記 者 発 表 資 料 平成 27 年 3 月 10 日 (公財)横浜市緑の協会 よ こ は ま 動 物 園 ▲移動する個体(愛称:キリシマ) 現在 20 歳、体重 155kg、温厚な性格で体格は立派 ▲特徴的な顔の模様 目の周りに眼鏡のような白や黄色の模様がある 個体もいることから、「メガネグマ」と呼ばれる よこはま動物園ズーラシアで飼育しているメガネグマのキリシマ(オス・20 才)が 3 月 16 日(月) に東山動植物園(名古屋市)へ、ブリーディングローンにより出園することが決まりました。 メガネグマは野生では約 3,000 頭といわれ、国内での飼育頭数も少ない希少なクマの一種で、当園 では開園当初より本種の飼育下繁殖に取り組んでいます。今回の出園は国内のメガネグマの種を保存 するための取り組みの一環として、東山動植物園のメスのメガネグマとの繁殖が期待されています。 ズーラシアでは、平成 26 年 1 月 28 日には、ミウ(メス)とルイス(オス)の間に、国内で 10 年ぶ りとなる双子が誕生し、1 歳を迎えた現在では、元気いっぱいに展示場を走りまわる姿をご覧いただけ ます。 ※ブリーディングローンとは、国内外の動物園が相互に協力し、飼育している動物を繁殖相手のいる動物園へ貸 出、あるいは借入をする契約のことです。 指定管理者:(公財)横浜市緑の協会 よこはま動物園 お問合せ先 副園長 市川 典良 Tel 045-959-1298 メガネグマについて 和 名 メガネグマ 英 名 Spectacled Bear 学 名 Tremarctos ornatus 分 類 食肉目クマ科 態 ベネズエラからボリビアにかけてのアンデス山脈に生息する南米で唯一のクマ。 名前の由来となった鼻から目の周りや胸にかけて白くなっているのが特徴。この白い部分の形は 個体によって大きく異なり、識別するのに役立つ。 標高の高い草原地帯などにもすんでいるが、一般に標高 1,800~2,700m の湿潤な森林に多く 見られる。主食は果実をはじめとする植物で、昆虫やネズミなども餌とする。冬ごもりはしない。 生 愛称:キリシマ 経歴:1994 年 12 月 29 日 出園する個体について ドイツ・ライプチヒ動物園にて誕生 1996 年 03 月 23 日 ライプチヒ動物園より野毛山動物園へ移動 1999 年 02 月 01 日 野毛山動物園よりよこはま動物園へ移動 2001 年 11 月 14 日 札幌市円山動物園へ移動(BL) 2007 年 01 月 15 日 よこはま動物園へ返却 これまでに当園のメスと 2 回ペアリングし、3 子をもうけたが、子はいずれも生まれてすぐに死亡。 その後、ペアのメスも死亡し、繁殖の機会に恵まれなかった。キリシマにとって、今回が 2 度目の ブリーディングローンに基づく出園となる。 ワシントン条約 (CITES) 附属書Ⅰ 絶滅のおそれのある種で取引による影響を受けている又は受けるおそれのあるもの。 国際自然保護連合 (IUCN)レッドリスト 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 絶滅の危機が増大している種。 当園飼育頭数 オス 4 頭、メス 3 頭 国内飼育園館 名古屋市東山動植物園 大阪市天王寺動物園 メス 1 頭 オス 1 頭 59 施設 メス 58 頭 世界飼育頭数 オス 69 頭 合計 7 頭 1997 年 12 月 22 日生 1990 年 12 月 04 日生 性別不明 5 頭 ※2014 年 2 月 28 日現在 計 132 頭(日本を含む) ※2014 年 2 月 28 日現在 ■よこはま動物園ズーラシアについて ◆入園料: 大人 600 円(4 月 22 日以降は 800 円)、中人・高校生 300 円、小・中学生 200 円、 小学生未満無料(毎週土曜日高校生以下無料) ※4 月 22 日(水)から「よこはま動物園・金沢動物園共通年間パスポート」を販売予定です。(18 歳以上 2,000 円) ◆開園時間:9:30~16:30(入園は 16:00 まで) ◆休園日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日) 3/24,31,4/28 は臨時開園、5 月・10 月は無休 ◆交通:相鉄線「鶴ヶ峰」「三ツ境」駅、JR 横浜線・市営地下鉄「中山」駅から 「よこはま動物園」行きバスで 15 分、「横浜駅」から「よこはま動物園」行きバスで 1 時間 ◆U R L:http:// www2.zoorasia.org/ ◆住所:横浜市旭区上白根町 1175-1 ◆問合せ先:045-959-1000 2
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