PowerPoint プレゼンテーション - CAREER CARVER(キャリアカーバー)

上司の服装に関するアンケート
〝服装“がこんなことにも関係する!?
服装に気を遣っている女性管理職は 仕事上の成果目標を達成している人の割合が高く
部下との関係も良好な傾向あり
株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:水谷智之)が運営する次世代
リーダーのキャリア形成を支援するためのサイト「CAREER CARVER(キャリアカーバー)」は上司の服
装に関するアンケートを行いました。
本アンケートは、520人の上司(管理職)と518人の部下にインターネットで回答してもらい、その結果
を2回に分けてお届けしています。1回目では、部下が気にする上司の服装についてお伝えしましたが、2回
目となる今回は、服装がもたらす自身のパフォーマンスや部下との人間関係について注目してみました。
服装に気を遣っている人と気を遣っていない人とでは、仕事や人間関係にどのような影響が出るのでしょ
うか。
2015年3月11日
(調査概要)
調査方法:「上司の服装に関するアンケート」インターネット上で実施
実施期間:2015年2月5日~12日
調査対象:(上司)20代~50代で年収600万円以上の課長以上の役職につく正社員男性418人、女性102人
(部下)20代~50代で年収600万円未満の正社員・契約社員・派遣社員 の男性258人、女性258人
服装に気を遣っている女性管理職は 仕事上の業績・成果目標を達成している人の割合が高く
部下との人間関係も良好な傾向あり
まず、上司に職場における服装について、どのぐらい気を遣っているかをたずねたところ、男性は
71.8%、女性は76.4%の人が服装にとても気を遣っている・やや気を遣っていると回答しました。
◆職場における服装について、どのぐらい気を遣っていますか?
男性
まったく気
まったく気を
を遣ってい
遣っていない
3.3%
ない
3.3%
あまり気を
あまり気を
遣っていない
遣っていな
24.9%
い
とても気を
とても気を
遣っている
遣っている
16.5%
16.5%
まったく気
まったく気を
を遣ってい
遣っていない
3.9%
ない
女性
とても気を
とても気を
遣っている
遣っている
23.5%
23.5%
3.9%
あまり気を
あまり気を
遣っていない
19.6%
遣っていな
やや気を
24.9%
遣っている
い
55.3%
19.6%
やや気を
遣っている
52.9%
次に、仕事上の業績・成果目標に対して、どのぐらい達成できているかという問いに対しては、服装に
気を遣っている男性は87.3%、女性は88.4%が十分達成している・やや達成しているという結果になりま
した。また服装に気を遣っていない男性は77.1%でしたが、一方の女性は58.3%と気を遣っている人の方
が仕事上の業績・成果目標に対して、達成している人の割合が高いことがわかりました。
◆仕事上の業績・成果目標に対して、どのぐらい達成できていますか?
十分達成している
気を遣っている男性
気を遣っていない男性
あまり達成していない
16.3%
10.7% 2.0%
66.9%
20.5%
8.3%
まったく達成していない
71.0%
10.2%
気を遣っている女性
気を遣っていない女性
やや達成している
21.2%
67.9%
50.0%
1.7%
10.3% 1.3%
41.7%
0.0%
また、現在の勤務先から、どの程度評価されているかという質問については、服装に気を遣っている男
性は82.4%、女性は85.9%が十分評価されている・やや評価されていると回答した一方、服装に気を
遣っていない男性は72.1%、女性は58.3%にとどまりました。
◆現在の勤務先から、どの程度評価されているか?
十分評価されている
気を遣っている男性
気を遣っていない男性
やや評価されている
あまり評価されていない
18.7%
63.7%
8.5%
気を遣っている女性
14.7%
63.6%
24.4%
気を遣っていない女性
まったく評価されていない
23.7%
4.2%
61.5%
12.5%
3.0%
14.1% 0.0%
45.8%
41.7%
0.0%
さらに部下との関係をたずねたところ、男性では大きな差が見られなかったものの、女性は 服装に気を
遣っている人の方が、服装の気を遣っていない人よりも部下との関係性が良好であり、信頼されていると
感じる人の割合が高い結果となりました。
◆部下との関係として、以下の項目はどのぐらいあてはまりますか?
