのは1歳前でも使用 OK。
平成27年1月作成
王子・赤羽・滝野川健康相談係