2015 年度入試分析 【国語】

2015 年度入試分析 【国語】
※(前年)⇒(今年)
【大問1】
論説文
論説文(小問9題
正味16題)34点⇒論説文(小問8題
正味16題)31点
読み仮名は昨年と同じ6題。文法問題(文節に区切る)は、11文節と長い文章であったが、比較的易しい内容。(5)は「理由」を書か
せる記述問題。配点は5点と高いものの、直前をまとめる易しい問題。総合的に見ると、文章全体を通し、昨年ほど難易度が高い読み
取りではなかったが、新しい傾向として、補足資料【図1・2】が提示され、「図が文章に与える効果」を問う穴埋め問題、また、「広
告カード」の説明文へ穴埋めする問題の計2題が、記述問題として含まれた。出題の仕方が特徴的であることから、この2題に関して
は、本文の内容理解、文章を補足する資料の活用、文全体の要旨を正確に読み取れる力を問われるため、やや難易度高めの設問だった
といえる。
【大問2】
読解
「話し合い」の読解(小問3題
正味4題)6点⇒スピーチ読解(小問4題
正味4題)8点
『ある生徒会における話し合いの場面』を設定し、文章から読み取ったこと等を根拠としながら流れを理解し解答する問題。1 問目で
は字数制限条件に従って、適切に司会者の質問表現がされるかどうかを問う問題が出題された。
(2)
~(4)問は会話場面に応じた文章
を相互に正確に読みとり適切な選択をすること。心情の変化等の読み取りは関係なく場面・状況の流れを理解できていれば解ける。問
2・3において「発言の役割」
「発言のよさ」に着目する設問に、論説文や小説文とは違った読み取る力が問われるため、戸惑う生徒
もいるのではないかと予測する。
【大問3】 漢字
漢字(小問7題 正味7題)14点⇒漢字(小問6題
正味6題)12点
昨年より1問減り6問となった。小学4~6年生程度の学習範囲で解答できる。また昨年度まで四字熟語が1題出題され、漢字の正答
率を下げていたが、今年度は出題されなかった。よって正答率は高くなると予想。
【大問4】
古典
古文(小問
7題
正味
11 題)21点⇒古文(小問
8題
正味 11
題)21点
前年度は古文・解説文・詩の総合問題で、ひとつの古文作品をさまざまな視点で細かく読み取る力を問う内容だった。今年度は、古文
の読解に現代文の登場人物の心情理解や場面理解と同程度の内容理解を求めた設問がいくつかあった。傾向の違う資料を総合的に読み
取る力を見る昨年の設問から、古文自体の内容を場面の細部までイメージし理解できているかを問う問題に変わった。問題文冒頭のあ
らすじや本文脇の注釈をきちんと読み取れれば比較的容易に正解にたどり着ける問題レベルといえる。全体的には、やや易しくなった。
また、今回古典作品のジャンルを問う文学史の問題も出た。古典作品読解のためには歴史的背景の理解も不可欠。今後日本文学の流れ
も身に付けておきたい。
【大問5】
小説文
小説文(小問6題
正味11題)26点⇒小説文(小問6題
正味11題)28点
昨年度に比べ、品詞(2問)や表現技法(1問)を問うものがみられ、知識を問うものが増えた。
本文の内容においては登場人物の固有名詞(人・・・3名、犬・・・3匹)が多く、人物の設定を把握するのに時間がかかるものと思
われるため、ストーリーを読み取る力は昨年よりも必要となった。よって、本文の内容自体は難化(昨年の登場人物は2人)。しかし、
心情理解・内容理解を問うものに関しては昨年度同様で文字数指定付きの問題が多い。また記述式の設問は昨年「50文字程度」のも
のが出題されていたが、今年は「35文字程度」と減った。設問自体は昨年度同様(か、やや易化)か。よって「知識を問う設問の出
現」「登場人物の多さ」から、昨年よりやや難化したものと見られる。
総評
昨年から各大問毎にマイナーチェンジがあったものの、全体から見て昨年と比べ同様、またはやや難化となってい
