現職教師から のメッセージ １ 教師の魅力とは何ですか 子供から「将来は、先生みたいな先 生になりたい。 」と言われたとき、一 生懸命頑張ってきてよかったなあと 教師としての喜びを感じた。 授業中、子供の表情が「？」から「！」 に変わる。そんな瞬間に、苦労して、 授業づくりをした甲斐があったなあ と、教師としてのやりがいを感じる。 卒業後、何年かして教え子と会った とき、自分が何気なく発した言葉を支 えにして努力していることを知り、 とても感動した。 子供たちの「未来」をつくるのは 「今」 。子供たちの「今」に、少しで もよい影響を与えることができたら、 教師として本望だと思う。 努力して跳び箱が跳べた瞬間、逆上 がりができた瞬間、この感動を子供た ちと共有できること、これこそ、教師 としての醍醐味である。 学芸会や運動会に向けて、泣いた り、笑ったりしながら、クラスが一丸 となって取り組んだこと、それは子供 たちにとって、一生の思い出になる。 それは、教師としての自分にとって も、かけがえのない思い出となる。 指導した結果は、すぐには、表れない かもしれない。しかし、子供たちの将来 の姿を思い描いて、あきらめずに指導を 重ねていくことが大切だと思う。夢と誇 りをもって仕事ができる、これが教師の 魅力だと感じている。 −1− 現職教師から のメッセージ ２ 教師の使命とは何ですか 教室で出会った、多くの子供たちに、 自分の力で自分の将来を切り拓く力を 身に付けさせること。 ひ ら 子供たちがもっている無限の可能性 を見付け、引き出すこと。 子供にとって、一生に一度しかない、 一瞬一瞬の「学び」を保障すること。 子供たちに、学ぶことや体を動かすこ との楽しさ、命の大切さを教えること。 常に学び続け、自分を磨き、指導力を 高めることで、子供たちの学力を伸ばし、 豊かな心を育てること。 妥協しないこと。逃げないこと。ダメなも のはダメと、はっきりと言えること。つまり、 子供たちに真摯に向き合い、愛情をもって子 供を育てるということ。 −2− 子供たちに、将来の夢をもたせ ること。そして夢をかなえるため の学力と体力、粘り強さを身に付 けさせること。
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