新旧対照表 第4編[PDF:780KB]

第4編 火山対策編
第1章 災害予防計画
節
1
節
名
火山災害に強いまち
づくり
頁
1102
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
4 火山災害に強い地域づくり
4 火山災害に強いまちづくり
火山及びその周辺地域は、火山災害の危険区域であると同時に、生活の場でもある。市は、
市は、防災の第一次責任を有する基礎的地方公共団体として、火山噴火等に関わる災害か
住民が安心して快適な生活が営めるよう、施設整備を進めるとともに、安全を確保しやすい
ら市の地域、住民並びに一般観光客の生命、身体、財産を保護するため関係機関の協力を得
地域づくりを推進する。また、避難所及び避難路の整備に努める。
て火山災害対策活動を実施する。特に近年の住宅環境等の変化によりライフラインへの依存
(1) 広域火山災害対策の推進
度が増大し、災害の及ぼす影響も多様化しており、災害に強いまちづくりが必要となってい
市は、火山災害に強い地域づくりを推進するため、隣接市町村と連携を図りながら、広
域的な観点から防災に関する諸施設の整備等を計画的に推進する。
る。
(1) 火山災害に強いまちの形成
(2) 主要交通・通信機能の強化
ア 必要に応じ、浅間山について噴火現象等を想定し、適切な土地利用への誘導を行うと
火山災害が発生した場合における被害の拡大を防ぐため、基幹的な交通・通信施設につ
ともに、警戒避難対策に必要な機器の整備を図り、警戒避難体制の強化・拡充を図る。
いて、その安全性の確保に努め、災害時でも有効に機能するようネットワークの充実強化
イ 火山噴火による危険が差し迫った状態にある場合には、短時間に多数の住民等の避難
を図る。
が必要になる場合があることを勘案し、あらかじめ避難のための道路等の整備の推進に
(3) 警戒避難体制の強化・拡充
努める。
ア 火山防災マップ等に基づき、危険地域と想定される地区内への開発整備に当たって
は、危険性の高い地区であることを十分念頭に入れた上で実施する。
イ 警戒避難対策に必要な機器の整備を図り、警戒避難体制の強化・拡充を図る。
(4) 避難道路の整備
ウ 火山の特性から、噴石の降下が予想される等の場合には、退避濠(ごう)その他指定緊
急避難場所となる退避施設の整備を推進する。
エ 適切な土地利用の誘導、警戒避難対策の推進、住民等への情報提供等を効果的に行う
ため、浅間山の特性を考慮した火山に関するハザードマップの整備を推進する。
火山噴火による危険から逃れるために、火山の特性を十分考慮のうえ短時間に住民等の
避難が可能な避難道路の整備に努める。
オ 道路情報ネットワークシステム等を通じて安全性、信頼性の高い道路網の整備を図
る。
(5) 公共施設等の安全性確保
カ 火山災害対策の検討に当たり、科学的知見を踏まえ、火山災害の要因となる現象(火
不特定多数の者が使用する施設、学校、行政関連施設等の応急対策上重要な施設、災害
時要援護者に関わる社会福祉施設、医療施設等については、不燃堅牢化を推進するなど火
山災害に対する安全性の確保に努める。
砕流、溶岩流、融雪型火山泥流、噴石、降灰等)とその規模が多様であることを考慮し、
現象の影響が及ぶ範囲と程度を想定し、その想定結果に基づき対策を推進する。
キ 火山災害の想定に当たっては、古文書等の資料の分析、火山噴出物の調査、火山地形
(6) ライフライン施設等の機能の確保
等の調査などの科学的知見に基づく調査を通じて、過去の災害履歴等をより正確に調査
ライフライン事業者と連携し、上下水道、電気、ガス、電話等のライフライン関連施設
や廃棄物処理施設について、火山災害に対する安全性の確保を図るとともに、必要に応じ
て、系統多重化、拠点の分散、代替施設の整備等による代替性の確保を進める。
(7) 降灰対策
する。
ク 火山災害はその要因となる現象が多様であること、現象の推移等の把握や予測が難し
いことから、日ごろより、火山防災協議会等の枠組みを活用し、国等関係機関、火山専
門家等と相互に連携して、避難体制の構築等の火山災害対策の推進に努める。
活動火山対策特別措置法に基づく防災営農施設整備事業、降灰除去事業、降灰防除施設