るではないかと考える。注目点は、論説文における「図解」を用いた設問、漢字の書き取りからは四字熟語がなく
なったこと、古典では傾向の違う資料を読み取る設問が昨年までは設定されていたが今年はなくなったことが挙げ
られる。
2015 年度入試分析 【数学】
前年
今年
大問
小問数
問題
題
題
小問
難易度
出題
生
題 減少 一昨年
易化 関数
昨年 同様
問題
字数 惑
問題数 配点
文字式 利用
解 方 整理
問題
出題
答
計算基礎力 基本事項
減少
確率
予想
満点
出題
考 方 問
中学 年生
問
中学 年
感
大問
題
題
問題数
資料
昨年 変化
活用 関
昨年
文章問題
答
配点
引 続 出題
二次方程式
導
点増加
指定
言葉 用
応用問題 高校物理
語句 正
認識
説明
問題 思
文章 正
問題
出題
理解
出題
今年
確認
問
方程式
問題
読解力 問 傾向
大問
題
今回
題
水量問題
読
出題
取 問題 計算
関数問題 記述
今後 全国
問題 記述
珍
傾向
問題
似 傾向
問題 多岐
本質的理解力
重要
要注意
大問
題
題 昨年 引 続
平面図形
問題 合同
基本的 証明問題
中学 年生
日頃
問
配点 点増加
証明問題
出題
徹底
三平方
書
定理
高
正三角形 性質 理解
内容
相似 三角形
基本問題 取 組
平均点
問題 図 見
全体 通
生徒
問題 関
相似比 面積比 関係
解 易 内容
十分 理解
感
想定
総評
読
大問
取 問題 計算
易化
日頃
過程
考 方
反面 問
説明
読
問題 図形
取
理由 記述
複雑
証明問題 解
問題
昨年 引 続 出題
平均点
数学
例年
考 方 書 練習
変
求
想定
2015 年度入試分析 【社会】
【問1】
歴史総合問題:小問 16 題は昨年と変わらず。配点も 34 点。昨年はすべて選べ問題は出題されていないのに対
し今回は復活した→問題の難易度にもよるが正答率は低くなる見込み。年表が全体を通して作
成されている。
【古代~近世】→土地制度が軸になっている(班田収授法から農地改革)
知行国などの関係で天皇や平清盛などが出てきている。
【近代~現代】→不平等条約、欧米諸国の近代化と関連させての問題は珍しい。
全体の資料数は減り、歴史は正確な知識が解答のカギとなる。荘園制の崩壊や、平氏の台頭にまつわる内容など
詳しい知識が必要になる。
【問2】
地理総合問題:小問 17 題→16 題(配点は変化なく 34 点)
中心出題分野:近畿地方・アフリカ州
日本地理 20 点、世界地理 14 点の配点。知識問題よりも、その場で資料を読んで考える問題が多
い。知識として必要なものは、県庁所在地名、リアス式海岸、本初子午線と赤道が交わる場所
国境の決め方のみである。14 もの資料数に加え、ノートや地図資料もあるため、資料読解の
力が試される。
【問3】
公民総合問題;小問 15 題→16 題(配点は変化なく 32 点)
中心出題分野:財政、税制、社会保障、労働、現代社会。
昨年よりも資料問題が増加している。税の特徴や、社会保障や財源の問題点などが問われ、
知識<理解が求められた。完答により得点が得られる問題数が増加したため、昨年より加点が
しづらくなっている。
【全体】
まず、出題形式が大きく変化した。例年の地理・歴史・公民の出題順ではなく、歴史・地理・公民の出題順に
変化した。歴史は難化の傾向にあるが、地理・公民分野においては高得点が見込める。資料からの語句の抜き出
し問題が増えた。
歴史・公民分野においては、満遍なく出題がされている。
偏りのない学習が必要であり、知識偏重ではなく「考える社会科」にシフトしてきていると考える。
2015 年度入試分析 【理科】
※(前年)⇒(今年)
【大問1】
生物分野
記号選択(小問8題)17点⇒(小問4題)10点
語句記述(小問1題)3点⇒(小問4題)9点
数字計算(小問0題)
作図(小問0題)
液
0点⇒(小問1題)
植物 蒸散 関
3点
問題 出題
