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広報あかし 平成27年(2015年)3月15日 1185号
地産
地消
▼地域への愛着が増す 地域の特産を知り、食べる
ことで、地域の食文化や農
水産業への理解が深まり、
地域への愛着を強めるきっ
かけになります。
地産地消には、
いいこといっぱい
▼新鮮でおいしい 産地が近いことで、新鮮で
おいしい、季節に応じた旬
の食材を味わうことができ
ます。
タ
“地産地消”という言葉をご存知ですか?これは「地
会を提供するなど、さまざまな取り組みを行っています。
市が取り組む、食育・地産地消
●小学校給食で地産地消
市 内 の 小 学 校 給 食 で は、
米飯給食に100%明石産の
お米を使用しています。ま
た、毎月19日の
「食育の日」
昨 年 の 半 夏 生 に は、給 食 に
「明石だこ」が振る舞われた
収穫量は県内有数。秋、冬、春、
初夏にわたり、その時々に一
番味の良い品種を選んで栽培
(10月~6月)
される。
お問い合わせ/農水産課
(t 918-5017)
スイートコーン
●田植え体験
食文化に触れるとともに、地域の農水産業に理解を深める
きっかけにもなっています。
と 学事給食課(t 918-5056)
体験します。
●あかしを味わう親子料理教室
明石で採れた野菜や米で、楽
しく料理(夏期・秋期開催予定)
。
地元の作物や食べ方を知る良い
機会になります。自分で作れば、
おいしさ格別!
●スイートコーン収穫体験
見事な粒張り
と鮮やかな色
が
特徴。メロン
並みの糖度を
誇
り、
“朝 採 り”は 生
でも味わう
ことができる
。 (7月~
9月)
の拠点として、安全・安心な生鮮食料品を市民の皆さ
加者は甘くておいしいと大喜び。
んに安定的に届けている「公設地方卸売市場」
。運営
漁業
から、市内の酪農家の堆肥を活用し、化学肥料や農薬を極力使
味わうことができるのは、全国でも珍しいことです。タイやタ
わずに栽培するなど、農家の皆さんは毎年工夫を凝らしながら
コが有名ですが、アナゴやメバル、カレイなど、他にも新鮮で
一生懸命育てています。私たちも、明石の野菜を知っていただ
おいしい魚がたくさんありますので、皆さんにもっと知ってい
ただきたいです。そして、子どもたちにも明石の魚
座を行うなどの取り組みも行っています。
の味を覚えてもらい、明石に住んでいて良かった
新鮮なものは食べていただければ分かりま
と思ってもらえるよう、私たち漁業者も沖へ出て
良い魚をたくさん獲ってきます。
べていただけるとうれしいですね。
ノリ
量月
生産
8 月~
10
ス
全国トップクラ
やまもと
あきら
山本 章等 さん
全国有数の生産量。明石海峡
で育まれた栄養価の高い明石
ノリは、味・口どけ・香りの
良さが自慢。
(12月~3月)
市場見学 随時受け付け中
市場では、明石産の水産物や青果物のほか、
全国各地から出荷された様々な品物を取引し
ています。早朝の朝市に加え、水産物は昼市、
野菜は夕市でも取引され、収穫したその日の
うちに消費者
の手元に届く
ように集荷販
売されていま
市場では、市民の皆さんに流通のしく
みや役割を知っていただくため、市内小
学生の校外学習や自治会等を対象に団体
見学の受け付けを行っています。 ※事
前打ち合わせ必要。詳しくはお問い合わ
せください。
明石市公設地方卸売市場
大久保
開かれた市場を目指して
明石には、全国的ブランドのタイ
やタコなどの水産物はもちろん、軟
弱野菜など新鮮な野菜もたくさんあ
ります。地元の多彩な食材を知って
いただくために、秋には市場まつり
を開催する予定です。また、市場内
には地元産を扱う飲食店や小売店も
数多くありますので、市場の雰
ださい。
新幹線
←二見
ます。
囲気を味わいに、ぜひお越しく
JR
山陽電鉄
想で、農協、漁協と連携を強化しな
観光誘致などを積極的に進めていき
削減を図るため、公共施設の管理・運営を代行する民間事業者
(藤江 2029-1 t 918-5591) なりました。民間企業ならではの発
ンド強化のほか、給食食材の提供や
※指定管理者=民間ノウハウを活用し、サービス向上と経費の
■明石市公設地方卸売市場
4月から市場の運営を行うことに
を図っていきます。販路拡大やブラ
主体をこれまでの市営から指定管理者(※)に変更し、
新たな体制でスタートします。
民間ならではの発想で
がら、市場の取扱量を拡大し活性化
の効率化とさらなる活性化を図るため、4月から運営
す。
明石市漁業組合連合会 会長
脂がのった旬のアナゴは歯切
れの良さと甘味が特徴。天ぷ
らや煮アナゴ、刺身などで楽
しめる。
(7月~9月、11月~2月)
Topic
トコーンは生でも食べることができ、参
ぎには店頭に並びます。その日のうちに新鮮で活きのいい魚を
02
食感
し
歯切れ良
※明石産の農水産物は、お近くの農産物直販所や魚の棚商店街などで購入いただけます。
昭和52年の開設以来、生産者と消費者を結ぶ流通
ては一番の励みです。新鮮で安全な野菜を届けたいという思い
や ぎ こ う じ
一時は輸入品におされ栽培が
減るも、安心の国内品として
生産が復活。鮮度と甘味が特
(10月~5月)
徴。
対象にしたイベント。もぎたてのスイー
明石では、水揚げされた魚は午前中にセリにかけられ、昼過
八木 功二さん
アナゴ
安全・安心な「食」の拠点 公設地方卸売市場 新しくスタート!
