日本風力開発株式会社(証券コード2766)

平成 27 年 3 月 23 日
お問い合わせ先
ベインキャピタル広報担当:久世(くせ)
090-5432-6755/03-3536-2688
日本風力開発株式会社(証券コード 2766)株券等に対する
公開買付けの実施に関するお知らせ及び弊社の目的
国際的プライベート・エクイティ投資会社である Bain Capital Partners, LLC(そのグループ会
社を含め、以下「ベインキャピタル」)は、本日、日本風力開発株式会社の発行済みの普通株式及
び新株予約権の全てを公開買付けにより取得することを決定いたしましたので、お知らせいたしま
す。
これは、ベインキャピタルが投資助言を行う株式会社 BCJ-23 と、対象会社の代表取締役である塚
脇正幸(以下「塚脇氏」といいます)が夫々50%の議決権を有する、JWD ホールディングス株式会社
が、日本風力開発株式会社の発行済みの普通株式及び新株予約権の全てを取得し、日本風力開発株
式会社の普通株式を非公開化する取引(以下「本取引」)の一環として行われるものです。本取引
は、塚脇氏が買付者として関与するいわゆるマネジメント・バイアウト(MBO)であり、塚脇氏は本
取引後も継続して対象会社の経営にあたることを予定しております。
なお、今回の公開買付けの買付け等の期間は、平成 27 年 3 月 24 日(火曜日)から平成 27 年 5 月
8 日(金曜日)まで(30 営業日)の予定です。また、買付け等の価格は 1 株当たり 580 円で、買付
け総額は、最大で約 97 億円程度の見込みです。
日本風力開発株式会社は、風力発電所の開発及び風力発電による売電事業を展開することを目的
として平成 11 年 7 月に設立されました。以来日本における風力発電事業のパイオニアとして業界を
牽引しており、国内において多数の風力発電所の開発を自ら実現し、現在国内で風力発電所を運営
する事業者の中で No.1 の独立系プレーヤーです。
現在国内では、温暖化ガス排出量削減の更なる推進や、東日本大震災をきっかけとしたエネルギ
ーの安全性への意識の高まりから、これまで以上に安全かつクリーンな風力発電へのニーズが高ま
っています。そのような中、日本風力開発は、積極的に新規の風力発電所の開発に取り組んでおり、
国内の風力発電の普及・拡大を牽引し、日本の最適なエネルギーミックスの実現を推進する重要な
役割を担っています。
今回の公開買付けの目的について、ベインキャピタルの杉本勇次日本代表兼マネージング・ディ
レクターは次のように述べています。
「風力発電は、安定的かつ経済的なエネルギー供給源であることに加え、環境面でも他のエネル
ギーに比べ優れており、エネルギー業界だけでなく、日本の産業全体の持続可能な発展に大きく貢
献することが可能です。そうした状況の中、日本風力開発は、多くの新規風力発電所を開発・建
設・運営してきた実績から、業界内で大変強固な地位を築いています。また、塚脇氏も日本の風力
発電業界におけるアントレプレナーとして大きな存在感を示し、日本の再生可能エネルギーの普
及・拡大に向けて多大な功績を残しております。
ベインキャピタルは、本公開買付けの成立後、塚脇氏を中心とした現経営陣と全面的に協働しな
がら、風力発電所の新設に必要な資金調達のサポートや、持続的な成長を具現化するために必要な
経営インフラの強化等を通じ、更なる風力発電事業の成長を積極的に支援してまいります。」
さらに、ベインキャピタルの杉本代表は次のようにも述べています。
「現在同社は、国内最大規模の新規開発案件を有しています。特に、北海道及び東北地方を中心
とした風況の良い立地における開発案件を多数有しており、今後大きく飛躍するポテンシャルを持
っています。こうした成長を実現することは、国内における風力発電の普及・拡大に大きく貢献す
ることに繋がります。今後同社の成長を通じ、安定的且つ持続可能なクリーンエネルギーの国内浸
透を支援し、日本の最適なエネルギーミックスの実現推進に努めていく所存です。」
ベインキャピタルは全世界で総額約 800 億ドルの運用資産を持つ国際的投資会社であり、日本に
おいては 2006 年に東京拠点を開設して以来、約 30 名のプロフェッショナルにより投資先の企業
価値向上に向けた取り組みを進めています。主に事業会社・コンサルティング会社での経験を有す
るプロフェッショナルを中心に構成されており、一般的な投資会社の提供する資本・財務的支援に
とどまらず、事業運営を現場レベルで支援・着実に成長戦略を実行し数々の価値向上施策を成功に
導いた実績を有しています。日本においてはすかいらーく、大江戸温泉物語、ジュピターショップ
チャンネル、ドミノピザ・ジャパン、ベルシステム 24 など 10 社に対して、そしてグローバルでは
1984 年の設立以来 300 社超に対しての投資実績を有しています。