山口都市計画道路の見直し(案)について ◎概要 都市計画道路は交通機能や市街地形成機能などの多様な機能を有する都市施 設で、都市の骨格を形成する根幹的な施設として都市計画決定し、これまで鋭 意整備を進めてきました。 しかしながら、未だ整備が完了していない路線もあり、その中には計画決定 から長期を経過してもなお未着手のままの路線も存在しています。これらの路 線の多くは、人口の増加や市街地の拡大が続く社会を前提として計画されまし たが、近年の人口減少・高齢化、集約型都市構造への転換など、社会経済状況 は変化しており都市計画決定時点での必要性や位置づけに変化が生じているこ とが考えられます。 また、都市計画道路は整備を前提に計画決定されるものであり、都市計画道 路区域内には事業の円滑な執行を確保するため、都市計画法第53条による建 築制限が課せられており、土地利用や建物更新の際の障害となるなどの課題も 指摘されています。 こうした課題に対応するため、平成24年5月に「山口市都市計画道路見直 し基本方針」を策定し、計画決定から30年を経過した未着手の路線等につい て、上位計画との整合や道路ネットワーク、交通機能、市街地形成機能等によ る総合的な評価を行い、都市計画決定の廃止や変更を行うものです。 ◎見直しの流れ 都市計画道路の見直しは以下のように実施します。 ① 見直し対象となる都市計画道路を抽出し、その各路線の必要性を検証、評価 を行い、見直し都市計画道路網(案)を作成します。 ② 見直し都市計画道路網(案)を公表します。 ③ 見直すこととなった各路線毎に住民説明会を実施します。 ④ 都市計画決定の変更(廃止)を行います。 このたびは、 「①見直し都市計画道路網(案)の策定」について、パブリックコ メントを実施し、市民の皆様からの意見を募集いたします。
© Copyright 2024 ExpyDoc