消費者の皆さんに喜んで食べていただくことが、生産者にとっ
明石市園芸連合会 会長
甘味
たっぷり
明石には、今が旬のイチゴやイカナゴ(1面参照)のほか、
タイやタコをはじめとする海の幸はもちろん、温暖な気候を
利用し、キャベツやブロッコリーなどの野菜や果物も盛んに
栽培されています。 ※本文最後の( )内は収穫・漁獲時期
稲刈り・脱穀・餅つきまでを
活きのいい明石産を味わって
す。地元でとれた野菜を多くの皆さんに食
ブロッコリー
明石産
図鑑
6月下旬頃の田植えのほか、
農業
くため、子どもたちに野菜の収穫体験や出前講
収穫時期の見極めと鮮度が大
事。食べ頃ギリギリまで熟し
たイチジクが味わえるのは、
明石産ならでは。(8月~ 10月)
明石海峡の潮流にもまれ、引
き締まった身と歯ごたえ、旨
味が特徴。水揚げ量(マダコ)
は日本一を誇る。(5月~8月)
いる、もち米づくり体験学習。
※イベントの開催日程などは、今後広報あかしでお知らせします。
農家の皆さんが一生懸命育てています
は
採れたて
も
で
生
水揚げ量
日本一
タ コ(マダコ)
市内の親子を対象に行って
毎年7月頃実施される、市内の親子を
子どもたちが地元の食材を知り、味わうことで、地域の
日本中に
く
名がとどろ
西明石
藤江
指定管理者
株式会社明石卸売市場管理センター
国道 250 号(明姫幹線)
林崎松江海岸
やすはら
やすはら
なおき
なおき
代表取締役社長 安原 直樹さん
明石→
03
新たな取り組みで活性化を推進
には、できるだけ兵庫県産
ています。
産地消への期待が高まっています。生
産地消の取り組みを紹介します。
イ(マダイ)
有
さで全国的に
色や形の美し
」
」、秋は「紅葉鯛
名。春は「桜鯛
さ
においしいと
と呼ばれ、特
月)
6月、9月~ 11
れる。(4月~
かで、消費者と生産者を結び付ける地
産者と市が一体となって進めている地
特 集
上品な
甘さ
イチジク
まりや、生産者の販売の多様化が進むな
子どもたちに、
明石産の良さを伝えたい
ら、生産者と交流できる場や、農水産業に触れ合える機
の
県内有数
収穫量
キャベツ
ます。近年、消費者の食に対する安全・安心志向の高
▼地元産業の振興 地元産を食べる(買う)こ
とは農水産業の振興につな
がります。また、地元産を
盛り上げることで、観光の
PRにもつながります。
持ってもらうため、生産者や関係団体などと協力しなが
するなど、地産地消を進め
元で生産されたものを地元で消費すること」を意味し
▼安全・安心 消費者と生産者の距離が近
づくことで消費者の安心度
が向上し、消費者の声が生
産者に届きやすくなり、相
互の交流が活性化します。
市では、子どもたちに地元の農水産物を知り、関心を
の食材を使った献立を提供
広報あかし 平成27年
(2015年)
3月15日 1185号
特 集