博報堂と国立循環器病研究センターが 「健康生活認証」事業をスタート

2015年3月17日
博報堂と国立循環器病研究センターが
「健康生活認証」事業をスタート
~生活習慣病リスクを低減する新しい生活習慣の創造へ~
株式会社博報堂(東京都港区)と、循環器分野で日本最高峰の医療・医学研究機関である独立行政法人
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は、「生活習慣病リスクを低減する生活に資する食事・食品」を
対象とした「健康生活認証」事業をスタートします。
■健康寿命延伸のため、社会全体に健康な生活スタイルを広める
心臓病や脳卒中、高血圧に代表される循環器疾患は、食事や生活環境などの生活習慣の改善によって、
リスクが低減するとともに、国の大きな課題である医療費抑制にもつながります。(循環器病は、現在日本人
の死因のおよそ4分の1を占め、国民医療費に占める割合も約20%と高くなっています。)
博報堂と国立循環器病研究センターは、健康寿命の延伸のために、循環器疾患を中心とした生活習慣病リ
スクを低減する新しい生活習慣の創造を目指し、まずは食事・食品の領域で「健康生活認証」事業をスター
トします。
■国立循環器病研究センター内の審査委員会の審査にもとづき認証マークを付与
国立循環器病研究センターの医学的知見にもとづいて制定した認証基準を公開し、食関連の事業者から
幅広く申請を受け付けます。国立循環器病研究センター内に設置する審査委員会で申請内容を審査し、
合格した商品に対して、「健康生活認証」マークの使用許諾を有償で与えます。
事業者との認証使用許諾契約は1年単位とします。 認証対象は「商品」単位としますが、「シリーズ」を可とし
ます。2015年7月から2016年12月までを実証事業期間として設定し事業性を検証した上で、その後事業
拡大する予定です。国立循環器病研究センターは審査委員会の運営を担い、博報堂は事業者への営業
活動、認証事業事務局、広報活動全般を担当します。
本事業は、経済産業省「平成26年度健康寿命延伸産業創出推進事業」委託事業として構築した事業基盤
にもとづき、来年度から国立循環器病研究センターと博報堂が共同で推進する事業です。
■認証マーク付与条件
以下の3つの条件の全てを満たす商品(食事メニュー・食品)に対して認証マークを付与します。
①商品の物理的属性について
・味: いつもの食事として続けられるおいしさ
・食物繊維: 1食あたり6g以上
・塩分: 1食あたり2g以下
・脂質: 脂質エネルギー比率25%以下
(+努力目標:飽和脂肪酸7%以下)
・エネルギー: 1食あたり600-700kcal程度
・努力目標: 野菜が多いこと、一食あたりの品目が多いこと
②商品を通じた「生活習慣提案」について
・健康寿命延伸を目指し、生活者が毎日の生活の中で続けられるよう、事業者としてアクティブに取り組む
こと
・上記について、具体的なアクションを行うこと
③事業者の安全衛生、品質管理の体制について (以下の2つの条件の両方を満たすこと)
・厚労省「大量調理施設衛生管理マニュアル」基準(以上)の安全衛生管理を実施していることの証明
・「ISO9001」または「FSSC22000」を取得していることの証明(または左記基準に相当する品質管理がな
されていることの証明)
■認証マークについて
健康寿命を延伸する新しい生活スタイルの主体は、一人ひとりの生活
者です。健康な生活を毎日続けようという、一人ひとりのそんな決意を応
援したいとの想いを、「健康生活認証」という名称とマークに込めました。
時計をモチーフとした円形の中に人間の姿を置くデザインです。
■健康生活認証WEBサイトについて
健康生活認証に関するサイトは3月17日より開設予定です。
このサイトの役割・目的は食認証の応募・受付機能(対企業)と
正しい食習慣の啓蒙(対生活者)になります。
内容としては応募基準、認証をもらうまでのステップやQ&A、認証
をとった企業や商品の紹介などの展開や食生活チェックシート、
食認証にまつわるPR活動報告などの展開を予定しております。
(URL:http://kenkatsu.jp/)
*上記はサイトイメージです
■株式会社博報堂
・代表者
・本社所在地
・URL
・創業
:
:
:
:
代表取締役社長 戸田 裕一
東京都港区赤坂5丁目3番地1号 赤坂Bizタワー
http://www.hakuhodo.co.jp/
1895年10月
博報堂は、2014年4月、新ビジョン『未来を発明する会社へ。Inventing the future with seikatsu-sha』を制定いたしました。1981年に掲げた「生活者発想」および「パートナー主義」という
二つのフィロソフィーを進化させ、国内外の生活者、企業、メディア、社会の「よりよい未来を発明
する」会社を目指しています。
■独立行政法人国立循環器病研究センター
・代表者
・本社所在地
・URL
・設立
:
:
:
:
理事長 橋本 信夫
大阪府吹田市藤白台5丁目7番地1号
http://www.ncvc.go.jp/
2010年4月(旧国立循環器病センター開設は1977年)
国の医療政策と一体となって国民の健康を守るため、1977年に設立された循環器病を対象とす
る国立高度専門医療研究センター(ナショナルセンター)。循環器病に関する診断・治療、調査・
研究および専門医療従事者の研修・育成を行っており、同分野においては日本で最先端の医
療・医学研究機関です。2010年に独立行政法人へ移行。今回のような共同研究にも積極的に
取り組み、国民の健康を守っていきます。
■報道関係のお問い合わせ先
(株)博報堂
広報室
藤井
電話:03-6441-6161
独立行政法人国立循環器病研究センター 総務課広報係
岡崎・上野
電話:06-6833-5012
■事業に関するお問い合わせ先
(株)博報堂 関西支社テーマビジネス開発局
亥角(いすみ) 電話:06-6229-5241
独立行政法人国立循環器病研究センター 知的資産部
長谷川
電話:06-6833-5012