の整備、各種資金の活用により、火山噴火に伴う降灰が火山周辺地域の住民の生活等に及
ぼす支障を軽減することに努める。
(2) 火山災害に対する建築物等の安全性
不特定多数の者が利用する施設、学校、行政関連施設等の応急対策上重要な施設、要配
慮者に関わる社会福祉施設、医療施設等については、火山災害に対する安全性の確保に特
(8)火山ガス対策
に配慮する。
72
節
1
節
名
火山災害に強いまち
頁
1103
づくり
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
登山道では、硫化水素、二酸化炭素、二酸化硫黄とも、人体に影響を与えるほどの濃度
(3) ライフライン施設等の機能の確保
は検出されていないが、通称「地獄谷」では、許容範囲を上回る硫化水素が噴出していて
ア ライフラインの被災は、安否確認、住民の避難、救命・救助等の応急対策活動などに
危険なため、登山者の注意を喚起する立入禁止看板の設置とあわせ、ロープで囲み登山者
支障を与えるとともに避難生活環境の悪化等をもたらすことから上水道等の施設の火
の安全を確保する。
山災害に対する安全性の確保を図るとともに、系統多重化、代替施設の整備等による代
なお、必要により火山ガス調査を行う。
替性の確保を進める。
イ コンピューターシステムやデータのバックアップ対策を講ずるとともに、企業等にお
ける安全確保に向けての自発的な取組みを促進する。
(4) 降灰対策
活動火山対策特別措置法に基づく施策等を推進することにより、火山噴火に伴う降灰が
火山周辺地域の住民の生活等に及ぼす支障を軽減することに努める。
(5) 災害応急対策等への備え
ア 災害が発生した場合の災害応急対策、災害復旧・復興を迅速かつ円滑に行うための備
えを平常時より十分行うとともに、職員、住民個々の防災力の向上を図るとともに、人
的ネットワークの構築を図る。
イ 噴火に伴う火砕流等は発生から短時間で居住地域に到達するおそれがあり、噴火発生
前から住民等へ避難指示等を行わなければならない場合があり得る事に十分留意して
災害応急対応を講ずる。
ウ 指定緊急避難場所、指定避難所、備蓄など、防災に関する諸活動の推進に当たり、公
共用地等の活用を図る。
エ 民間企業等を含む関係機関との間で協定を締結するなど協力体制を構築し、連携強化
を進めることにより、迅速かつ効果的な応急対策等が行えるように努める。
オ 民間事業者に委託可能な災害対策に係る業務(被災情報の整理、支援物資の管理・輸
送等)について、あらかじめ協定を締結しておくなど、民間事業者のノウハウや能力等
の活用に努める。
2
迅速かつ円滑な災害
1104
1 災害発生直前対策
1 災害発生直前対策
応急対策、災害復
(1) 〔略〕
(1) 〔略〕
旧・復興への備え
(2) 住民の避難誘導体制
(2) 住民の避難誘導体制
ア 地域住民に対する避難誘導体制の整備
ア 地域住民に対する避難誘導体制の整備
避難場所、避難路をあらかじめ指定し、日ごろから住民への周知徹底に努める。
指定緊急避難場所、指定避難路をあらかじめ指定し、日ごろから住民への周知徹底に
努める。
イ 災害時要援護者に対する避難誘導体制の整備
イ 要配慮者に対する避難誘導体制の整備
高齢者、障害者その他いわゆる災害時要援護者を速やかに避難誘導するため、
〔後略〕
73
高齢者、障害者その他いわゆる要配慮者を速やかに避難誘導するため、
〔後略〕
節
2
節
名
迅速かつ円滑な災害
頁
1104
応急対策、災害復
旧・復興への備え
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
ウ 入山者に対する避難誘導体制の整備
ウ 入山者に対する避難誘導体制の整備
〔前略〕発災時の避難誘導に係わる計画を作成し、訓練を行うよう指導・助言する。
1104
2 情報の収集及び連絡計画
〔前略〕発災時の避難誘導に関わる計画を作成し、訓練を行うよう指導・助言する。
2 情報の収集及び連絡計画
(1) 〔略〕
(1) 〔略〕
(2) 通信手段の確保
(2) 通信手段の確保
ア 住民への重要な被害情報伝達手段となる防災行政無線、戸別受信機等の拡充整備に努
める。
〔後略〕