0点⇒(小問1題)3点
実験内容 押
難
問題
記号完答
問題 点数 落
【大問2】
化学分野
記号選択(小問1題)
2点⇒(小問1題)
2点
語句記述(小問7題)15点⇒(小問7題)17点
数字計算(小問1題) 3点⇒(小問2題)
密度 計算 銅 関連
電気分解 還元 出題
計算問題
高得点
分
目
6点
作図(小問0題)
基礎知識
0点⇒(小問0題)
難
問題
【大問3】
0点
言
地学分野
記号選択(小問4題)10点⇒(小問3題)
7点
語句記述(小問2題)
4点⇒(小問7題)15点
数字計算(小問2題)
3点
作図(小問0題)
0点⇒(小問0題)
6点⇒(小問1題)
岩石 気象観測 天気 変化 出題
比較的易
【大問4】
語句 記述問題 配点 高
0点
火成岩 天気 単元 重要 語句 押
問題
物理分野
記号選択(小問4題)
9点⇒(小問5題)15点
語句記述(小問2題)
4点⇒(小問2題)
5点
数字計算(小問3題)
7点⇒(小問2題)
作図(小問0題)
0点⇒(小問0題)
0点
電流 磁界 運動
記述問題 出題
総評
例年 問
出題
基本的 実験 取 上
計算問題
問
基礎用語 問 問題 多
出来
易
問題
記号問題 多
難
今年度 問
出題
昨年 比 記号選択問題
問
語句問題
問
問題
総合問題 出題
問 減少
基礎的 知識 理解 定着 必要
簡単
生物 化学 地学
語句 記述問題
実験 観察 表 図 使
問
問題 多
問 増加
正
読
重要
各分野均等 出題
偏
問
形式 出題
物理 各分野均等 出題
取
5点
学年別 見
年生学習範囲 極端 少
年生範囲
全体
点
年範囲
点
年生範囲
点
基礎的 基本的 内容 問 問題 多
年学習範囲 大
昨年
2015 年度入試分析 【英語】
① 総評
単に文法や単語の知識を問う問題だけでなく、英語そのものに対する興味関心があ
るかどうかを問われている。オリンピックや新幹線など、時事問題を扱うことも定例
化してきている。中学で扱わない単語の意味を予想させるなど、幅広い知識も必要に
なる。
② 問題の傾向と内容
【問 1】リスニング
3問の出題形式は変化はなし。読み上げられる文の一つ一つが長くなっているの
で、集中して聞いていなければキーワードを聞き逃してしまう。読むスピード
も速いので、前もって選択肢からキーワードを予想しておくことも身につけておき
たい。
interpreter(通訳) “Seeing is believing”「百聞は一見にしかず」など、なじ
みのない単語や英語のことわざが使われており、英語への興味関心の高さが測られ
ている。
【問 2】小問題
図 絵 用
単語 会話 文法 英作文 問
昨年同様
全体的 基本 確認
時差 知識 必要
問題文
聞
問題
落 着
取 掛
恐
読
何
思
【問 3】総合読解
対話文で出題される形式は従来どおり。ひとつひとつの文が長いので、問4の長文
同様、修飾と被修飾語の関係をつかみながら本文を読み進めれられる英語力が求め
られる。
登場人物の会話からそれぞれの意見を理解しておくことが重要なのは昨年同様。
また本文から抜き出す設問も多く、本文を読みながらキーワードに印をつけていく
などの手法を普段からできるようにしておくべき。
【問 4】長文読解
出題の構成は例年通り。
(1)適語選択補充:動詞を適する形に変化させる問題
(2)適文選択補充:文脈を考えて英文を選択する問題(3)単語(4)整序:
6語
(5)英問英答(a)yes/no で答える問題(b)疑問詞で聞かれ、本文から引用
して答える問題(6)内容理解(7)適語補充:本文の内容に即した英文に補
充。
新幹線を題材にし、本文のボリュームは例年並みだが、
(3)は文脈から単語の
意味を推測させる問題で、もう一歩深い内容理解が必要な問題は今後増えてい
きそう。
(7)の英文補充問題のように、自分の考えを適切に英語で表現する力
は今後も引き続き試されそう。