気を遣っている男性
気を遣っていない男性
気を遣っている女性
気を遣っていない女性
120.0%
90.0%
84.3%
91.0%
78.0%
66.7%
88.5%
80.0%
75.4%
70.8%
81.0% 83.3%
72.9%
66.7%
83.0% 84.6%
75.4%
62.5%
85.9%
76.3%
76.0%
62.5%
91.3% 91.0%
79.7%
66.7%
60.0%
30.0%
0.0%
人
間
関
係
が
良
好
で
あ
る
と
れ
て
い
る
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
が
い
る
と
感
じ
る
部
下
か
ら
信
頼
さ
れ
て
相
談
さ
れ
や
す
い
部
下
か
ら
仕
事
に
つ
い
て
し
っ
か
り
な
さ
れ
て
い
る
部
下
と
の
報
連
相
が
把
握
し
て
い
る
部
下
の
能
力
や
特
性
を
男性は気を遣う人の方が高いスーツを買う傾向があるが、女性は逆の傾向あり!
では、服装に気を遣っている人と遣っていない人ではいったい何の差があるのでしょうか。まずスーツ
1着にかける金額にどのぐらい差があるのか調べたところ、服装に気を遣っている男性は平均5.29万円、女
性は6.93万円。一方、服装に気を遣っていない男性は平均4.18万円、女性は8万円と、男性は服装に気を
遣っている人の方が高いスーツを買う傾向があるが、女性は逆の傾向があることがわかりました。
◆スーツ1着にかける金額は平均してどのぐらいですか?
1万円以上3万円未満
気を遣っている男性
3万円以上5万円未満
15.1%
気を遣っていない男性
36.6%
31.1%
気を遣っている女性
12.7%
気を遣っていない女性
13.3%
5万円以上10万円未満
36.3%
33.0%
28.2%
20.0%
10万円以上20万円未満
9.9%
31.1%
35.2%
46.7%
20万円以上
18.3%
13.3%
2.2%
平均 5.29万円
2.0%
2.9%
平均 4.18万円
5.6%
平均 6.93万円
6.7%
平均 8.00万円
差は、取引先を意識するなどTPOに合わせた服選び!!
次に、服装を選ぶときに意識していることをたずねたところ、様々なシーンで男女ともに服装に気を
遣っている人の方が気を遣っていない人よりも意識して服を選んでおり、特にその傾向は女性の方が顕著
に表れる結果となりました。
◆普段、職場においてTPOに合わせて服装(スーツ、ジャケットなどのビジネスカジュアル、カジュアル
な私服)を変えていますか?
頻繁に変える
気を遣っている男性
ときどき変える
7.7%
あまり変えない
54.3%
気を遣っていない男性 3.4%
33.3%
35.6%
気を遣っている女性
まったく変えない
43.2%
20.5%
17.8%
66.7%
気を遣っていない女性 4.2%
4.7%
12.8% 0.0%
41.7%
50.0%
4.2%
◆取引先を意識した服選びをしている
とてもあてはまる
気を遣っている男性
12.0%
気を遣っていない男性 4.2%
あまりあてはまらない
34.0%
47.5%
33.3%
8.3%
まったくあてはまらない
47.3%
26.3%
気を遣っている女性
気を遣っていない女性
ややあてはまる
22.0%
48.7%
25.0%
6.7%
17.9%
54.2%
0.0%
12.5%
服装に気を遣う人は、自分に似合う色を知っている!
最後に、自分に似合う色を知っているかを聞いたところ、服装に気を遣っている男性は32.7%、女性は
46.2%がしっかり知っていると回答。一方、服装に気を遣っていない男性は12.7%、女性は16.7%と男女
ともに2.5倍以上の大きな開きがありました。
◆ご自身に合う服装の色について、ご存知ですか?
しっかり知っている
気を遣っている男性
気を遣っていない男性
32.7%
13.0%
49.2%
46.2%
16.7%
知らない
54.3%
12.7%
気を遣っている女性
気を遣っていない女性
何となく知っている
38.1%
48.7%
45.8%
5.1%
37.5%
政治家や経営者をはじめ、のべ1万人の服装についてアドバイスしキャリアアップに貢献してきた株式会
社フォースタイル代表の久野梨沙さんによると「デキるビジネスパーソンの方は、様々なものへの視野が
広く自分が周囲からどのように見られていて、何を求められているのかを常に把握できていると感じる。
つまりデキるビジネスパーソンは、服装にまで意識が及び、配慮できる人が多い。色についても、自分の
好きな色を身に着けるのではなく、自分に似合う色や表現したい自分を演出するための色を身に着ける人
が多いのも特徴」とのことでした。
今回、服に気を遣っている人が仕事のパフォーマンスも高く、部下との関係が良好だと答える人の割合
が高い傾向があることがわかりましたが、単に服装を変えれば、デキるビジネスパーソンになれるという
わけではなく、自分に何が足りないのかを分析するプロセスそのものが、自分に求められるものを常に意
識し把握するために大切なことだと思いますので、これまで服装にあまり意識をしてこなかったという人
も、これを機に、一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。