ア 住民への重要な被害情報伝達手段となる防災行政無線、メールマガジン配信サービス
等の拡充整備に努める。
〔後略〕
イ 〔略〕
イ 〔略〕
3 〔略〕
3 〔略〕
4 救助・救急、医療及び消防計画
4 救助・救急、医療及び消防計画
市及び医療関係機関等は、発災時における救助・救急、医療・消火に係わる情報の収集・
市及び医療関係機関等は、発災時における救助・救急、医療・消火に関わる情報の収集・
連絡・分析等の重要性にかんがみ、通信手段の確保等を図る。
連絡・分析等の重要性にかんがみ、通信手段の確保等を図る。
〔以下略〕
〔以下略〕
74
第2章 災害応急対策計画
節
1
節
名
活動体制の確立
頁
1151
旧(平成26年3月現在)
活動体制
活動内容
活動期間
新(今回修正案)
活動開始基準
事前体制 ○総務部職員により、情報収
集・伝達を行う。
○総務部長が必要と認めた場
合、部内職員による増員を行
う。
右の基準に該当したと ○噴火警報(火口周
辺・噴火警戒レベ
きから、噴火警戒レベル
ル2)が発表され
2からレベル1へ切り替
たときで、総務部
えられたとき、又は総務
長が必要と認め
部長が配備の必要がない
たとき
と認めたとき及び他の体
制に移行したときまで。
警戒体制 ○災害発生前の体制で、各部局
連絡網の確認、情報収集等を
行う。
○情報収集活動が円滑に行える
体制とする。
○状況により、警戒対策本部を
設置する。
右の基準に該当したと ○噴火警報(火口周
辺・噴火警戒レベ
きから、噴火警戒レベル
ル3)が発表され
3からレベル2へ切り替
たとき
えられたとき、又は市長 ○事前体制の状況
が配備の必要がないと認
下で市長が必要
めたとき及び他の体制に
と認めたとき
移行したときまで。
応急体制 ○災害発生直前又は発生後の体
制で、警戒体制を強化し、情
報収集を行い、応急体制の準
備を整える。
○状況により、応急対策本部を
設置する。
○事態の推移に伴い、速やかに
災害対策本部を設置し、危険
地域の情報収集、被害情報調
査を実施できる体制とする。
右の基準に該当したと ○噴火警報(火口周
辺・噴火警戒レベ
きから、噴火警戒レベル
ル3)が発表さ
4・5からレベル3へ切
れ、災害が発生す
り替えられたとき、又は
るおそれがある
市長が配備の必要がない
とき
と認めたとき及び他の体 ○噴火警報(居住地
域・噴火警戒レベ
制に移行したときまで。
ル4・5)が発表
されたとき
○その他市長が必
要と認めたとき
第 1 次 ○災害発生時の体制で、応急体
右の基準に該当したと ○大規模な火山災
害が発生した場
配備体制
制を強化し、広域的又は大規 きから、市長が配備の必
合で市長が必要
模な災害に対処する体制とす 要がないと認めたとき及
と認めたとき
る。
び他の体制に移行したと ○その他市長が必
○災害対策本部を設置し、市長 きまで。
要と認めたとき
が必要と認めた場合、第2次
配備体制をとる。
第 2 次 ○市の組織及び機能のすべてを
右の基準に該当したと ○大規模な火山災
配備体制
あげて対処する体制とし、各 きから、市長が配備の必
害が発生した場
所属職員全員を配備する。
要がないと認めたとき及
合で市長が必要
○事態の推移により必要な人員 び他の体制に移行したと
と認めたとき
による体制を構築する。
きまで。
○その他市長が必
要と認めたとき
75
活動体制
活動内容
活動開始基準
活動期間
準備体制
防災担当、当直者等が火 火山活動に変化があるとき。 基準に該当したと
山情報の把握に努め、状
きから、総務部長
況の進展を見守る。
が配備の必要がな
いと認めたとき及
び他の体制に移行
したときまで。
事前体制
○総務部職員を配置し、 ○火山活動に変化があり、噴 基準に該当したと
火山情報の分析、専門
火警戒レベルの引上げが予 きから、総務部長
機関との情報交換がで
想されるとき。
が配備の必要がな
きる体制とする。
○積雪期に火山活動に変化が いと認めたとき及
○総務部長が必要と認め
あるとき。
び他の体制に移行
た場合、部内職員によ
したときまで。
る増員を行う。
警戒体制
○警戒対策本部を設置す ○噴火警戒レベル2及び3が 基準に該当したと
る。
発表されたとき。
