<資料2> 仕様書 環境部 1.件 名 クリーンコール技術海外普及展開等事業/石炭高効率利用システム案件等形成調査事業 2.目 的 本事業では、我が国の石炭利用における優れた技術力を強みに、これらの技術を積極 的に海外に展開・普及させるとともに世界の石炭関連市場でのビジネスを獲得する。こ れにより、我が国及び世界のエネルギーセキュリティの向上及びCO2排出量の削減並び に環境負荷の低減に貢献するとともに、我が国の経済成長や雇用創出につなげる。 また、海外の政府・企業とも連携し、CCTが我が国の中核的な技術におけるフロント ランナーとしての地位を確保することを目指す。 3.内 容 3.1 調査事業対象、目標 石炭高効率発電や石炭ガス化、排ガス処理技術、CO2 回収・貯留技術、未利用炭利 用、改質・乾燥技術などの CCT を利用したシステムを対象とし、海外への普及の促進 により我が国の経済成長と世界の CO2 削減、環境負荷低減の同時達成を図ることを目 的として、我が国の CCT の普及に関するプロジェクトの創成や実施可能性に関する調 査等を実施する。対象国は特定しない。また、プロジェクトの実現のため、必要に応 じて専門家の派遣、相手国専門家や意思決定者等の招聘を含め相手国政府機関等関係 者との交流を通じた協力関係の構築を行う。 ① CCT(クリーン・コール・テクノロジー)のEPCプロジェクト等 実現可能性調査(FS)及び短期の試験、調査を対象範囲としたプロジェクトの案 件形成。 ② IPP(独立発電事業者)プロジェクト等 FS及び事前の調査、試験を対象範囲としたプロジェクトの案件形成。 3.2 調査事業形態 (1)案件発掘調査 プロジェクトの潜在的ニーズのある国等において、複数の候補がある状況のもと、 本調査により各種調査・試験及び概念設計を行い、具体的なプロジェクトの案件発 掘を行う。 (2)案件形成調査 プロジェクト概要とサイトがある程度決まっている案件を対象に各種調査・試験 及び概念設計を行い、案件形成及びプロジェクト具現化に向けた実現性の検討を行 う。 (3)案件合理化調査 相手国がプロジェクト実施に向け強い意欲を示している案件を対象とし、概念設 計の範囲内で合理化検討や補完調査を行う。 3.3 調査事項 (1)案件発掘調査 プロジェクト形成に繋がる基礎情報を含む過去の調査結果に対し、上記の 3.1①、 ②についての各種調査・試験及び概念設計を行い、具体的なプロジェクトを発掘 する。 また、上記の 3.1①、②について、案件形成に繋がるプロジェクトの潜在的ニー ズのある相手国(あるいは地域)の複数候補地点の各種調査・試験及び概念設計を 行い、具体的な案件を発掘する。 ① 提案プロジェクトの発掘における実現可能性調査(FS)。 当該調査では、次の事項等を可能な限り実施する。 ・相手国の産業・エネルギーの動向 ・各種調査・試験 ・概念設計(地点比較、環境への影響評価、概算性能検討、概算建設コスト 検討、概算運転コスト検討等) ・事業計画(内部収益率[IRR]の算出等) ・事業体制(必須ではない) ・その他プロジェクト実現に必要なもの (調査結果の先方政府機関等への 説明や提出等) ② 提案プロジェクトの温室効果ガス削減、環境負荷低減ポテンシャルの試算。 ③ 調査結果の取り纏め。 (2)案件形成調査 上記の 3.1 ①、②について、プロジェクト概要とサイトがある程度決まった案 件を対象とし、各種調査・試験及び概念設計を行い、プロジェクト実現性に向け た調査・検討を行う。 ①提案プロジェクトの具体的な形成における実現可能性調査(FS) 。 当該調査では、次の事項等を実施する。 ・相手国の産業・エネルギーの動向 ・各種調査・試験 ・概念設計(地点比較、環境への影響評価、概算性能検討、概算建設コスト 検討、概算運転コスト検討等) ・事業計画(内部収益率[IRR]の算出等) ・事業体制(必須) ・その他プロジェクト実現に必要なもの (調査結果の先方政府機関等への 説明や提出等) ②提案プロジェクトの温室効果ガス削減、環境負荷低減ポテンシャルの試算。 ③調査結果の取り纏め。 (3)案件合理化調査 上記の 3.1 ①、②について、過去の調査結果に対し、相手国(側)が実施に向け 強い意欲を示している案件を対象とし、以下を行う。 ① 提案プロジェクトの過去の調査(FS)結果に対して、プロジェクトの実現 に向けた課題や目標を定め、合理化検討や補完調査を行い、実現可能性調査 (FS)をレビューする。 ② 提案プロジェクトの温室効果ガス削減、環境負荷低減ポテンシャルの試算。 ③ 調査結果の取り纏め。 4.調査期間 NEDO の指定する日から平成 28 年 3 月 18 日までの間 5.予算額 各調査テーマの事業規模は、以下のとおりとする。 (1)案件発掘調査 30~100 百万円程度(原則、100 百万円未満) (2)案件形成調査/案件合理化調査 50~200 百万円程度(原則、200 百万円未満) 6.報告書 提出期限:平成 28 年 3 月 18 日(金) 提出部数:電子媒体 CD-R (PDF ファイル形式) 2部 :電子媒体 CD-R (ワードファイル形式) 1 部 提出方法: 「成果報告書・中間年報の電子ファイル提出の手引き」に従って提出の こと。 http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/manual_tebiki_index.html 7.報告会等の開催 委託期間中あるいは委託期間終了後に、報告等をお願いすることがある。 8.フォローアップ調査 調査終了後、必要に応じて、普及状況等について約 3~5 年目にフォローアップ(事 後・追跡)を行うので御協力をお願いすることがある。 以 上
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