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Customer
一般社団法人
Case
沖縄オープンラボラトリ
沖縄オープンラボラトリは、SDN とクラウド
の DevOps を CloudShell によって実現
Study
ビジネスの課題
OOL は、
クラウドと SDN のテストベッドを沖縄に設立し、
商用の SDN と NFV のユースケースシナリオや接続互換性
等のテストを行うためのネットワークリソースとインフ
ラを提供しています。
沖縄オープンラボラトリについて
R&D メンバーの多くが沖縄には不在のため、OOL はテスト
ベッドリソースにアクセスしやすい手段を提供する必要
があり、OOL の技術チームはメンバーが動的なサンドボ
沖縄オープンラボラトリ(OOL)は、NTTコミュニケー
ックスを構築できる DevOps 式ウェブセルフサービス統
ションズとNEC、イーガによって、SDN とクラウドコ
合プラットフォームが必要と判断しました。
ンピューティング技術の研究開発、実用化、普及を目的
更に、OpenStack などの統合技術の研究、開発、検証に
に、沖縄県庁の支援の元に設立されました。
注目していたにも関わらず、初期工数及びオープンソー
OOL は、OOL のサービスを使って、商用で使用する為の
スコードに基づく DevOps コラボレーションプラットフ
OpenFlow、OpenDaylight、OpenStack のようなクラウド
ォーム構築のメンテナンスに多大な工数を要しているこ
技術と SDN を、日本のみならず世界中の、一般企業から
とが判りました。技術チームはメンバーが希望する機能
学術団体の技術者までが開発、検証することを可能にし
をより早く使用できるような商用プラットフォームを探
ます。
すことが最適と考えましたが、そのプラットフォームは
いくつもの要件を満たさなくてはなりませんでした。

異なる要素(スイッチ、OpenStack、ハイパーバイザ
ーと VM、クラウドオーケストレーション、SDN コン
トローラー、商用オープンソースソフトウェア)を取
り扱いできること。

静的なカタログではなく、ユーザーに動的なサンド
ボックスを提供すること。

最新技術の API に追従可能なインタフェースの作成
機能も提供すること。

DevOps ユースケースシナリオを目的としたもので
DevOps に慣れ親しんだ方であれば、独自の環境を構築後、
あり、ユーザーにすぐに起動してテスト環境を提供
許可されたユーザーにはリアルタイムで新機器をドラッ
でき、構築した環境をすぐに取り壊して、使用して
グ/ドロップによる編集を可能にする一方で、他のユーザ
いたリソースを他ユーザーに開放できること。
ーにはあらかじめ決められたカタログのみを使用するよ
うに制限することもできます。
QualiSystems Solution
サンドボックスは、抽象化されたリソースとテンプレー
トに基づき構成されます。
テンプレートには、環境自動セットアップ、自動的な後
OOL は DevOps インフラオーケストレーション及び自動化
処理、その他のワークフローを行う設定パラメータをユ
プラットフォームである QualiSystems の CloudShell を
ーザーが定義できます。
採用しました。CloudShell は迅速なインフラセルフサー
ビス、クラウドの進展、集約したインフラとデータセン
ターの提供を可能にする豊富な機能一式を提供します。
インフラストラクチャ・オーケストレーション
CloudShell は物理/仮想/パプリックのクラウドリソー
スをリソースプールとして管理します。
CloudShell は物理インフラを高精度で管理することで、
例えばスイッチ全体ではなく、一つのネットワークポー
トを割り当てることができます。
全てのリソースは、ユーザーが定義可能な属性の中でラ
イブラリ構造内でオブジェクトとして定義されます。
DevOps 予約システム
属性のみ一致した抽象的なリソースは、環境テンプレー
トにおいて最大限に有効活用できます。
ユーザーは、ウェブベースのセルフサービスカタログを
結果的には、レガシー、物理、仮想、パブリッククラウ
利用し、すぐにリソースを予約することができます。単
ドリソースを統合環境として取り込み、構築/再構築を
に利用時間を指定するだけでも良いですし、スケジュー
繰り返し行うことができます。
リングツールを利用して、先の時間帯に予約することも
できます。
一旦、予約が開始すると、ユーザーにどのリソースを使
用するのか、また、コンフィグパラメータの入力を促し
ます。適切なリソースが割り当てられ、登録されたリソ
ース内で予約済みと認識され、自動的にセットアップが
開始します。管理者はいつでも最大予約時間を定義する
ことができますが、ユーザー自身が必要に応じて予約延
長を許可されている場合もあります。
予約終了前にユーザーがベースとなる設定に何かしらの
変更を加えた場合、または新機器をドラッグ/ドロップで
環境に追加した場合、環境のスナップショットを保存す
ることができますので、後で環境を容易に戻すことも可
能です。
セルフサービス・ポータル
タイムアウトまたはユーザーの終了操作により予約が終
了した場合、自動開放ワークフローが後処理を行い、全
CloudShell は、動的サンドボックスからシステム上で管
機器を元の状態にリセットすることで他ユーザーが効率
理されたカタログの提供まで、様々なユーザーに対して
的にリソースを使用可能になります。この"予約"、"セッ
のセルフサービスを提供する高い柔軟性を持ち合わせて
トアップ"、"スナップショット"、"後処理"といったプロ
います。ポータルサイトではライブ環境構築をサポート
セスにより、最適な生産性とリソース活用が期待できま
しますので、設計者は構築後、標準的なカタログを登録
す。
することができます。
GUI自動化オーサリング