きから、市長が配
○各部局連絡網の確認、 ○積雪期に火山活動に変化が 備の必要がないと
情報収集を行う。
あり、噴火が予想されると 認めたとき及び他
○災害関係課等の職員で
き。
の体制に移行した
情報収集活動が円滑に ○その他市長が必要と認める ときまで。
行いうる体制とする。
とき。
○専門機関とのホットラ
インが活用できる体制
とする。
○要配慮者の避難場所受
入体制の準備ができる
要員を確保する。
警戒対策
本部設置
応急体制
災害対策
本部設置
○災害対策本部を設置 ○噴火警戒レベル4以上が発 基準に該当したと
し、応急対策活動が円
表されたとき。
きから、市長が配
滑に実施できる体制と ○積雪期に噴火警戒レベル3 備の必要がないと
する。
が発表され、噴火が予想さ 認めたとき及び他
○あらかじめ定めた防災
れるとき。
の体制に移行した
対応の全職員が体制に ○噴火警戒レベル2及び3が ときまで。
入る。
発表され、噴火による被害
が発生したとき。
節
1
節
名
活動体制の確立
頁
1152
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
2 配備体制の決定及び配備指令の伝達
2 配備体制の決定及び配備指令の伝達
(1) 勤務時間内
(1) 勤務時間内
ア 〔略〕
ア 〔略〕
イ 総務部長は、総務課長の報告を受けたときは、市三役に報告する(図②)とともに、
イ 総務部長は、総務課長の報告を受けたときは、市三役に報告する(図②)とともに、
噴火警報(火口周辺・噴火警戒レベル3)が発表された場合には警戒対策本部会議又は
噴火警報(火口周辺・噴火警戒レベル3)が発表された場合には警戒対策本部会議、噴
応急対策本部会議、噴火警報(居住地域・噴火警戒レベル4)以上が発表された場合に
火警報(居住地域・噴火警戒レベル4)以上が発表された場合には災害対策本部会議を
は災害対策本部会議を開催するため、各部長等に通知する(図③④)。
開催するため、各部長等に通知する(図③④)。
ウ~オ〔略〕
ウ~オ〔略〕
〔図中〕
〔図中〕
応急対策本部・災害対策本部
1153
警戒対策本部・災害対策本部
(2) 勤務時間外
(2) 勤務時間外
ア 〔略〕
ア 〔略〕
イ 総務部長は、総務課長又は当直者の報告を受けたときは、市三役に報告する(図②③)
イ 総務部長は、総務課長又は当直者の報告を受けたときは、市三役に報告する(図②③)
とともに、噴火警報(火口周辺・噴火警戒レベル3)が発表された場合には警戒対策本
とともに、噴火警報(火口周辺・噴火警戒レベル3)が発表された場合には警戒対策本
部会議又は応急対策本部会議、噴火警報(居住地域・噴火警戒レベル4)以上が発表さ
部会議、噴火警報(居住地域・噴火警戒レベル4)以上が発表された場合には災害対策
れた場合には災害対策本部会議を開催するため、各部長等に登庁するよう電話等により
本部会議を開催するため、各部長等に登庁するよう電話等により通知する(図④⑤)
。
通知する(図④⑤)
。
ウ~オ 〔略〕
ウ~オ 〔略〕
〔図中〕
〔図中〕
応急対策本部・災害対策本部
2
災害発生直前の対策
1156
警戒対策本部・災害対策本部
火山災害については、その活動状況から災害発生の危険性をある程度は予測することが可能
火山災害については、その活動状況から噴火等の災害発生の危険性をある程度は予測するこ
であり、被害を軽減するため、噴火警報・予報等の伝達、迅速な避難誘導等の活動を実施する
とが可能であり、被害を軽減するため、噴火警報・予報等の伝達、迅速な避難誘導等、災害発
(後掲「浅間山防災対策マニュアル(P1249)」参照)。
生直前の対策が重要である。また要配慮者については、迅速に避難できるよう対策を行うこと
が必要である(後掲「浅間山防災対策マニュアル(P1249)」参照)。
1 噴火警報等の種類と発表
1 噴火警報等の種類と発表
(1) 噴火警報・予報
(1) 噴火警報・予報等
ア 噴火警報・予報の種類
ア 噴火警報・予報の種類
(ア)噴火警報:気象業務法第13条の規定により、気象庁火山監視・情報センターが、居
(ア)噴火警報(居住地域)・噴火警報(火口周辺)
住地域や火口周辺に重大な影響を及ぼす噴火の発生が予想される場合に、予想される
気象庁地震火山部火山課火山監視・情報センターが、居住地域や火口周辺に重大な
影響範囲を付した名称で発表する。なお、活動火山対策特別措置法第21条第1項に規
影響を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流等、発生から短時間で
定される火山現象に関する情報は、噴火警報として取り扱う。
火口周辺や居住地域に到達し、避難までの時間的猶予がほとんどない火山現象)の発
生やその拡大が予想される場合に、「警戒が必要な範囲」(生命に危険を及ぼす範囲)
を明示して発表する。「警戒が必要な範囲」に居住地域が含まれる場合は「噴火警報
76
節
2
節
名
災害発生直前の対策
頁
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
1156
(居住地域)」、含まれない場合は「噴火警報(火口周辺)」として発表する。
なお、特別警報は噴火警報(噴火警戒レベル4以上)及び噴火警報(居住地域)に
位置づけられる。
(イ)噴火予報:気象業務法第13条の規定により、気象庁火山監視・情報センターが、火
山活動が静穏(平常)な状態が予想される場合に発表する。また、噴火警報の解除は、
噴火予報で発表する。
(イ)噴火予報
気象庁地震火山部火山課火山監視・情報センターが、警報の解除等を行う場合に発
表する。
イ 噴火警戒レベル
イ 噴火警戒レベル
火山活動の状況を噴火時等の危険範囲や住民等がとるべき防災行動を踏まえて下表
火山活動の状況を噴火時等の危険範囲や住民等がとるべき防災行動を踏まえて5段階
のとおり5段階に区分したもの。噴火警報・予報に含めて気象庁火山監視・情報センタ
に区分したもの。噴火警報・予報に含めて気象庁地震火山部火山課火山監視・情報セン
ーが発表する。浅間山の噴火警戒レベル表を別紙1に示す。
ターが発表する。浅間山の噴火警戒レベル表を別紙1に示す。
(2) 火山情報等
(2) 降灰予報
ア 火山の状況に関する解説情報
噴煙の火口からの高さが3,000メートル以上、あるいは噴火警戒レベル3相当以上の噴火
火山性地震の回数など火山活動の状況を知らせる場合に、気象庁火山監視・情報セン
ターが発表する。
など、一定規模以上の噴火が発生した場合に、噴火発生からおおむね6時間後までに火山
灰が降ると予想される地域を発表する。
イ 火山活動解説資料
(3) 火山ガス予報
防災活動の利用に適合するよう火山観測の成果、統計及び調査の成果等を編集した資
料で、気象庁火山監視・情報センターが必要に応じ作成し、発表する。
居住地域に長期間影響するような多量の火山ガスの放出がある場合に、火山ガスの濃度
が高まる可能性のある地域を発表する。
(4) 火山現象に関する情報等
77
節
2
節
名
災害発生直前の対策
頁
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
1157
噴火警報・予報、降灰予報及び火山ガス予報以外に、火山活動の状況等を知らせるため
の情報等である。
ア 火山の状況に関する解説情報
火山性地震や微動の回数、噴火等の状況等を取りまとめたもので、定期的又は必要に
応じて臨時に発表する。
イ 火山活動解説資料
地図や図表等を用いて火山活動の状況や警戒事項を詳細に取りまとめたもので、毎月
上旪又は必要に応じて臨時に発表する。
ウ 週間火山概況
過去一週間の火山活動の状況や警戒事項を取りまとめたもので、毎週金曜日に発表す
る。
エ 月間火山概況
前月1か月間の火山活動の状況等を取りまとめたもので、毎月上旪に発表する。
2 噴火警報等の伝達
オ 噴火に関する火山観測報
(1) 噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報の伝達系統図
噴火が発生したときに、発生時刻や噴煙高度等の情報を直ちに発表する。
〔図略〕
(5) 特別警報発表時の対応
市は、県、消防庁、NTTから特別警報の発表又は解除の通知を受けた場合又は自ら知
った時は、直ちにその内容を住民、滞在者、所在の官公署に周知する措置をとる。
なお周知に当たっては、市防災行政無線、広報車、メールマガジン配信サービス、ソー