OpenStack と SDN 技術を用いた OOL のオーケストレ
ーションプラットフォームを使用して、ネイティブ
CloudShell は、オブジェクトベースの GUI 自動化オーサ
クラウドアプリケーションを検証できる。
リングツールを提供します。洗練されたプロビジョニン
グと DevOps インフラ環境のセットアップ/後処理により、

すぐにプロトタイプを作成し、新しいアイデアを検
ビジネスロジックを更に効率化します。これにより OOL
証、POC が実施可能。物理ハードウェア環境におけ
会員のメンバーは、オーケストレーションをカスタマイ
るシステムパフォーマンスの見積もりもできる。
ズし、画期的なユースケース創りをサポートします。

別途 CloudShell オーサリングツール内に、
自動化の
Business Value
ビルディングブロック・ドライバーを作成すること
Cloudshell を採用後、OOL はクラウドテストベッドから
ネントを統合することができる。例えば、OOL は内
DevOps サンドボックスコラボレーションが提供可能に
部的に開発していた SDN ネットワーク設定システム
なり、その結果、会員メンバーに対して下記のようなメ
(OpenFlow パッチ)の統合に成功した。
で、すぐに独自の革新技術とソフトウェアコンポー
リットが生まれました。


CloudShell のウェブポータルカタログを通じて、デ
テストベッドの購入やセットアップすることなしに
ータセンターインフラハードウェア、テスト機器、
オンデマンド形式でハードウェア、ソフトウェアを
利用可能なソフトウェアリソースの追加、更新、維
利用することができ、そこで開発とテストが実施で
持が簡単にできる。会員メンバーは、開発とテスト
きる。
のために商用、オープンソースどちらも幅広い選択
肢があります。

データセンターにおいての SDN で接続構築されたネ
ットワークトポロジーをリアルタイムに作成し、管
OOL の技術リーダーである山下達也氏は「CloudShell は
理を行うことができる。
革新的なプラットフォームイネーブラであり、OOL のオ
ープンソース技術を用いた技術革新に拍車をかけている。
OOL は、QualiSystems などの最高品質の ICT イネーブラ
との協力の下、幅広い ICT コミュニティにおいての、ク
ラウドコンピューティングの SDN、NFV の一定の基準にな
れるように努めている。
」
まとめ
CloudShell はオープンインフラオーケストレーション
と技術的な統合を提供することで、OOL のビジネス、技
術の機敏さにおいて多大なる影響をもたらしました。
CloudShell により、OOL 会員メンバーは、オーケストレ
ーションプラットフォームを構築/維持することから解
放し、より良い SDN セットとクラウド DevOps サンドボッ
クスサービスの提供のみに集中することができるように
なりました。
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