シャルメディア、ワンセグ放送等あらゆる広報手段を通じて、迅速かつ的確に行うよう努
める。
(6) 噴火警報・予報等発表時の対応
ア 住民から噴火等の災害発生のおそれのある異常現象の通報を受けた時は、その旨を速
やかに長野地方気象台及び関係機関に伝達する。
イ 長野地方気象台から県(危機管理防災課)を通じて噴火警報・予報、降灰予報、火山
ガス予報及び火山の状況に関する解説情報の通報を受けた時は、住民等に対して広報活
動を行う。
ウ 噴火警報・予報等の伝達の経路については、次図のとおりであるが、市は、県及び気
象台、周辺市町村、関係機関との連携をとりながら、火山活動に異常が生じた場合には、
情報伝達活動が円滑に行えるよう体制の整備を図る。
2 噴火警報等の伝達
(1) 噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報の伝達系統図
〔図略〕
78
節
2
節
名
災害発生直前の対策
頁
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
1157
注)特別警報発表時については、第2編第2章第2節「災害直前活動」の警報等伝達系
統図により伝達を行う。
注)二重枠で囲まれている機関は、気象業務法施行令第8条第1号の規定に基づく法定
通知先
通知先
〔以下略〕
1158
〔以下略〕
3 異常現象発見の通報
3 異常現象発見の通報
(1) 〔略〕
(1) 〔略〕
(2) 異常現象通報系統図
(2) 異常現象通報系統図
〔図中〕
〔図中〕
隣接市町村等
2
災害発生直前の対策
1160
二重枠で囲まれている機関は、気象業務法施行令第8条第1号の規定に基づく法定
隣 接 市 町
別紙1 浅間山の噴火警戒レベル表
別紙1 浅間山の噴火警戒レベル表
79
節
2
節
名
災害発生直前の対策
頁
1161
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
別紙2-1 浅間山の噴火警戒レベルに応じた防災対応
予報
警報
レベル
5
噴火
(避難)
警報
4
(避難準備)
火口
周辺
3
(入山規制)
警報
2
(火口周辺規制)
噴火
1
予報
(平常)
別紙2-1 浅間山の噴火警戒レベルに応じた防災対応
保全対象施設及び道路
〔略〕
〔略〕
〔略〕
〔略〕
想定される防災対応
〔略〕
居住区避難準備(自主避難、災害時
要援護者避難あり。)
名称
又
は
噴
火
警
報
レベル
噴
火
警
報
(
居
住
地
域
)
5
(避難)
4
(避難準備)
情報の収集・連絡及
び通信の確保
1164
(~
1180)
噴
火
警
報
(
火
口
周
辺
)
又
は
火
口
周
辺
警
報
〔略〕
〔略〕
〔略〕
〔略〕
〔略〕
(3) 避難に関する事項
避難収容及び情報提
供活動
1183
〔略〕
〔略〕
居住区避難準備(自主避難、要配
慮者避難あり。)
3
〔略〕
〔略〕
〔略〕
〔略〕
〔略〕
〔略〕
〔略〕
〔略〕
(入山規制)
2
(火口周辺規制)
1
(平常)
(3) 避難に関する事項
ア・イ 〔略〕
ア・イ 〔略〕
ウ 集結地点及び避難先、避難の場所
ウ 指定緊急避難場所及び指定避難所
〔以下略〕
6
〔略〕
想定される防災対応
〔略〕
噴
火
予
報
3
保全対象施設及び道路
〔以下略〕
2 避難者の誘導方法
2 避難者の誘導方法
(1) 避難者の誘導方法
(1) 避難者の誘導方法
ア~カ 〔略〕
ア~カ 〔略〕
キ 災害時要援護者の避難誘導に当たっては、自主防災組織などの協力を得て、地域ぐる
キ 高齢者、障害者、傷病者、幼児、その他歩行が困難な者、特に避難行動要支援者を優
みの誘導体制をとる。また、各地区の実態に合わせ、利便性や安全性に十分配慮する。
先する。
ク 高齢者、障害者、幼児、その他歩行が困難な者及び災害の状況により自力により立ち
退くことが困難な者については、市が車両、舟艇及びヘリコプターの要請等により移送
する。
80
節
6
節
名
避難収容及び情報提
頁
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
1183
また、地域住民の協力を得ながら、それぞれの態様に十分配慮した迅速かつ適切な避
供活動
難誘導を行う。
ケ 市は、避難行動要支援者の避難については、避難行動要支援者名簿を使用し、あらか
じめ定めた避難支援等に携わる関係者の協力を得て行う。
コ 被災地が広範囲で大規模な避難のための移送を必要とし、市において処置できないと
きは、佐久地方事務所を経由して県へ応援を要請する。状況によっては、直接他市町村、
警察署等と連絡して実施する。
1184
3 避難所の開設
3 避難所の開設
(1) 避難所の種類、避難体系
(1) 避難所の種類、避難体系
市は、現在の避難所を踏まえ、次図の避難体系をもとに、緊急退避所、収容避難所につ
いて定める(後掲「浅間山防災対策マニュアル(P1249)」参照)。
市は、現在の避難所を踏まえ、次図の避難体系をもとに、指定緊急避難場所、福祉避難
所について定める(後掲「浅間山防災対策マニュアル(P1249)」参照)。
ア 緊急退避所
緊急避難の体系
〔略〕
イ 収容避難所
〔略〕
緊急避難の体系
ア 指定緊急避難場所
〔略〕
イ 福祉避難所
〔略〕
〔以下略〕
〔以下略〕
81
節
8
節
名
保健衛生、感染症予
頁
1186
防、遺体の処理等に
関する活動
11
災害の拡大防止と二
次災害の防止活動
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
〔略〕
〔略〕
具体的な対策については、第2編第2章第17節「保健衛生、感染症予防活動」及び第18節「死
具体的な対策については、第2編第2章第17節「保健衛生、感染症予防活動」及び第18節「遺
体の捜索及び処置等の活動」に準ずる。
1188
第11節 二次災害の防止活動
(~
1248)
体の捜索及び処置等の活動」に準ずる。
第11節 災害の拡大防止と二次災害の防止活動
〔略〕
〔略〕
(1) 繰り返し火山泥流及び土石流等の危険が生ずるとみられる場合には、安全な場所におい
(1) 繰り返し火山泥流及び土石流等の危険が生ずるとみられる場合には、安全な場所におい
て避難施設の整備の推進に努める。
て避難所の整備の推進に努める。
〔以下略〕
〔以下略〕
82
第3章 災害復旧・復興計画
節
2
節
名
迅速な原状復旧の進
頁
1252
め方
旧(平成26年3月現在)
新(今回修正案)
1 降灰対策
1 降灰対策
(1) 〔略〕
(1) 〔略〕
(2) 道路の降灰除去
(2) 道路の降灰除去
ア 〔略〕
ア 〔略〕
イ 主要道路以外の道路に係わる降灰除去については、住民が相互に情報を交換し、降灰
イ 主要道路以外の道路に関わる降灰除去については、住民が相互に情報を交換し、降灰
除去の迅速化、円滑化に努めるものとする。
除去の迅速化、円滑化に努めるものとする。
〔以下略〕
1253
3
計画的復興の進め方
1253
〔以下略〕
2 がれきの処理
2 災害廃棄物の処理
復旧・復興を効果的に行うため、市はがれきの処理を復旧・復興計画に考慮して行うもの
復旧・復興を効果的に行うため、市は災害廃棄物の処理を復旧・復興計画に考慮して行う
とし、そのための処理計画を定めるものとする。具体的な処理計画は、第2編第2章第19節
ものとし、そのための処理計画を定めるものとする。具体的な処理計画は、第2編第2章第
「廃棄物の処理活動」に準ずる。
19節「廃棄物の処理活動」に準ずる。
2 防災まちづくりの基本目標の設定
2 防災まちづくりの基本目標の設定
(1)・(2) 〔略〕
(1)・(2) 〔略〕
(3) 市内の基盤施設(避難路、避難所、延焼遮断帯、防災活動の拠点ともなる幹線道路、公
(3) 市内の基盤施設(避難路、指定緊急避難場所、指定避難所、延焼遮断帯、防災活動の拠
園、河川など)の整備
4
被災者等の生活再建
等の支援
1254
点ともなる幹線道路、公園、河川など)の整備
〔以下略〕
〔以下略〕
〔前略〕これを含む各種の支援措置を早期に実施するため、市は、発災後早期に被災証明の
〔前略〕これを含む各種の支援措置を早期に実施するため、市は、発災後早期に被災証明の
交付体制を確立し、被災者に被災証明を交付する。
交付体制を確立し、被災者に罹災証明を交付する。
〔以下略〕
〔以下略〕
83